榛名黒岩 岩登り訓練 (会山行)

日程:2024年10月20日(日)
場所:榛名黒岩
メンバー: N村(L)K村 Y内 Y代

8時頃に榛名黒岩駐車場に到着。既にクライマーさん達で車がギッシリ…停められるかなと不安になりましたが、どうにか停められ一安心

紅葉とクライミング時期で、案の定岩場も満員御礼状態。名前の通り黒々とした岩だなぁ~

練習岩で実施内容を開始

●実施内容 ●

1)マルチピッチ時のコール内容と対応

2)中間支点のセットと回収方法

3)トップの支点構築内容

4)カムのセットと回収方法

 (カムセット時の適正サイズ含む)

5)懸垂下降

6)リードクライミング

支点構築や懸垂下降など再確認出来ました。 

K村さんY内さんはヤンキー稜に行かれました。その間N村さんとNPの練習

調度良いクラックがあり、実際にセットしていきました。

並んだ~並んだ~カムが~赤青黄色♪

リード練習時に隣のクラックでカムをセットしてみました。

気がつくと周りのクライマーさん達は居なくなりました。帰りは予想通り高速道路は真っ赤な渋滞でした。

K村さんN村さんY 内さん、丁寧にご指導頂きありがとうございました。教えて戴いたことを実際の岩場で実践していきたいと思います。

【SMSCA主催】登攀技術講習会

日程 2024年10月20日(日)
場所 飯能市 平戸の岩場
主催 (一社)埼玉県山岳・スポーツクライミング協会(SMSCA) 指導委員会
参加 N山、Ⅰ澤(記録)

N山会長と私Ⅰ澤でSMSCA主催の登攀技術講習会に参加させて頂きました。
講師の皆様、ご一緒させて頂いた皆様、大変お世話になりました!

二人とも中上級クラスに参加させて頂き、主に、ビレイヤの自己脱出と、3分の1引き上げシステムについて学びました。

ビレイヤの自己脱出とは、
「クライマーが滑落した際、ビレイヤが救助活動を行う為などに、ビレイヤ側のロープを解除し(=自己脱出する)、ビレイヤが自由に行動できるようにする」方法のことです。
具体的には、クライマーとビレイヤ(自分)につながったロープの加重を、他の支点に移す作業です。
今まで、自己脱出の方法を知らずにビレイしていましたが、クライマーが滑落した際には、どうすることもできなかったと思うと、とても怖いことだと思いました。
今回の講習会をきっかけに、万が一の際、実際の山行で活用できるよう、良く復習いたします。

3分の1引き上げシステムについては、滑落したクライマーを引き上げする際などに活用することができます。
実際に50kgの重りを引き上げる体験をさせて頂きましたが、参加者数名で全力で引っ張っても、僅かずつしか引き上げられず、3分の1といえども、大変な作業なのだと体感することができました。(カラビナや滑車との摩擦で、実際は3分の1の重さにはならないようです。)
滑落者がある程度、自力で登り返せる場合など、「滑落者の自力+引き上げ」という形であれば、効果的なのではないかと感じました。

いずれにしても、講習会に参加したことで、登山、岩登りにおいては、アクシデント対応ができて初めて、楽しむことができるのだと気付けたことは、大きな収穫です。
引き続き、講習会に参加するなど、知識、技術習得に努めて参ります。
改めまして、講師の皆様、ご一緒させて頂いた皆様、ありがとうございました!

50kgの重りを使って、自己脱出や引き上げシステムを勉強しました。

古賀志山 岩登り訓練(会山行)

メンバー:Ⅰ村(L)、A木(SL)、Ⅰ澤(記録)
日程:2024年10月19日(土)

10月の会山行は栃木県は古賀志山のゲレンデで、岩登り訓練を行いました。
古賀志山は埼玉県から比較的近く、かつ、多くのルートが開拓されている為、今後も利用させて頂く機会があると思いますので、アプローチを含め、とても良い経験になりました。

