白毛門沢右俣(会員山行)

日時 2024年7月28日(日)日帰り
メンバー Y内(L)、U田(SL)、T橋、I村、S方、A木(記録)

谷川岳を西黒尾根から登るとき、振り返ると立派な白毛門が見える。かっこいいその山容の中でひときわ目を引くのが大きな滝の存在だ。名前を聞いて驚く。ハナゲの滝である。

ネットで調べると所説あるようだが、白毛門の由来となった山中の岩峰「ジジ岩、ババ岩」(どうやら見る人/場所によっては人の顔に見えるらしい)の鼻あたりから染み出した水が伝って、鼻毛?のように流れる滝であることから、そのような名前が付いたらしいとのこと。

なるほど、なるほど。とくにヒネりはない・・いや、鼻毛長すぎやろ!とツッコミたくなるところだが、あくまでもネットで調べた一説という事でお許しください。

今回はその鼻汁の源流を遡り、山頂に至るルート「白毛門沢」に新人さん含む6名で行ってきました。

7:00 白毛門登山口駐車場
天気予報では16時頃から雨とのこと。すでにどんよりと雲は厚い・・どころか時折パラパラと雨粒を感じる。

そんな天気のもとチャッチャと身支度を整える。
途中、越谷から避暑に来たという陽気なオッチャンに絡まれたり、駐車場奥の林からクマのような唸り声を聞き、若干ビビりながらも入渓点に向かう。

7:30 早速ハナゲの滝に到着。遠くから眺めた印象と違い、結構寝ている。
水流左側をさらりと登り、落ち口付近で右側にトラバースして越えた。

うわさの「ハナゲの滝」

その後、よきスライダー地形を発見。夏だもの、ということでさっそくTさんはじめ数名がスライディング。

その後、いくつかの滝を越える。

しばらく進むと、大きな滝が。
タラタラのセンだ。さすがにこの人数と時間を考えると登攀は控えて右岸を高巻きました。水流左側から登れそうに見えたので、そのうちどなたかお付き合いください。

たぶんこれだったと思います。タラタラノセン・・写真違うかも?

その後、名物三平岩(I村さんが似ているとおっしゃっていました)を眺めて最後の詰めへ。

林家三平に似ているとのうわさ。一部メンバーは寛平と聞き間違えていたそうです。
かいーの。


その後は源頭部への詰め。

長いナメ地帯を過ぎると
雨でぬれたスラブ地帯に。
キスゲが咲き乱れており、天国のようでした
ラストは草付きの斜面を詰めて(先頭は終始SLのU田さんでした)
山頂にて(一部画像を加工してあります)

白毛門ピークで写真撮影した後は、長い下山路をひたすら降り、16時には登山口駐車場に到着。

その後はいつもの湯テルメで汗を流し、帰路につきました。

以上です。みなさんありがとうございました!!

7/13 三国川ジロト沢

A、I

3連休、アルパインか泊り沢か小川山か、仕事に追われながら夢が膨らむが天気は雨。初日だけは北のほうに行けばどうにか晴れのよう。上越方面の沢に狙いを絞り、Aさんとジロト沢で合意したのは前日の朝。

これぞ日本の里山といった感じの六日町の景色に癒されつつ、林道終点にたどり着く。さすがに2週にわたって入渓点を間違えるわけにはいかない。

駐車場奥の踏み跡をたどり、5分ほどすると沢に降り立つので、そこから遡行開始。序盤は癒し系。ロープを出すことなく、小滝やナメを味わいながらサクサク進む。

トイ状4mの右壁でどうにもどこら辺がルートかよくわからず、大きく右に高巻くことに。なかなか藪が手ごわい。

途中からとてつもなく大きな滝が視界に入る。右俣の布晒の滝、上部も含めると300m!左股との分岐で、どちらに進むか相談するが、せっかくなので布晒の滝を見学することに。

手前の20m滝であるが、両岸の巻きも検討するがヌメッていて、スラブ滝を直上が一番可能性高そうということになりAさんのリード。下部にクラックが走っていて、5mでアンクルハーケン、7mでカムを決めるが、その先はなにもない…ランナウトに耐え、ロープを延ばす。

