北海道層雲峡アイスクライミング&黒岳登山(個人山行)

T、会外メンバー4人(先輩、友達)   お天気ずっと晴れ 気温マイナス20-10度

最近恒例になりつつある友人達との北海道遠征アイスクライミングに今年も行ってきました。層雲峡は2回目。昨年の1回目は銀河とブルーウルフを登りました。

今回は錦糸の滝とライマンの滝を登ってきました。連日お天気も良く、黒岳登山もおまけに楽しんできました。錦糸の滝は4Pです。真ん中あたりのラインから左の終了点に向かってトラバース気味に登りました。

錦糸の滝正面。一番ノリ。

登り始めて間もなく右のアイゼンがズレるトラブルありましたが、自己確保して修正後再開。このピッチは40mあるので腕がしびれて痛くなりはじめた頃に右岸の終了点に到着。後続を迎えて2P目。終了点は左岸にあります。今年は雪が多くなく上部も登れました。

4P目。

3P目は雪稜なのでフリーで4P目の取り付きまでいって登りました。下から登ってくるパーティと被らないように、そこから、懸垂2Pで降りました。1Pは2P目の終了点で、2Pは取り付きまで5mほど残して届かなかったので、スクリュー支点構築してクライムダウンしました。

2P目終了点目指して懸垂中
2P終了点から取り付きまで届かず。

後続パーティが3組ほどきていたので、近くのライマンの滝へ移動。先行1パーティがTPで楽しんでいます。取り付きまでの急登を登って一休みしていたら、彼らは錦糸に移動するとのこと。ありがたく貸切で遊ばせてもらいます。

ライマン正面

右ラインは難しそうなので、左ラインを登ります。ライマンも45mくらいあるので長い…。

リード中のm3

こちらはフォローで登りましたが、回収もあり、またもや腕が痺れるぅ。2組で登って降りたら、3時近くになっていたので、片付けて撤収としました。

たくさん飲んで、温泉♨️卓球を楽しんだ翌日は宿から歩いていける黒岳ロープウェイ乗場から5合目まだ上がりそこから黒岳山頂を目指します。

積雪は飛ばされて、クラストした硬い雪面が露出した雪面でした。

スキーヤーやボーダーも頑張って登ってましたが、アイゼンがないと厳しい状況だったので、途中で諦めて滑り降りていきました。

颯爽と滑り降りてくスキーヤー

颯爽と滑っていくボーダー&スキーヤーに声援を送って、再び山頂に向かいます。しっかりアイゼンとアックスの石突を効かせて登ります。長い急登を超えると急に景色が広がります。山頂からの眺めは低山のそれではなく、大雪山系の山々が連なる壮大な景色でした。まさにカムイヌプリ(神の山)、カムイミンタラ(カムイミンタラ)です。

今回、平爪12本歯は持ってきていましたが、ピッケルは持ってきていないので、アイスアックスを代用しました。ストックだけだったら登れなかったかもという条件でした。ロープウェイで行けるお手軽登山を想像していましたが、やはり、雪山はいろんな状況を想定して、準備していかなければいけないと再認識しました。

初めて北海道の雪山に登りました。また、氷の滝と抱き合わせで楽しみたいです。

金ヶ窪沢アイスクライミング講習(会山行)

2024/2/16 曇

気温10度前後暖かい

N山、K村、F寺、N村(L)、Y内、A木、T(記)、U田、I澤

会山行でアイスクライミング講習に行きました。場所は初心者🔰も登りやすく、アプローチ短めの金ヶ窪沢です。

駐車場は閉鎖されていてゲートの手前にたくさんの車が停まっていました。

なんとか車を停めて準備開始。林道を歩きます。1400m付近から沢に下ります。ピンテがついていて明瞭でした。

沢に下りて大滝に向かう最初の堰堤は〇〇アドベンチャーチームでいっぱい。

一つ下流側の堰堤が氷結していたので、N村リーダーと相談して、ここを練習場所としました。

N村リーダーよりアイスクライミングの基本について新人さん達にレクチャーがされます。アックスの振り方や足の使い方など。その後、トップロープで何本か登り、懸垂下降の練習をしたりして過ごしました。

練習の様子

先行していたメンバー4名はそのまま大滝から戻ってこないので途中様子を見に行ったら、そのまま上に行ってみるとのこと。一本だけ登らせてもらい、私は堰堤にもどりましたが、上流はシャバシャバだったらしいです。

様子を見にきて一本登らせてもらうの図
シャバシャバをリードするY内さん

新人Uちゃんがトップアウトし下降してる時、落口で足をひっかけて逆さ吊りに…

その後、もう1人の新人I澤君も同じように落口を超えるところで振られていました。アイゼンをつけて雪稜や氷結した滝をロープで安全に降りることが課題となりました。

逆さでもがくUさん

それぞれ,リードしたり、薄い氷を登る練習したり、氷壁を破壊する勢いで打ち込み練習をしたりした後、終了としました。

帰りはセブンイレブンでクラフトビールを購入し帰路につきました。

おつかれ様でした。

サギダル尾根(会員山行)

