塩見岳 ~西野孝幸の山行記録~ 2021年7月22日〜23日

7月の4連休に照準を合わせ、            宿泊の山行を計画。

天候やメンバーのモチベーション・スケジュール等々を考慮。南アルプスの塩見岳へ行ってきました。

今回は期待の新人2名(←新人ながら浦和溪稜愛ハンパないっ❗生粋の浦和っ子◎)にテント泊山行に慣れてもらう+リーダーN以外は初の塩見岳=登頂モチベMAX❗❗

2つのテーマを掲げた山行でした。

新人2名の経験値アップ+頂上から最高の景色を満喫したよき山行でした。

メンバー : 西 野 孝 幸 (4名)

初日 : 10:50 ゲート前駐車場 11:40 鳥倉登山口 15:10 三伏峠小屋TS

二日目 :3:00 歩行開始 4:20 本谷山 6:30 塩見小屋 7:55 塩見岳 8:00 塩見岳(東峰) 10:00 塩見小屋 11:30 本谷山 12:50 テント場 16:00 鳥倉登山口 16:50 駐車場

22日の午前10時過ぎ、駐車場は満車
鳥倉登山口の様子

自転車が沢山置いてありました

上機嫌❗
最初はこのような道をゆく
小雨が降り出し、カッパ着用
滑りやすいので気を付けて
塩川ルートの分岐点 三伏峠までもう少し
もう少し
夕食の光景 テントの外で
2日目は3時に歩行開始しました
歩行開始直後の三伏山
夢中になって歩いていたら、樹林帯の中で
日の出終わってました💦
午前中の好天が期待できる予感
待ってました!! 塩見岳
塩見岳 カッコイイ
すかさず記念撮影
まもなく塩見小屋
塩見小屋の玄関風景
小屋のトイレ表示
塩見小屋から頂上アタックパートへ!!
行きますか~
やっぱこの景色でしょ
塩見岳‥デカイ
岩稜帯のはじまり
岩稜帯を行きます
トップを行くのはコニタン
北岳、甲斐駒、仙丈が見えて
テンション上がる!
ガレ混じりの登路
ハクサンイチゲ
両手両足を使って
スカイラインを行く
最高の天気! 最高の頂上!!
富士山ドーン❗
富士山
全員で記念撮影
南アルプス南部の峰々をバックに
塩見岳東峰からみた西峰
西峰越しには乗鞍、槍穂高、
後立山連峰が見えました
左から、仙丈・甲斐駒・北岳・間ノ岳・農鳥岳
頂上でくつろいでいます
いつかはこの先を歩いてみたい
ミヤマキンバイ
眺望を惜しみながら下山
落石注意!!
下山中

行きは夜だった三伏山頂上から
烏帽子岳がカッコイイ
三伏峠の標識
三伏小屋
三伏峠からの下山中に夕立(雷雨)
急いでカッパを着用
雷鳴の土砂降り
だいぶ降りてきました
先ほどの雷雨がウソのように明るくなった
全員無事に駐車場到着!! 
お疲れ様でした

仙ノ倉谷・西ゼン

2021年7月17日(土)