入山口にある駐車場に車を停めて、岩場へ向かいます。
駐車場は斜面に作られている為、2-3段に分かれていて、合計10台ほど?は駐車できそうです。仮設トイレも設置されていました。ありがたい限りです!
舗装道と山道を20-30分歩くと、目の前に岩場が現れます。祠があり、長く大切にされてきたことが分かります。
他にクライマーはおらず、一番乗りでした。

岩場に到着。広場のようになっており、屋根付きの祠、高低差のある細い滝、水場があります。

早速、準備を整えて訓練開始です。
内容は以下の通りです。
【訓練内容】
①マルチピッチクライミングの一連の流れの確認・実践
➁リードクライミング・トップロープ(TR)クライミング
(クウ(5.8)、粉屋の娘さん(5.8)の2本)

【①マルチピッチクライミング練習】
私Ⅰ澤はマルチに不安がある為、まずは、マルチの一連の流れを確認させて頂きました。
入会させて頂いてから、何度もお教え頂いているのですが…
なるべく早く、体が自然に動くレベルになって、様々な岩場に行けるようになりたいです。

・ゼロピンを取ることを忘れない(1ピン目を掛けるまでの墜落に備える)
・残置支点の強度に不安がある際は、持参したスリングやカムなどを用い、追加の支点を作ることで、十分な強度を確保することに努める(現場判断、工夫)
・懸垂下降の際、ロープを投げると引っかかるおそれがある場合、ロープを抱えながら下降する技術がある(覚えたい)

以上が、特に私に不足していたことです。
一度で覚えられるように、復習します!
他に、カムのセット方法も教えて頂きました。

マルチ練習の様子

【➁クライミング】
マルチ練を終えたら、ゲレンデで岩登りをしました。
今回は、クウ(5.8)、粉屋の娘さん(5.8)の2本を登りました。
Ⅰ村さんとA木さんは、リードでスルスルと登ってしまいましたが、私は『クウ(5.8)』はTRでなんとかやっと、『粉屋の娘さん(5.8)』は出だしの小さなカチを使う部分がどうしても乗り越えられず、完登できませんでした。修行が足りません!

粉屋の娘さん(5.8)

14時頃になると、雨が降り出し、撤退となりましたが、当日はゲレンデは空いており、充実した訓練をさせて頂くことができました。

帰りは、『宇都宮みんみん 鹿沼店』で餃子を食べて、帰路につきました。
Ⅰ村さん、A木さん、ありがとうございました!

流石、本場の味。大満足!もちろん、ビールはノンアルです。

錫杖岳 前衛壁 左方カンテ/注文の多い料理店

日程 2024年10月13日~14日
メンバー I村さん(L)、A木(SL/記録)

暑い、とにかく暑い。
10月も半ばにかかわらず、汗だくになりながら新穂高温泉から幕営予定地に向けて尾根を上がる。地球はどうなってしまってるんだろうか。
環境問題にも思いを馳せながら、私は大変なことに気づいた。
「I村さん、大変です。ビール持ってくるの忘れました!!焼酎しかないです(涙)」

I村さんはいつもの落ち着きでこう言ってくれました。
「大丈夫。私が500ML持ってきたから、分けましょう。乾杯するには十分です」
ほんとうにやさしい人だ。感謝しかない。ひょっとしたら神様なのかもしれないとすら思える。

幕営予定地の錫杖沢出合いまでは急登が続く。
さすがのI村さんも長袖のままでは暑いようで、途中、ザックから取り出した半袖のシャツに着替える。

「あれ?濡れてる・・え?まさか?・・クンクン・・・やべ、、」

I村さんのザックから黒ラベル(500ML缶)が出てくる。見事なピンホールだ。
期待のビールはその半分以上をI村さんのザック内で放出していた。

半泣きになりながら残りのビールを二人で飲み干す。(これはこれで美味しかったです)
今夜の乾杯は焼酎の沢水割に決定した(涙)

幕営地の錫杖沢出合いは、3連休ということもあって満員御礼。
トゲトゲの木に囲まれた比較的平らな場所を確保、荷物をデポして左方カンテに向かう。

=Day1:錫杖岳前衛壁 左方カンテ=

1P目の取付き。いよいよ楽しいナチュプロの世界だ。

取付きにたどり着くと、ちょうど前の3名パーティーが離陸したところだった。
そそくさと準備を進める。
どうやら奇数ピッチが面白いらしい。I村さんのおすすめで私が奇数ピッチのリードを担当することに。

