錫杖岳 前衛壁 左方カンテ/注文の多い料理店

日程 2024年10月13日~14日
メンバー I村さん(L)、A木(SL/記録)

暑い、とにかく暑い。
10月も半ばにかかわらず、汗だくになりながら新穂高温泉から幕営予定地に向けて尾根を上がる。地球はどうなってしまってるんだろうか。
環境問題にも思いを馳せながら、私は大変なことに気づいた。
「I村さん、大変です。ビール持ってくるの忘れました!!焼酎しかないです(涙)」

I村さんはいつもの落ち着きでこう言ってくれました。
「大丈夫。私が500ML持ってきたから、分けましょう。乾杯するには十分です」
ほんとうにやさしい人だ。感謝しかない。ひょっとしたら神様なのかもしれないとすら思える。

幕営予定地の錫杖沢出合いまでは急登が続く。
さすがのI村さんも長袖のままでは暑いようで、途中、ザックから取り出した半袖のシャツに着替える。

「あれ?濡れてる・・え?まさか?・・クンクン・・・やべ、、」

I村さんのザックから黒ラベル(500ML缶)が出てくる。見事なピンホールだ。
期待のビールはその半分以上をI村さんのザック内で放出していた。

半泣きになりながら残りのビールを二人で飲み干す。(これはこれで美味しかったです)
今夜の乾杯は焼酎の沢水割に決定した(涙)

幕営地の錫杖沢出合いは、3連休ということもあって満員御礼。
トゲトゲの木に囲まれた比較的平らな場所を確保、荷物をデポして左方カンテに向かう。

=Day1:錫杖岳前衛壁 左方カンテ=

1P目の取付き。いよいよ楽しいナチュプロの世界だ。

取付きにたどり着くと、ちょうど前の3名パーティーが離陸したところだった。
そそくさと準備を進める。
どうやら奇数ピッチが面白いらしい。I村さんのおすすめで私が奇数ピッチのリードを担当することに。

1P Ⅲ 40m(A木)
顕著な草付きの凹角を登る。ここはサクッと。
2P Ⅳ 40m(I村さん)
ガリーの中を詰めてサクッとピナクルに到着。
3P Ⅴ+ 40m(A木)
ピナクルを詰めてフェイスに上がる。そのまま小さなクラックを頼って直上するか、ハーケンのある右に出るかで迷うが、結局クラックをレイバック気味に直上。
クラックを詰めた後は結局右にトラバースするのだが、ややランナウト気味になるので少しいやらしかった。
後で聞いたところ、迷ったポイントでは右に出るのが正規ルートと聞いた。
先行Pに追いついたので、終了点の少し手前でピッチを切る。
4P Ⅳ 25m(I村さん)
湿ったチムニーを詰めて大木テラスに。さらっと登る。
5P Ⅴ 40m(A木)
I村さんの助言。
「正面のクラックを詰めるもよし、フェースを詰めるもよし。好きに行くがよい」とのこと。
クラックを登り始めたが、先行Pが途中の立ち木でピッチを切っていた。お先にどうぞ、とのことで、彼らを避けるため左のフェースに移る。ところどころにあるポケットからカムで支点を取りながら進んで、立派な立ち木でピッチを切った。
6P Ⅱ 10m(I村)
やさしいながらも脆い岩場。先行Pとともに大テラスに出る。
7P Ⅴ+ 40m(A木)
どうやらここがルートの核心部らしい。出だしの1手がちょっと難しい。
ハンガーボルトにプリクリップして挑む。むむ・・I村さんの誘導で、リーチぎりぎりながらもガバ発見。ここを越えれば、あとは楽しく・・と思ったが、終了点直下のスラブを乗り越すのがかなりいやらしかった。無事自分のパートは終了!
終了点のテラスでセカンドのI村さんをビレイしながら、先行Pと会話。どうやら京都からお越しとのこと。諸事情により京都→富山→錫杖と、3連休は大冒険されたようで、楽しくお話させていただきました。
8P Ⅳ+ 50m(I村)
このピッチ、脆いスラブなので省略されることが多いらしい。先行Pは登らずに懸垂で降りることにするとのこと。ビレイしながら我々もそうしようかなと思っていたところ、上から男女ペアが懸垂で降りてきた(彼らも京都から来たらしい)。仮に我々もここで終了とすると3番手になりそうだ。京都ペアの勧めもあって、I村さんが登攀を決意。
はがれそうな細かなホールド、支点は少ない。いやらしさ満点だ。
それでも京都女性の声援を受けながら、グイグイと高度を上げてロープいっぱいまで伸ばしてビレイ解除の声がかかる。
フォローで登った先には開けた空間が。前衛壁のピークを確認した後は、懸垂下降。明日登る予定の「注文の多い料理店」をチラ見しながら北沢に降りて登攀終了。

これが核心ピッチ7Pの取付き。若干ボルダー的なムーブで面白い。

ヘッデンでテン場まで下って、再度適地を探索。あいかわらずI村さんのテン場サーチ能力は素晴らしく、ちょうどよい場所を確保。
焼酎の沢水割でいい感じになりながら明日の予定を確認。連休最終日で高速道路が渋滞するうえ、できれば私が車検に車を持っていきたいという事もあって、4時起床&日の出とともに登攀開始という予定で就寝した。

=Day2:注文の多い料理店=
目が覚める。周りが明るい気がする・・・時計はすでに6時だ。
寝不足のオッサン二人の無理な計画は早くも破綻した。
急いで身支度を整え、アプローチを急ぐ。もう汗だくだ。

こちらが注文の多い料理店。名店の料理は辛めでした。

取付きに到着すると、ちょうど先行3人組が1P目に取り掛かっていた。
「遅いので、1P目の終了点で抜いてください」
とのことで、急いで身支度を整える。
今日はどうやら3P目が核心らしい。志願して私が奇数ピッチを担当させていただいた。

1P Ⅳ  30m(A木)
草付きのフェースを登る。日陰でうすら寒い。取付く時間が早ければ、相当寒かったかもしれないな・・と寝坊を正当化する。大きな草付きテラスのペツルで終了点を切る。
2P 5.8  20m(I村)
草付きテラスから左ナナメ上に伸びるクラックを登る。途中から右のフェースを登るのだが、すこし行き過ぎながらも危なげなく終了点に到達。
3P 5.9  25m(A木)
出だしのハングを越えるところが超絶シビレる。
精神安定剤がわりに大き目のカムを必要以上に打ちながら(途中の残置カムで、ついA0しちゃいました。。)何とか乗り越えた。
ほっとしたのもつかの間、初見ということもあってその後のクラックもまあまあ難しい。
せっかく持ってきたのだからとカムを多めに消費。なんとか終了点にたどり着く。

いつもよりも慎重にセカンドで登ってきたI村さんと時計をみる。
もう結構よい時間だ。核心ピッチも終わったことだし、ここで本日は終了。懸垂で北沢に戻って下山することとなった。

岩場からの下山途中、錫杖岩舎を見学。かなり快適そうだ。住人の方と少しお話。
どうやら岩舎の確保のために連休前から入山、アプローチの刈払いなどもしてくださっていたとのこと。本当にありがたいことだ。
さらにありがたいことに、刈払いの途中でGETしたというマイタケをおすそ分けいただく。
(マイタケは炊き込みご飯で美味しくいただきました。感謝)

岩舎からの眺め。マウンテンビューの最高の宿です。

その後はテン場を撤収して下山。帰路につきました。
結局渋滞はしたのですが、おかげさまで車検の入庫にはギリギリ間に合い、すべて順調に終了することができました。
I村さん、今回もありがとうございます。
また来年、注文の多い料理店に行きましょう!!



