西黒尾根 雪洞山行

日程 2023年2月11日~12日
メンバー
<宿泊組>N山、FO寺、A木
<日帰組>N村、T橋

2月の会山行は雪洞泊を伴う雪訓練ということで、谷川岳西黒尾根に行きました。
当日はロープウェイが運休していたことによりベースプラザの駐車場が使えず、やむなく麓に車を置くことに。昔はこんなことはなかったのに・・と、時代を感じてしまいます。

初日のメインは鉄塔付近での雪洞構築とビーコンテスト。
ビーコンの距離表示がメーカーごとにばらつくこと、また、埋没者のビーコン向きによって表示距離が変わることなど、その特性についての研究を行いました。

また、ビバーク時の対応としての雪洞も、ヤマケイの本にあった半雪洞+ツエルト型に挑戦。
構築の迅速性と居住性の良さから、かなり実践向きであることも確認できました。

構築された半雪洞たち。意外とあったかい。
今回、トライした半雪洞+ツエルトパターン。
構築には5分くらいしかかららず、かつ居住性も良いことが判明。

その後は、本日の宿となる雪洞構築に数時間・・

なかなかの出来栄えにご満悦の一行
暗くなるとムーディーに・・

雪洞構築を終えて日帰り組は下山。残る宿泊組の3名はテント脇に設置した雪洞泊監視所(テント)にて宴会・・
結局雪洞には初雪洞泊のA木1名が宿泊。静かであったかい雪洞ライフを満喫しました。

ひとりには勿体ない快適空間・・
ただ、床面が入り口方向に傾斜しており、寝ている間に雪洞外に滑り落ちていくという親切設計でもあり。。
次回の改善点も見つかりました。

翌朝は5時半出発。
快晴の西黒尾根を詰める。

雪面に写る 稜線の3人。写真をみた娘からは、絵本「3人のとうぞく」みたいだねと言われました。

途中、ベテラン2名からA木には雪庇の発達や積雪に対して地形や風がどのような影響を及ぼすのか、地形図から想定して現場でどうアジャストするのか・・というOJTが行われ、大変勉強になりました!
そんなこんなで肩の小屋を過ぎ・・

最後の詰め。青空がまぶしい!
ピーク!(トマの耳)

トマの耳を踏んだあとはしばらく景色を堪能して下山開始。
春山のように足元にまとわりつく雪ダンゴに苦心しながらも順調に進んで昼過ぎには下山。
その後はいつもの湯テルメで汗を流して帰宅しました。

アイスクライミング

2023年2月4日(土)
犬殺しの滝、仔犬殺しの滝
メンバー:S、Y、N、I、K(記)

アイスくらいミングを楽しんできました。
(この滝の名前は怖くて気持ちよくないです。。。)

私Kの歩きが遅く、登山口から50分ほど歩いて滝の上り口に到着。
氷は十分に凍っていて、快適なクライミングを楽しめる状態でした。


まずは、犬殺しの滝でSさんから、バイルでの手の振り方、足のキックと位置、スクリューの打ち方、フィフィでのプロテクションの取り方などをまずは教わり、犬殺しの滝で、3mほど登っては降りて、の練習を繰り返し行いました。

次にV字アックスの打ち込みを練習。やっぱり新しいスクリューの方が少ない力でどんどん入り込むので作業がしやすいなぁ。。。

ペツルと他のバイルとの違い、V字アックスの効率的な作成方法などなどの意見交換をして、ランチタイム。

犬殺しの滝

午後は、仔犬殺しの滝へ。最初にリードでSさんが登ります。

バイルで少し氷を削って、アイススクリューを打ち込むSさん

トップロープ完成。一人ずつ登っていきます

Yさんの登攀。

足がきちんと氷をとらえていますね!

Nさんの登攀

手が高い位置にあって、しっかりバイルが氷にささっています!

アイスのビレイは、ロープが凍り、扱いにくくなることも注意しなくては。

全員、2回目の方が上手に登攀できていました。
やはり回数を重ねることが大事ですね。

Sさん、ご指導ありがとうございました。
楽しく充実した練習会でした。