子持山獅子岩右ルート

日程  2024年11月30日
メンバー I村さん(L)、A木(SL/記録)

天気も良いし、マルチにでも行きますか!
ということで、近い&南向きの獅子岩に行ってきました。
前回登ったのはちょうど2年前、左右あるうちの左ルート。もはやすごい昔のような気もします。
すこしは成長できたのだろうか。

細い山道を進んで駐車場へ向かう途中、なにやら車を止めるように指示する男性が1名。
「今日はどこいくの?このルート知ってる?」
そう言いながらおもむろに地形図を示してくる。どうやらハイカー向けにお勧めルートを教えてくれる親切な方のようだ。
「いやーすみません、我々、獅子岩なんですよ」と申し訳なく伝えると
「あーー、クライミングね!
 じゃあこっちのルートをオススメ!獅子岩をバッチリ見ながらアプローチできるよ!」
と満面の笑みで地形図に赤く線を付けたルートを勧めてくる。
どうやら通常の沢沿いに詰めるルートではなく、途中から尾根筋を辿るルートが良いのだそう。

そんなやり取りのあと、装備を整えて出発。
例の男性が示してくれた分岐あたりに差し掛かると・・確かに尾根に向かう明瞭な踏み跡がある。
これ、変な道に誘い込む罠だったり・・と心配しつつも、素直にそのルートを辿ってみることとした。

行ってみたら、お勧めどおり。なかなかの獅子岩ビューぶり。
すでに岩には数パーティーが左ルートに取付いている模様も見える。「結構混んでるから、やっぱり右ルートで正解でしたね・・」などと話しながら取付きに至る。

尾根上の展望スポットから。立派な獅子ぶりですな

今回は奇数ピッチをI村さん、偶数をA木が担当。
やはり初見ということもあって、お互いそれなりに苦労する場面がありましたが、何とか完登。
最終のおまけピッチは通常のルートの右側、フェイスに走ったクラックを利用するルートにトライ。前回来たときは「こんなとこ無理!」と思っていましたが、何とかリードでクリア。
ちょびっとだけ2年間の成長を感じることができました。

たしか4ピッチ目。この後、スタンスのないトラバースがこのピッチのアクセントになっている

下山後は・・・
全国のモツ煮ファンにとっての聖地巡礼。
群馬のソウルフード「永井食堂」でモツ煮定食を満喫。
小ライスのとんでもないボリュームに驚きつつもバッチリ完食してきました。

聖地巡礼する信者の列。もちろん我々もこの後に続きます。(ちなみに肝心のモツ煮定食の写真は撮り忘れました。) #モツ煮は飲み物

以上、初冬のクライミングレポートでした。I村リーダー、ありがとうございました!!
=おわり=

立山三山・龍王岳東尾根(会員山行)

メンバー:Yさん(L)、Kさん(SL)Nさん(装備)、H(記録)
日程:2024年11月24日(日)~25日(月)

【1日目】
 ターミナル8:00~室堂10:00~雄山12:20~雷鳥荘16:20

富士山は最も遅い初冠雪。立山も雪が降ったという情報は入っていたが、軽アイゼンでも登れるくらいかもしれない・・・?!富山県の条例に適合させるために、登山届や装備(ビーコン、スコップ、プローブ)を持ち、扇沢に向かう。

大町に到着すると山々の間から真っ白に雪が積もった山がちらり👀✨

うわぁああ~~雪山だ!と心が躍りながら立山黒部アルペンルートへ。(2024.11.30まで)電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継いで室堂へ。往復チケットなので無くさないようにどこにしまったか何回も確認(笑)

室堂に到着するとそこはもう・・・白銀の冬山

テンション爆上がり!『俺たちの季節が来た~~~!!!』と血が騒ぎます。

一ノ越まで行ってから、1日目に龍王岳に登るか周回にするか判断するということで歩き出し。にしても本当に綺麗。雲海も見れ、雲の間から見える真っ白な鹿島槍はかっこよく、エベレストのよう(笑)

雪のギュっギュっと締まる音。

見渡せば360度山。

年末合宿で行きたいと考えている剣岳や八ヶ岳も。Yさんが登ろうと考えていた剣岳の早月尾根も見え、下見バッチリです!早くも次はどこにいこうか~とワクワク。

ベテランのNさんもKさんもカメラのシャッターが止まりませんでした!