天気晴れ→曇天

メンバー〈Aチーム:K(L)、N、T(記)〉〈Bチーム:Y(SL)、F、A〉

9時20千畳敷駅スタート 9時40取付到着 1P 10:10-10:18、2P 11:08-11:30 3P 11:40-11:50(トップのログ参照) サギダル頭全員登頂12:17

6名でサギダル尾根~宝剣山の計画。上記メンバーでチーム分け。ロープ1本ずつに途中でグローブヒッチでつないで数珠で登攀しました。

 菅の台からのバスの混雑も考慮し、菅の台Pに3名前泊しました。5時に起きた時は、まだバス停のベンチにはザックは一つもなかったのですが、6時前にザックを置き始めたら、あっという間にベンチがザックでいっぱいになっていました。

バスに一番乗りで、ロープウェイ乗り場に向かいます。バスに乗っていると何やら背後に殺気を感じると思ったら、鋭いオーラをまとった瞑想中のN先輩が後ろにいました。(車内ミラー越しに確認)

ロープウェイを降り神社⛩️の前で準備中に、3人パーティに先を越されましたが一組くらいなら、渋滞もないと思っていたら、取り付きに6人パーティを確認。おそらく、千畳敷に前泊したと思われますが、それならもう少し早く発ってくれたらと、後で全員が思いました。

1P目を待つAチーム。準備は万端。
Bチームとさらに後続パーティも待ちです。

1Pは正面の岩峰を右から上がっていきます。平たい高い岩が終了点になります。特に難しいところはありません。岩の左下あたりにも捨て縄が見えます。1P目を左から周り込むルートもあるのかもしれません。

先行パーティのお二人。

2Pは核心ですが、ここでも待ちの後スタート。Tがトップで行かせてもらいましたが、核心の岩場を乗越すところでフォール。小さいスタンスに置いた左足が外れ、思いっきり後ろに荷重をかけて勢いをつけていたので、手もはずれて落下。乗越のところにハーケンが打ってありそこにかけたランナーに救われました。幸い怪我もなく、落下した岩の側壁を登り返し復帰。慎重にフォール箇所をクリアし、その後は5mくらいのナイフリッジを超えて終了点に到着。

写真は先行の3人パーティのトップが2Pの核心を超えたところ。

終了点としてた場所は斜面で前パーティが待機していたので、立木でビレイして後続を迎えます。狭いので縦列で各自が立木でセルフ確保します。

3Pはほぼ雪稜歩きです。サギダルの頭の岩でビレイし後続を迎えました。

傾斜はあるが雪もあって快適に登れる
いい景色とナイス笑顔!

 全員が登頂した時間が12時を回っており、天気も曇天になってきたので、記念撮影をして早めに降りることに決定。残念でしたが、宝剣は次の宿題となりました。

宿題となった宝剣もバックに
檜尾岳方面をバックに。このルートも行ってみたい。

 極楽平の手前からトラバース気味に下りはじめます。雪は少し重くツボ足跡に足をとられつつもサクサク下っていきます。振り返るとガスが追ってきて真っ白な背景になっていました。

振り返ると真っ白

ロープウェイを待つ間に信州リンゴスフレをいただき、入浴後、さらに明治亭のソースカツ丼をたいらげて、最後は大満足のグルメツアーになりました。

南アルプスを眺めながら映えなスフレをいただく

インシデントレベルのトラブルがありましたが、無事に山行を終えられてよかったです。次回宝剣に向けて精進したいと思います。ありがとうございました。

八ヶ岳河原木場 アイスクライミング練習(会員山行)

2024年1月8日 A木(L)、T橋(記)

鳳凰一山(薬師岳)に会山行で行った翌日にアイスクライミングを計画。夜叉神Pから近い 芦安エリアに行く予定だったが、氷結してなさそうと情報あり。薬師岳から下山後偵察に行ってみました。堤防の道は何度も崩れ工事を繰り返しているようで、以前のピンテが沢のあちこちにあり、無駄に渡渉したりと惑わされましたが、基本左俣の右岸をすすめば良かったようです。前情報どおり、トリコルネはこんな感じでした。下部は登れそうだけど落ち口はつながってなさそうでした。

宿の予約もあるためそのまま芦安に留まり、翌朝八ヶ岳にいくことにしました。アプローチが近くて練習できそうな所ということで夏沢鉱泉のアイスギャラリーに計画を変更。ですが、前日の降雪で車での林道の通行はグレードが上がっていました。ヘアピンカーブでスタックしてこれから登りに行くお兄さん方に押してもらい、醤油樽の遊歩道入り口近くの駐車スペースでギブ。(チェーンをつければ中までは上がれたと思います)そこから鉱泉に歩くつもりでしたが、醤油樽も行ってみたい!ということで、中の駐車場まで登っていましたが、そこから引き返して河原木場沢へ転身です。