布晒の滝の先の30mはさすがに巻きを選択するが、巻きのスラブも悪い。どうにか灌木帯に逃げ込み左股に逃げる。略奪点の手前で左股に降り立つが、ガイドの階段状は全くわからず、左手にまた巻き。

60mのスラブ状滝は自分のリード、傾斜はないが、ぬめりはある。途中の灌木でランニングをとり、50mロープを延ばす。

フィナーレはヒトマタギの釜。絵になるところだが、両壁はコケコケで滑りそう。釜も深く、落ちたが最後、這い上がれないので泳ぐ羽目になることは確実。

ツッパリの釜を超えた先で左手の稜線に上がる。稜線からはひたすら藪漕ぎが待っている。展望台から3、40分ほど格闘すると雨量計小屋につき、そこからは刈り払われた高速道路。重松乗越まで快適なハイキングが続くが、重松乗越からはフィックスロープを頼りに急下降が続く。まったく気象庁の職員も大変である。延々と下降すること1時間余りで沢に降り立ち、ほてった体を沢に沈める。

帰りに寄った五十沢温泉が値上がりしていて、世の物価高を嘆く(健全に男湯に浸かりました)。

新人会員と今年初めてのセンノ沢(会山行)

令和6年6月8日(土) 日帰り

メンバー Y S(新入会員) K

08:00 大清水駐車場 09:00 入渓 ~ 12:15 セン沢田代 ~ 12:30 皿伏山

14:00 尾瀬沼山荘 ~ 15:00 大清水駐車場

6月会山行は尾瀬のセンノ沢 小渕沢に決定。日程の関係で我々3名は土曜日日帰りでセンノ沢に行ってきました。

天気は薄曇りではあったが沢に癒され、セン沢田代から尾瀬沼の間では水芭蕉に癒され気持ちよい山行となりました。沢から登山道までの藪漕ぎは新人は少し不安を感じたようですが、読図の必要性を感じられたのではないでしょうか。尾瀬沼には大勢の人がいましたが、入渓~大清水平までは誰にも会うことなく静かな山行が楽しめました。次はどこに行きましょうか。

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白石沢スラブ(個人山行)

2023/11/5 晴れ (T橋、U田、会外メンバー2名)

昨年からジム友と計画していた白石沢スラブに沢好きU田さんもお誘いして個人山行で行ってきました。白石沢スラブは奥只見ダムの奥にある秘境です。今回はお手軽に奥只見湖畔にある民宿六方さんにボート送迎をしてもらいました。ボートを降りて沢を詰めると巨大なスラブが迎えてくれました。

Sマークのところが取り付き
ボートで湖の南東の岸に向かいます
ボートはここまで。ここから沢を詰めて行きます。
圧倒的なスラブ
紅葉🍁の赤がスラブに映えます
木のあるコルまで登ります。傾斜も結構ありますが、沢靴ラバーが良くききます。
登り切るとボートで渡ってきた湖と荒沢岳が見えます。

奥只見ダムから柚沢南沢を遡行して尾根を下り、今回私達がボートを着けた所に出てスラブに出て周回して柚沢南沢に戻るルートもあるようです。寒くなかったら行ってみたいです。

湯檜曽川白樺沢

日程 2023年9月24日(日曜日)
メンバー Yリーダー、A(記録)

ぽっかり予定が空いた日曜日。Yさんと沢の計画を立てました。ガイド本をみてびっくり。「なんだ、この滝の数は・・・汗」
遡行図には滝を示すマークがびっしり。さらには噂に聞く魚留の滝も堪能できるとのことあって、計画段階からドキドキです(Aは湯檜曽川を初遡行)。

==
ん?何か携帯が鳴っているような…時計を見ると朝4時過ぎ。Yさんと約束した時間だ!
「すみません!!今行きます!!」と慌てて家を飛び出す。
Yさん、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。

そんなバタバタでスタートした1日でしたが、幸いにして関越道に渋滞はなく、スムースに谷川岳インフォメーションセンターに到着。先週までの厳しい残暑はどこへやら。空気はひんやり。こりゃちょっと寒いかも・・