雄山頂上

周回コースの道はなかなか歩きずらくハード。雪はあるものの、締まってないためズボズボと抜け、雪の下には岩があり、ガリっとアイゼンがあたり、バランスが崩れる。そんな中でもNさんはハイペースでどんどん進んでいきます。経験値の違いを身に染みて感じます。Nさんの身体の組織はどうなっているのだろう・・・

動物の足跡を参考にするとルートが見えてくるよ!と教えていただき少しだけHも先頭へ。晴れているからできることで、これが雪が降っていたり風があると厳しいな…と。そしてすぐ先頭をKさんへバトンタッチ。バックカントリーの滑った後がありますが、トレースはあるようなないような・・・あまりにも景色がきれいで歩くのに夢中になり、軽食をあまりとらずに進んだため少しバテぎみ。

ようやく野営場のテントが見え、近くの川を渡り、雷鳥荘が見えてきました!あと少し~~!!の雷鳥荘までの登り返しがキツイ💦前に進んでいるのか?と心配になるくらい足が重い。途中でのエネルギーをとる大切さを感じました。

小屋は温かく快適。天然温泉付きで夜ご飯はお代わり自由。この快適さに慣れてしまうとテント泊には戻れなさそう。明日が小屋締め。最後に美味しいご飯をごちそうさまでした。

【2日目】
 雷鳥荘7:10~8:10~取付9:00~龍王岳13:15~デポ14:10~ターミナル15:00

6:30からの朝食に間に合うように起床。コーヒーを飲みながら早朝MT。朝食はバイキング形式だったため、昨日の反省を生かし、たくさん食べてシャリバテにならないよう準備万端👍

今日の天気も最高!

荷物が重かったため、立山室堂山荘の近くにデポ。

雪を少し掘って、ツェルトの中に荷物を入れて、少し埋める。なるほど…こうやって置けばよいのか💡荷物がと~~~っても軽くなりました!!

一ノ越を越えると見えてきました龍王岳。

これを登るのか、登れるのか!?私。

オンタイムで取付。

大きな岩壁の手前でロープを結び、登攀開始。

事前にネットで見てはいたものの、実際に見るとドキドキ。アイゼンを付けたまま登れるか!

Hに最初の難関。アドレナリン全開😃

一度ヒヤッとするところもありましたが徐々に足をかけてからの重心のもっていきかたを感覚でつかみ、楽しさ全開👍

雪があるので右にトラバースすると簡単に登れそうでしたが、そっちだとつまらなさそうだから左側からいこう!ということで難しい道へ。

途中、簡単そうなところでリードもやらせていただき、こんな経験させていただけるなんて…光栄すぎます。

先輩方に見守られながら腰がらみでビレイ。

首のところだと何かあった時におさえられなく、首ごといってしまう。安定したところに座ってやると〇

夢中になって登りましたが、10ピッチぐらい。ロープを使って安全に登りました。私がいなかったらみなさんスタスタと時間をかけずに登り切ってしまうのだろうな・・・時間をとってくださって感謝です。

支点をとるときに岩の間に入れたり、雪に埋まっているハイマツを使ったり、リードで登ってビレイをするときに時間がかかりすぎてしまうので、安全環付きカラビナにロープを通して引き上げるなど実践でしか学べないことがたくさんありました。ランニングをとらなかったため、ロープが岩に絡まってしまい、Kさんに降りてもらい迷惑をおかけしました。今回は、降りることができましたが、厳しいところだったら?1ミスが命取りになることもあるということも考えてもっと知識も経験を積んでいきたいと思います。

ロープワークも復習していましたが、いざとなるとあれ?とやり直しをしたりしていたので、正確にスピードよくできるようにたくさんロープに触っていきます!!