1P Ⅲ 40m(A木)
顕著な草付きの凹角を登る。ここはサクッと。
2P Ⅳ 40m(I村さん)
ガリーの中を詰めてサクッとピナクルに到着。
3P Ⅴ+ 40m(A木)
ピナクルを詰めてフェイスに上がる。そのまま小さなクラックを頼って直上するか、ハーケンのある右に出るかで迷うが、結局クラックをレイバック気味に直上。
クラックを詰めた後は結局右にトラバースするのだが、ややランナウト気味になるので少しいやらしかった。
後で聞いたところ、迷ったポイントでは右に出るのが正規ルートと聞いた。
先行Pに追いついたので、終了点の少し手前でピッチを切る。
4P Ⅳ 25m(I村さん)
湿ったチムニーを詰めて大木テラスに。さらっと登る。
5P Ⅴ 40m(A木)
I村さんの助言。
「正面のクラックを詰めるもよし、フェースを詰めるもよし。好きに行くがよい」とのこと。
クラックを登り始めたが、先行Pが途中の立ち木でピッチを切っていた。お先にどうぞ、とのことで、彼らを避けるため左のフェースに移る。ところどころにあるポケットからカムで支点を取りながら進んで、立派な立ち木でピッチを切った。
6P Ⅱ 10m(I村)
やさしいながらも脆い岩場。先行Pとともに大テラスに出る。
7P Ⅴ+ 40m(A木)
どうやらここがルートの核心部らしい。出だしの1手がちょっと難しい。
ハンガーボルトにプリクリップして挑む。むむ・・I村さんの誘導で、リーチぎりぎりながらもガバ発見。ここを越えれば、あとは楽しく・・と思ったが、終了点直下のスラブを乗り越すのがかなりいやらしかった。無事自分のパートは終了!
終了点のテラスでセカンドのI村さんをビレイしながら、先行Pと会話。どうやら京都からお越しとのこと。諸事情により京都→富山→錫杖と、3連休は大冒険されたようで、楽しくお話させていただきました。
8P Ⅳ+ 50m(I村)
このピッチ、脆いスラブなので省略されることが多いらしい。先行Pは登らずに懸垂で降りることにするとのこと。ビレイしながら我々もそうしようかなと思っていたところ、上から男女ペアが懸垂で降りてきた(彼らも京都から来たらしい)。仮に我々もここで終了とすると3番手になりそうだ。京都ペアの勧めもあって、I村さんが登攀を決意。
はがれそうな細かなホールド、支点は少ない。いやらしさ満点だ。
それでも京都女性の声援を受けながら、グイグイと高度を上げてロープいっぱいまで伸ばしてビレイ解除の声がかかる。
フォローで登った先には開けた空間が。前衛壁のピークを確認した後は、懸垂下降。明日登る予定の「注文の多い料理店」をチラ見しながら北沢に降りて登攀終了。

これが核心ピッチ7Pの取付き。若干ボルダー的なムーブで面白い。

ヘッデンでテン場まで下って、再度適地を探索。あいかわらずI村さんのテン場サーチ能力は素晴らしく、ちょうどよい場所を確保。
焼酎の沢水割でいい感じになりながら明日の予定を確認。連休最終日で高速道路が渋滞するうえ、できれば私が車検に車を持っていきたいという事もあって、4時起床&日の出とともに登攀開始という予定で就寝した。

=Day2:注文の多い料理店=
目が覚める。周りが明るい気がする・・・時計はすでに6時だ。
寝不足のオッサン二人の無理な計画は早くも破綻した。
急いで身支度を整え、アプローチを急ぐ。もう汗だくだ。

こちらが注文の多い料理店。名店の料理は辛めでした。

取付きに到着すると、ちょうど先行3人組が1P目に取り掛かっていた。
「遅いので、1P目の終了点で抜いてください」
とのことで、急いで身支度を整える。
今日はどうやら3P目が核心らしい。志願して私が奇数ピッチを担当させていただいた。