鳥甲山(会員山行)

日時:2024.10.5~6

メンバー:Fさん、Tさん、Uさん、Yさん、H

浦和渓稜山岳会の女子会を開催!

以前からどこにみんなで行こうかと話し合い、第二の谷川と言われていた鳥甲山に決定。

(これでとりかぶとやまと読むのかと気になっていました)

Fさんは何度も山行計画をしていたのですが、計画倒れだったそう。

秋雨前線の影響で天気が不安定でしたが、決行できてよかったです。

帰り道で見えた鳥甲山

ムジナ平登山口8:40~万仏岩~白嵓ノ頭~カミソリ岩~鳥甲山12:30~赤嵓ノ頭~屋敷登山口15:30

ムジナ平登山口から屋敷登山口まではロードで約6キロ。歩けなくもないですが、か弱い女子なので今回は車2代で行き、車をデポしておきました。

登山口には車が1台のみ。

この天気で登ろうと思う人は少ないでしょう。

8時40分ごろ登り始め。

すぐに急登!!傾斜45度以上?!

ゼーゼーハーハーと呼吸数が上がりながら登ります。しかも雨で地面は濡れ、道は落ち葉が一面に積もり、落ち葉の下に石があるのか木の根があるのかも分からない。とても歩きずらい…

グラデーションになっていてキレイ?なキノコ

ブナが綺麗でどんぐりもたくさん。

山から「秋、始まりますよ」と言われている気がしていました。

熊さんがでないか心配でしたが誰も熊鈴を出さない女子たち💦

休憩できる平らな場所も見つからず、ひたすら登る登る登る。

少し平らな場所がありそう?と思ったらまた急登。

アップダウンを繰り返しながら、万物岩あたりまで来ると尾根歩き。

天候が微妙でしたが、天気が良ければ周りには苗場山、佐武流山など山々が見えるはず。

ちょっとだけ苗場山が顔を出していました!

鎖場あり

新しそうな鎖が設置

広そうに見える登山道ですが、土なので崩落しているような感じで少し足を滑らせたら危険かもしれません。雨が降らなくてよかったです。

カミソリ岩のところには今は使用できないはしごあり。

冒険心あふれるTさん

「あと少し、あと少し」とUさんの励ましの声をききながら進みますが、お腹がすいて力が出なかったのでここで一休み。

Fさんの枝豆とコーンとベーコンとチーズと栄養満点オムレツと絶品鳥ハムをいただいて、タンパク質を摂取。

デザートはTさんのりんごケーキ♡

みなさんの心遣いに感謝。

パワーをチャージして最後の登りを終えて頂上へ!

頂上 2038m

少し天気が回復し、後ろには紅葉してきた山々。

下には秋山郷の集落も見え、

下山後の温泉とお酒が楽しみになってきました!

屋敷登山口まではやはり急な道が続きます。湿ったところが多いので転倒に注意しながら・・・といっても滑るときは滑る。Yさんは登山靴のソールがすり減っていることもあり、つるつると滑っていました。私たちは5人パーティーで登っていたはずが、10人ぐらいの声が。(Yさんの滑った時の声です笑)

周りはブナや笹に囲まれていたので、滑落の怖さは無かったのですが気が抜けない下山。

少し気が抜けるとつるっと滑ってしまいました。

修行の鳥甲山、温泉とお酒のために頑張りました!!

急登とアップダウンの激しい山で、

女子会の割に厳しめ?楽しい?山行でした!!

あれだけきつかったのに次の日に筋肉痛にならなかったのは、切明温泉効果でしょうか?

女子会計画、ありがとうございました。

木曾駒ケ岳・空木岳縦走(会員山行)

メンバー:N山、I澤(L/記)
日程:2024年10月12日(土)-14日(月)
1日目:12:20千畳敷ロープウェイ上駅-13:30頂上山荘TS(テント設営)13:50-14:10木曽駒ケ岳山頂-14:35頂上山荘TS
2日目:5:45頂上山荘TS-6:20宝剣岳-8:00濁沢大峰-9:00檜尾岳-10:20熊沢岳-11:30東川岳-13:35空木岳-14:25空木岳避難小屋
3日目:5:40空木岳避難小屋-6:30ヨナ沢の頭-7:40マセナギ-10:00池山尾根登山口(駒ケ根高原スキー場駐車場)

10月の三連休はN山さんに中央アルプスに連れて行って頂きました。
もちろん?私I澤は初めて。
今年1月にサギダル尾根、3月に空木岳と、積雪期の会(員)山行で実績のある山なので、まずは夏道を経験させて頂きました。
N山さん、今回もありがとうございました!

【1日目】ガス→晴れ(雲多め)
12:20千畳敷ロープウェイ上駅-13:30頂上山荘TS(テント設営)13:50-14:10木曽駒ケ岳山頂-14:35頂上山荘TS

早朝にN山さん宅に集合し、中央アルプスへ向かいます。
行楽シーズン真っ只中。案の定、中央道の合流点で大渋滞。仕方ないですね(泣)
駒ヶ根高原スキー場駐車場に車を停めて、バスでロープウェイ乗り場へ向かいます。
菅の台駐車場は満車でした。
ロープウェイに乗り込み、千畳敷ロープウェイ上駅到着。時間が遅かったので、登りのロープウェイはハイシーズンにしては空いていました。
駅舎から出ると、目の前にサギダル尾根が。想像していたより急。こんな所、自分に登れるのか…
いつか登れるように修行せねば!