個人山行 Y 他1名

梅雨明けの晴天を狙って、前から行きたいと思っていた西ゼンに行ってきました。

基本的にはスラブがメインの沢登りで、アプローチも長いです。

沢靴はラバーソールじゃなきゃスラブエリアは厳しく感じ、かといってヌメっているところもあるので、フェルト草履を併用したスタイルにしました。

アイゼンのように取り外しでき、自分には安全に沢登りに集中できると感じました。

結果的にロープは出さなかったですが、ロープは必ず持っていきましょう。

ガイドマップなどには初心者も可能とは記載されているものもありますが、個人的にはおすすめできません。

スラブ系なので支点の確保が難しく、ビレイできるポイントも少ないことがあげられます。

しっかりとした立木もほぼ無く、巻くことは少なかったですが巻道も悪い気がします。

ルートファインディングや滑らなそうなとこを見極める力量が必要だと感じました。

最後の詰めは深いヤブ漕ぎになりますが、ルートを失敗し時間と体力を消耗しました。

遡行図では池塘方向に出るルートですが、平標と仙ノ倉の間に出る人の方が多いのか、自分たちも最後は大きなベンチ近くに出ました。

下山道は平標新道を下山しましたが、あまり使う人が少ないのか、サクサク降りられる感じではなかったです。

下山も長いので沢靴ではなく、下山用の靴も準備した方が良いかと思います。

体力的にも精神的にも、鍛えられた山行になりました。

渡渉点 ここから入渓します
沢装備に換装し、いざ入渓
東ゼン 西ゼンの分岐まではゴーロ帯が続く
東ゼンと西ゼンの分岐
ここからスラブ帯 伝わりにくいが結構な角度で緊張感がある
まだ一部に雪渓が残っていた
このような滝もいくつか出てくる
振り返るとこんな感じ 滑り落ちたらどこまで行ってしまうのか
ヤブ漕ぎが落ち着いてきた頃
平標新道の池塘 遡行図だとこの辺りに出てくるのだろうか

7月15日(木)〜20日(火)            高天原・赤牛岳・水晶岳・鷲羽岳・雲ノ平縦走

高天原の天の川

メンバー : 福・啓・政・法

土日も平日も休みの年中ヒマ人同士で梅雨明けを狙って黒部川源流域北アルプス最深部を縦走してきた。天候に恵まれ、梅雨明け直後の瑞々しい花々が咲き競う、4連休前の静かな山々を独り占め、大展望の山旅だった。

7月15日(木)                                     戸田13:00→蕨→与野→川越→21:00立山駅P(テント泊)

7月16日(金)                                    立山駅P5:00→7:00折立P→登山開始7:20→12:00太郎平→13:15薬師峠(テント泊)

意外にも満車の折立P
7:20登山開始!
前日の雨でぬかるんだ巨木の樹林帯の登山道
標準コースタイムで樹林限界へ
弥陀ヶ原と剣岳!
待ってました。夏空!
薬師岳
太郎平の山小屋が見えてきた!
初日のラストスパート、標準タイムより大分早く登れている。
山小屋物資輸送ヘリの着陸
ご褒美!(700円/本)
薬師峠のテント場・・・日が暮れるまでは暑かった。
薬師峠の天の川(byマサ

7月17日(土)                                    薬師峠4:30→薬師沢小屋8:00→B沢10:00→高天原峠13:00→高天原山荘14:00(小屋泊)

薬師沢へ向かう・・・中央の三俣蓮華、右は双六
カベッケヶ原から黒部五郎岳
薬師沢小屋前8:00
黒部川に掛かる細い・揺れる吊り橋を慎重に渡る。落ちたら大変!
左岸沿いの大東新道へ入る。新道とは言っても、所々道が不明瞭で適切なファインディングが求められる。
天気に恵まれ標高が2000mを切り水が恋しい
照り返しの河原歩きに体力を奪われる。
B沢近くのへつりポイントまで行ってから針金やトラロープが出てきて、ファインディングが正しかったことがわかる。このへつりはくさりがあっても苔でぬめぬめしていてつるっと滑って川に落ちそうになり大いにビビる。
ここまで標準タイム1時間オーバーの2時間掛かった(2倍の時間が掛かった)
ここから登山道は上方に向かってC沢、D沢、E沢を横切りながら急激に高度を上げる。ここまでの行動時間5時間経過、疲れが出てきたところでこの登りは堪える。
13時にやっとこさ雲の平からの道を合わせて高天原峠に着いた。元気は既に無い。
高天原峠の道標   あせらずに・・・その通〜り!
岩苔小谷を渡り360°山に囲まれた高天原の湿原に入る。
薬師岳東面と高天原湿原 聞こえるのは鳥のさえずりと小川のせせらぎ、そして湿原をそよぐ風だけ・・・自分の声さえも騒音となるまさしく静寂の一言

14時に9時間半掛かって高天原山荘に到着した。
お楽しみの温泉までは、下り15分 写真左が男湯で右が女湯、山荘までの帰りは汗をかかない様にゆっくり登って30分 ・・・ 岩々の山道なのでサンダルをつっかけていくレベルでは無い。
河原にも小屋掛けのない野天風呂があった。いきなりすっぽんポンになってザブン! いい湯だな〜 疲れた体がジーンとなってアブもいなくて至福の時でした。
2食付き11,000円で宿泊。完全ランプの山小屋。17時半からの飯が旨くてお代わりした。
温泉沢ルートの情報収集
2帖あたり1名でビニールで仕切られ、インナーシーツまたはシュラフ持参、小屋内は完全マスク ・・・ 時期が早いということもあるのか15名程度の宿泊だった。
高天原の天の川と流れ星(byマサ