一の滝を横から。結構立ってる。
二の滝の手前の岩窟。なんだかすごい。

先行パーティの踏み跡を辿っていくと短いけどもバーチカルな滝が右手にでてきました(一の滝?)。巨大な洞窟のある岩壁を過ぎると、すこしやさしそうな滝がでてきました(2の滝?)。2の滝を登るつもりで準備しましたが、どうも氷結が甘そうだったので、一の滝にもどりここで練習してから醤油樽の滝を見に行くこととしました。

簡単な左から登ってトップロープをかけるつもりでしたが、登っていくと上は草付きになっていたので、立木につかまってなんとか落ち口にあがりました。

一番右は水がでていたので、真ん中から左のライン3本を繰り返し練習しました。結構立っているのでつい力が入ってしまいますが、本当は手首をまっすぐにして脇をしめ、アックスは握らず、小指側でぶら下がるが基本です。だけど、登り終わると腕がパンパン・・・。ちっとも成長していない自分にがっかりです。

醤油樽の滝

14時半頃に醤油樽の滝へ向かいました。足跡がゴルジュに向かっていたので、辿ってしまいましたが、高巻きにフィックスが張られていました。醤油樽の滝には、車を押してくれた二人組のパーティが取り付いていました。35mくらいでしょうか。スケール感はありますが、傾斜もゆるく、上から明かりが差していて登りながら昇天できそうな気持よさげな滝です。偵察のつもりで道具をデポしてきたことが少し悔やまれましたが、時間もいい時間でお腹もすいたので食いしん坊な私達は帰路に着きました。

ほうとうを食べる予定が、お腹が空きすぎてジャンクな気分になり、乱暴な角煮が乗ったラーメンと餃子とから揚げを食べるという諸行をなしえました!

今回の山行には残念なおまけも。。フロントガラスが飛び石の被害にあいました。フロントが立っているデザインと高速ということもあったのか、走行中に傷がどんどん広がっていく恐怖を味わいました。私も林道とか通ったあとはタイヤに石がはさまっていないか気をつけようと思いました。知らず知らずに誰かを傷つけているかもしれない。。。

ジョウゴ沢偵察と阿弥陀岳北稜(個人山行)

T橋(リーダー、記)、Otti(会員外)  天気晴れ 風なし 

29日13:00発 13:30F1 13:50F2 14:10抜け口 14:50懸垂開始 15:10F2 16:00終了

30日6:30発、7:10阿弥陀岳分岐 8:00ジャンクションピーク 8:30第一岩峰8:30 待ち30分 9:20第二岩峰 待ち10分 10:10阿弥陀山頂 10:50中岳コル 11:00阿弥陀分岐 11:10行者小屋11:40赤岳鉱泉

年末赤岳鉱泉泊で行ってきました。会のメンバーとは調整がつかなかったので、友人と楽しんできました。初日は諸事情で午後1時頃に鉱泉を出発してジョウゴ沢に向かいました。アプローチは雪がないので右岸をふつうに歩いていきます。F1は日当たりも良いため、ポタポタと水が滴っています。

F1。右側をフリーで上がりました。

F1左側は3人パーティが講習を始めたので右側をフリーであがってF2へ向かうと、F2の手前の左側の2本のルンゼがしっかり氷結しています。

F2。右はとても薄く水が流れています。
F2手前にある左側のルンゼ
支尾根から見えた登ってきたルンゼ
もう一つ手前のルンゼに出て懸垂でおりる

F2も同じようにポタポタで先行が1組あり、登れるラインも微妙だったので、ルンゼで遊ぶことにしました。下から見ると上部が立ってそうに見えたので、階段状になっているナメ滝をフリーで少し上がってみるとどこまでも階段ナメです。気が付くと上に抜けていました。支尾根をひとつ超え、藪をトラバースして、足場の悪い岩場を少し降りて、もう一本のルンゼから懸垂でおりました。夕飯まで時間が少しあったので誰もいなくなったF2を1本ずつ登って鉱泉にもどりました。

鉱泉では、退会したSさんとMさんのお二人とバッタリ。久しぶりにワイワイして一緒に飲みました。

翌朝、不要なアイスアックスや縦爪アイゼンは鉱泉にデポして阿弥陀岳北稜に出発。前日濡れたロープが乾いておらず重い。雪はとても少なく、トレースもしっかりあります。夏道から北稜の尾根にあがりジャンクションピークにでます。そこから急な雪渓・・のはずですが、草付きのような状態でした。第一岩峰までノーロープで行きましたが、メンバーによっては雪渓(草付き)もロープ確保が必要です。