インフォメーションセンターは車で一杯だ


今回は一ノ倉沢出会いまでのロード区間(コースタイム往復3時間)を自転車で短縮するプラン。
指導所あたりを除けばこれといった急坂はなく、自転車はグイグイ進む。上りの所要は30分!
適度なウォーミングアップとなる。

一ノ倉の岩壁を眺めつつ、写真撮影している方と少しお話し。こんなに天気が良いのに、そんなにたくさんのパーティーが入っている様子はないそう。

一ノ倉岩壁。青空が映える。

邪魔にならない場所に自転車をデポした後、「ちょっと寒いし、今日は沢じゃなくて岩だったかな・・」などと話しながら、ハイペースで登山道を進む。武能沢で装備を整えて入渓。

JR監視小屋の先、道は沢を渡った少し下流側にありました。

入渓後すぐに現れるのが名物?魚留の滝。初めて目の当たりにしましたが、なかなかの迫力です。
1段目は絶妙なところに打ってある残置を利用しながら左壁から登り、若干の巻きを経て、再度水面へ降りてゴルジュを泳ぐ。急速に体温を奪われ、手足がしびれるほど。これも沢の醍醐味だ。純粋に楽しい。

魚留の滝。残置を使って左壁を登る
ツッパリと泳ぎでゴルジュ突破

魚留の滝を過ぎると、ほどなくして白樺沢の分岐に到着。

白樺沢出合い。左へ進む。

白樺沢に入ると、さっそくゴルジュのお出迎え。またまた泳ぐ!ありがたいことに日も上がり、気温は上昇傾向。凍えるほど寒くはなくなってきた。
一方で足元は徐々にヌメりはじめ、ラバーソールでの遡行は厳しそう。念のためフエルトサンダルを装着。おかげでその先は快適に進むことができた。

分岐後は初っ端からゴルジュ!
泳ぎで攻めるYリーダー。私も後に続く。


そうこうするうちに袈裟丸沢との分岐、白樺沢大滝40mに。
大滝は階段状でホールド豊富。難しくはないがヌメリがあるため、要所でカムを決めながら慎重に登った。

左が白樺沢大滝、右が袈裟丸沢。
ヌメリに注意しながら左→水流と攻めてみた。
大滝の途中でサンショウウオと目が合った。

その後は遡行図どおり、小滝・小滝・小滝・・・の連続。適度に水浴びしながら楽しく登る。

登りやすい滝が続く
また滝
小滝がいっぱいだ

次々に小滝をこなせば、あっという間に脱渓ポイントに到着。ちょっとした藪・泥壁を抜けて登山道に至り、サクサクと下る。

あっという間に脱渓ポイント

JR監視小屋からは少し登り返して国道291号へ。「酷道」とも呼ばれるこの道ですが、登山に利用するにはたいへん快適でした。

一ノ倉に戻り、デポしていた自転車を回収。インフォメーションセンターまで坂を一気に下る。所要時間はたった13分!気持ち良すぎて、これは癖になりそうです。

<感想>
アプローチは若干長いですが、コンパクトな中に滝・滝・滝・泳と内容の詰まった楽しい沢で、サイクリングとあわせてとても気持ちのよい日曜日でした。

ご一緒いただいたYさん、ありがとうございました!!

<遡行記録>
07:00​ 谷川岳インフォメーションセンター
07:30​ 一ノ倉沢出合い
08:00​ JR監視小屋
08:40​ 武能沢(入渓)
09:30​ 白樺沢大滝(袈裟丸沢分岐)
11:00​ 脱渓
13:30​ 一ノ倉沢出合い
13:43​ 谷川岳インフォメーションセンター

<備考>
下山後、ハラヘリ2人組はデカ盛りの有名店「あしま園」をめざすも、ちょうど営業時間終了でガッカリ。
気を取り直して、水上でよく寄るファミマの横でひっそりと営業している「気になるお店(いさご屋)」に突撃。
想像以上にお店は広いが先客はゼロ。ガラガラの店内に高まる我々の不安を他所に、メニューは「モツ煮」のみと、店側はかなりの自信を覗かせています。
オーダーからしばらくたって、モツ煮定食(ごはん大盛)が到着。

うお、これはウマイ!!期待以上だ!!!