1P Ⅳ  30m(A木)
草付きのフェースを登る。日陰でうすら寒い。取付く時間が早ければ、相当寒かったかもしれないな・・と寝坊を正当化する。大きな草付きテラスのペツルで終了点を切る。
2P 5.8  20m(I村)
草付きテラスから左ナナメ上に伸びるクラックを登る。途中から右のフェースを登るのだが、すこし行き過ぎながらも危なげなく終了点に到達。
3P 5.9  25m(A木)
出だしのハングを越えるところが超絶シビレる。
精神安定剤がわりに大き目のカムを必要以上に打ちながら(途中の残置カムで、ついA0しちゃいました。。)何とか乗り越えた。
ほっとしたのもつかの間、初見ということもあってその後のクラックもまあまあ難しい。
せっかく持ってきたのだからとカムを多めに消費。なんとか終了点にたどり着く。

いつもよりも慎重にセカンドで登ってきたI村さんと時計をみる。
もう結構よい時間だ。核心ピッチも終わったことだし、ここで本日は終了。懸垂で北沢に戻って下山することとなった。

岩場からの下山途中、錫杖岩舎を見学。かなり快適そうだ。住人の方と少しお話。
どうやら岩舎の確保のために連休前から入山、アプローチの刈払いなどもしてくださっていたとのこと。本当にありがたいことだ。
さらにありがたいことに、刈払いの途中でGETしたというマイタケをおすそ分けいただく。
(マイタケは炊き込みご飯で美味しくいただきました。感謝)

岩舎からの眺め。マウンテンビューの最高の宿です。

その後はテン場を撤収して下山。帰路につきました。
結局渋滞はしたのですが、おかげさまで車検の入庫にはギリギリ間に合い、すべて順調に終了することができました。
I村さん、今回もありがとうございます。
また来年、注文の多い料理店に行きましょう!!



鳥甲山(会員山行)

日時:2024.10.5~6

メンバー:Fさん、Tさん、Uさん、Yさん、H

浦和渓稜山岳会の女子会を開催!

以前からどこにみんなで行こうかと話し合い、第二の谷川と言われていた鳥甲山に決定。

(これでとりかぶとやまと読むのかと気になっていました)

Fさんは何度も山行計画をしていたのですが、計画倒れだったそう。

秋雨前線の影響で天気が不安定でしたが、決行できてよかったです。

帰り道で見えた鳥甲山

ムジナ平登山口8:40~万仏岩~白嵓ノ頭~カミソリ岩~鳥甲山12:30~赤嵓ノ頭~屋敷登山口15:30

ムジナ平登山口から屋敷登山口まではロードで約6キロ。歩けなくもないですが、か弱い女子なので今回は車2代で行き、車をデポしておきました。

登山口には車が1台のみ。

この天気で登ろうと思う人は少ないでしょう。

8時40分ごろ登り始め。

すぐに急登!!傾斜45度以上?!

ゼーゼーハーハーと呼吸数が上がりながら登ります。しかも雨で地面は濡れ、道は落ち葉が一面に積もり、落ち葉の下に石があるのか木の根があるのかも分からない。とても歩きずらい…

グラデーションになっていてキレイ?なキノコ

ブナが綺麗でどんぐりもたくさん。

山から「秋、始まりますよ」と言われている気がしていました。

熊さんがでないか心配でしたが誰も熊鈴を出さない女子たち💦

休憩できる平らな場所も見つからず、ひたすら登る登る登る。

少し平らな場所がありそう?と思ったらまた急登。

アップダウンを繰り返しながら、万物岩あたりまで来ると尾根歩き。

天候が微妙でしたが、天気が良ければ周りには苗場山、佐武流山など山々が見えるはず。

ちょっとだけ苗場山が顔を出していました!

鎖場あり

新しそうな鎖が設置

広そうに見える登山道ですが、土なので崩落しているような感じで少し足を滑らせたら危険かもしれません。雨が降らなくてよかったです。

カミソリ岩のところには今は使用できないはしごあり。

冒険心あふれるTさん

「あと少し、あと少し」とUさんの励ましの声をききながら進みますが、お腹がすいて力が出なかったのでここで一休み。

Fさんの枝豆とコーンとベーコンとチーズと栄養満点オムレツと絶品鳥ハムをいただいて、タンパク質を摂取。

デザートはTさんのりんごケーキ♡

みなさんの心遣いに感謝。

パワーをチャージして最後の登りを終えて頂上へ!

