高山植物の宝庫 秋田駒ヶ岳と北奥羽三霊山の姫神山

日程:2022年7月21日(木)~23日(土)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

北東北の名峰「秋田駒ヶ岳」と北奥羽三霊山の一つ、地元で人気の「姫神山」に行ってきました!
今年は6月の終わりに梅雨明け。この様な天候では、高山植物が咲き誇る7月半ばには花は終わってしまうのでは…との心配をしていましたが、その後、梅雨に戻ったような天気が続いた為か、高山植物の宝庫「秋田駒ヶ岳」では、数々の高山植物の大群生を大いに楽しむ事ができました。また、ハイキング気分で臨んだ「姫神山」は岩登りありの登りごたえがある山で、しっかりとした山歩きを楽しむことができました。

■山旅1日目 「秋田駒ヶ岳」

コース:八合目小屋~横岳~大焼砂~ムーミン谷~女岳~男岳~阿弥陀池~男女岳~阿弥陀池~八合目小屋

埼玉県を2:00に出発!約7時間かけて、秋田駒ヶ岳の玄関口「アルパこまくさ」へ。バスに乗り換えて、駒ヶ岳八合目へ。10:00過ぎに一面はガス、時折パラパラと降る雨の中、登山開始です!
歩き易い道が続きます。ガスはどんどん濃くなっていき、残念ながら眺望はないですが、足元にはたくさんの花々が咲き誇り、それだけでテンションが上がります。阿弥陀池との分岐からはニッコウキスゲが狂い咲き!「こんなに咲いているのは見たことがない」との声に「やったー!」とほくそ笑んでしまいます
男女岳に登る予定をガスが取れての登頂を期待して後回しに。破線ルートを通り、横岳に向かいます。このルートがめちゃくちゃ楽しい♪ 晴れていれば眼下にムーミン谷が広がるとのこと。次の楽しみができました!
この後、横岳手前から雨が強くなり、横岳の写真はなし
コマクサ・ハクサンボウフウの大群生地、大焼砂へ。この地帯、強風です!
晴れていればどんな景色なんだろうなぁと考えながら歩くのもまた楽しい♪
コマクサの大群生です!どこまでもどこまでも続きます!こんな大群生は新人A紀は初めてでした
今年は赤みが薄いなぁ~という声が聞こえます。今年の不安定な天候のせいでしょうか。
でもそのおかげが7月下旬でも大群生が残ってくれててありがたい
G郎OBさんもこんな風景は初めてよとご満悦?その後ろで写真撮影に精を出すK子リーダー(笑)
ここから奇跡が~!!!今日はこのまま1日ガスの中かなと諦めていたのに、雲が取れてきました!
秋田駒ヶ岳の風物詩「ムーミン谷」を前に、ガスが取れて景色が広がりました!
全員テンションUPUPです!
さあさあ、どんな景色が待っているんでしょう~!いそいそと進みます
ムーミン谷に到着!最高!チングルマの群生が歓迎してくれました!
駒池。景色を楽しみます♪まったく先に進みません。チングルマの他にもたくさんの高山植物が咲き誇ります
ムーミンを探せ♪
チングルマは例年6月下旬から7月上旬が最盛期とのこと、今日まで咲いていてくれてありがとう!所々は咲き終わり、綿毛の群生となっていました
ムーミン谷を堪能した後は、女岳へ。はっきりとした登山ルートはありません。植物を掻き分けて進みます
またまたガスが濃くなってきた為、女岳の山頂が分からず…。山容は荒々しいしく火山なんだなぁと感じました
五百羅漢を経て男岳へ。残念ながら山頂はガスの中
男岳から男女岳へ向かいます。ニッコウキスゲの大群生が360度広がるコース!
ニッコウキスゲは1日花で、1株から7つ位の蕾を持つそうです。1日で枯れてしまう花なのにこの群生!一体どんだけあるのでしょうか。自然の驚異!
ここからG郎OBさんと別れて、初秋田駒ヶ岳の新人A紀とK子リーダーは男女岳へ。
G郎OBさんとは八合目で待ち合わせとなります
バスの時間が迫ってきているので、急ピッチで男女岳山頂へ~!
残念ながらまたまた山頂はガスの中。BS4Kで放送されている「にっぽん百名山」に出演しているというガイドさんに写真を撮っていただきました
男女岳からは焼森経由で八合目まで下山予定でしたが、K子リーダーのわんぱく心が掻き立てられる看板が…
危ない場所があったら引き返そうねということで、「旧道コース」を進みます
危ないところはここまでは見当たりません。しばらくの間誰も歩いていないようで、藪漕ぎみたいな場所が多々あります。熊さんが怖いので笛を吹きながら進みます
でました!危なそうなところ「その1」。切れ落ちています。ロープがしっかりしているので難なく進めました!
その先には思いがけない絶景が広がりました!
大感動です!この風景「硫黄鉱山跡」と言うらしい
急がなくてはいけないのに、絶景を前にして進めません
またでました!危なそうなところ「その2」。過去のログを見ると、以前はまだ踏み跡があった場所ですが、この日はなく…。しかしもう引き返せません。新人A紀、意を決して進みます。が、難なく進めました。
浦和溪稜での会山行の方が難易度が高い為か鍛えられたようです(笑)
調べるとこの旧道は坑夫の方々が実際に使っていた道だそうです。
写真手前の平地に見える黒い柱みたいなものは「索道支柱」の後とのこと
またまたでました!危なそうなところ「その3」。ここも難なくクリア~。
熊さんに注意して(実際にこの辺り熊の寝床だそうで…)進んでいると、「おーい!」と聞き覚えのある声が!
別ルートから下山してきたG郎OBさんと歩くお互いを発見!奇跡の再会劇となりました!
  