ご飯の量も期待以上の大盛でしたが、二人ともペロリと完食。あまりの美味さにペース配分を乱され、追加で単品モツ煮を頼みそうになるほどでした。
これならモツ煮にうるさい妻(群馬出身)も喜ぶに違いない・・・ということで、お土産のモツ煮(冷凍)もゲット。この日、我が家の晩御飯はモツ煮&ビールで痛風街道まっしぐら。幸せな1日の締め括りとなりました。

以上おわり。

北岳 荒川北沢-嶺朋ルート(会員山行)

7/23-24 前夜車中泊 天候:1日目曇り、2日目晴れ メンバー:N(リーダー)、T(記)

DAY1 6:00野呂川発電所ゲート 7:00弘法小屋尾根取り付き 8:00北沢取水口吊橋 8:40釣開始1570m沢辺り 11:10遡行再開 13:15ミヨシ沢出合 14:45滝沢出合(三俣)15:45八本歯沢出合 16:45 ポンプ小屋(2570m)17:10旧北岳小屋跡周辺(幕営)

DAY2 4:40幕営地発 5:40北岳山荘 6:50吊尾根分岐 7:10北岳山頂 8:20八本歯コル 10:00ボーコン沢ノ頭 11:25 地点2496m 12:45地点2219m 14:15旧広河原山荘

先輩から旧道とマイナールートの新道を通る北岳山行の話を聞いて、いきたいと飛びついた。深夜1時半に奈良田駐車場に到着し、仮眠してから5時半の広河原行きバスに乗り、野呂川発電所手前のトンネルを出たところの工事現場ゲートで降車。

ゲートからはしばらく工事現場の作業道を進みます

⭐︎工事ゲート~出合い
林道をすすむ。左岸には上方に新しい道を作っている様子。
途中から上下に分かれますが、低い方の工事道を進み、その道の終点にある下降用ロープで沢に降ります。そこで沢装備に替えて、対岸へ渡り出合いの堰堤にかけてある小さなハシゴで、コンクリートのでっぱりをへつりながら、回り込み堰堤の向こう側に移動。ちょっとしたアトラクションみたい。ハシゴは立てかけてあるだけでグラグラしていました。

現場用のロープを使わせてもらう
黄色い小さな梯子を登り、内側にまわり込む。

⭐︎出合い~弘法尾根~北沢

⭐︎出合い~弘法尾根~北沢

荒川出合いは二又で左が本谷で右がお目当ての北沢ですが、一旦弘法尾根に上がっていきます。このまま、北沢に行くとどうなるのか気になりますが、弘法尾根もお初。一度冬に行けるかと思って地図を見て、結構急登だなと思った記憶があります。
弘法尾根取り付きは河原右手にあるはず。2018年はハシゴがあったようですが、わずかな踏み跡と崩れかけた斜面があるだけでした。その場所からやや上を見上げるとしっかりした踏み跡と手すりのような、パイプが組んであります。傾斜はしっかりありますが、ここは明瞭なので迷うことはないです。とは言ってもつづら折れの箇所で行きすぎたりしましたが、無事に1540mあたりの北沢と小さく書かれた手作りな道標に辿りつきました。これを右にすすみ、トラバースしていくと取水口に向かう吊橋がみえます。吊橋の手前に北沢と池山沢の分岐があるはずですが、トラバース道からは確認できませんでした。吊橋を右手に見ながら、少し平坦になった踏み跡を北にすすんでいくと北沢に出ました。

⭐︎北沢遡行~旧北岳山荘付近幕営地

⭐︎北沢遡行~ミヨシ沢出合

北沢に出たところは旧登山道と思われる明瞭な踏み跡があり、右へ左へと歩ける箇所は行ったり来たりします。ルンルンで進んで1570mくらいまで来ることができました。このあたりの淵に岩魚の影を見つけて、N先輩の釣りタイムです。
Tは獲物を調理する準備をしますが、落ちている枯れ枝はほとんどみな濡れています。なかなか火が安定せず、せっかく釣れた岩魚ちゃんを焼いてあげられません。ひたすら仰ぎ続ける作戦で遠赤外線効果でふんわり焼き上がりました。美味しゅうございました。ここで8時半-11時過ぎまで約3時間弱停滞。まだまだ序盤です。口福チャージしたので頑張って進みます。