サギダル尾根

千畳敷カールのど真ん中を登っていきます。
積雪期を想定して、雪崩易そうな斜面はどこか、想像しながら登ります。
同じ斜面でも、樹木・植物が残っている部分と、ガレている部分があり、後者は雪崩の影響で表面の樹木等が無くなり、ガレたと想像することができます。
右斜面はそういった部分が所々に見られました。
なんとなく歩くのではなく、積雪期を想定することが大切だということです。

千畳敷カール
カール右斜面の様子。どこが雪崩易そうか考えながら登る。

山頂山荘に到着。紅葉シーズン真っ只中で、既に多くのテントが張られていました。
なんとかスペースを見つけて、テント設営。
空身で木曾駒ケ岳山頂へ。
御嶽山山頂は雲に覆われていましたが、山々を一望できました。

木曾駒ケ岳頂上にて
木曾駒ケ岳頂上より。御嶽山は雲に覆われていた。
木曾駒ケ岳頂上から細尾沢を見下ろす。沢登りできるそう。詰めが楽しそう!

テン場に戻って乾杯。(木曽の地酒・中乗さん、美味かったです!)
日が出ているうちは、外で過ごしていましたが、日が陰ってくると、急に冷え込んできました。
ちなみに、頂上山荘の水場は凍結防止の為、16時以降は利用できないそうです。

夕方の頂上山荘テン場

【2日目】晴れ
5:45頂上山荘TS-6:20宝剣岳-8:00濁沢大峰-9:00檜尾岳-10:20熊沢岳-11:30東川岳-13:35空木岳-14:25空木岳避難小屋

朝起きると、フライシートの内側がパリパリに凍っていた。結構、冷え込みました。
日の出とともに出発。天気は快晴。

頂上山荘の夜明け

宝剣岳-濁沢大峰-檜尾岳-熊沢岳-東川岳と中央アルプスの稜線を楽しむことができました!
ロープウェイで比較的容易にアクセスできる稜線ですが、所々、鎖場があったりと、緊張感もありました。

宝剣岳と宝剣山荘
宝剣岳登頂!
中央アルプスの稜線
鎖場
鎖場

東川岳に近づいてくると、美しい三角錐の空木岳がドンと見えます。
優雅な見た目。さすが「中央アルプスの女王」。
東川岳山頂から下降したコルには、木曾殿山荘があります。
木曽殿山荘の水場(山荘から片道15-20分程)は、この時期でもジャージャー流れていました。

空木岳へ続く稜線

木曽殿山荘から空木岳山頂へ、最後の登り。
一気に山頂へ詰め上がる登りにアドレナリンが出ます!

空木岳山頂へは木曽殿山荘のあるコルから、一気に詰め上がる。

ある程度登ると、大きな岩がゴロゴロしてきて、ちょっとした岩登りになります。
積雪期は、ザイルを使用した方が良いだろうなと思いました。
濡れたテントと水を背負って岩をよじり上がるので、それなりに大変ですが、これも楽しい!

山頂に辿り着くには、大きな岩をいくつも越えなければならない。

いくつか小さいピークを越えて、空木岳登頂。

空木岳山頂にて

空木岳のカールの中を沢伝いに下降し、避難小屋へ向かいます。
この時期でも沢の水はしっかり流れていました。
避難小屋には先行者2名とデポ2名分。トイレ付のまだ新しそうな綺麗な小屋でした。
最終的には10名程になりましたが、詰めれば、16人程は泊まれるのではないでしょうか。
(前日は満員御礼で、床に寝た方もいたそうです。)

空木岳のカール
空木岳避難小屋

【3日目】晴れ
5:40空木岳避難小屋-6:30ヨナ沢の頭-7:40マセナギー10:00池山尾根登山口(駒ケ根高原スキー場駐車場)

日の出とともに避難小屋を出発。やはり朝は冷え込みました。

避難小屋を出発

(カールから麓を見た)左手の池山尾根に上がり、尾根道を進みます。

池山尾根から見た宝剣岳

積雪期は尾根上を真っ直ぐ進むこともできるそうですが、夏道は途中からトラバースを交えながら進みます。(トラバース道は所々、崩れている所もありました。)
迷い尾根を過ぎて、小地獄・大地獄と経由。地獄は痩せ尾根で、積雪期は注意が必要だと思いました。

積雪期はトラバースせず、尾根上を通過することもできる。積雪状況によって、ルート選択したい。

今年3月にN山さん達が幕営したマセナギを通過。マセナギから空木岳山頂は結構距離があるのだなとわかりました。
無事、スキー場駐車場に到着。

帰りは、こまくさの湯で汗を流してから、明治屋駒ヶ根本店で食事をして帰路につきました。
明治屋さんは開店前から20組以上が順番待ちしていました。

明治屋駒ヶ根本店。私は欲張りすぎて超満腹。N山さんは馬刺し握り。

いつか、積雪期の空木岳、中央アルプス縦走に挑戦できるように、引き続き、山行を重ねます。
N山さん、今回も大変お世話になりました!

負欠スラブ(個人山行) 

メンバー T橋、会員外2名 

最近、I澤さんの勢いがすごくて記録が多く、他の会員はどうした?的な声もあるとかないとか。ちゃんと登っていますよ。先日の女子会(10/5-6)でも話題になったので参考になればと思い個人山行ですが記録します。

友人2人と湯沢にある飯士山の負欠スラブに行ってきました。立山で剱岳南壁と龍王東尾根の予定でしたが、コロコロ変わる天気予報に翻弄され、転身となりました。

石打トンネルを抜けて最初の分岐を右に入り、山中に続く道を進むと閉鎖したスキー場のレストハウスに突き当たります。6台くらい停められそうです。そこから100mくらいきた道を戻ると登山口です。

駐車スペース

飯士山は岩原スキー場から登るのが一般的らしいですが、こちら側も道はしっかりしていました。歩き始めて30分ほどで尾根コースと岩コースの分岐です。尾根コースをすすんでいくと途中に負欠スラブの道標が出てきます。そこからスラブがドーンと見えます。地元の方々がスラブが見えるように草を刈り整えた場所だそうです。以前は50mくらい手前の沢から取り付いていたようです。

負欠スラブの道標。負欠岩がよく見えます。ここから取り付きに向かう。少し薮こぐ。

負欠岩の基部を目指してラインを取ります。下部は濡れているところが多く、右側の草付きにある細い立木でランナーをとりながら、短めにピッチを切ります。3Pあたりからスラブも乾いて快適になり、高度感も出てきて楽しく登れます。上部にはボルトやハーケンが打ってあるところがありました。これらを使わなくても立木があるので、ピッチを伸ばして登れます。実際3Pと6Pはもう少し先に進みたかったのでロープも60mでも良かったかなと思います。負欠岩の基部に向かう最後のピッチは立木がなく、支点が取れずフリーとなってしまいました。リスがあるので、カムがあると安心だったと思います。