北陵を俯瞰。ここから雪稜の急登のはずが雪無さすぎで草つきの登攀になる
草つきを上がり切った所、このすぐ先が第一岩峰

先行パーティ二組いたので少し待ちがありましたが、寒くなかったので快晴の景色を堪能できてしまいました。

ハーケンとペツルがうってありました
富士山🗻が良く見えて気持ち良いです
ナイフリッジも雪がないので少し歩きづらい
山頂も雪がぜーんぜんありません。

山頂からはお馴染みの360度パノラマでした。中岳コルまでの下山道は一部凍っているところもあり、北陵より緊張しました。雪がなく雪崩れる心配のない中岳沢で一気に行者小屋までもどって赤岳鉱泉で荷物を回収して駐車場に向かいました。トレースあり、お天気も良く楽ちんに楽しめましたが、雪無さすぎですね。

谷川岳雪訓(会山行)

<宿泊組>12月9日~10日
メンバー N村(L)、N山、F子、I村、U田、I澤、A木(記)

DAY1(12/9)
朝8時過ぎ、水上ICを降りてすぐ、いつものセブンイレブンに集合。
ベースプラザ駐車場(ナント無料!)で身支度を整えてチケット売り場に向かう。
往復3,000円か・・ずいぶん高くなったなぁと思っていたら、係員からひとこと「10Kg以上のお荷物は別途700円頂戴しますー」。
一気に値上がりしちゃいましたが、天神平まで運んでくれるのだからありがたいことです。

その後はロープウェイで一気に天神平へ。心配した雪の具合も、なんとか訓練できそうな程度で一安心。
はじめての雪山となる新人さんを含め、全員の確認ということで以下のメニューを行いました。
・アバランチトレーニング(ビーコンを使用した捜索法と電波特性について)
・冬装備のチェック(アイゼン/ワカンの装着)
・雪山歩行の基礎(フラットフッティング、エッジング、キックステップ)
・ピッケルの使い方
ひととおり訓練メニューをこなした後は、幕営訓練。稜線付近の適地にて雪上テント設営法について確認しました。

その後はいつもの宴会モードで楽しいテント生活。新人さんには、Nリーダーが水づくりの実演やテント内の注意点を伝授されていました。

ロープウェイ駅にて。ふむふむ。ギリで雪はありそうだ。
このあと、チケット代のジャンプアップに驚愕
なんとか雪はある。しかし、日差しも強くて、とにかく暑い。
アバランチトレーニングの様子。
ゾンデを伸ばすにも流儀がある。
プロービングの訓練。伸ばす方法からしっかりと。
ワカンの装着も先輩がしっかりと確認してくれます
テントの設営完了。(いつもどおり)すでに脳内はビールに支配されている。


DAY2(12/10)
ピー、ピヨピヨピヨ・・ピー、ピヨ?
小鳥の声で目が覚める。いや、周りはまだ暗い。よく確認すると、N村さんの寝息でした。
爽やかな朝を迎える。

今日は谷川岳ピークの往復だ。朝食を流し込んで6時半に出発。
熊穴沢避難小屋でストックからピッケルに兵装転換。
先輩方から歩行やピッケルの使い方について随所で新人さんへの指導が入りながらも、あっさりとトマの耳に到着。せっかくなのでオキの耳もめぐって、肩の小屋付近で休憩。

付近の斜面で滑落停止訓練を行いながら、本日入山の「日帰り組」を待つ。
通じないだろうと思っていたデジタル簡易無線も良好に交信でき、ほどなく日帰り組3名の姿が見えた。
渓稜コールを送ると、手を振り返してくれる。
山岳会の山行で一番好きなシーンだ。

快晴!彼らのさす方角にうっすらと富士も見えたらしい。
滑落準備中ののU田さん
お、止まった!ナイスです。
全員集合でパシャリ!

日帰り組との合流後、歩行訓練を行って下山。その後はいつもの湯テルメで汗を流して解散となりました。

<日帰り組> 12月10日

メンバー: Y(L)、K、T(記)

8時55天神平 9時30熊穴沢避難小屋 10時45トマの耳 11時訓練合流 14時天神平ロープウェイ

8時半発の始発のロープウェイで天神平に到着し、お泊まり組とトランシーバーで連絡を取り、肩の小屋あたりで合流予定としました。

天神平の積雪は30センチくらいでしょうか。夏道がまだ行けるようだったので、トレーニングも兼ねて最初からアイゼンつけて行きます。この時期にしては、とても日差しも強く気温もぐんぐんあがり、脱いだり着たりしつつも、汗だくになりながら登ります。

避難小屋を超えてからは岩陵に雪解け水が流れて春のようです。

天狗の溜場まで来ると風が強く、上着を羽織っていると空から「渓稜‼︎」のコールが聞こえて上を見上げると、稜線のスカイラインに黄色や赤や青のウエアの人達が手を振っているのが見えます。肩の小屋近くで滑落停止などの雪上訓練をしているお泊まり組の面々です。嬉しくなってこちらも大きく手を振り渓稜コールを送ります。

