榛名山黒岩トレーニング(会員山行)

日付:2025.5.18

メンバー:Iさん、Tさん、H

山話会やメンバーの岩トレの場所としてよく聞いていた黒岩。

前日の昼頃まで雨予報だったので濡れていて登れないコースもあるかもしれないけれど、行ってみよう!という判断のもと黒岩へ。

24番のところから入って数分・・・

あっという間に岩場へ到着。

「あれ?○○さん?」と久しぶりに会う友人や「あれ?この間も会いましたね」と古賀志山でもクラッシックルートを登っていた友人やら世間は狭いです。(笑)

小川山に行く予定だったんだけど、雨だからこっちに来たという声をあちらこちらで聞こえました。雨が降ったら近場のここ(黒岩)がみなさんのルーティンなのでしょうか。とてもにぎわっていました!!

岩も濡れていて登れないコースもありましたがピラミッドフェイス(練習コース)は乾いていたのでそちらで練習。

景色よき!!

古賀志山ではリードをできるようなレベルの岩はありませんでしたが、こちらはトップロープで練習→リードという流れで登ることができました。岳友会ルートは残念ながら濡れていて断念💦

かっこいいTさん

南壁のスラブ入門のオケラへ。

右側では「トッツィー」10cに挑戦する方々。今日初めて完登したという勇者が。ナイスチャレンジでした!クライミングに没頭&挑戦する日々なのだろうな・・・大人になっても夢中になって夢を追いかけられることがあるというのは素敵だなぁと感じていました!

Iさんはサクッとリードで登りさすがすぎます👏

Tさんもスラスラ登りさすがです👏

さあ!私の番!

Hはロープを張りまくって登らせていただきましたが、スラブ系のは全くコツがつかめず、2回目のチャレンジはせずに終了。岩を登っているときの集中力の維持も課題です(笑)

新人育成のためにいろいろとお付き合いいただき、Iさん、Tさんに感謝です。ありがとうございました。

【春合宿③】剱岳

日時:2025年5月4日(日)~2025年5月5日(月)

メンバー:Y内さん(L)、I村さん(装備)、I澤さん(気象)、U田(記録)

1日目:8:00 馬場島荘 - 14:00 早月小屋 (TS)

2日目:6:15 早月小屋 - 8:00 剱岳 - 11:00早月小屋 - 15:30 番場島荘

春合宿GW後半班は、昨年末にチャレンジするも早月小屋までしか辿りつけなかった剱岳に再びチャレンジしてきました。

直前まで天気予報は安定せず、一週間ほど前から気象担当のI澤さんが毎日お天気予報をお知らせしてくれ、日程が二転三転しつつも、4日から5日は晴れそうとのこと決行。

前日深夜からI澤さんに順番にピックしてもらい、夜通し車を走らせ富山まで向かい、余裕を持って番場島荘へ到着します。

番場島荘の駐車場には車がぎっしり!こんなに登る人がいるのかとびっくりしました。

上空にはどんよりとした雲がかかっていますが、きっと晴れてくるだろうと希望を持ってスタートします。

今回はしっかり石碑を見れました!

ひたすら急登が続く早月尾根ですが、雪もしまっており順調に進みます。しかし快晴予報とは裏腹に、登るにつれてガスは濃くなっていき、とうとうぽつぽつと雨が降り始めました。右も左も真っ白の中、修行のように、ひたすらもくもくと進みます。

そして14時、番場島荘を出発してわずか6時間で(小雨に降られた以外は)たいした苦労をすることもなく丸山に到着。

前回、伊折からのアプローチを含めて3日かかった丸山山頂まで一瞬で到着!

そこから早月小屋はすぐそこです。既に2パーティー幕営していました。夜間から爆風予報となっていたため、風がよけられそうな小屋の傍で、1時間ほどかけてしっかりとした壁を作ります。作業中に雨は雪に変わり、今日はもう眺望は望めないかと思いましたが、夕方頃にはだんだんと雲が取れ晴れてきました。

鉄壁の壁

当初小窓尾根の案もでていましたが、眼前にくっきりと見えた小窓尾根のえげつないアップダウンぶりに震え、早月尾根でよかった……と心底思いました……。(でもいつか行ってみたい。)

