天候の為、合宿改め日帰り至仏山

令和5年4月29日(土)

メンバー : F S(新人) K

春合宿は、奈良田から北岳の予定であったが30日の天気がどうしても悪く強風の予測の為断念。予定を会員山行に変更をして尾瀬至仏山に行ってきました。この時期だけ鳩待峠から時計周りで周遊ができるのでそれを目的に多数の登山者がいました。雪や少なく山頂までも夏道が出ていたし山頂も雪がありませんでした。天候はよく燧ケ岳等も良く見えましたがやはり雪はすくないです。尾瀬湿原への下山で春の雪を楽しめました。

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古賀志山 クライミング

メンバー Y内さん、I村さん、A木(記録)
天気 はれ

4月23日、I村さんのお誘いで古賀志山に行ってきました。
鹿沼ICで高速を降り、しばらくすると遠くに古賀志山の岩壁が見える。思ってたよりもデカイ・・初めての古賀志山を目の当たりにして緊張と期待が高まる。

登山口の駐車場(有料300円)で装備を整え、アプローチは約15分。
祠に守られた雰囲気たっぷりな岩場、不動滝エリアでクライミング練習です。

この日に登ったのは以下のルート。

①クウ 5.7
まずは肩慣らし。I村さんにヌンチャクをかけてもらって、Y内さん、私がそれぞれ登らせていただきました。

左上がI村さん。


②沙羅ちゃん 5.8
肩慣らしのクウ同様、I村さんの安定したマスターリード。我々もリードさせていただきました。

沙羅ちゃんを登るY内さん。ビレイはI村さん


③競技会ルート 5.9
お待ちかね、ここの看板?ルートの一つです。出だしは直上、途中から左にトラバース気味にでていくあたりが難しかった・・。

核心近辺を抜けるY内さん。


④新人クラック5.8
競技会ルートを終えるともうお昼。不動滝横の5.12c?にトライする上級クライマーを見学させてもらいながら、栄養補給。今は無理ですが、そんなルートもいつか登ってみたいものです。
そんなことを思いながら、午後はこちらから。「新人ならまずココ」的なルートだそう。みなさん特に問題なくクリア。

⑤? 5.10b
新人クラックを調子よく登れたことで気をよくしてしまい、(お目当てのルートが大人数の他パーティーがトップロープでトライしていたこともあり)志願してこちらにトライ(ちょっとグレード高め)。
私がマスターさせていただきましたが、やっぱり厳しい。核心部でテンション数回。「あ―、ちょっと無理かな?」と諦めかけたところで、お二人の声援でホールドに気付く。お蔭様でヨレヨレになりながらも、なんとか登りきりました。

ひえええ、次はどこ持てばいいんだろ・・悩みまくるA木。
しかし、クライマーらしくない体型。細くなりたい・・

⑥粉屋の娘さん 5.8
「北関東最恐の5.8だ」そんな噂を聞くルートをこの日の〆に。それならグレード上げれば・・という疑問はさておき、我々は看板娘に許されて無事に粉屋に入店できるのか・・
ついさっき、「?」をヨレヨレながらも登れたこともあって、調子に乗った私が1番手。
核心部は開始後すぐに乗るリッジからの3手目。やっぱり北関東最恐の称号はダテではない。
悩みつつもI村さんのアドバイスどおり、思い切って手を伸ばすとギリギリ持てる!
フヒーー、お陰様でぎりぎり入店できました。

ここが核心部!

粉屋さんを出るともう夕方。「せっかく栃木なんだから、餃子食べましょう!。いやいや、シュウマイ(鹿沼名物らしい!)もいいねー」などと話しながら、帰路につきました。(結局、高速が渋滞するから食事はナシとなりました・・涙)


2023/4/8マチガ沢雪上訓練

メンバー:(土)N村L、F、I、A、M、S、T記 (日)N村L、N山、K、Y、S富 

曇り→雨

今回は土日でパーティを分けて雪上訓練を実施。今年は融雪が早く雪が残ってるのか…。心配しながらマチガ沢への林道を歩きます。林道も雪がない。

訓練の可否を気にしつつも途中、フキノトウがたくさん出ていてひと時、収穫に精を出してしまう。

晩ご飯は天ぷらだ!と盛り上がる。訓練はどうした。

なんとか、雪は訓練できる程度はあって一安心。予報では、午後から雨なので、休憩もそこそこにサクサク進めていきます。

リーダー指導のもとダイヤモンド歩行での、基本のアイゼンワーク、滑落停止、ボディビレイ(腰がらみ、スタンディングアックスビレイ)、スタンディングアックスビレイからの自己脱出を練習。リーダーの指導はわかりやすく、とても良い練習でした。個人的にはスタンディングアックスビレイからの自己脱出が痛すぎて、スタンドでの肩がらみは一生やらないという、教訓にもなりました。

滑落停止のため滑落待機?姿勢のSさん

リーダーのアイゼンを引っ掛けて転んでからの流れるような滑落停止姿勢。さすがです。

スタンディングアックスビレイからの自己脱出中。肩の痛みに悶絶するけどSさん

予報通り昼過ぎから雨が降りだし訓練は終了。土曜日組の5人はリーダーは翌日雪訓参加、他4人は翌日に白毛門に登るため水上泊。

次回山行に備えて、ガソリンバーナのチェックを行いました。リーダーは何か調理中。

白毛門 

日程 2023年4月9日(日)
メンバー I村(L)、FO寺、T橋、A木(記録)

4月会山行は土曜日組・日曜日組の2組に分けた谷川(マチガ沢)での日帰り雪上訓練。土曜日組から一部メンバーがそのまま水上に残り、翌日に白毛門を登ることになりました。