日帰り組でトマの耳。使い回しの写真ではないですよ。ちゃんと今回のです。

トマの耳まで行き、肩の小屋で合流後は滑落停止とアイゼン装着でのダイヤモンド歩行に参加し、テントを撤収を手伝ってから下山しました。

黒岩と相馬岳北陵(会員山行)

天気両日ともに晴れ 風弱い

メンバー Tハシ(L、記)、Aキ(装備)、Iムラ(食)

11月最後の週末はグンマちゃんのお膝元でフリーとバリエーションを楽しんできました。25日は黒岩、26日は妙義山域の相馬岳北陵です。

25日黒岩。榛東のセブンに8時半に集合して榛名山黒岩に向かいます。お天気は良い予想でしたが、風が強くてフリーができない場合に備えてアイゼントレの準備していきましたが、杞憂に終わりました。

南面の練習岩で一本ずつ登って、「チェス5.10a」がある東面へ移動。先行者がいたので、「あの日に帰りたい5.8」を登って待ちます。東面は岩が冷たくて手が痛くて痺れます。私はカンテを上る時に手を滑らせて、落ちて振られた時に小指を切ってしまいました。「チェス」はムーブの正解をだすまでが核心なようで、初見RP狙いのAキさんは、なかなかムーブの正解が出せず、めちゃくちゃ粘っていましたが、手も冷たいわ、痛いわでかなり力を吸われてしまいRPならず。IムラさんにTPを張ってもらい、ムーブの正解を教えたもらっても私はリーチが足りず、ヒーヒーでした。その後「夏子5.8」「西陵Ⅳ」をそれぞれ登りました。「西陵」はバツがつけられた浮石が数個ありますが、カンテ沿いで易しく気持ち良い高度感を楽しめました。

最後に前回課題だった大スラブ右ルートにトライするも、陽が落ちて寒くなり、時間切れとなりました。その後、スーパーで食材購入して、裏妙義の国民宿舎の駐車場へ移動しテントでIムラさんの仕込んだ鍋とそれぞれの手作りおつまみで宴会して就寝。食べるのに夢中でご馳走の写真取り忘れました。。

26日相馬岳北陵

6:30取り付き-7:40 P2辺り-8:35 P6-9:30 P7-10:00 P11-11:20 P12-11:55 仙人窟-12:50 相馬岳山頂-14:00 覗き窓-14:45 旧国民宿舎

4時半起床、朝食は昨日の鍋の出汁でうどんです。たっぷり食べて6時過ぎに、車で取り付きまで移動。取り付きは木にリボンがあり明瞭。尾根末端から急登です。尾根つたいに所々ピンクテープがあります。P2が見えるP1あたりまで尾根沿いでわかりやすいです。

朝日を浴びる丁須の頭や紅葉に癒されながら、ふくらはぎに効くきっつい傾斜を登ります。

P2と思われる場所を下った後、左方向は奥まで岩壁が続いていて、越えられるところが見たらず、少し西よりに戻り越えられそうな高さの岩を乗越して尾根に戻りました。そこからは妙義らしいキレッキレのキレットを3ヶ所通過。3番目はP5-6のキレットですぐにP6の下に出ます。

P7のキレットへ懸垂で降りると先行パーティーがいました。P7は岩がデコボコしていてホールドには困りませんが、ポロリしそうであまり信用できません。少し待ってからAキさんがリードで行きます。2番手は私がタイブロックで、3番手はIムラさんがフォローで登ります。上がり切る手前は土壁で少し悪く、一つだけペツルが打ってありました。Aキさんが登った後、先行パーティと盛り上がっている声がしましたが、なんと知り合いの無名山塾の方々でした。すごい偶然です。

P7から細いリッジのアップダウンを30分くらい歩くとP11に出ます。ピークに出るたびに紅葉と妙義の景観におぉ~となり写真を撮りがちで同じような写真がフォルダにたまっていきます。P11のピークはさらに日当たりも良く、広くて居心地がよいです。ここでも、無名山塾の方々と楽しく談笑しながら待ちます。でも、P12の取り付きに懸垂で降りてしまうと日陰になってしまい寒くて凍えました。50mロープで足りるラインを先行パーティに教えてもらい懸垂下降しました。

 P12はこのルートの核心です。リードはAキさんが行きます。傾斜のきつい土壁の後、クラックの入った高さのある岩が核心。カムを決めて難なくクリア。さすがです。タイブロックでの2番手はIムラさんと交代して、私は最後に安全にロープを結んでフォローで登らせてもらいます。レイバック気味にすると行けそうだけど、足が遠くて怖いので鎖でA0して登りました。核心のところにスリングが二本残っていて回収してから登ったけど、もしやA0もしくは足掛かり用に残してくれたものだった?メンバーの優しさに気づかなかった。。。鎖は細い立木の根本に巻いてありました。こわ〜。P12からの下降は細いリッジを降りて、悪いトラバースを少しすると懸垂ポイントがあり、そこから懸垂しました。踏み跡もありましたが、懸垂が安全だと思いました。懸垂のあとも落ち葉に埋もれた細い箇所をトラバースします。アーチ状になった仙人窟の上にでて、ハサミ岩の基部の下を通って、相馬岳山頂に向かいます。