竿をたらし獲物をねらうNさん
なかなか火が続かない。。

1700mくらいまでは広い谷間をすすみます。それを過ぎると沢幅は少しずつ狭くなり、右岸に岩壁が迫ってきて、1770m辺りで地形図の破線で記された沢の高さのある滝が奥に見えたりします。踏み跡はたまに現れる程度になってきて、斜面の獣道のような細い踏み跡をすすんだり、流れてきた倒木やら、巨石やら、ときおり、罠のような踏み抜きを突破していきます。

⭐︎ミヨシ沢出合~旧北岳山荘付近幕営地

1900m付近のミヨシ沢の分岐手前あたりから開けた渓相になり、2100mあたりの滝沢出合いの三又に至ります。ここは沢床の低い方の右の沢に向かいます。途中の滝は左側の斜面を上がって超えます。2018年の記録だと「左のバンド」を行くとありましたが、バンドに上るまでが崩れやすかったです。

さらに進んでいくと北岳の稜線がドーンと見えます。2350mあたりの八本歯沢分岐を超え、さらに高度を上げていきます。このあと分岐が3回出てきます。記録を参考に最初の2回は左に行きます。源流が近づいてきて、さすがの水量もなくなってきます。最後の分岐は右に進みガレガレの急登をどんどん行くと2570mあたりでポンプ小屋が見えてきます。

上がひらけて稜線が大きく見えてきた!

シンクが埋め込まれた水場を過ぎて旧北岳小屋跡を探します。はじめ踏み跡をたどって右にいくと崖でした。地形図では水場からまっすぐ上に出るとわかっているのですが、踏み跡探して少しウロウロしました。
2640mの旧北岳小屋跡の石垣の北側に少し入った幕営適地を今夜の寝床としました。
沢床はかなりぬめっていて、ラバーだった自分はだいぶ苦労しました。

⭐︎旧北岳小屋跡〜北岳山頂〜八本歯コル

 翌朝は5時発予定でしたが、N先輩のテキパキさにあおられて、4時半過ぎに出発。北岳の稜線を目指します。ポンプ小屋に繋がる黒いホースを辿りながら、うっすらある踏み跡を探しながら登ります。途中から地図の水場への点線に沿って写真のように明瞭になり、北岳小屋が見えてきます。

登ってきた急登を振り返ると、雲海と富士山。

テン場で一息入れてから山頂に向かいます。山頂までは登山道を快適に歩きます。少し岩々しているところもありますが、朝一からの急登に比べたら快適です。

吊り尾根分岐にむかう。秋っぽい景色はここくらいでした。
きた道を振り返ると北岳山荘が見える

⭐︎八本歯のコル〜ボーコン沢の頭〜広河原(嶺朋ルート)

八本歯のコルの分岐から先は初体験。分岐からすぐにピナクルを回り込むように進むところがあります。そこを過ぎるとボーコン沢の頭までは緩やかな稜線を途中、バットレスを登攀するパーティーや幕営したあたりの斜面を振り返り見ながら進みます。

中白根山。コルからは白峰三山の縦走路やバットレスが良く見える
幕営場所は丸のあたりかな??
バットレスからはコールの声がよく聞こえました。

ボーコン沢の頭にあるケルンには東西南北に案内があります。北「赤抜沢口を経て広河原に至る」東「池山御池小屋を経て芦安に至る」西「八本歯をへて北岳登頂に至る」南「池山吊尾根砂払」。東西のルートは今も一般道として利用されていますが、南北のルートはバリエーションとして利用されるのみに変わっています。

