日程 2024年5月26日(日)
メンバー
Aチーム : N村(L)、I澤、Y代、U田(記録)
Bチーム : I村(L)、N山、A木(記録)
5月の会山行はこれからの沢/岩シーズンを睨み、いつもお世話になっている阿寺で岩&レスキュー訓練となりました。
====Aチーム====
初級Aチームは基本的なロープワーク・マルチピッチクライミングのシステム練習・レスキュー訓練を実施しました。
まずはマスト・半マストの復習から。N村リーダーが丁寧に実演・チェックをしてくださいます。続いてブーリン・ガルーダという結びを初実践。ブーリンは一生に一回使うかどうか!?とのことでしたが、全員一番熱心に練習していたと思います。
さらに半マストで懸垂と、バックアップを取るロープスリングがどれだけ脆いかは体感するために、実際にロープスリングに摩擦をかけまくってみました。あっという間に簡単に切れてしまうロープスリングにぎょっとし、バックアップはあくまで補助だと実感します。
昼休憩を挟んだあとは、マルチピッチクライミングの練習です。
どこで支点をとるか、現場にある木や岩を使いどういった支点の作り方をするかを実践します。登りながら判断するのが大変難しく、知恵熱が出そうになりました……。
最後は滑落者の事故対応。初級コースは岩稜帯で同行者の滑落(ハーネスなし)を想定しての対応手順を実施しました。バンド帯に落ちた滑落者のところまで懸垂し、シートベントを作り滑落者を仮固定するところまでを実施します。実際に滑落場面にあたった場合、引き上げるのは現実的ではないのがよく分かりました。
訓練終了後は全員でクリーンアップ活動を実施しました。盛りだくさんで時間いっぱいまで訓練でき、N村リーダーありがとうございます!実地でフリーズしないように、復習をがんばらなければと頭ぱんぱんになった一日でした。
====Bチーム====
フレッシュなAチームとは対照的にオジサン?ぞろいのBチーム。
まずはベンチ横で滑落者救護シミュレーションを実施。
単純な技術の復習だけでなく、他パーティーの遭難救護を行う際に確認すべき事項など、N山さんの経験を交えたケース検討と救護トレーニングを行いました。
その後は駐車スペース付近に新設作業中の岩場に移動(さらに新たなクライミングエリアを開拓されている管理者さんには本当に頭が下がる思いです)。土や草を払いながら恐る恐るFIXを張ったのちに登り返し等の訓練のほか、各々バッチマンの研究や岩場整備のお手伝いなどを堪能しました。
一通りのメニューをこなした後は。。。岩を前にすると、どうしても登りたいものです。
I村さんとA木は以下のルートを登って時間終了。
充実したトレーニングの一日を終えました。
・ そっと立つんだ 5.9+
・ めたろう 5.10b
・ フェースメーカー 5.10bc
==クリーンアップ活動==
岩場を後にしたのち、所属するSMSCAの活動の一環として清掃活動に参加しました。
当会が清掃を行ったのは平戸の岩場~東吾野駅のエリア。
ぱっと見た感じでは判らなかったのですが、林道わきには多くの不法投棄らしきゴミが・・・昭和の匂いのする空き缶をはじめ、怪しげなDVDなどに驚きつつ、可能な範囲ではありますが多くのごみを収集。ゴールの東吾野駅でBBQ帰りと思しき大学生の群れを横目に記念撮影して活動終了となりました。(群れの移動後にまたゴミがあったのでさらに収穫量UP・・)