頂上 2038m

少し天気が回復し、後ろには紅葉してきた山々。

下には秋山郷の集落も見え、

下山後の温泉とお酒が楽しみになってきました!

屋敷登山口まではやはり急な道が続きます。湿ったところが多いので転倒に注意しながら・・・といっても滑るときは滑る。Yさんは登山靴のソールがすり減っていることもあり、つるつると滑っていました。私たちは5人パーティーで登っていたはずが、10人ぐらいの声が。(Yさんの滑った時の声です笑)

周りはブナや笹に囲まれていたので、滑落の怖さは無かったのですが気が抜けない下山。

少し気が抜けるとつるっと滑ってしまいました。

修行の鳥甲山、温泉とお酒のために頑張りました!!

急登とアップダウンの激しい山で、

女子会の割に厳しめ?楽しい?山行でした!!

あれだけきつかったのに次の日に筋肉痛にならなかったのは、切明温泉効果でしょうか?

女子会計画、ありがとうございました。

木曾駒ケ岳・空木岳縦走(会員山行)

メンバー:N山、I澤(L/記)
日程:2024年10月12日(土)-14日(月)
1日目:12:20千畳敷ロープウェイ上駅-13:30頂上山荘TS(テント設営)13:50-14:10木曽駒ケ岳山頂-14:35頂上山荘TS
2日目:5:45頂上山荘TS-6:20宝剣岳-8:00濁沢大峰-9:00檜尾岳-10:20熊沢岳-11:30東川岳-13:35空木岳-14:25空木岳避難小屋
3日目:5:40空木岳避難小屋-6:30ヨナ沢の頭-7:40マセナギ-10:00池山尾根登山口(駒ケ根高原スキー場駐車場)

10月の三連休はN山さんに中央アルプスに連れて行って頂きました。
もちろん?私I澤は初めて。
今年1月にサギダル尾根、3月に空木岳と、積雪期の会(員)山行で実績のある山なので、まずは夏道を経験させて頂きました。
N山さん、今回もありがとうございました!

【1日目】ガス→晴れ(雲多め)
12:20千畳敷ロープウェイ上駅-13:30頂上山荘TS(テント設営)13:50-14:10木曽駒ケ岳山頂-14:35頂上山荘TS

早朝にN山さん宅に集合し、中央アルプスへ向かいます。
行楽シーズン真っ只中。案の定、中央道の合流点で大渋滞。仕方ないですね(泣)
駒ヶ根高原スキー場駐車場に車を停めて、バスでロープウェイ乗り場へ向かいます。
菅の台駐車場は満車でした。
ロープウェイに乗り込み、千畳敷ロープウェイ上駅到着。時間が遅かったので、登りのロープウェイはハイシーズンにしては空いていました。
駅舎から出ると、目の前にサギダル尾根が。想像していたより急。こんな所、自分に登れるのか…
いつか登れるように修行せねば!

サギダル尾根

千畳敷カールのど真ん中を登っていきます。
積雪期を想定して、雪崩易そうな斜面はどこか、想像しながら登ります。
同じ斜面でも、樹木・植物が残っている部分と、ガレている部分があり、後者は雪崩の影響で表面の樹木等が無くなり、ガレたと想像することができます。
右斜面はそういった部分が所々に見られました。
なんとなく歩くのではなく、積雪期を想定することが大切だということです。

千畳敷カール
カール右斜面の様子。どこが雪崩易そうか考えながら登る。

山頂山荘に到着。紅葉シーズン真っ只中で、既に多くのテントが張られていました。
なんとかスペースを見つけて、テント設営。
空身で木曾駒ケ岳山頂へ。
御嶽山山頂は雲に覆われていましたが、山々を一望できました。

木曾駒ケ岳頂上にて
木曾駒ケ岳頂上より。御嶽山は雲に覆われていた。
木曾駒ケ岳頂上から細尾沢を見下ろす。沢登りできるそう。詰めが楽しそう!