取り付きから。下部は黒々としてるとこ多い。右よりにラインをとった。
2P目終了点。濡れたところを避けて中央よりへラインをとった。この上からは快適に登れる。
フォローが登る後ろはガーラ湯沢方面。少しずつ高度感でてくる
4P終了点の岩にリングが打ってあった。
5P目トラバース気味にラインをとり、岩の基部を目指す
基部から後ろに回り込んで見た負欠岩。細ーい!下からは右のリッジとして見えていた部位。両側のフェイスにもボルトがうってありました。誰か登りに来るのかな。
高度感あって気持ちが良い。

負欠岩でワイワイと映え写真をとって登山道を進み、山頂をめざします。この登山道スラブ上にあるので、なかなかのワイルドルートでした。西峰からコルに出て50mほど登り返すと三角点のある東峰です。晴れていたので山頂からの景色はとても良く、仙ノ倉、谷川、巻機山、苗場山やらを見られました。

ワイルド一般道から見上げたスラブ。登山道に合流せずにそのままたつめあがれそうにも見える。
西峰から。石打の街
東峰。ワンワンワンワン🐶 1111♪
岩原スキー場、万太郎山方面。

下山は尾根コースを使いますが、これもまた、ワイルドルートです。一気に高度を下げてきます。再び分岐に戻り登山口へ。この日は湯沢あたりは天気が良く日差しもあり汗だくとなりましたので、湯沢の山の湯♨️で汗を流し、谷川PAでモツ煮定食を食べて帰路へつきました。

負欠スラブ面白かったです。スラブも広く色々ルートが取れそうです。ルート取りやマルチのロープワークの練習も兼ねて登ることもできそうです。リスも多いのでカムでの支点構築も練習できそう。負欠岩のクライミングも楽しめ、ワイルドな一般道もあります。ぜひ会で企画していきたいと思います。

1P25m.2P30m.3P50m.4P25m.5P30m.6P40m.7Pフリー

谷川岳馬蹄形縦走(会員山行)

メンバー:I澤
日程:2024年9月28日(土)-29日(日)
1日目:9:00土合駅-9:20白毛門登山口-12:45白毛門山頂-14:10笠ヶ岳山頂-15:30朝日岳山頂-17:30清水峠白崩避難小屋
2日目:5:30清水峠白崩避難小屋-6:45七ツ小屋山-7:50蓬ヒュッテ-9:10武能岳-11:40茂倉岳-12:15一ノ倉岳-13:35オキの耳-13:50トマの耳-16:45西黒尾根登山口-17:15土合駅

冬の谷川岳は何度も連れて行って頂いていますが、夏道の谷川岳を知らないなんて…ということで、以前からやりたかった馬蹄形縦走にチャレンジしてきました。秋の谷川連峰はどんな山なのか、楽しみです。

【1日目】曇り(雨は時々パラつく程度)
太平洋を低気圧が通過する影響で、今回も天気がコロコロ変わりました。
始発の電車に乗り、土合駅へ。駅前で身支度をして、9時出発。白毛門駐車場には10数台程。私を追い抜いたのは、外国人2人組だけでしたので、最後の入山だったようです。
今年1月、Ⅰ村さんに白毛門に連れて行って頂いた時のことを思い出しながら、「夏道は雪で段差が埋まっていない分、段差が大きいのだなぁ」なんて、当たり前のことを思いながら登りました。
1月に撤退した松ノ木沢ノ頭に近くなると、白毛門を登頂して下山する方々と多くすれ違いました。ほとんどの方が白毛門のピストンだったようです。松ノ木沢ノ頭から先は尾根歩きの後、山頂へ斜度が上がります。雪山だともっと急に感じただろうなと思います。
白毛門登頂。山頂では沢登り2人組が休憩していました。湯檜曽川最奥から朝日岳に詰め上がったとのこと。

土合駅
白毛門登山口
松ノ木沢ノ頭付近から白毛門を望む

続けて、笠ヶ岳、朝日岳と登頂。小ピークを何度も越える必要があり、そろそろ山頂かと思うと、まだまだ~のような感じで、焦らされました。笹が目立つようになり、いかにもクマさんの住処という雰囲気に。
朝日岳を越えると木道が敷かれており、辺りには池塘が現れました。周囲に靄がかかり、幻想的。
日の入り丁度に清水峠の白崩避難小屋に到着。避難小屋が満員だった時の為に、また雨予報だったので、テントを担いで登ったのですが、私を含め2人のみ。とても快適でした。同じくらいの年齢の方で、その方も登山を始めて2年程ということで、登った山や道具の話をして過ごしました。
その方は、道具の軽量化をうまくやっていました。今回の山行のように、出発が遅くなる場合は、荷物を軽量化して、スピードを上げられれば、もう少し早く避難小屋に到着できたと思います。安全登山において軽量化=スピードは、とても重要なことだと感じました。
夜から雨が降り始めました。

笠ヶ岳、朝日岳方面
笠ヶ岳山頂
朝日岳山頂
朝日岳から清水峠への下り。池塘があった。
清水峠白崩避難小屋

【2日目】小雨と風(風は時間が経つにつれ悪化)
日の出に合わせて5:30出発。1日目とは比べ物にならない程の笹薮を進みます。七ツ小屋山を登頂して、高度を下げて、蓬ヒュッテ、武能岳、茂倉岳、一ノ倉岳、オキの耳、トマの耳と続きます。特に、武能岳と茂倉岳の登りが斜度があってきつかったです。小ピークを何度も越えなければならない上、腰丈程の笹薮を掻き分けて進みます。また、10時を過ぎると西風が強くなってきて、気温も下がってきました。幸い、雨は弱かったので良かったです。
一ノ倉岳、谷川岳の縦走路は、所々、鎖場が出てきて、雨で濡れた岩を慎重に登りました。一ノ倉沢はガスに包まれ、何も見えなかったです。残念…

武能岳、茂倉岳方面
笹薮を搔き分けて進む
武能岳への稜線
トマの耳。西風が強かった。

下山は西黒尾根です。この頃になると、西風が一層強くなり、早く樹林帯に逃げ込みたい一心でしたが、スラブ状の岩を下りていかなければならず、思うようにスピードが上がりません。3月にN山さんとK村さんに連れてきて頂いた時は、雪に覆われていた為、これほど岩が露出しているとは思いませんでした。ラクダのコブはかなりの斜度があり、且つ、スラブ状で、鎖を使いながら慎重に下りました。岩下りに悪戦苦闘しながらも、樹林帯に到達し、一安心。気の抜けない下山でした。無事、西黒尾根登山口に辿り着き、土合駅に帰着。
天候には恵まれませんでしたが、山深い谷川連峰を味わうことができました。
ありがとうございました!

