2023年1月29日(日)
メンバーN、F、T、A、Y
当初宝剣岳のサキダル尾根を予定していたが、風が強そうな予報だったので登山計画を2月の会山行の偵察も兼ねて急遽谷川岳に変更した。
雪稜だったらFさんも行くとのことだったので5人パーティーに。
未明の早朝、Aさんからの電話で目が覚める。
「やっちまったぁ…」自分の完全な寝坊からその日は始まった。
急いで準備し、車1台で行く予定だったが仲間と連絡を取り合って現地で集合することに。
無事に現地のコンビニで合流し、ベースプラザに着いて山行の準備を始める。
ロビーにはロープウェイの運転開始を待つスキーヤーなどが賑やかで楽しそうだ。
連日の降雪があったので、たいした所までは登れないだろうと予想していたが、指導センター前からトレースがあり、思いのほか順調に登り始める。
途中で雪洞を掘るのに適した斜面を発見し、軽く掘って試してみることに。
雪の量も充分、雪質も柔らかいので30分くらいの時間でけっこう掘ることができた。
これなら安心して来月の雪洞訓練はできそうだと確信し、ここにワカンや必要ない物はデポして西黒尾根を再度登り始める。
ラクダの背を越えてもトレースや先行者の姿は見えるが、遠くに見えるザンゲ岩辺りにはトレースがあるように見えない。
順調に進んでいたが先頭のラッセルしている人たちに追いつき我々もラッセル隊に加わる。
が、ワカンをデポしてきてしまったので、雪に足をとられ進むのにえらい時間がかかった。
引き返す時間を13:30と決め、行けるところまでラッセルを堪能した。
天神尾根から山頂を目指している人たちも10名以上は遠くに見える。
帰りはさくさく降りれるが、西黒尾根は急斜面なので慎重に。
下山途中、救助ヘリが谷の低い位置で長い時間ホバリングをしていた。
後日、バックカントリーヤーが雪崩に巻き込まれたとのニュースを知ることになる。
我々もいつ何が起こるかわからない中で、常に気をつけなければいけないと改めて思った山行だった。