谷川岳・西黒尾根から万太郎山へ

2021年3月27日(土) 早朝発日帰り  メンバー:N

7:00 谷川岳ベースプラザ  10:00 オキノ耳  11:40 オジカ沢ノ頭  13:00 大障子ノ頭  13:40 万太郎山  17:05 土樽駅

天気予報で好天が約束された土曜日。日帰りで西黒尾根から国境稜線を万太郎山に向かって歩きました。写真の通りの天気で西黒尾根と天神尾根は多くの登山者で賑わっていましたが、国境稜線をこの日のこの時間に歩いている人は他に居ませんでした。(かすかな踏み跡あり)

万太郎山から土樽駅に向かう万太郎尾根(吾策新道)の下りは部分的に悪く、クライムダウンなどを織り交ぜて通過。雪の状況をよく見ながらのルートファインディングが必要でした。

登山指導センター前
明確なトレースをたどっていく
ひと登りしたところにある鉄塔
西黒尾根の中盤にて
ラクダの背のギャップを振り返る
西黒尾根上部を望む
雪庇が西黒沢側に発達しています
後続者を振り返る
オキノ耳
オキノ耳よりトマノ耳を見る。 頂上に人がいます。
肩の小屋の直下。 ここから国境稜線に向かう
国境稜線を万太郎山に向かって
中ゴー尾根の分岐点標識
オジカ沢の頭 誰も踏んでいない雪面がキレイです
オジカ沢の頭
右側は切れ落ちています
オジカ沢ノ頭 余裕なしです
避難小屋越しに
川棚の頭方面の支尾根を望む
オジカ沢ノ頭
頂上直下の避難小屋
中はキレイです
夏道が少々露出していました 万太郎山まだまだ遠い
大障子
大障子直下の避難小屋
中に雪が吹き込んでいてドア開きません
大障子
大障子ノ頭です
万太郎山頂上直下
万太郎山頂上までもう少し
万太郎山頂上!
万太郎尾根
吾策新道の下り

あの先どうなってるの?!

万太郎川側に発達した雪庇
オオベタテ沢の頭
ナイフリッジ
オオベタテ沢の頭
振り返る
吾策新道の樹林帯
今夜幕営の方が幕営準備中
幕営ポイント付近から下山方向を眺める。 土樽は未だ遠い
夏の車道終点付近まで降りてきて、足拍子山を見上げる
茂倉岳方面へ取り付く地点の駐車スペース

残雪の会津駒ヶ岳

3月20日 山下、他1名

「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったもので例年になく雪の多かったこの冬も3月半ばに入り暖かい日が続いていた。
とにかく雪のある山を今のうちに楽しんでおかねば!残雪期は直ぐそこまで来ているので多少焦りにも似た気持ちに急かされて山深い檜枝岐村へと向かった。
埼玉からだとなかなか遠く東北道を下りてからも延々と走る。

登山口 無雪期はこの先、滝沢口まで車が入れる(こともある)

国道沿いの村営駐車場に停め、雪に埋もれた登山口を登り出す。滝沢登山口まで急傾斜の雪面を喘ぎながら登る。もうこの時点で大汗をかく。
とにかく一直線に高度を稼ぐので何しろきつい。天気は上々、スパッツだけで冬装備はザックの中だ。

冬道はこの先、林道から離れ急斜面を登って行く


視界が開けると山頂に雲をたなびかせた燧ヶ岳がひときわ目を引く。無雪期は池塘をちりばめた稜線も今は雪原となって山頂部へと続いている。実に広々として気分が良い。

春の暖かさに足元の雪も弛む
駒ノ小屋周辺は一面の雪原 夏は高山植物の綺麗な場所だ

夏の印象で気楽に考えていたがここまで結構な登りが続き、想像以上に体力を消耗した。頂上までのあと一息が地味にきつい。
足元を見つめながら機械的に足を運び何とか辿り着いた山頂からは越後や奥会津の山々が居並んでいた。
風が出てきた。明日からは大雨の予報が出ていて、既に西の空には雲が押し寄せている。

燧ヶ岳 山頂部は雲に洗われていた
中門岳方面 巨大な雪庇が見える

下山は弛んだ雪に足を取られながら下るもつい先行者のトレースに引き込まれルートを外してしまいとんでもない斜面をトラバースするハメになってしまった。
ヘロヘロになって駐車場に到着する。それもその筈で標高差が1200メートル以上もある。
しっかりと登り応えのある山行だった。

振り返ると駒ノ小屋が半分埋まっている

駐車場発7:38 登山口7:48 小屋周辺11:18 山頂12:05 駐車場14:57

日白山周回

2021年3月20日(土) 日帰り

メンバー : N N F K4名

7時宿場の湯 ~ 東谷山09:30 ~ 日白山10:15 ~ 下山12:15

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毎回悪天候で計画倒れか、途中敗退となっていた雪のある時期限定の日白山に行ってきました。天候は谷川の稜線は雲に覆われていましたが、そこそこ。以前は道に迷いながらも東谷山で敗退しているのがウソのような快適山行で昼には下山。

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東谷山までは雪は少なく、左側のブッシュ歩きもありました。右側雪庇の踏み抜き注意です。

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このあたりが東谷山山頂です。 平標、松手山の風は強そうです。

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東谷山からの下りです。念のためストックからピッケルに変えて安全第一。右側はずっと雪庇です。