ザンゲ岩
ツルツルした岩の下降が何カ所もあって神経を使った。
西黒尾根登山口
土合駅

白根三山縦走(会員山行)

メンバー:N山、I澤(L/記)
日程:2024年9月14日(土)-16日(月)
1日目:5:30奈良田(バス乗車)-6:30広河原-8:25白根御池小屋-11:10肩ノ小屋
2日目:5:05肩ノ小屋-5:35北岳-7:10中白根山-8:00間ノ岳-9:45西農鳥岳-10:15農鳥岳-10:55大門沢下降点-13:00大門沢小屋
3日目:5:00大門沢小屋-第一7:30発電所バス停(バス乗車)-7:50奈良田

今回はN山さんに南アルプスは白根三山に連れて行って頂きました。私Ⅰ澤は初・南アルプス。前日まで、槍ヶ岳西稜の岩登りを計画していましたが、雨予報で中止。急遽、N山さんにご提案頂き、白根三山になりました。直前の変更となりご迷惑をお掛けしました。
ご提案・ご計画頂いたN山さん、緊急連絡先をお引受け頂いたK村さん、ありがとうございました!

【1日目】晴れのち曇り
奈良田駐車場は大変混み合うだろうとの見立てから、前日夜に出発し、日付の変わった1時頃に到着。バスの時間まで仮眠を取りました。(N山さん、深夜の運転、本当にありがとうございました。)
朝一番5:30のバスに乗車し、広河原へ。コロナ対策なのか、バスの窓が全開で、冷たい風が吹き込んできて凍えそうになりながら、約1時間バスに揺られました。ブルブル

既に長い列ができていた。始発のバスは5台はあったか。

広河原に着いた頃には、既に明るくなっていました。谷筋の最奥には北岳頂上が見えています。
野呂川に架かる広河原橋を渡って、登山道に入り、谷筋に沿ってゆったりと歩いていきます。早朝の澄んだ空気が気持ち良い。
途中から谷筋を離れ、徐々に斜度が上がってきて、いい感じの登りになります。天気は晴れ。気温が上がって汗ばむ。
白根御池小屋に着く頃には、日影に人が集まる暑さに。白根御池小屋までは樹林帯なので、木陰の中を歩くことができます。

広河原橋
白根御池と北岳

白根御池小屋からは、北岳の稜線に上がる急登となります。序盤は特に斜度がきつく、ガレザレしていて、落石に気を使いました。九十九折の登りです。白根御池小屋より上は、樹木が減り、背丈が低くなるので、木陰はありません。アツイ
稜線に上がると、山々が一望できます。私が当会に入会させて頂いてから連れて行って頂いた仙丈ケ岳、鳳凰三山が見えて、とても嬉しくなりました。

甲斐駒ヶ岳と、遠くに八ヶ岳が見える。
仙丈ケ岳
北岳へ続く稜線
紅葉が始まっていた。

稜線に出てからは、肩ノ小屋まですぐです。雄大な稜線を歩いて行きます。
張り切りすぎたのか、予定より早いお昼前に肩ノ小屋に到着。急いでテントを設営して、初日は贅沢に生ビールで乾杯!寝不足もあり、昼寝をしたりして、時間を過ごしました~。
小屋の水は有料(200円/L)だったので、ケチって往復30分かかる水場へ行きましたが、水はチョロチョロしか流れておらず、先客がいたこともあり、5L汲むのに30分近くかかっただろうか…
それにしてもすごい人で、夕方にはテント場は一杯になりました。若者が多い印象。
午後になると、次第に谷からガスが上がってきて、気温が下がってきました。夜なると雨が降り始めました。予報通り、下り坂。

到着した頃は日も照っていて暑かった。テント左上の換気口からテント内部に雨が滴り落ちてきた。構造の問題なのでしょうか。
手書きのイラストが良い。N山さんと私は違うデザインだったので、一点物ということになるのか。

【2日目】強雨のち、晴れ・曇り・小雨と不安定
2:30に起床して準備を始めましたが、時間が経つにつれ雨脚が強くなっていきました。風もある。
天気予報では明け方にかけて雨が強く降り、その後、雨が弱まり、曇りとなる予報でした。2日目は肩ノ小屋→大門沢小屋で行動時間9時間半を予定していたので、出発を遅らせたとしても7時。それまでに雨脚が弱まらなければ、下山か。リーダーとして判断する必要がありました…
電波は届いていたのでスマホで天気予報を何度も確認しましたが、決めきれない…。「可能であれば行きたい。しかし、いつ風雨が弱まるのかわからない。無理はできない。」と葛藤。リーダーとしてまるで不十分でした。
N山さんから「出発を遅らせる場合は、大門沢小屋までいかず、農鳥小屋までとする案もあるが、農鳥小屋のテン場は稜線上にあって、悪天時は良くない。だから、行くなら大門沢小屋までいきたい。」とご助言。その時の私は、テン場の立地条件まで考えることはできていませんでした。とても勉強になりました。
そうこうしているうちに、4:30頃になって風雨が落ち着いてきました。私たちは前進することにしました。結局、N山さんにご判断頂いた形です。

出発時、撮影した肩ノ小屋テン場。この時、雨は小康状態になっていたが、風は強かった。

5:05肩ノ小屋を出発。岩稜帯を行きます。雨は小康状態ですが、風は強かったです。山の斜面を這うように吹き上がる西風が、バシバシと右半身を叩きます。フードを深くかぶって進みます。
5:35北岳登頂。なんと嬉しいことに、雨は止み、朝焼けまで見ることができました。初めての北岳山頂からの眺めは、贅沢なものでした~。

北岳山頂より。朝焼けと富士山。

中白根山-間ノ岳-西農鳥岳-農鳥岳と続く3,000mを越える稜線は、天空の縦走路と呼ばれるそう。北岳-農鳥岳への縦走路は、基本的に砂礫地と岩稜帯の組み合わせで、歩きやすかったです。雄大な景色を堪能しながら歩きました。
7:10中白根山、8:00間ノ岳と順調に山頂を踏み、農鳥山荘で休憩した後、9:45西農鳥岳、10:15農鳥岳と無事登頂できました。一度に5座も3,000m峰を登頂できるなんて!本当にありがとうございます。

中白根山、間ノ岳へ続く稜線
北岳山荘付近から北岳を振り返る。
北岳山荘
農鳥山荘にあった古いアイゼン。N山さんも持っていたとのこと。
常に西風は強く吹いていました。天候は不安定で、晴れ、ガス、小雨を繰り返していました。
農鳥岳山頂にて
大門沢下降点

農鳥岳を下りて、大門沢下降点に到着。鐘を鳴らして、無事、天空の縦走路を終えたことを山に報告します。大門沢下降点から大門沢小屋へは1,000m以上高度を落としますので、険しい下りが続きます。沢が見えると、やっと傾斜は緩やかになります。雨で岩肌が濡れており、滑らないように注意しました。

見事な房。誰も取らないということは毒キノコ?
大門沢小屋(写真は3日目の早朝に撮影したもの)