広くて眺めの良い場所ですが、冬は風がとても強く抜けるそうです。

ボーコン沢に頭から尾根に沿って嶺朋ルートにむかいます。

2770m嶺朋ルート入り口。3時間は無理無理

いきなり薮ですが足元はしっかりした踏み跡があります。ボーコンの頭ですれ違った嶺朋ルートを上がってきた単独の方は薮が成長してたと話していました。(この方はTの知り合いでした。)このくらいなら余裕だと思っていましたが、やはり、簡単には行かせてくれませんでした。

急傾斜の岩尾根には所々赤ペンキがついていますが、巻きは薮や樹林帯に入るので見失いやすくルーファイ必要です。

この辺りは赤ペンキが良く見えますが、足元は藪藪です
踏み跡は薄い所も多くトラバースもルーファイが必要
2550m辺り。この後からは樹林帯をウロウロしながら下りるようになります。遠くに甲斐駒も見えています

2400m過ぎた辺りから、短い間隔で木に赤ペンキがついていますが、倒木で遮られたりして正規ルートの進行もなかなか捗りません。倒木のトンネルを潜ったり、跨いだりしながら、赤ペンキを辿ります。ペンキを見失うと道をロストしているので、地形を見ながらもどるルートを探しますが、これが結構タイムロスになりました。2000m辺りから尾根は開けてきて少し歩きやすくなりますが、足元は崩れやすくすべりやすいです。14:30のバスに間に合うように最後は猛ダッシュです。

広河原手前で振り返ってみた

吊り橋を2本渡って、14時15に旧広河原山荘到着。長かったですが北岳登山の歴史を感じることのできた大満足お腹いっぱいの山行でした。北沢遡行も嶺朋ルート下降も、たくさんのトラップに(踏み抜き、浮石、倒木、ぬめり)はまりまくりでした。おかげで傷だらけです。無事に下山できて良かったです。Nさんお誘いいただきありがとうございました。(Tayu)

9月会山行 奥多摩-海沢川

テーマは沢登りで出てくる滝やゴルジュを通過する際の

  1.  高巻きの判断とルート取り&戻り
  2.  エスケープの判断

「エスケープするならここから逃げるか」等、要所要所で「ここからなら高巻き出来るな」というのを課題にして実施された。

尾瀬 センノ沢

日程 2023年8月20日 
参加者 T橋リーダー、N山さん、I村さん、A木(記録)

お盆休みの最後に、センノ沢へと行ってきました。

当日は午後から雨予報。少し早めに集合し、大清水駐車場には6時前に到着。素早く身支度を整えて6時半のバスに乗車。入渓点近くの一ノ瀬休憩所までワープです。

バスの乗客は我々4名のみでした。思いのほか空いていてラッキーです。幸先良きスタートとなりました。

バス降車後は徒歩2分の三平橋横の階段から入渓。アプローチの良さはまさに癒し沢。綺麗なナメと快適なホールドのある滝、気持ちよく高度を上げます。

一ノ瀬休憩所からすぐ。橋の脇から(しかも階段付き)入渓。アクセスの良さも癒し沢の良きところの1つ。
美しいナメに癒される
時にはスライダーも。私がやった時は最後に尻を強打。
滝もホールドが豊富で登りやすい

最後の詰めはセン田代のコルまで、熊笹の藪漕ぎ。
藪自体はそこまで大変ではないものの、N山さん曰く「熊の臭気が漂っている」とのこと・・確かに沢の途中でも熊の寝床が方々に・・・不意の遭遇を避けるため、A木は北海道のマタギに伝わる「犬の鳴き声で熊を逃がす方法」を実践。その甲斐あってか無事に登山道までたどり着きました。ひょっとしたら「奇妙な生き物が来たな・・」と、熊のほうが怖い思いをしたのかもしれません。

熊の気配を感じながら詰め上がります
セン田代に無事到着。手前のミステリーサークル的なところは熊の寝床。油断できない…

その後は快適な尾瀬沼周遊。尾瀬沼山荘で休憩しつつ観天望気。急な雲の成長を確認し、そそくさと下山。なんとか雨が降る前に今回の山行を終えました。(下山後、麓の温泉に着いたところで豪雨に見舞われました。リーダーの天候読みに感謝です。)

平和な木道歩き
尾瀬沼山荘で観天望気。雲が勢力を増して…(実はトンボをとまらせようと励む2名の図です)


<おまけ>
今回のアフター登山は知る人ぞ知る、群馬の名店「焼肉あおぞら」にて。
ランチタイムにも間に合うことができ、お得に栄養補給を行いました。

ランチ限定上州定食。ウマ〜です。

今回も楽しい沢、ありがとうございました!!

