春合宿後半 A隊 奥穂高岳南陵~前穂高沢下降

後半組の岳沢入りや最終日5日のAB合同山行は、U田さんの記録を参照。

A隊の山行記録 日程:2024/5/4 A隊メンバー:I村さん(L) T橋(記)

岳沢小屋3:30₋取付き3:50₋ルンゼ分岐5:00₋トリコニ―1峰6:45₋2峰7:30₋南陵ノ頭8:30₋奥穂高岳8:45₋南陵ノ頭9:30₋前穂高沢分岐11:35₋南陵取付き12:50₋岳沢小屋13:05

前半組から奥穂南陵の状況について事前に情報をもらっていましたが、数日で融雪はかなり進んだようでした。岳沢入り直後に、ビールを飲むB隊を恨めしく思いながら取りつきを偵察。下部は雪が割れて乗り移れない状況でした。取付く場所を決めてロープをデポして明日に備えてビールを求めて小屋に戻ります。

雪が融雪で割れている。写真奥に向かってトラバースして草つきにロープをデポした。

取付きまでは後ろにたくさんのパーティがいましたが、取付いてからはあっけにとられるほど後続はいなくなりました。ルンゼ分岐を過ぎたところで2人組の強そうなメンバーに抜かされましたが、その後は誰も来ることはありませんでした。南陵の頭でヘリが飛んできていましたが、南陵の下2600mあたりで滑落があったようでした。

暗い中草付きの壁にとりつく
私らはリッジにいるけど、何やらルンゼをすごい勢いで来る2人組
雪稜を登ったり
草付きを登ったり
岩を登ったり(ハイマツの切れ目の岩から登り始める。悪かったのでここだけロープを出した)
アイゼンをきかせて登る
トリコニー1峰を登りはじめ
気持ちの良いクライミング
7時の定例報告。前穂高山頂にB隊がある様子
たぶん2峰の上。ここは下からまいた。
急な雪稜をテクテク歩いて南稜の頭
山頂からの景色最高!

吊り尾根はトラバース祭りでヤバイと情報をもらっていましたが、雪はほとんどなく、アイゼンを外して歩けるほどでした。

夏道がでていた。
快調にくだる
前穂沢の降り始めは急なのでクライムダウン
景色を見ながらずんずん下降するが長い…

沢を降りきった所で雪が切れてしまい、前半組が、懸垂したというポイントを探すが見つからず。少し登り返して取り付きで使った草つきに上がって、朝上がったルートに戻りました。あとは、小屋での生ビールを目指すだけです。

岩陵と雪稜のミックスで楽しく、良い景色も堪能できて最高でした。I村リーダーありがとうございました。

ランチの生パスタを求めて小屋に戻りましたが、荷物を整理してからオーダーに行くと13時30分までと言われてしまいました。まだ、25分でしたが…。そのため、翌日、下山前の宿題となりました。(無事に達成!Bチームの記事に写真あり。)