爺ヶ岳東尾根・鹿島槍ヶ岳(会員山行)

メンバー:Y下さん、N山さん(L)、I村さん、A木さん、I澤

日程:2024年2月23日(金)-25日(日)
2/23(金):鹿島山荘登山口8:50-爺ヶ岳中峰直下尾根上2,360m地点TS15:10
2/24(土):爺ヶ岳中峰直下尾根上2,360m地点TS5:55-爺ヶ岳中峰2,669m6:40-冷池山荘8:00
-布引山9:20-鹿島槍ヶ岳南峰2,889m10:30-爺ヶ岳中峰直下尾根上2,360m地点TS14:30
2/25(日):爺ヶ岳中峰直下尾根上2,360m地点TS7:00-鹿島山荘登山口10:10

爺ヶ岳東尾根・鹿島槍ヶ岳を2泊3日テン泊してきました。結果は、天候にも恵まれ、両山とも登頂することができました。

登山口に到着すると駐車場はほぼ満車。端の方になんとか停めることができました。
雪の降る中、8:50出発。数日前から降雪があって、ふかふかの雪を歩いていきます。

まずは尾根に上がる急登。息が切れます。斜面は雪がうっすらのっている程度で、地面が見えている所も。樹林帯を進みます。

尾根に上がる急登
樹林帯を進む

尾根に上がるとガスに覆われていました。風は弱かったです。尾根上を進みます。

尾根上はガスの中


嬉しいことに、徐々に天気は回復。時折、雲が切れます。爺ヶ岳中峰直下につながる最後の尾根は、痩せていて緊張感がありました。

痩せた尾根を行く

爺ヶ岳中峰直下の尾根に上がると、青空が覗きました。爺ヶ岳を見上げます。
2,360m地点で初日は終了。爺ヶ岳中峰直下の尾根上にテントを張りました。夕方になると、風が強まり寒かったです。
キャンプ地は眺望が素晴らしく、麓を見ると雲海に覆われていました。夜は雲がなくなり快晴。絶景です。

爺ヶ岳を見上げる
山麓は雲海に覆われていた
爺ヶ岳中峰

2日目は4時起床、5:55出発。天気は引き続き快晴で、朝焼けが美しかったです。歩き出して間もなく、テン場からそれほど離れていないハイマツ帯に2羽のライチョウがいました。A木さんとI澤で撮影を試みましたが、声を出したせいか、すぐに姿をくらましました。残念…。
爺ヶ岳中峰直下を登ります。程よく凍っていて歩き易かったです。

爺ヶ岳中峰を目指す
富士山がくっきり見えていた

6:40爺ヶ岳中峰登頂。

爺ヶ岳中峰山頂にて
爺ヶ岳中峰山頂からの眺望

鹿島槍ヶ岳を目指します。冷池山荘、布引山と経由。雪が少なく、ラッセルはありませんでした。布引山を越えたあたりで、N山さんのアイゼンの樹脂部分が破断してしまいましたが、シュリンゲを使い迅速に補修。さすがの対応力でした。10:30鹿島槍ヶ岳南峰登頂。

剣岳
冷池山荘、布引山、鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳を見上げる
鹿島槍ヶ岳山頂にて
五竜岳方面

爺ヶ岳中峰からテント場への下りが、景色が抜けているせいか、気温が高く雪が緩かったせいか、怖かったです。

爺ヶ岳からテント場への下り

2日目夜は宴会。泡盛にテキーラ、焼酎と、楽しい夜でした。

3日目はテント撤収して下山のみ。まずは痩せた尾根を降ります。念の為、ハーネスを装着。慎重に降りました。
1時間半程下山したところで、悲しい出来事が。ピッケルを仕舞い、ストックに変えようとした時、I澤は気付きました。ストックをテン場に忘れてきたことを。I村さんのストックを1本お借りして、下山。I村さんありがとうございました。忘れ物の確認はしっかりとしないといけないですね。反省です。
下山工程最後、尾根から登山口へ降りる急斜面。ここが辛かったです。体重と荷物、3日間の疲労が、大腿四頭筋にのしかかります。太ももがプルプルしました。まだまだ修行が必要です。

下山後、湯けむり屋敷・薬師の湯で汗を流しました。

(余談ですが、埼玉県に帰還して解散する際、I澤の車のバッテリーが上がっており、N山さんに助けていただきました。ルームランプの消し忘れが原因でしょうか。皆様、ご迷惑をおかけしました!)