2日目も張り切りすぎたのか、予定より1時間以上早い13時頃、大門沢小屋に到着。到着時間からして、このまま下山することもできましたが、今回は「冬山登山でも利用することのある大門沢小屋を一度は利用しておいた方が良いだろう」とのN山さんのお取り計らいで、テン泊することになりました。冬季は避難小屋として開放されているそう(2024年4月20日"白根南嶺(笹山〜広河内岳)会員山行"に記載があります)。勉強になります!
テント設営後は、小屋前のテーブルで乾杯しました。すぐ隣を流れる沢は渓魚釣りで有名だそう。

【3日目】晴れ
3日目は5:00に小屋を出発しました。沢沿いの登山道を歩いていきます。倒木が多く、かわしながら行きます。登山道の整備って本当に大変なんですね。丸太でできた橋を何度か渡りましたが、冒険感があって楽しかったです。その後は、斜面をトラバースする道に変わって、取水口吊り橋に至ります。

取水口吊橋

車止めゲートを通過し、7:30に発電所バス停に到着して時刻表を見ると、数分後にバスが通過する予定になっていた。これはもう運命だ!と、バスに乗車(奈良田駐車場まで5~10分。料金は250円。マイカー規制区間外の為、協力金300円はかからなかった)。バスは満員御礼。皆さん、早いですね~。
7:50頃には奈良田駐車場に到着。女帝の湯は開店前なので、みはらしの丘みたまの湯で入浴しました。高台にある入浴施設で、山々を一望できました。奈良田からは1時間強かかりましたが、行く価値ありです。そのまま、みたまの湯で早めのお昼ご飯も頂きました。馬刺しと鶏もつ煮、おいしかったです!

【振り返り】
私I澤は初めての南アルプス。3,000m峰を5座も登頂出来ましたし、縦走路から見た山々に是非登りたいと、宿題を持ち帰ることができました。
計画段階では、バリエーションルートの勉強として槍ヶ岳西稜を予定しておりましたが、代替案を用意していませんでした。直前に雨予報になったことから、N山さんにお助け頂いた形です。やはり、代替案は用意しておく必要がありますし、用意できるだけの知識・経験を身に着ける必要があります。
また、今回の山行で感じた課題として、リーダーとしての前進・撤退判断があります。2日目の朝、思ったより風雨が強かった為、リーダーとして判断が必要でしたが、結局、決めきれず、N山さんにご判断いただいた形です。これは大きな反省です。自分・メンバーの安全は担保できるのか、天気はどうなるのか、工程を短縮することで出発時間を遅らせられるのか。そして何より、この悪天の中、前進・登頂することで「メンバーに喜んでもらえるのか、達成感を味わってもらえるのか」。
ルーファイ・道選びについても、時折、歩き辛い方を選んで、N山さんに修正して頂くことがありましたので、まだまだです。N山さんにご支援いただきながら、何とか3日間の工程を終えることができました。
まもなく、入会させて頂いてから1年になります。いつまでも連れて行ってもらう立場ではなく、"自立した"会員になるべく活動したいです。
N山さん、今回も様々なご支援・ご指導、本当にありがとうございました!

釜ノ沢・東俣

  • 日程:2024年9月7日~9月8日
    • メンバー
    • I澤(L) A木
    • U田(L) T橋
    • Y内(L) N山 N村 Y代

初めての泊まり沢&入会してから初めてのお泊まり山行に気持ちが高鳴ります。2日目午後から天気が崩れる予報でしたが、昼頃には下山出来そうとのことで決行となりました。   

行程 1日目                   8:25 駐車場出発ー8:50 二俣吊橋ー9:50~11:00 清兵衛沢ー11:15法螺貝のゴルジュー11:45 山の神ー12:30 乙女の滝ー12:45 東ナメ沢出合ー13:15 西ナメ沢出合ー15:00 両門ノ滝ー16:45 幕営地

2日目                     5:15 出発ー8:20 甲武信小屋ー8:50 甲武信岳ー9:25 甲武信小屋ー10:00 戸渡尾根分岐ー11:10 徳ちゃん新道分岐ー12:35 徳ちゃん新道登山口

場所は釜ノ沢・東俣以前から行きたかった念願の沢です。鶏冠山に登った時際に渡渉した事はあったのですが、沢遡行したいと思ってました。

7時30分 駐車場に到着しましたが、ほぼ満車状態。なんとか駐車出来ました。

二俣橋を渡り西沢溪谷の大きな看板へ。そこから鶏冠山方面へ

入溪 ポイント準備して行きます。渡渉してそのまま上がって行くと鶏冠山になります。

いざ入溪!

高巻をして法螺貝の前辺りでメンバーを待ちます。先頭歩いていたメンバーが見えないので、笛でコールしてみると…

おっ、いましたね。沢を歩いていたので、ここからメンバーを引き上げます。

なかなか上がって来るのも大変そう。無事に合流して法螺貝へ

法螺貝ゴルジュの入り口 エメラルドグリーンでとても綺麗です。

綺麗なので思わず泳ぎたくなるのもわかります。水は冷たそうでした。

落ちないように慎重に歩くも私はドポンしました。

千畳のナメ 

両門滝

食担のN 村さん、本日のメニューはカレー。星の王子様のルーでしたが、I澤さんが持参した謎のスパイスで辛口に…謎に美味しかったです。

焚火 ウエアの乾かし方も個性が出ますね。

夏と言えば花火。密かに持参した線香花火。何年ぶりかしら…なかなか風情あって楽しかった。

2日目朝はお茶漬けを食べ、5時に出発。直ぐにヘッテンは必要なく明るくなりました。私達の幕営より上で2グループ程いらっしゃいました。

まだまだ登りあげて行きまーす。

ポンプ小屋 冷え冷えのお水が美味しかった。

甲武信小屋 コーヒー飲みたかったのですが営業前でした。残念

甲武信岳山頂 

皆さん体力あるので甲武信岳山頂へ。私は小屋前でのんびりしてました。雲が多かったけど山頂景色良かったみたいです。天気も崩れることなくよかったです。

徳ちゃん新道で下山。下山なかなかの急登で私のガラスの膝はガクガクでした。鹿がいたみたいですが姿見れなく残念。癒されたかった(笑)

初めての沢泊で至らないところも多かったですが、皆さんのフォローで無事に終えることが出来ました。とても充実した2日間でした。ありがとうございました。

【おまけ】

  Y 内さんザック

安全ピン出して何かしてるなーーとは、思ったけど…まさかザックが縫い目が割け始めていたとは思いませんでした。スリング、カラビナと安全ピンで応急処置。帰宅後写真送ってもらったところ。綺麗に剥がれていたそうです。