辺りを見渡せば絶景✨🏔

無事に登頂

ベテランの先輩方に連れて行っていただき、天気も味方をしてくれ、楽しいアルパインデビューをさせていただきました。ラッセルできる体力、ルーファイ、天気について、クライミング技術、自己管理能力と学ぶべきことはたくさんありますが、実力をつけていろんなところに安心して挑戦できるようにしたい!と思います。

こんな山行をしてしまったら、もう沼です。(笑)

帰りたくない・・・徐々に明日仕事・・・?という現実に戻されながら最後の最後まで最高の天気で最高の山行ができたことに感謝してロープウェイへ。

次はどこに登ろうかな・・・

薬師の湯で温泉に入り、近くのお蕎麦屋さんでお蕎麦と馬刺しと鮎の塩焼きセットをペロリ。

とても学びのある超~超~超~最高の山行、予約から申請等もありがとうございました。

(※どの写真も良すぎて載せきれませんでした)

戸隠山 (会員山行)

日程:2024年11月17日
場所:戸隠山
メンバー:N山(L) Y代

【行程】
8:30 キャンプ場前駐車場→9:00 戸隠神社奥社入口→9:30 奥社参拝→9:50 登山口→12:00 八方睨→ 戸隠山→12:40 九頭龍山→13:35 一不動避難小屋→15:20 キャンプ場前駐車場

積雪期の戸隠山を登るために今回下見に同行させていただきました。戸隠山は初めて「蟻の塔渡り」は有名でバリエショーンに富んでいて来てみたかった山です。

キャンプ場前駐車場(無料)に車を停めて、戸隠神社奥社入口まで歩きます。

戸隠神社は霊山戸隠山のふもとにあり、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなっているようです。

大きな杉並木の参道を歩いて奥社へ向かいます。樹齢どのくらいなんだろう?

奥社の先には戸隠山が見えます。うーん楽しみ♪参拝の方達も沢山いらっしゃいました。山に登る格好の方は見当たらない。しっかり参拝してからいざ出発。

午後から天気が悪くなる予報だったので厚手の服をチョイスしたが、登り初めは晴天であつい、あつい

綺麗な青空

飯縄山 写真だとわかりにくいですが、紅葉が綺麗でした。調度良い時期でした。

蟻の塔渡り 何人かの登山者いらっしゃいましたが、皆さん引き返していました。

写真だと迫力が伝わらず残念な感じに…

下るところが少し気持ち悪いね。ってことで折角持ってきたロープを使おうとなりました。

蟻の塔渡り 上からみるとこんな感じです。なかなかのナイフリッジ

蟻の塔渡りを越えると八方睨に到着

戸隠山 1,904M

上からでも奥社の杉並木がしっかりわかります。

九頭龍山 1,883M

空が少しづつ怪しい感じ ポツポツし始まってきました。ここからは完全に下り。ヤバい…ただでさえスベる女なのに…と内心焦り

一不動避難小屋

N山さんは過去に何回か宿泊したことあるそうです。私はちょっと怖いなー(–;)

氷清水

帯岩のトラバース 落ち葉で滑りそうで怖い

鎖場 下りは苦手…

何回か渡渉がありました。

戸隠牧場 牛さんの姿はなく残念。終わりだ~って思ってたのに牧場内広い…なかなか駐車場に着かず

やっとこ駐車場に着いて支度し乗り込むとギリギリセーフ、雨が本格的に降ってきました。レイン使わずに済みました。

高速道路は真っ赤な渋滞。戸隠神告げ温泉で温まった後、老舗の北野家で天ざる蕎麦をとても美味しくいただきました。渋滞も解消されてラッキー

N山さんに無雪期の状態を知ることで積雪期にいかせる知識や雲の見方など教えていただきました。とても学びが多かったです。ありがとうございました。

二子山縦走(渓稜祭/会山行)