さて当日、前日の雪上訓練後の宴会の余韻を残しつつ(要は二日酔い。。)目が覚める。
昨日の雨は夜の間に雪に変わり、駐車場の車はすっかり雪化粧。

朝起きたら真っ白でした


夜半から強まった風は全く弱まる様子を見せない。
天気予報では昼には天候回復し、快晴・・・
近くのコンビニで朝ごはんを食べながら待つこと約1時間。
とにかく行ってみるか・・ということで登山口に向かう。

土合のトンネルを抜けると、あたりは一面の雪。昨夜の風雪の強さを物語る。
下界泊でよかった・・・そんな気持ちで登山口で支度を進め、8時登山開始。

こう見えて登山口は爆風。テンション上がりまくりの一同

そういえば、前に来た時もそうだった・・相変わらずの急登にあえぐ。
帰りはきっと雪が溶けてドロドロなんじゃないか・・稜線上の風の様子に加え、帰ったあとの泥汚れの洗濯の心配もチラリとよぎる。

そうこうするうちに松木沢の頭に到着。付近でアイゼン装着。そこから山頂まではあとわずか。心配していた稜線上の風は轟音がする割に大したことない。

風はそんなに強くなくて一安心。これなら行ける!

山頂直下、草付きに雪が乗った急斜面と岩場のトラバースも、リーダーの適切なルーファイと「ここ、実はガバです」というアドバイスで安全に通過。ほぼ計画通り、11:30ごろには山頂に立つ。

個人的には山頂標のピッケル&ビナがこの山域っぽくて好きです
一ノ倉をバックに

山頂では途中からご一緒になった屈強な若者2名にシャッターをお願いしました。聞けば山岳警備隊のご所属で今日はプライベートの訓練だそう。いや、強い(そして爽やか)・・頼もしい彼らですが、くれぐれもお世話になることがないように気を付けなくてはいけませんね。

山頂から伸びる稜線を眺めると、(朝は具合が悪かったにもかかわらず)あー、巻機まで行ってみたいな・・という気持ちがわいてきました。そのうち、どなたかお付き合いください。

そんな景色を堪能しつつ、山頂を後にする。
下りはただでさえ急なうえ、徐々に解ける雪と泥でさらに滑りやすい。
最近トレーニングをさぼっている身にはなかなか堪える。
途中、イワウチワの群生に励まされながら、無事に下山。

登りではほとんど気付かなかったのですが、いっぱい咲いていました。

登山口の駐車場に戻ると、2日目の雪上訓練を終えたN村さんがお出迎え。
(N村さん、ありがとうございます。そしてお待たせしてしまいスミマセン)
すでに地面は乾いており、今朝の様子がうそのよう。

違う季節にワープしたかのような登山口の様子

装備解除後はいつもの「湯テルメ」で温まったのち、帰路につきました。
リーダーI村さんはじめ、みなさんありがとうございました。

仙ノ倉山北尾根(3月会山行 Day2)

参加:Nkym,fkoj,ktmr,aok,skn,mtmr(記)

当初、谷川岳東尾根を歩く予定だったが、準会員には理由も告げられず、この山を歩くことになった。当会はそんな会である。

仙ノ倉山は標高2,026mで谷川連峰の最高峰。この記録を書くために調べるまで知らなかった。参考までに、おきの耳 1960m、とまの耳 1963m

当日、01:30待ち合わせでリーダー宅へ向かう。

関越道はがら空きで快適なドライブだった。

土樽駅の北西1km、標高590mくらいの駐車スペースで前日も山に入ったメンバーと合流。4時前に歩き出す。
歩き始めて30分くらいで踏み抜きがはげしくなりワカン装着。
毛渡沢沿いは平坦で群大ヒュッテまでは歩きやすい。
山荘の少し先で立派な橋を右岸に渡った直後、標高800m付近で急斜面に対応するためワカンからアイゼンに換装。
最初の尾根に取り付くと雪崩ないところを確認しながら歩くようにリーダーから指示があった。
前日から晴天でほぼ無風。気温も5℃くらいで歩くには快適だったけど、雪崩の危険度は確実に高いと思われた。
シッケイノ頭の先には稜線上に長い割れ目があって、左右どちらを歩くべきか分からなかった。割れ目の右側は急下降する斜面。左側が雪庇方向に思えたけれど、のぼる斜度も緩く幅10m以上あった。メンバーはほとんどが右側を歩いていたけれど、僕は悩みながら左側を歩いた。
後からリーダーに聞くと右側が正解とのことだった。
11時頃山頂。記念撮影して下山開始。

下山はロープが楽しかった。

腐った雪でも安全に降りるために、先頭はロープを結び、ビレイヤーはスタンディングアックス、もしくは単純なボディビレイ。30mくらいのロープを2本繋いで目一杯降りる。先頭は必要に応じて中間支点をセット。2人目以降はハーネスにつけたカラビナにロープを通すだけでダガーポジションなどで降りた。最後尾はハーネスにロープを結び、先行者にロープたぐってもらいながら降りた。これなら最悪のことは起きにくい。雪がなくても使えるなーと思いながら、メンバーのロープ捌きに改めて感心しきりだった。

17時半頃、歩き出した駐車スペースに戻った。

行動時間13時間以上。年上の方々の体力レベルに、自分も維持できるように鍛錬せねばと思った。

行先変更でも毎回必ず、楽しくタメになる山歩きをさせてくださる会の方々に感謝です。

コースタイム

03:55 毛渡沢橋

05:35 群大ヒュッテ

05:40 平標新道入口

09:55 シッケイノ頭

11:00 仙ノ倉山

12:10 シッケイノ頭

13:30 平標新道入口

17:20 毛渡沢橋