テン場に戻って乾杯。(木曽の地酒・中乗さん、美味かったです!)
日が出ているうちは、外で過ごしていましたが、日が陰ってくると、急に冷え込んできました。
ちなみに、頂上山荘の水場は凍結防止の為、16時以降は利用できないそうです。

夕方の頂上山荘テン場

【2日目】晴れ
5:45頂上山荘TS-6:20宝剣岳-8:00濁沢大峰-9:00檜尾岳-10:20熊沢岳-11:30東川岳-13:35空木岳-14:25空木岳避難小屋

朝起きると、フライシートの内側がパリパリに凍っていた。結構、冷え込みました。
日の出とともに出発。天気は快晴。

頂上山荘の夜明け

宝剣岳-濁沢大峰-檜尾岳-熊沢岳-東川岳と中央アルプスの稜線を楽しむことができました!
ロープウェイで比較的容易にアクセスできる稜線ですが、所々、鎖場があったりと、緊張感もありました。

宝剣岳と宝剣山荘
宝剣岳登頂!
中央アルプスの稜線
鎖場
鎖場

東川岳に近づいてくると、美しい三角錐の空木岳がドンと見えます。
優雅な見た目。さすが「中央アルプスの女王」。
東川岳山頂から下降したコルには、木曾殿山荘があります。
木曽殿山荘の水場(山荘から片道15-20分程)は、この時期でもジャージャー流れていました。

空木岳へ続く稜線

木曽殿山荘から空木岳山頂へ、最後の登り。
一気に山頂へ詰め上がる登りにアドレナリンが出ます!

空木岳山頂へは木曽殿山荘のあるコルから、一気に詰め上がる。

ある程度登ると、大きな岩がゴロゴロしてきて、ちょっとした岩登りになります。
積雪期は、ザイルを使用した方が良いだろうなと思いました。
濡れたテントと水を背負って岩をよじり上がるので、それなりに大変ですが、これも楽しい!

山頂に辿り着くには、大きな岩をいくつも越えなければならない。

いくつか小さいピークを越えて、空木岳登頂。

空木岳山頂にて

空木岳のカールの中を沢伝いに下降し、避難小屋へ向かいます。
この時期でも沢の水はしっかり流れていました。
避難小屋には先行者2名とデポ2名分。トイレ付のまだ新しそうな綺麗な小屋でした。
最終的には10名程になりましたが、詰めれば、16人程は泊まれるのではないでしょうか。
(前日は満員御礼で、床に寝た方もいたそうです。)

空木岳のカール
空木岳避難小屋

【3日目】晴れ
5:40空木岳避難小屋-6:30ヨナ沢の頭-7:40マセナギー10:00池山尾根登山口(駒ケ根高原スキー場駐車場)

日の出とともに避難小屋を出発。やはり朝は冷え込みました。

避難小屋を出発

(カールから麓を見た)左手の池山尾根に上がり、尾根道を進みます。

池山尾根から見た宝剣岳

積雪期は尾根上を真っ直ぐ進むこともできるそうですが、夏道は途中からトラバースを交えながら進みます。(トラバース道は所々、崩れている所もありました。)
迷い尾根を過ぎて、小地獄・大地獄と経由。地獄は痩せ尾根で、積雪期は注意が必要だと思いました。

積雪期はトラバースせず、尾根上を通過することもできる。積雪状況によって、ルート選択したい。

今年3月にN山さん達が幕営したマセナギを通過。マセナギから空木岳山頂は結構距離があるのだなとわかりました。
無事、スキー場駐車場に到着。

帰りは、こまくさの湯で汗を流してから、明治屋駒ヶ根本店で食事をして帰路につきました。
明治屋さんは開店前から20組以上が順番待ちしていました。

明治屋駒ヶ根本店。私は欲張りすぎて超満腹。N山さんは馬刺し握り。

いつか、積雪期の空木岳、中央アルプス縦走に挑戦できるように、引き続き、山行を重ねます。
N山さん、今回も大変お世話になりました!