大事に至らずよかった。

前川大滝

2024年8月18日(日)
山形県米沢市 吾妻連峰  前川大滝沢登り
メンバー Y内 N村 Y代 S方 4名

朝発(深夜発?)にてY内号にて家庭訪問兼メンバーを積み、
台風5号が東北地方を逸れたとは言え、1日違いの台風を追いながら

一路山形県へ向かう。

~~~おおよそのタイムテーブル~~~~~
7時20分 入渓地点到着
8時20分 入渓
12時30分 前川大滝到着
14時30分 前川大滝上の支流到着
15時30分 登山道到着
16時30分 滑川温泉到着
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

入渓点の駐車場にて5~6台ほど停められる駐車場は既に満車状態、
丁度、他のパーティも着いたばかりで車を入れ替えて頂き無事駐車。

関東地方から来た3名パーティ
北陸地方から来た8名パーティ
出身地未確認の3名パーティと
我々4名で計4パーティを目視確認と軽い挨拶を行う。
総数4パーティ18人となるので今回の遡行は大渋滞の悪寒・・・

橋の上から見た沢は台風の影響からか以前来た時より

5割ほど水流が多い気がする・・・
見た感じ、ほぼ「アカン」感じだがせっかく来たので

行くところまで行く感じになる。

入渓直前、橋を降りた際に3名パーティとすれ違う。

「水流が多いので今回は撤退する」との事。入渓後、

足を持っていかれそうな感じの水流を受け、水流を避けて遡行。
途中、8人パーティに道を譲っていただき遡行継続。
3段15mの滝を直前に控え、更に3名パーティとすれ違う。

「滝を見て今日は撤退する」との事。どんな感じかと思い、

3段15mの滝に到着。はい、「激流滝」で以前見た感じや

他の写真と大きく違い、撤退する気持ちが分かった。

3段15m
普段なら1段登って右岸沿いに行くか、左岸から行けるが

本日は水量サービスタイムらしく横断NG,直登NG、

シャワークライミングNG日和。
無理繰り右壁の泥壁&草付き(実は泥壁大好き)を

大高巻き2ピッチし、トラバース3ピッチ後に

懸垂下降3ピッチで3段15mをクリア。

普段は懸垂下降するような沢ではありません

そして8人パーティは自分が登攀している最中に撤退したとの事。

へつりが無理で釜を結構泳いで突破中

その後、ナメ沢とは言えないやや急流なナメ沢を遡行し、

前川大滝に到着。水量5割UPのサービスタイム前川大滝は正に圧巻。

前川大滝の右壁に高巻き用の登山道を使い大高巻き。
前川大滝上部のトラバースはロープ出しが2か所あり、2か所とも丁寧にロープを出す。
※最初のトラバースでロープを出して、もう1か所ある事を知らずに

危険個所をロープ無しで通過しようとして過去滑落事故する場所ですので

ここは丁寧に危険回避の為、ロープを出す方を推奨します。

分かりにくですがロープを出しての2回目のトラバース、ちなみに左側は絶壁です

時間も押してきてネコノ沢を登攀し分かりにくい登山道に合流。

(3段15mの大高巻きが原因です、すいません)
ここで武装解除し、登山道を下降し途中の展望台で満喫したのち滑川温泉まで到着。

滑川温泉内を通過するのに一人200円必要です。
ここでお風呂と思いつつ、日帰り入浴は16時までとの事でここでの入浴は断念し、「高湯温泉」へ転進する。
高湯温泉はシャワー無し、シャンプー類無しではあるが建物は綺麗で入浴料250円と安く、正に秘湯。
乳白色のお湯は露天形式で温度も丁度よく、また来たいお風呂場でした。

帰りは大きな渋滞もなく東北道を南下し帰宅。

総括
トラバース用にロープは25m×2本はあった方が良い。(今回2本持参して正解)

全遡行は叶わなかったが水量UPの前川大滝と高湯温泉を堪能しここに筆を置きます。

北穂高岳東稜-奥穂高岳縦走(会員山行)

メンバー:N山、I澤(L)
日程:2024年8月17日(土)-19日(月)
1日目:9:00上高地バスターミナル-11:30横尾-14:30涸沢
2日目:4:30涸沢-6:00北穂高岳東稜取付-8:50北穂高岳-10:30涸沢岳-11:50奥穂高岳-13:45涸沢
3日目:4:40涸沢-7:10横尾-10:20上高地バスターミナル

今年は盆休みが取れたので、フルで山行に使おうと意気込んでいた。昨年秋に入会させて頂き、それまでハイキング程度の経験しかなかった私が持ち合わせているのは時間だけだ。
N山さんにご一緒して頂けることにもなった。N山さんのご指導の下、盆休み前半の夏合宿後、3泊4日で北アルプスの読売新道か、南アルプス縦走の計画を立てた。…がお盆が近付けば近付く程、天気予報が優れない。おまけに台風が矢継ぎ早に発生する始末だ。うぅ…ついてない…
3泊4日の山行は厳しそうだということで、またまたN山さんに代替案をご指導頂いた。天気予報が比較的前向きで、2泊3日で行ける北穂高岳東稜-奥穂高岳縦走に決まったのは山行の4日前。いつも本当にありがとうございます。緊急連絡先をお引受け頂いたY下さん、ありがとうございました。
出発日の未明まで台風の影響が残る予報で、直前まで気が抜けなかった。

【1日目】晴れ→曇り時々小雨
9:00上高地バスターミナル-11:30横尾-14:30涸沢
N山さんの運転で沢渡へ。バスターミナル前の駐車場は既に満車で一つ上の駐車場へ。未明まで台風の影響が残っていたが、人々には関係なかったようだ。観光客に混ざってバスに乗り込む。
上高地バスターミナルに到着。相変わらずの賑わいだ。7月1日に六百沢で発生した土石流の被害で小梨平~明神の左岸歩道は通行止めになっており、岳沢湿原側の右岸を迂回した。新村橋の架け替え工事も行われている為、その先も迂回する。(完成は令和9年3月とのこと)

台風一過で日差しが眩しかった。

N山さんのペースに遅れまいとついていき、2時間半で横尾に到着。とばしましたよ~。
本谷橋で休憩して出発する頃から小雨がぱらついてきたが、カッパを着るほどではなかったので良かった。

屛風岩と本谷橋

順調に歩みを進め、涸沢に到着。ヒュッテのテラスではビール片手に笑顔の人々。テントは40張り程か。
初めて涸沢に来たが、写真で見る以上に壮大で感動。カールとそれを囲うようにそびえ立つ稜線。
テント設営をササっと済ませ、ヒュッテのテラスでビールを乾杯。締めはおでんでした。
明日登る北穂高岳東稜を眺め、本日は終了。

ガスの切れ間から時折、北穂高岳東稜が顔を覗かせた。