相馬岳からの下降も油断できません。急なザレタ斜面や長い鎖場をクリアして1時間ほどで覗き穴に到着。覗き窓から歩いてきた北陵が望めます。良くあんなとこ歩いたなとか思います。覗き窓のところは、すごいバランスで岩がルーフになっています。崩れたら間違いなく下敷きで即死。。とか恐ろしいことを想像しながら休憩。その後も岩を登ったり降りたりしながら、標高を下げ無事に国民宿舎に戻ってきました。

帰りに前回、木戸岩に来た時に購入出来なかった、下仁田ネギ直売所でラス1のネギをゲット。思ったよりお高くてびっくり。道の駅妙義でお決まりになりつつある、椎茸もゲットし解散となりました。

噂に違わない、ピリッとした楽しいルートでした。クライミング技術だけではなく、悪場を安全に通過するハートと技術が必要なバリエーションルートでした。パーティメンバーに感謝します。ありがとうございました。

白石沢スラブ(個人山行)

2023/11/5 晴れ (T橋、U田、会外メンバー2名)

昨年からジム友と計画していた白石沢スラブに沢好きU田さんもお誘いして個人山行で行ってきました。白石沢スラブは奥只見ダムの奥にある秘境です。今回はお手軽に奥只見湖畔にある民宿六方さんにボート送迎をしてもらいました。ボートを降りて沢を詰めると巨大なスラブが迎えてくれました。

Sマークのところが取り付き
ボートで湖の南東の岸に向かいます
ボートはここまで。ここから沢を詰めて行きます。
圧倒的なスラブ
紅葉🍁の赤がスラブに映えます
木のあるコルまで登ります。傾斜も結構ありますが、沢靴ラバーが良くききます。
登り切るとボートで渡ってきた湖と荒沢岳が見えます。

奥只見ダムから柚沢南沢を遡行して尾根を下り、今回私達がボートを着けた所に出てスラブに出て周回して柚沢南沢に戻るルートもあるようです。寒くなかったら行ってみたいです。

柴崎ロックでクライミング&渓稜祭(会山行)

参加者 Y下、K村、N村(L)、I村、A木、T橋(記)、(祭りのみN山)

1日目曇り 2日目雨のため山行中止

 10月は渓稜祭。会員同士の交流を深める大事なイベントだ。今年はコテージを借りてBBQをして山について語ろうという計画。山の計画は1日目はコテージに近いエリアでのフリークライミング。2日目は奥秩父赤岩尾根を2パーティに分けて双方向縦走の計画としたが、残念ながら2日目は前夜からの雨で中止となった。     

 道の駅、龍勢会館に集合し、車を乗り合わせて柴崎ロックへ移動。I村、T橋、A木は柴崎ロックは初めて。N村リーダーにウォーミングアップで「うまいぞぎんなん」にトップロープを張ってもらい練習開始。その後は、フリークライミングが久しぶりの会員や、日頃の練習の成果を発揮する会員もありそれぞれがTPやリードで楽しんだ。

うまいぞギンナンにトップロープをはりに登るNリーダー
エントツ5.9 T橋 足突っ張りギリギリ
10cスーパクリップ K村さん
うまいぞギンナン5.8 Y下さん
I村さん ウォーミングフック10a
N村さん スーパクリップ10c
エントツ5.9 A木さん

当会イチやる気漲るA木さんは、苦労しながらもあきらめずに、見事「うるしぎ」をトップアウト。腕も終わり15時も回ったので、そろそろ渓稜祭の買い出しに行かねばということで岩場を後にした。帰り間際に二子中央稜を登ってきたというパーティーがやってきた。この時間からまだ登るのかと感心していたら、知り合いのパーティーだった。

粘るA木さん うるしぎ11a
片付けて〜買い出しですよ〜

買い出し後に吉田村へ移動し、肉焼き開始。焼き終わって満腹になった後は薪ストーブのある快適なコテージでしっぽり宴会。

火おこしに夢中。
やっぱり肉ですね
まだ肉🍖🥩ありますよ〜

そのうち雨が降り始める。。明日の山行は中止が濃厚になってきた。。。もう飲むしかない!