小窓尾根を眺めながらモクるI澤さん

次の日。予報では風速20m/sを超えていたため、起床時の風次第ではそのまま撤退する可能性もありましたが、外に出てみると思いのほか風が弱い!!予定通り5時過ぎにテントを出発です。

先行パーティーの方が登っている姿から遠めにも急登さを察する

最初から壁のような登りに寝起きの身体は悲鳴を上げます。しかしそれは序の口、似たような壁が次から次へと現れました。ふくらはぎがあっという間にぱんぱんになりながら、元気なY内リーダーとI澤さんにおいてかれないよう必死に登ります。

一部夏道も
どこを登るのが、登りの時点では全くわかりませんでした…。
天気はどんどん晴れてきて、テンションは上がります。

獅子頭、カニのハサミといった難所は全て巻き道がついていました。トラバースもしっかり凍っていたため、問題なく通過。

一部鎖がでているところも

そろそろ山頂が近いだろうかという頃に、最後の難関のルンゼがきました。(余談ですが、みんなルンゼなの?と言っていましたが、富山県山岳警備隊のXにも「通称蒼氷ルンゼ」との表記をみたのでルンゼのはず)

先行していた2パーティーが下山してるのを退避して待ちますが、皆さんダブルアックスで慎重にクライムダウンしており、こんなところを下りるのかと早くも帰りが心配になりながら登り始めます。ここのルンゼだけ何故か雪が緩んでおり、コンディションの違いに愕然。一歩一歩びくびくしながらどうにか登り切りました。しかしここを終えてしまえばすぐに山頂です。

ご褒美の稜線歩き
まだ完全にガスは取り切れていませんでしたが、朝一に比べればいいコンディション
I澤さんんのヒミツ道具で記念撮影

余韻もそこそこに、雪が緩む前に下山を始めます。下りは案の定、とても怖かった!ステップを頼りにおりようとしてしまい、蹴り込みが足りないとリーダーにアドバイスをもらいます。

あとからここがカニのハサミだったのかと気づきました。
ひたすらクライムダウン
小屋に戻る頃には快晴

小屋に戻りましたが、すぐに撤収作業に入れないほどみんなでぐったり。しばらく休憩してから、重い腰を上げて下山を開始します。あとは下るだけと思っていましたが、気温が上がって雪がずるずるになり、何回かプチ滑落しながらの下山でした。

毛勝三山を眺めながらの下山路
春でも下山は試練だった!

帰りはまたしても富山きときと寿司でおいしいお寿司を満腹になるまで食べ、交代で運転しながら埼玉まで戻ってきました(🔰のU田ほとんど運転できずすみません……!!)

前回はまったく登れるイメージが湧かない、果てしない遠い山というイメージでしたが、今回再挑戦して無事に登頂でき、人間が登れる山なんだなあと実感することができました。(……が、これを厳冬期に登るというのは途方もないことだと改めて認識しました。)

(また冬に挑戦したくなるかどうかは置いておいて)冬春と一緒に挑戦できたY内さんはじめ、I村さん、I澤さんありがとうございました!初剱が念願の積雪期になったの一生忘れません。

古賀志山外岩トレーニング(会員山行)

日付 2024.4.29

メンバー Iさん(L)、H(記録)

バリエーションをもっと登るにはクライミング力が必要ということで、外岩トレーニングに行ってきました。外岩は、入会してすぐに日和田山に行っただけ。私が登れるところあるのかな…?と思いながら、リーダーにマンツーマンで教えていただきました。なんと贅沢なんでしょう。

夜中まで雨が降っていたようで道路が濡れていて、もしかしたら登れないかも?と話をしていましたが到着するともう登っている方々が。さすがです。

クライミングジムとは違うなと感じたのは、岩を触りながらどこがつかめる岩なのか探しながら登ること。ここつかんで登るの?!と思うようなところも少し手にかかれば登れるということ。足をあげること、足で登る感覚が大事。5.9の課題でもクライミングジムだと11くらいのレベル感な気がしました。

・粉屋の姉さん5.8・競技会ルート5.9・クウ(・ブラックレイン)・新人クラック5.8・猫またぎ5.9

天気が良く、山日和。気持ちよく登れ、良いトレーニングになりました。Iさんありがとうございました。まだ登れるようになるには時間がかかりそうですが、リードができるように頑張ります。