メンバー:Y下、N山、K村(SL)、U田、S方、I澤(L/記)
日程:2024年11月10日(日)
10:00二子山登山口-10:35東岳山頂-11:55西岳山頂-13:20二子山登山口

A木さんの山行記録2024年11月10日『スーパーたこやん』にあったように、渓稜祭2日目は豪快な寝坊から始まった。K村さんの指示で、二子山に向かっているであろうY内さんとS方さんに電話をかけると、Y内さんから「大丈夫。想定済みです。」と、先輩の心強い?お言葉。すみませんでした…

渓稜祭2日目は縦走組とマルチ組に分かれましたが、私達は前者として二子山を登りました。
二子山は縦走コースでも岩登り要素強めの山。計画段階でY下さんの助け舟もあり、今回はヘルメット、25mロープとハーネス、アルヌンなどを持参しました。

駐車場でハーネスを装着して、10:00山行開始。

準備中
入山

登山口から10分程で股峠に到着。左に行くと東岳。右に行くと西岳です。まずは、東岳へ。
いきなり、粘土質の滑りやすい急斜面を登ります。転ばないよう慎重に…
それが終わると、岩々してきますが、急斜面である為、落石が怖いと思い、斜面の途中でヘルメットを装着。
急斜面を登りきると、左側へトラバースします。

1箇所、せり出した大きな岩を避けてトラバースする場所があり、左下が切れ落ちていて緊張しました。大岩に鎖が設置してあるので、それを使い通過できます。

この大岩のトラバースは緊張した。

振り返ると眼前に西岳の岩壁がドドンと。
25分程で山頂に。天気が良く、南側にある両神山が映えていました。

振り返ると二子山西岳の岩峰がそびえ立つ。
東岳山頂にて

同じルートを下山して、再び股峠に。今度は西岳を目指します。
暫く樹林帯を登ると岩壁が現れ、案内板が。ここで、上級者コースと一般コースに分かれます。私達は上級者コース。

写真右端が上級者コース取付き。右上する。

それまではK村さんに先頭を歩いて頂いていましたが、「ルーファイやロープ出しの練習をしてはどうか」と、先頭を交代して頂きました。
(折角、交代して頂いたのに、ロープは使いませんでした。が、とても良いルーファイの練習になりました。)
岩壁の右側に上級者コースの登り口があります。取り付きから稜線に抜けるまでがまさに岩登りで、ロープを出すならここでした。ピナクルか樹木に支点を取って、確保できたと思います。
手がかり、足がかりが丁度良くあり、グイグイ登れる気持ちの良いルートでした。

気持ちの良い岩登りができた

岩稜帯の稜線に抜けると、岩を登ったり、降りたり、間を縫ったりして行きます。

11:55西岳登頂。
山頂からは、中央稜が良く見えました。

西岳山頂にて

登頂後もしばらく岩稜帯の稜線歩きを楽しめます。
途中で、南側の斜面に降りて、股峠へ帰還するためにUターンします。

中学生サイズのマムシがいた。

途中、ゲレンデがあり、10名程がフリークライミングを楽しんでいました。ハングしたロングルートが、ずらりと並んでいました。

13:20駐車場に帰還。スーパーたこやん組はもう少し時間がかかるようでしたので、私達は一足先に『道の駅 龍勢会館』でおやつ+お買い物へ。丁度、出店が出ていて、ホットドッグや焼き芋に舌鼓。焼き芋は1本100円でした。
その後、マルチ組と合流し、無事、渓稜祭は打ち出しとなりました。

今回の山行はありがたいことに、リーダーをやらせて頂けることになりました。
安全確保をした上で、同行者に楽しんでもらえる気配りができるリーダー像を目指して、引き続き精進します。
改めて、ご企画頂いたT橋さん、山行メンバーの皆様、本当にありがとうございました!!