7月18日(日)                                    高天原山荘5:00→温泉沢ノ頭10:00→赤牛岳12:00→温泉沢の頭14:00→水晶岳15:20→水晶小屋16:00(小屋泊) 

(マサさんの特別ルート)高天原山荘→岩苔乗越→水晶小屋

今日はマサさんは一人で岩苔乗越から水晶小屋へ入る撮影日のため、3名で温泉沢ルートに行く。5時少し前に出発できた。
いったん温泉まで降りて温泉沢を渡渉を繰り返して遡行する。要所に標識はあるが道は全く無いのでルートファインディングが基本となる。沢装備なら大したことはない場所でも山靴を濡らしたしたくない思いで渡渉点を選んだりすることでロスタイムができた。
中央の大岩から左へ尾根道に取り付く。ここまでの沢登りはコースタイム1時間のところ2時間掛かった。
尾根道は樹林帯を抜けるとジグザグ無しの一直線状砂礫斜面を登るようになる。短時間で高度は稼げるが傾斜がきつい。
上方左端が温泉沢の頭・・・こんな感じで一直線です。
温泉沢の頭の最後の登り・・・中央平原が高天原湿原と小屋 背後は薬師岳
10時に温泉沢の頭に到着 5時間掛かりました。
赤牛岳へ続く稜線 背後に立山・剣、中央に黒部湖と後立山の山並み
温泉沢の頭で福さんは、ここでゆっくりしたいとのことで、大休止後は水晶小屋へ向かうことになった。
温泉沢の頭にザックをデポして最小限の装備を持って啓と法で赤牛岳へ向かう。水晶小屋の夕飯の時間に間に合う12時に引返しのタイムリミットを置いた。
なだらかな起伏が続くたおやかな稜線歩き・・・時たま雪田が出てきて天気も良くって稜線漫歩って感じと思ったらおお間違え。
とにかく遠い、歩けど歩けど中々近づかず、ゆるやかに降りたり登ったりをひたすら繰り返す。空荷なのに標準コースタイムギリギリで歩く。この区間って走らなきゃいけないのかな?
温泉沢の頭から2時間掛かって12時に赤牛岳登頂。今回山行3日目にして初の山頂です。眼下に黒部湖と読売新道、まさしく北アルプス最深部、入山3日目にして到達、遠い道のりでした。
これから戻る稜線。ここから4時間掛けて中央の水晶岳の高みを越えていく。槍・穂高の西穂まで見通せている。
薬師岳東面をバックに・・・啓は初登頂、法は40年振り再訪です。
帰路から見た温泉沢
帰路も2時間目一杯掛けて14時に温泉沢の頭デポ地点・・・この時天気が悪くなり始めやばい雰囲気が漂っていた。
再び重くなった荷を背負って水晶岳へ向かう。水晶岳って南側からくると岩稜の岩山ってイメージですが、頂上を越えて温泉沢の頭との間はカール地形もあってお花畑が広がってとても和む綺麗なところでした。
途中から雨が降り出しカッパを着てガスガスの水晶岳頂上では記念撮影もせずに小屋へ急ぐ。・・・遠くから雷鳴が聞こえてきたからです。休憩とか疲れたとか言ってられません。・・・どうにかこうにか16時に小屋へ着きました。着いた途端に大雨雷雨になりました。間一髪セーフでした。飯の時間にも間に合いました。
無事に福さんと政さんに再開しこの日は2食付き13,000円で宿泊しました。カレーライスがとても旨くてお代わりしてしました。天水オンリーの小さな山小屋ですがトイレがきれいでジャズが流れる雰囲気の良い山小屋です。我々の他に宿泊者は6名くらいでした。感染対策もバッチリで安心して泊まりました。

