仙ノ倉山北尾根(3月会山行 Day2)

参加:Nkym,fkoj,ktmr,aok,skn,mtmr(記)

当初、谷川岳東尾根を歩く予定だったが、準会員には理由も告げられず、この山を歩くことになった。当会はそんな会である。

仙ノ倉山は標高2,026mで谷川連峰の最高峰。この記録を書くために調べるまで知らなかった。参考までに、おきの耳 1960m、とまの耳 1963m

当日、01:30待ち合わせでリーダー宅へ向かう。

関越道はがら空きで快適なドライブだった。

土樽駅の北西1km、標高590mくらいの駐車スペースで前日も山に入ったメンバーと合流。4時前に歩き出す。
歩き始めて30分くらいで踏み抜きがはげしくなりワカン装着。
毛渡沢沿いは平坦で群大ヒュッテまでは歩きやすい。
山荘の少し先で立派な橋を右岸に渡った直後、標高800m付近で急斜面に対応するためワカンからアイゼンに換装。
最初の尾根に取り付くと雪崩ないところを確認しながら歩くようにリーダーから指示があった。
前日から晴天でほぼ無風。気温も5℃くらいで歩くには快適だったけど、雪崩の危険度は確実に高いと思われた。
シッケイノ頭の先には稜線上に長い割れ目があって、左右どちらを歩くべきか分からなかった。割れ目の右側は急下降する斜面。左側が雪庇方向に思えたけれど、のぼる斜度も緩く幅10m以上あった。メンバーはほとんどが右側を歩いていたけれど、僕は悩みながら左側を歩いた。
後からリーダーに聞くと右側が正解とのことだった。
11時頃山頂。記念撮影して下山開始。

下山はロープが楽しかった。

腐った雪でも安全に降りるために、先頭はロープを結び、ビレイヤーはスタンディングアックス、もしくは単純なボディビレイ。30mくらいのロープを2本繋いで目一杯降りる。先頭は必要に応じて中間支点をセット。2人目以降はハーネスにつけたカラビナにロープを通すだけでダガーポジションなどで降りた。最後尾はハーネスにロープを結び、先行者にロープたぐってもらいながら降りた。これなら最悪のことは起きにくい。雪がなくても使えるなーと思いながら、メンバーのロープ捌きに改めて感心しきりだった。

17時半頃、歩き出した駐車スペースに戻った。

行動時間13時間以上。年上の方々の体力レベルに、自分も維持できるように鍛錬せねばと思った。

行先変更でも毎回必ず、楽しくタメになる山歩きをさせてくださる会の方々に感謝です。

コースタイム

03:55 毛渡沢橋

05:35 群大ヒュッテ

05:40 平標新道入口

09:55 シッケイノ頭

11:00 仙ノ倉山

12:10 シッケイノ頭

13:30 平標新道入口

17:20 毛渡沢橋