二子山 スーパーたこやん

日程 2024年11月10日
メンバー T橋(L)、Y内、I村、Y代、A木(記録)

渓稜祭2日目の朝。我々はすっかり寝坊した。
昨晩のお酒とニンニクの香りを纏った我々を載せ、Y内号が登山口に到着したのは午前10時。
途中の通行止め迂回もあってすでに2時間遅れだ。

(大幅に出遅れているが)キャンプ場で火器の点検にいそしむ一行。

登山口から又峠を通過して東岳方面へ。
途中の弓状エリアを登るツヨツヨなクライマー様を眺めながら「あっちじゃない?いや、こっちじゃない?」と若干迷いつつ、スーパーたこやんの取付きに到着。
ラッキーなことに他にパーティーはいない。先行からの落石リスクも後続から追われることもない。遅くなったことが幸いしたのかもしれない。

本日は1組目が(I村さん、Y代さん)、2組目が(T橋さん、Y内さん、A木)の組み合わせ。
かなり悪い足場に苦戦しながらも準備完了。登攀開始。

>1ピッチ目 26m、5.8(リード:Y代さん、A木)
簡単なフェースを登ってあっさりと終了点の「ひだまりテラス」に到着。名前の通りポカポカと気持ち良いのは数分。その後は猛烈な日差しで干物状態に。

>2ピッチ目 20m、5.8(リード:I村さん、Y内さん)
クラックも利用しながら広めのフェースを登る。ここから浮石が目立ち出して要注意。え?これが浮いてる?というようなサイズのモノもあり、慎重を要する。

>3ピッチ目 (徒歩)
ここは単純歩きルート。ロープを束ねて20mほど前進。ちょうど先行PのY代さんが離陸。

>4ピッチ目 32m、5.7(リード:Y代さん、T橋さん)
ここも簡単そうに見えて浮石だらけ。
しかも最近剥がれたであろうフレッシュな岩肌がところどころでムキ出しに。かなり気を遣いながら登る。

とはいえ、先行パーティのリード(Y代さん)、ずいぶんと時間がかかる。
あまりに時間がかかるので、ダイジョーブですか?と下からビレイヤーのI村さんが声を張る。何度声をかけてもかすかに声が聞こえるような、聞こえないような・・。

しばらくすると「虫になってまーす!」と返ってきた。
ほっと安心すると同時に、I村さんが「蝉のことでしょうね」と静かに突っ込む姿が印象的だった。

※後から聞くと、どうやらY代さんはすこし行き過ぎて5P目核心部に突入、ちょっと苦労されていたとのことでした。

>5ピッチ目 25m、5.10a(リード:I村さん、A木)
いよいよ最終ピッチ、このルートの核心部。
出だしのフェイスとその後のハングを乗り越すところが少し難しい。
そこさえ乗り越せばあとは簡単パート。
二子山東岳ピークに飛び出したら装備解除。
その後は元気よく急斜面を下って又峠に。無事下山となりました。

最後の岩峰をクリア。ここまでくれば、こんな感じになる余裕もある。
後続3人組。
下山の図。切り立った稜線は登攀より怖いかも。

以上、秋の気持ち良いクライミングのご報告でした。
企画のT橋さんはじめ、今回も皆さんありがとうございました!

筆頭岩

日程 2024年11月9日
メンバー 先行チーム:K村さん、F王寺さん、後行チーム:T橋さん(L)、U田(SL/記録)

渓稜祭1日目はチーム分けして、マルチピッチクライミング未経験のU田に併せていただき妙義エリアの筆頭岩へ。

駐車場から臨む筆頭岩

取り付きに到着してT橋さんに支点構築から確認させていただきます。この時点で緊張感からU田はすごい顔をしていたらしく、爆笑されながらのスタートとなりました。

1ピッチ目、先行チームセカンドのF王寺さんにくっついて、ランニングの取り方(どの岩や枝を利用するか、どのギアを使えばいいか、長さの調整方法等)を教えていただきながらゆっくり登ります。