マサさんからの写真の報告

byマサ
byマサ
byマサ
byマサ
byマサ
byマサ
byマサ
byマサ
byマサ

7月19日(月)                                    水晶小屋5:55→鷲羽岳7:20→雲ノ平山荘10:40→薬師沢小屋13:55(小屋泊)

byマサ
byマサ
昨日の11時間行動や入山4日目の疲労蓄積もあり本日の行動は計画の太郎平ではなく手前の薬師沢小屋素泊まりに変更しました。ゆっくり小屋で朝ご飯を頂き6時少し前に出発しました。
本日は鷲羽岳登頂後雲の平へ向かいます。
ワリモ岳分岐へ向かう裏銀座縦走路を行きます。
鷲羽岳山頂は残念ながらガスの中でした。
ワリモ分岐から見た祖父岳と黒部五郎岳 ここから黒部川の最初の一滴が始まる岩苔乗越へ下ります。
いきなり祖父岳の広い山頂です。
眼下に雲の平の山小屋とテント場が見えます。
スイス庭園
雲の平山荘
アルプス庭園
14時に薬師沢小屋に到着、戻ってきました。
残るは最終日の太郎平越えということで安堵感もあったせいか小屋の前のテラスで夕方まで宴会をしました。ドライ2L缶3000円で500mL缶/900円なのでお得です。

部屋は10人部屋個室を4人で使いました。素泊まり6500円でした。今回どこの小屋も4人だったということもあり大部屋ではなく個室に入れてもらいました。感染対策という点でもより良かったと感じています。

7月20日(火)                                    薬師沢小屋4:25→太郎平7:45→折立P11:00(下山)→吉峰温泉→20:00戸田帰着

自炊だったこともあり若干早く出発できた。途中、行きには気づかなかったが、ここ一か所だけこの時期にだけしか咲かない衣笠草が咲いていた。
途中でデポ品を回収してコースタイム通り太郎平まで登れた。今日もいい天気です。
ここを出発したとたんこの景色とはさようならです。5日間お疲れさまでした。
下山途中に白山と日本海バック
11時に折立Pに下山しました。心地よい筋肉痛と疲労感、そして充実と満足感に満ちた5日間でした。お疲れさまでした。

沢登り@尾瀬・小淵沢

2021年7月10日(土) 新人2名、入会検討中のおためし参加者2名を加えた合計    13名の大所帯で沢登り。

この時期はツメ上げ後の小淵沢田代、 尾瀬沼大江湿原のお花畑の景色が楽しめる 小淵沢がねらい目❗

ということで昨年に引き続きの小淵沢遡行。

心配していた天気もピンポイントで晴れて、燧ケ岳も見えました。

参加者全員、沢登りと尾瀬沼の景色を楽しみました!

大清水休憩所の軒下で出発準備
大清水休憩所前に車止めれたのは初めて!       天気予報がビミョーだったからかな‥
総勢13名の大所帯                    ツアー登山並みですw
アプローチの鬼怒沼林道
心配していた天気ですが、                  日が差してきました!                   後姿フォトジェニック
ご覧の通り、
沢登りらしくない大部隊!
天気が良くてルンルンのアプローチ
あっという間に入渓ポイント
作戦会議中?!
ここからです
沢登りの始まり ♪
こんな感じで歩きやすい
出だしのナメ小滝連続地帯
ナメ滝地帯を行く
ナメ滝を越えていきます
最初の小滝
水流脇を攀じる
水流脇の登攀 結構立ってます。            なかなかの迫力
頑張って登ってます。             クライマー必死です!
ビレイポイントの様子
水流脇を右から
釜と小滝  チョイ泳ぎもありです
へつるのもよし
水流突破もありです
腰まで浸かるのもよし
落ちても安全そうな?? ところ             水流の中を思いきっていきます
ロープを出した途中の滝。                   登攀(ロープ順番)待ちの列が出来ました!!
滝登攀のハイライト!! 15mスダレ状         みなさん頑張って登りました
今回の沢登り
ハイライトシーン!!

初心者向けの沢と思えない❗

クライマーNさん

こちらは中央突破のシーン!
最後の直滝 右の水流行けそうでしたが、             ここはおとなしく巻きました
最後の直滝を脇から見たところ
源頭部のツメ上げ少々
小淵沢田代 この景色が見たかった!!
別世界の小淵沢田代
ご褒美 尾瀬の景色です
ニッコウキスゲ
お花畑と木道
ショウブとニッコウキスゲ
大所帯です
尾瀬沼ビジターセンター付近で
靴洗い場にはヒメサユリが
長藏小屋前で沢装備を解除
燧ケ岳をバックに記念撮影
大清水に向け、下山開始
燧ケ岳にしばし見とれる
下山の木道 スリップ注意!
木道パート終わり ひと安心 ^^
本日のゴール                           一ノ瀬休憩所からシャトルバスを使いました