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途中から振り返り東谷山方面の景色。苗場山がわかりやすい。

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山頂まではもう少し。結構長いなぁ。

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日白山山頂 やっと到着。 N氏本日全く疲れ知らずで余裕のポーズ。

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タカマタギへの稜線。

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谷川岳から平標の稜線は終始こんな景色でした。雪が少ないので今日は平標への登山者が多いと地元の方からの情報もありましたが、山頂は風とガスの世界かもしれません。この後は南側の尾根から地王堂川の林道に下り、下山しました。下山はまるで3月とは思えない気温で汗だくだくでみんなアウターはザックの中。とても快適な山行ですが、天候によっては道迷い、雪庇踏み抜き ラッセルとなるので、時間も大幅に変わってくると思います。

阿弥陀岳北稜(撤退・転進)→ 赤岳文三郎尾根(撤退)

2021年2月27日(土) 先週頂上まで登れなかった阿弥陀岳にルートを変えて再チャレンジ。 メンバー :N、N

5:05 赤岳山荘出発 7:20 行者小屋 大休止+ハーネス等準備8:00 出発 8:08 文三郎尾根との分岐 9:20 尾根上 10:40 北稜撤退→文三郎尾根登り返し          11:40 中岳との分岐の手前で撤退 12:20 行者小屋 14:00 赤岳山荘

先週には広河原沢左俣から阿弥陀岳頂上を目指しましたが、強風のため御小屋尾根上部で撤退しました。 今週は連チャンで阿弥陀岳に。朝方は風が強いとの天気予報であったが、行動時間に余裕を持つため赤岳山荘を早立ちした。先週登れなかったので「 登頂できた時の喜びは格別!」と期待していたが、またしても強風のため、やむなく撤退しました。          せめて一般登山道からでも頂上を‥と思い、風が弱まるのを期待して赤岳の文三郎尾根に転進。登り返すも中岳方面との分岐手前が風の通り道になっていて、他の登山者の方と同様に、分岐手前で引き返しました。     

  

歩き出して1時間ほどでだいぶ明るくなった。
開けた場所からは横岳(大同心・小同心)がよく見えました。高曇りで、まだ空は青くない。
行者小屋到着 7:20  午前4時前に出発したという単独行者が、文三郎尾根を撤退して降りてきた。
小屋の外にあった温度計。マイナス10℃です。
小屋の表示
阿弥陀岳北稜へ向かってスタート (8:00)
赤岳文三郎尾根と阿弥陀岳への分岐点
北稜の基部へ向かって  樹林帯のラッセル。
尾根と空が近づいてきます!
尾根に近づいてきた場所。風下側でしばし様子見の休憩。
風下側から高度を稼いでいきます。
風が吹くとこんな感じに
尾根に上がりました! ここからは眺望の良い場所です。
尾根に上がって北稜の基部を目指す。頂上付近までよく見渡せる。西からの強い風で雪煙が舞っています。
北稜の下部で停滞していた場所から見る赤岳。文三郎尾根を登る登山者がよく見えました。
北稜基部の直下で風の状況の様子見停滞中。 別な方向から上がってこられたガイドさんの御一行が、強風のため後退しているところです。
回り込んできて上部の様子を窺う。風強くて顔をそむけています。
ガイドさん御一行も、風下側で停滞中。
風が弱まりそうにないのでバリエーションルートの北稜は諦める。天気予報では午後に向けて風が弱まる予報であったので、赤岳文三郎尾根に転進。赤岳頂上を目指すことに。
文三郎尾根との分岐点を目指して高度を下げる。
気を取り直して、文三郎尾根を登り返す
文三郎尾根の途中から、赤岳西壁を見る。 主稜を登っているパーティーがいます。
主稜を登るクライマー。 強風でお互いのコールがよく聞こえないのでは? と心配になります。         彼らは無事にトップアウトしたのでしょうか‥
撤退した阿弥陀岳方面を見る。
横岳方面
先行者2名が登っていくところ。
文三郎尾根上、西岳方面への分岐が近づくにつれ風が強くなってきます。写ってる人全員耐風姿勢。
風が弱まった時をついて高度を稼ぐ。頑張って分岐を目指します。
引き返す直前の写真。右側・背中側からすごい風を受けています。
分岐点の直下。 みなさんこの写真の辺りで引き返されました。
高度を下げたところで文三郎尾根上部を振り返る。まだまだ風は強い。
樹林帯まで降りると別世界。
阿弥陀岳と文三郎尾根の分岐点まで降りる。穏やかな気持ちいい天気です。
行者小屋まで戻ってくると、何張りかのテントがありました。
降りてきた文三郎尾根を振り返ると、きれいな飛行機雲が!
ハーネスを外し、12本爪アイゼンを軽アイゼンに変えて下山します。
天気よい中を下山
高度を下げる。程よく雪があり、歩きやすい。
途中石や木の根っこの露出増えますが、雪の下は凍っているので、軽アイゼン・チェーンスパイク外さずに。
最後の堰堤を超えて北沢戸の分岐。もう一度振り返る。
美濃戸山荘 ここまで降りてくれば安心
赤岳山荘の駐車場まで無事戻りました!
赤岳山荘前のアイスクライミング用の人工氷壁。多くの人が練習していました。
人工氷壁 ②