支点構築と引き上げも都度都度確認していただきながら。
F王寺さんに引っ付き虫しながら登ります。
(T橋さんがひょいひょいと登ってくるのもあり)、引き上げが全く間に合っていない図

F王寺さんに散々こわいよ~と脅されていた3ピッチ目。

足場はしっかりありますが、とにかく高度感がすごい!!一歩一歩、牛よりも慎重に足元を慎重に確認しながら歩きます。風がない日でよかった……。

4ピッチ目。鎖もついており、そんなに難しくないかもと安心したのも束の間、膝すら届かず腹ばいで無理やりよじ登る。

そうこうしてるうちに、ここまでつかず離れずで登ってくれていたF王寺さんの姿が忽然と消えます。最後の壁を登ってしまうとほぼ平坦になったため、ランニング取らなくても大丈夫ってことなのかなあ……?ととりあえず進みます。

が、なんとF王寺さんはアプローチシューズの靴底が両足はがれてしまい、先に行ってしまっていたことが判明。

(冷静に考えたら、ランニングを取らずに進んでいい訳がなく、大変反省しました……。)

ようやく辿りついた山頂では、大変かわいい標識がお出迎えしてくれました。

まっっっっっつたく景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、終始妙義を眺められる絶景ルートでした。

記念撮影を取り、時間が押し気味だったこともあり早々に下山を開始します。

帰りは懸垂2ピッチ。1ピッチは短いためロープ1本、2ピッチ目はロープ2本使用して一気におります。

立派すぎる残置の支点
一本目、紅葉に落ちるような懸垂スポット。

2ピッチ目で先行したF王寺さんから、「空中になるとこがあるから気を付けて~!」という声掛け。空中懸垂やったことないなあと思いながら降り始め、下降をはじめてから「え、空中ってどうやるの……?」と気づきました。時差。

下りながら「とりあえず右手離さなければいいですか!?」と聞いた時のT橋さんの顔が忘れられません(すみませんでした)。

どう動けば振られないか必死に考えながら、そろそろと腰を落として、どうにか空中ポイントをクリア。

すいすい下りてくるT橋さん

U田は無事に下りれたことでいっぱいいっぱいになっていましましたが、ここからが一番の大事件。ラストのT橋さんが下りた後にロープを引くも、ロープが落ちてこない!

結び目を解かずに引いたため、支点でロープが引っかかってしまいました。

(この後宴会の準備をしなければならず)時間が押していたこともあり、F王寺さんとU田は先に下山し、K村さんとT橋さんが登り返してロープに回収に向かってくださいます。

(その後聞いたところによると、別パーティーが登ってきたため落としてもらおうとしたらそのパーティーがロープ一本だったため、ロープをお貸しして回収したとのことでした)

こういった事態も起こりうるということ、大変勉強になりました……。

夜の大宴会のごちそうの一部、鳥の丸焼き(蒸し?)
とうとう暖簾が……!

はじめてのマルチピッチクライミング、終始てんぱりっぱなしで、登っている最中はこわい……!という気持ちでいっぱいでしたが、時間が経つと楽しかったな~となってしまう不思議。

先輩3人付きっ切りで指導していただき、大変贅沢な岩登りデビューとなりました。今回教えていただいたことを忘れないように、しっかりと復習しておきます。ありがとうございました!

裏妙義・木戸壁右カンテ(会山行)

日程:2024年11月9日
場所:木戸壁右カンテ
メンバー:A木(L) l村  I 澤 Y代


紅葉が綺麗な妙義山の木戸壁右カンテ
この時期は流石にヒルはいないと思うけど、たっぷりジョニー吹き掛け出発!