■山旅2日目 「姫神山」

コース:一本杉登山口~(一本杉コース)~姫神山~(こわ坂コース)~こわ坂登山口

ゆるやかな錘状の優美な姿でそびえる姫神山の山容ですが、登ってみればなかなかの急登。登山口から五合目までは懺悔したくなるほどの急登が続くので「ざんげ坂」と呼ぶそうで、その通り、全員ハイキング気分で挑んだのを後悔しました(笑)。終始雨の中の登山。
とんがった山容からは想像できなかった広い山頂からは360度の景色を見渡すことのできる絶景ポイント。
残念ながらこの日がガスが広がり、ほとんど見る事ができませんでした。
地元では大人気のお手軽日帰り登山の山だそうで、このような山が近くにあったらいいなぁ~と思わせる魅力的な山でした
  

K子リーダー絶賛の花の名峰・秋田駒ヶ岳。新人A紀は高山植物が咲き誇る時期の山が大好物で、想像以上に広がるお花畑に大感激と、人の手が入らずこの景色を作り出す偉大な大自然の中に身を置けた事に感謝でした!
展望豊かな稜線も素晴らしいという秋田駒ヶ岳。今回は望めませんでしたが、そのお陰で裏秋田駒ヶ岳(勝手に命名)への道を歩くことができ、山旅の醍醐味を味わえました。
姫神山は雨の中の登山となりましたが、夏のシャワー登山を東北の山で味わえて終始楽しく歩けました。熊がいつ出てくるかは怖かったですが…。

沢登り・一之瀬川本流

2022年7月24日(日)

個人山行 メンバー Y・他1名 

今シーズン、自分は沢登りスタートが随分と出遅れてしまった。

今年もどこか行きますか、と相方に相談をしつつ場所をいくつかピックアップ。

ゴルジュと泳ぎで有名な一之瀬川本流へ行くことに決定。

泳ぎと寒さに不安を感じつつも、このワクワクする感じがたまらない(笑)

※画像はレンズに水滴が付くので不明瞭です

とりあえず入渓することに
出だしはこんなところを進む
きましたゴルジュ!
ちょっと怖いがとりあえず突っ込む
またゴルジュ!
ここを曲がると…
またまたゴルジュ!さすが一之瀬、ゴルジュ祭りである
ナイアガラ こんな感じの滝もある
余裕が出てきたので天然のプールでひと泳ぎ
ゴーグルを装着したがそこまで水はきれいではない…
先へ進みます!へつりながらのゴルジュ
激流の横をぎりぎりまでへつる
ゴルジュ帯を無事に突破 ここから先は穏やかな沢が続くらしい
ケルンがあったので早々に終了することにした

初めての一之瀬川本流。

何年も前に購入したが、暑くて一回も着ていなかったネオプレーンを引っ張り出してきた。

これがあったので、寒さを感じることがなくてよかった。

安全を考慮しライフジャケットも持っていったが、そこまでは必要なさそうだ。

ザックは保水しない素材など、慎重に選んだ方が良いと思う。

今回は意外とあっさり抜けることができたが、水量などの沢のコンディションによっては格段にレベルが違うと思われるので、装備選びや天気の情報などには十分に気をつけて下さい。

7月会山行 鷹ノ巣谷 沢登り&沢下降&斜張り

行程 東日原駐車場8:30〜鷹ノ巣沢折り返し点11:00〜東日原駐車場16時下山

メンバー N山 F寺 O熊 N村 S村 K西 S A木 T橋 A井 M黒 I村 M村

今回のテーマは沢登りと沢下降、そしてレスキュー技術の一端を知ることです。

斜張りは10年ぶりで失敗もありました。

基本技術の組み合わせで『やれる事の可能性』を伝えることが出来れば幸いです。