翌朝は前夜の残りもので、朝食をとりゆっくりと解散。少し二日酔いもあったが、T橋とA木さんは入間のベーキャンへに寄って少し登って帰路に着いた。双方向の縦走は経験がなかったので楽しみにしていたが、今回は残念だった。また、計画して実現したい。参加した皆様お疲れさまでした。

○登った(触った)ルート:ミゾ―Ⅰ(5.9)チムニーの溝が楽しいが、ややパワー系。お尻が重たいと上がらない。スーパークリップ(5.10C)スローパーが嫌らしい、うまいぞギンナン(5.8)少しバランシーに登る。体をふるのが怖いと行けなくなる、エントツ(5.9)足を開いてステミング股関節がつらい、ウォーミングフック(5.10a)クラックからフェイスにでるところが楽しい、うるしぎ(5.11a)上部の核心が大変そうに見えたが、お買い得11らしい、初心者マーク(5.9)初心者向けの感じのしない出だし核心、終了点が不安

 

北岳 荒川北沢-嶺朋ルート(会員山行)

7/23-24 前夜車中泊 天候:1日目曇り、2日目晴れ メンバー:N(リーダー)、T(記)

DAY1 6:00野呂川発電所ゲート 7:00弘法小屋尾根取り付き 8:00北沢取水口吊橋 8:40釣開始1570m沢辺り 11:10遡行再開 13:15ミヨシ沢出合 14:45滝沢出合(三俣)15:45八本歯沢出合 16:45 ポンプ小屋(2570m)17:10旧北岳小屋跡周辺(幕営)

DAY2 4:40幕営地発 5:40北岳山荘 6:50吊尾根分岐 7:10北岳山頂 8:20八本歯コル 10:00ボーコン沢ノ頭 11:25 地点2496m 12:45地点2219m 14:15旧広河原山荘

先輩から旧道とマイナールートの新道を通る北岳山行の話を聞いて、いきたいと飛びついた。深夜1時半に奈良田駐車場に到着し、仮眠してから5時半の広河原行きバスに乗り、野呂川発電所手前のトンネルを出たところの工事現場ゲートで降車。

ゲートからはしばらく工事現場の作業道を進みます

⭐︎工事ゲート~出合い
林道をすすむ。左岸には上方に新しい道を作っている様子。
途中から上下に分かれますが、低い方の工事道を進み、その道の終点にある下降用ロープで沢に降ります。そこで沢装備に替えて、対岸へ渡り出合いの堰堤にかけてある小さなハシゴで、コンクリートのでっぱりをへつりながら、回り込み堰堤の向こう側に移動。ちょっとしたアトラクションみたい。ハシゴは立てかけてあるだけでグラグラしていました。

現場用のロープを使わせてもらう
黄色い小さな梯子を登り、内側にまわり込む。

⭐︎出合い~弘法尾根~北沢

⭐︎出合い~弘法尾根~北沢

荒川出合いは二又で左が本谷で右がお目当ての北沢ですが、一旦弘法尾根に上がっていきます。このまま、北沢に行くとどうなるのか気になりますが、弘法尾根もお初。一度冬に行けるかと思って地図を見て、結構急登だなと思った記憶があります。
弘法尾根取り付きは河原右手にあるはず。2018年はハシゴがあったようですが、わずかな踏み跡と崩れかけた斜面があるだけでした。その場所からやや上を見上げるとしっかりした踏み跡と手すりのような、パイプが組んであります。傾斜はしっかりありますが、ここは明瞭なので迷うことはないです。とは言ってもつづら折れの箇所で行きすぎたりしましたが、無事に1540mあたりの北沢と小さく書かれた手作りな道標に辿りつきました。これを右にすすみ、トラバースしていくと取水口に向かう吊橋がみえます。吊橋の手前に北沢と池山沢の分岐があるはずですが、トラバース道からは確認できませんでした。吊橋を右手に見ながら、少し平坦になった踏み跡を北にすすんでいくと北沢に出ました。

⭐︎北沢遡行~旧北岳山荘付近幕営地

⭐︎北沢遡行~ミヨシ沢出合

北沢に出たところは旧登山道と思われる明瞭な踏み跡があり、右へ左へと歩ける箇所は行ったり来たりします。ルンルンで進んで1570mくらいまで来ることができました。このあたりの淵に岩魚の影を見つけて、N先輩の釣りタイムです。
Tは獲物を調理する準備をしますが、落ちている枯れ枝はほとんどみな濡れています。なかなか火が安定せず、せっかく釣れた岩魚ちゃんを焼いてあげられません。ひたすら仰ぎ続ける作戦で遠赤外線効果でふんわり焼き上がりました。美味しゅうございました。ここで8時半-11時過ぎまで約3時間弱停滞。まだまだ序盤です。口福チャージしたので頑張って進みます。

竿をたらし獲物をねらうNさん
なかなか火が続かない。。

1700mくらいまでは広い谷間をすすみます。それを過ぎると沢幅は少しずつ狭くなり、右岸に岩壁が迫ってきて、1770m辺りで地形図の破線で記された沢の高さのある滝が奥に見えたりします。踏み跡はたまに現れる程度になってきて、斜面の獣道のような細い踏み跡をすすんだり、流れてきた倒木やら、巨石やら、ときおり、罠のような踏み抜きを突破していきます。