■山行データ
06:30 大清水駐車場よりバス乗車
06:50 一ノ瀬休憩所
07:00 三平橋より入渓
08:40 セン田代
09:10 皿伏山
10:40 尾瀬沼山荘
12:20 一ノ瀬休憩所(下山)

8/11-12 尾白川黄蓮谷右俣

夏合宿Aチーム Tリーダー、Aさん、I

今年のテーマは南アルプス。春合宿は黒戸尾根⇒甲斐駒⇒鋸岳⇒日向八丁尾根としたが、消化不良気味。冬合宿の案の一つとして黄蓮谷のアイスを考え、下見を兼ねて夏合宿で黄蓮谷右俣の沢登りをすることに。気になるグレードは3級上、どうなることやら…

前日の夜、道の駅はくしゅうでTさんとTさんの夫と落ち合う。尾白川駐車場にAさんの車を止め、Tさん夫の車で矢立岩の駐車場に送ってもらう。感謝!

1日目

当日朝は4時起き、5時出発。1時間あまりの林道歩き。尾白川と共通の序盤は水量もあり、雪に磨かれた上越の沢に似ている。よく言えばエメラルドグリーン、悪く言えばコケっぽい。岩質は花崗岩、乾いているところはフリクションが効くが、半濡れの部分はぬめりが激しい。

スラブの大きな滝が続き、フリクションで登っていく。登れない滝にはわかりやすい巻き道がついているが、まちがえると痛い目に合う。

尾白川から別れ、黄蓮谷に入ると水量も半減。

千丈の滝を見つめるTさん
圧倒的な坊主滝

水量が減ったにも関わらず、スケールが大きく登れない滝が多い。千丈の滝、坊主滝、前後する滝も巻きを選択。坊主滝はところどころ踏み跡を見失いながらも、左股を分けた先で懸垂下降。

水量が減った沢を小気味よく登っていく

沢も細くなり小気味よく標高をあげていく。奥千丈の滝あたりから登れる滝が多く、登攀的になる。水線沿いを登っていくとしぶきが跳ねる滝、どうも逆くの字の滝らしい。Aさんがロープを付け、リード。途中から右手に逃げられそうだが、取り付くとなかなか逃げにくいようで、ずぶぬれになりながら乗り越す手前で右に逃げる。続いてTさんが取り付くが、核心の水流の中で動きが止まる。5分ほど長考し、どうにか直登して突破。カッパを着るも当然ながらずぶぬれ。最後は自分の番、なるほど使えるホールドは水流の中で、安定して登ろうとすればするほどシャワーを浴びる。

滝に打たれるTさん

逆くの字の滝を超えた先で、右の草付きに行くはずが左にわたってしまう。そのまま左壁沿いに登ろうとするが、ぬめぬめのスラブで自分は突破できず。Aさんに代わり、壁沿いにカムを決め、スラブをたわしで磨きつつようやく突破。フォローで登るが全く油断できない。その後、水線に戻り、右手草付き、クラックを経て奥千丈の滝をようやく抜け出す。

水線沿いにしばらく進むが、難しそうな箇所で左巻きを選択。ルンゼを経て尾根の灌木帯を進むがどんどん沢と離れてしまう。巻き道を進むか沢に戻るか迷いつつ進み、気が付くと5時近く、いい加減疲れてきたころにAさんが右手の尾根にBPらしきところを発見。尾根から懸垂してスラブをトラバース、ようやく今宵の宿に到着。不思議なことに薪も用意されていて早速焚火。思い思いに装備を乾かす。