本日はI澤さんのマルチデビュー
Aさんとペアで登って行きます。

なんだか母親のような気持ちになりドキドキ(笑)頑張ってI澤さん


確かにカンテだなるほど、なるほど…
ホールドの様で掴みやすい。


なんだかあっという間に終わってしまいました。

懸垂下降へ

ヒルは誰も被害者なく下山
みんなの脚が早まるのは…
この後はお楽しみの渓稜祭

ダッチオーブンで鶏肉

お酒は欠かせないはね。

【I澤さんの感想】2ピッチ以上ロープを出して、支点を作って、確保して、懸垂下降して…という山登りを初めて体験したのは、8月にN山さんに連れて行って頂いた北穂高岳東稜でした。思い返すと、自分にとってはとても冒険的で、素晴らしいものでした。今回の木戸壁右カンテは、北穂高岳東陵と比較すると、より垂直で、ピッチ(5ピッチ)・懸垂下降が多く、挑戦的なものになったと感じております。奇数ピッチが自分。1-2ピッチ目はフェイス、3ピッチ目はガリーを登ります。少し張り出した岩を乗り越える部分があったのですが、終了点でA木さんから「あそこどうだった?」と聞かれ、「やっとでした。怖かったです。」と答えた自分。ランナウトした時の無防備さ、絶対に落ちられない緊張感がありました。4ピッチ目は顕著なカンテ状を登りましたが、右側はスッパリと切れ落ちており、"境"にいると感じました。身体が空中に投げ出されるような高度感は格別です。カンテから右に視線を向けると、木戸壁カンテに並走するように、スラブ状のフェイスを持つ巨大な岩塔があり、「どうやったらあのフェイスは登れるのだろうか」などと考えました。緩傾斜のフェイスを登り5ピッチ目終了点(右カンテルートの最終終了点)に到着。登ってきたルートを懸垂下降する為、後続パーティーとルートを譲り合います。自分はこの懸垂下降(4ピッチ?)で、非常にもたついてしまった。・練習不足で、セッティングに時間がかかった。・懸垂下降のルート取りが下手だった。・実際の岩壁は傾斜、角度、起伏、凹凸、障害物が様々であり、大きく振られたり、ひっくり返らないよう、恐る恐るの下降となった。・ロープを束ねた状態で下降したが、束ね方や繰り出し方のせいか、下降中に何度もキンクした。レベルアップして次の山行に臨めるように、精進します。A木さん、Ⅰ村さん、Y代さん、今回も大変お世話になりました。

宇都宮 古賀志 岩登り🧗‍♀️

日程 2024年10月27日

メンバー T橋さん、Y内さん、S方

初めての岩登りに連れて行っていただきました。                  すがすがしい中を20分ほど歩くと、デデんと大っきい岩が現れて、これに登るんだワクッ♪               そしてポスト?を発見! T橋先輩が『ここから出すと魔界に届くんだよ』って教えてくれた。 コエンマのところに届くのかな。。?

無事をお願いしたらさっそく岩登り。T橋さんのリードとYさんのビレイでトップロープを張っていただき、粉屋の娘さんにチャレンジ!  、、あれ?登れない、、つかめない、、泣    結局登れずおろしてもらい、、 ションボリ、ションボリです!!娘さんになれなかった… 続いてさらちゃんに挑戦! こっちは左からなんとか登れました!

それから右フェイスの新人クラックを!新人だから☆ これは楽しく登れました♪

登山?トレラン?のおじさんが連れてきてくれたマムシくん… 初めて見た。こんな柄してるんだ。 森へお帰り。。

その後は左フェイスの奥に移動して、マルチピッチに挑戦!  ロープを2本使って、こうやってやるんだー

高度感もあってドキドキしながら登り、到着して振り返ると、ひょぇ〜 怖〜いけどきれ〜! ここで記念写真をパシャリ☆

帰りはラペルで気をつけながらシュルシュル。2回ほど登りました。

そして最後は左フェイスのウルトラマン?たぶん。 これも登れないかと思ったけど、踏ん張りました!

たくさん登れて、餃子のみんみん食べて帰りました。

帰りの車で、Y先輩の体脂肪率5パーセントの話を聞いて目が飛び出たまま無事帰宅。 次は肉体改造して頑張るぞー!  

初めてづくしの一日でした!ありがとうございました😊