⭐︎ミヨシ沢出合~旧北岳山荘付近幕営地

1900m付近のミヨシ沢の分岐手前あたりから開けた渓相になり、2100mあたりの滝沢出合いの三又に至ります。ここは沢床の低い方の右の沢に向かいます。途中の滝は左側の斜面を上がって超えます。2018年の記録だと「左のバンド」を行くとありましたが、バンドに上るまでが崩れやすかったです。

さらに進んでいくと北岳の稜線がドーンと見えます。2350mあたりの八本歯沢分岐を超え、さらに高度を上げていきます。このあと分岐が3回出てきます。記録を参考に最初の2回は左に行きます。源流が近づいてきて、さすがの水量もなくなってきます。最後の分岐は右に進みガレガレの急登をどんどん行くと2570mあたりでポンプ小屋が見えてきます。

上がひらけて稜線が大きく見えてきた!

シンクが埋め込まれた水場を過ぎて旧北岳小屋跡を探します。はじめ踏み跡をたどって右にいくと崖でした。地形図では水場からまっすぐ上に出るとわかっているのですが、踏み跡探して少しウロウロしました。
2640mの旧北岳小屋跡の石垣の北側に少し入った幕営適地を今夜の寝床としました。
沢床はかなりぬめっていて、ラバーだった自分はだいぶ苦労しました。

⭐︎旧北岳小屋跡〜北岳山頂〜八本歯コル

 翌朝は5時発予定でしたが、N先輩のテキパキさにあおられて、4時半過ぎに出発。北岳の稜線を目指します。ポンプ小屋に繋がる黒いホースを辿りながら、うっすらある踏み跡を探しながら登ります。途中から地図の水場への点線に沿って写真のように明瞭になり、北岳小屋が見えてきます。

登ってきた急登を振り返ると、雲海と富士山。

テン場で一息入れてから山頂に向かいます。山頂までは登山道を快適に歩きます。少し岩々しているところもありますが、朝一からの急登に比べたら快適です。

吊り尾根分岐にむかう。秋っぽい景色はここくらいでした。
きた道を振り返ると北岳山荘が見える

⭐︎八本歯のコル〜ボーコン沢の頭〜広河原(嶺朋ルート)

八本歯のコルの分岐から先は初体験。分岐からすぐにピナクルを回り込むように進むところがあります。そこを過ぎるとボーコン沢の頭までは緩やかな稜線を途中、バットレスを登攀するパーティーや幕営したあたりの斜面を振り返り見ながら進みます。

中白根山。コルからは白峰三山の縦走路やバットレスが良く見える
幕営場所は丸のあたりかな??
バットレスからはコールの声がよく聞こえました。

ボーコン沢の頭にあるケルンには東西南北に案内があります。北「赤抜沢口を経て広河原に至る」東「池山御池小屋を経て芦安に至る」西「八本歯をへて北岳登頂に至る」南「池山吊尾根砂払」。東西のルートは今も一般道として利用されていますが、南北のルートはバリエーションとして利用されるのみに変わっています。

広くて眺めの良い場所ですが、冬は風がとても強く抜けるそうです。

ボーコン沢に頭から尾根に沿って嶺朋ルートにむかいます。

2770m嶺朋ルート入り口。3時間は無理無理

いきなり薮ですが足元はしっかりした踏み跡があります。ボーコンの頭ですれ違った嶺朋ルートを上がってきた単独の方は薮が成長してたと話していました。(この方はTの知り合いでした。)このくらいなら余裕だと思っていましたが、やはり、簡単には行かせてくれませんでした。

急傾斜の岩尾根には所々赤ペンキがついていますが、巻きは薮や樹林帯に入るので見失いやすくルーファイ必要です。

この辺りは赤ペンキが良く見えますが、足元は藪藪です
踏み跡は薄い所も多くトラバースもルーファイが必要
2550m辺り。この後からは樹林帯をウロウロしながら下りるようになります。遠くに甲斐駒も見えています

2400m過ぎた辺りから、短い間隔で木に赤ペンキがついていますが、倒木で遮られたりして正規ルートの進行もなかなか捗りません。倒木のトンネルを潜ったり、跨いだりしながら、赤ペンキを辿ります。ペンキを見失うと道をロストしているので、地形を見ながらもどるルートを探しますが、これが結構タイムロスになりました。2000m辺りから尾根は開けてきて少し歩きやすくなりますが、足元は崩れやすくすべりやすいです。14:30のバスに間に合うように最後は猛ダッシュです。

広河原手前で振り返ってみた

吊り橋を2本渡って、14時15に旧広河原山荘到着。長かったですが北岳登山の歴史を感じることのできた大満足お腹いっぱいの山行でした。北沢遡行も嶺朋ルート下降も、たくさんのトラップに(踏み抜き、浮石、倒木、ぬめり)はまりまくりでした。おかげで傷だらけです。無事に下山できて良かったです。Nさんお誘いいただきありがとうございました。(Tayu)