2日目

快晴の朝、5時起床、6時半出発。細くなった水流を遡行していくが、疲れているせいか足取り重く、巻きを積極的に選択。二股を過ぎたあたりで左に巻き、踏み跡をたどるが、Aさんはスラブに出て、壁沿いの草を頼りに進む。Tさんと自分は灌木交じりの踏み跡をたどる。途中でスラブ面を覗くとスラブを登りきるAさん。落ちるとちょっとやばそうなところであり、登り切った姿を見てほっとする。Aさんは途中からロープも出せず、相当な体力とメンタルを消耗したよう。

(残念ながら苦戦したところは写真がありません)

奥の三段の滝(取り付いたときはこれが奥の三段滝かどうかもよくわからず)の一段目、左右に岩場があるが、右は上部がかぶっていてとても登れそうにない。左も厳しそうなので間の草付きの踏み跡をたどるが、見失いつつ左上ぎみに進む。壁に突き当り上には抜けられず、左手の滝をクラック沿いに左壁までトラバース。着いた先にハーケンが数か所残されている。(3段目の滝のスタート)一段上がり灌木沿いに進んで右のスラブに出ようとするが乗り越せず。直登するがかぶり気味のクラックから右へトラバースるところがちょっと難しい。

平和な草付き、あとは歩くだけ

滝を抜けたところは平和的な草付きそのもの。もう滝が出てこないことを祈りつつ進む。踏み跡をたどっていくと山頂直下の岩にでて、11:30山頂。装備を解き、長い黒戸尾根を下りきったのは5時をまわっていた。

巻き道は割と明瞭だが、ルートを見失ったり、選択をミスるとかなり痛い目に合い、3級の沢の難しさを味わう。また、ロープを出すべきタイミングを逸してしまったり学ぶべきことが多かった。「当分スラブは遠慮したい」というAさんの言葉で山行を締めておきます。

南秋川小坂志川本流(遠い蕎麦屋)

日程 8月6日 日曜日 日帰り
参加者 T橋さん(L)、Y内さん、I村さん、A木(記録)

8月の山話会は埼玉県知事選挙のため、珍しく土曜日開催。
翌日は天気もよさそう。。有志4名で沢登り+Tさん行きつけの蕎麦屋で下山後に打ち上げ、という計画が立ち上がりました。
下山後に飲むということで、久しぶりの電車山行。めいめい最寄り駅から乗り継いで、8時ごろには武蔵五日市の駅に集合。タクシーで笹平バス停まで向かいます。

来てくれたタクシーの運転手さん、日本人離れした風貌のイケメンおじい?さん。サービス精神旺盛&トークも面白い・・ということで、幸先の良いスタートとなりました。

笹平バス停。運転手さんの若いころのエピソードトークで楽しい山行のスタートとなりました。
林道でみつけた大ミミズ。
林道を1時間ほど進むと入渓点。身支度を整えてスタート。
ほどよい滝あり
ほどよい泳ぎあり
やる気を出すと完全に泳げる。

ほどよい滝のぼりと、泳ぎで涼しい沢を満喫。短いながらも沢の要素がコンパクトにまとまっており、楽しい沢でした。

短い詰めで登山道に出たら身支度を整え、
整備された登山道を一気に下ります。すでに脳内は下山後のビールに支配されています。
目的地直前、集落で見かけた謎のオブジェ。
夜に出くわしたらかなり怖いです。
お目当ての蕎麦屋さん(陣馬高原下バス停横)に到着。下山報告を済ませたら・・
おいしい料理とお酒で打ち上げ。

今回の山行のシメはTリーダー行きつけの蕎麦屋で打ち上げ。このお蕎麦屋さん、最近リニューアルされたそうで、シャワールームも完備。全員さっぱりとしたあとは、バスの出発までしっかりと楽しみました。(肝心のおいしい蕎麦の写真は、バス出発時刻が近くて撮り忘れました・・スミマセン。)
たまにはこんな山行もいいなぁと、身も心も満たされた大変幸せな気持ちで帰路につきました。

◆山行データ
 07:55 武蔵五日市駅
 08:30 笹平バス停
 09:40 入渓
 12:00 登山道
 12:50 和田峠
 13:40 陣馬高原下バス停