仙ノ倉谷・西ゼン

2021年7月17日(土)

個人山行 Y 他1名

梅雨明けの晴天を狙って、前から行きたいと思っていた西ゼンに行ってきました。

基本的にはスラブがメインの沢登りで、アプローチも長いです。

沢靴はラバーソールじゃなきゃスラブエリアは厳しく感じ、かといってヌメっているところもあるので、フェルト草履を併用したスタイルにしました。

アイゼンのように取り外しでき、自分には安全に沢登りに集中できると感じました。

結果的にロープは出さなかったですが、ロープは必ず持っていきましょう。

ガイドマップなどには初心者も可能とは記載されているものもありますが、個人的にはおすすめできません。

スラブ系なので支点の確保が難しく、ビレイできるポイントも少ないことがあげられます。

しっかりとした立木もほぼ無く、巻くことは少なかったですが巻道も悪い気がします。

ルートファインディングや滑らなそうなとこを見極める力量が必要だと感じました。

最後の詰めは深いヤブ漕ぎになりますが、ルートを失敗し時間と体力を消耗しました。

遡行図では池塘方向に出るルートですが、平標と仙ノ倉の間に出る人の方が多いのか、自分たちも最後は大きなベンチ近くに出ました。

下山道は平標新道を下山しましたが、あまり使う人が少ないのか、サクサク降りられる感じではなかったです。

下山も長いので沢靴ではなく、下山用の靴も準備した方が良いかと思います。

体力的にも精神的にも、鍛えられた山行になりました。

渡渉点 ここから入渓します
沢装備に換装し、いざ入渓
東ゼン 西ゼンの分岐まではゴーロ帯が続く
東ゼンと西ゼンの分岐
ここからスラブ帯 伝わりにくいが結構な角度で緊張感がある
まだ一部に雪渓が残っていた
このような滝もいくつか出てくる
振り返るとこんな感じ 滑り落ちたらどこまで行ってしまうのか
ヤブ漕ぎが落ち着いてきた頃
平標新道の池塘 遡行図だとこの辺りに出てくるのだろうか