ナナカマドの実が色づき始めていた。

【2日目】晴れまたは曇り
4:30涸沢-6:00北穂高岳東稜取付-8:50北穂高岳-10:30涸沢岳-11:50奥穂高岳-13:45涸沢

自分がリーダーとしてロープを使ってバリエーションルートを登るのは、これが初(もちろんN山さんの強力なバックアップ付です)。ロープワークや支点構築の実力が問われます。
今まで先輩方に貴重な時間を割いて頂き、訓練山行やジムでご指導頂いたお陰でこの日を迎えることができました。本当にありがとうございます。
3時に起床し4時半出発。既に、南稜にはヘッデンの明かりがいくつか。涸沢小屋の脇を通って、まずは東稜取付に向かう。南稜取付ルートを辿り、途中から右に大きくトラバースする。踏み跡以外は岩が不安定で容易に落石する。"踏み跡"といってもガレた岩の斜面にそれを見出すのは容易ではなかった。N山さんはすぐに踏み跡を見つけていたので、やはり経験不足。

前穂高岳、奥穂高岳が朝日に照らされる。
ガレ場を慎重にトラバースする。
取付付近。ガレザレ場を登る。まるで生まれたての小鹿のようなⅠ澤。落石させないように必死なのだ。

ガレザレした斜面を登ると取付(上図の青点)に到着。取付から岩登りをして東稜に上がる(ザイルは出さなかった)。今回は3ピッチ+懸垂下降1ピッチでザイルを使用。1,2ピッチはⅠ澤、3ピッチ目はN山さんがリードした。登攀中はロープワークと支点構築、セカンドの引き上げと大忙し。まだまだ手際が悪く、時間がかかった。
1ピッチ目取付で先行していた3人パーティーに追いついた。ハイマツに支点を作って登り始める。ピナクルにスリングを掛けて支点を作るが、時間がかかる。どのピナクルが良いか、ロープの流れは悪くならないか、スリングが足りなくなるかも、不安だから掛け直そう、、、
セカンド引き上げのシステムを作るのにも時間がかかる。どこをビレイポイントにするか、どこを支点にしたら引き上げ易いか、、、
もたもたしているうちに先行する3人パーティーに引き離され、後続パーティーにも追いつかれた。焦る、がどうすることもできない。結局、3ピッチ目はN山さんにリードを代わって頂き、スピードアップ。

N山さんとリードを入れ替わる時にも、確保機でN山さん(セカンド)を引き上げていた為、確保機の掛け替えが必要で時間がかかる。N山さんから、ムンターヒッチで引き上げた方がリードとセカンドの入れ替えが円滑とアドバイス。ムンターであればそのまま入れ替われます。沢登り会山行で勉強していたはずですが、岩登りでは引き上げは確保機でやるものだという思い込みがありました。

ビレイポイント(安全地帯)の選択にも、判断ミスがあった。先行パーティーの真似をして同じ場所をビレイポイントにしたのですが、登ってきたN山さんから「ビレイポイントはもう少し先の方が良かった。先行パーティーの真似をするのではなく、自分で考えなくてはいけない。」とご指摘頂きました。ビレイポイントの少し先に危険地帯があり、そこもザイルを使うべきだった。状況判断ができていませんでした。

大岩を懸垂下降したが、その際にも2ミス。
①大岩のテッペンに残置スリングが3本程掛けてあり、そのスリング3本に残置ビナが1枚だけ掛けてある支点があった。私は残置ビナ1枚だけにザイルを通して懸垂下降した。が、その残置ビナが破断したらと考えると恐ろしい。もう一枚カラビナを掛けて2枚で懸垂下降した方が良かったかもしれない(この場合、捨てビナになる)。あるいは、残置スリング3本にザイルを通して、懸垂下降した方が良かったかもしれない。N山さんからご指摘頂きました。
②確保機にザイルを通した後、懸垂下降を開始するために、テッペンの岩を回り込んで空中に身を乗り出そうとした際、バランスを崩してしまった。上記の残置スリングにセルフビレイを取っていたから墜落しなかったが、危ない所だった。注意力不足。

背後の大岩は懸垂下降した。テッペンに残置支点があった。
東稜から槍ヶ岳がきれいに見えていた。格好良い。
北穂高小屋が見える。

北穂高小屋を経由し、北穂高岳登頂。穂高の稜線から滝谷を見下ろす。"鳥も通わぬ"とは言い得て妙。切れ落ちた荒々しい岩壁と尖った稜線がひだのように連なる。「第2・4尾根へは松濤岩のコルからC沢左俣を下降して…C沢は落石が頻発するから気を付けて…」「クラック尾根は何度も登ったな…」「ドームはあそこで、ツルムはあそこで…」とN山さんの解説付き。贅沢です。いつか挑戦できるように、この記録を書きながら滝谷のガイド本とその時の記憶を照らし合わせています。

滝谷側を見下ろす。圧巻。

涸沢岳への登りは所々に鎖やボルトがあってスリリングでした。スッパリ切れ落ちていて、仮にボルトがなければザイルを出さなければ通過できないように思えるセクションもありました。

涸沢岳。ゴーレムのよう。

穂高岳山荘を経由して奥穂高岳へ。ザイテングラートを経由して下山。

奥穂高岳山頂にて記念撮影。

涸沢小屋に到着する頃には頭の中はビール…。小屋で飲むか、ヒュッテで飲むか。我慢は良くない!小屋でジョッキを頼んでゴクゴク。「こりゃ水ですね!」と乾いた体はアルコールそっちのけで水分だけを取り込む。ということで、涸沢小屋では水分補給だけして?、アルコール補給は改めてテン場ですることに(笑)

特設ダイニング。日が出ると暑い。日傘を差すN山さん。

隣の2人組は滝谷ドームに行ってきたとのこと。静かな夜が訪れます。

前穂高岳北尾根
吊尾根

【3日目】晴れ時々曇り
4:40涸沢-7:10横尾-10:20上高地バスターミナル
午後から天気が崩れる予報だったので、早朝に涸沢を出発。N山さんに屏風岩などについて教えて頂きながら下山しました。

屏風岩右岩壁(ルート図はI澤が作成)
屏風岩東壁(ルート図はI澤が作成)
前穂高岳北尾根を東側から望む。
徳澤園。熱中症対策で噴霧器が設けられていた。

帰りは沢渡バスターミナルからすぐの「しもまさ」さんで汗を流して、梓川SAで冷やし葉わさび蕎麦を頂いて帰路につきました。
行きも帰りも終始、N山さんに運転して頂きました。いつもすみません…。テントのお掃除もありがとうございます!

【山行を終えて】
台風の影響で山行日数の短縮を余儀なくされましたが、結果的には、3,000m峰を3座も登頂することができましたし、バリエーションルートのリードをさせて頂き、現状の立ち位置と今後の課題をご指導頂くことができました。ご一緒させて頂いたN山さん、浦渓会員の皆様のご指導のお陰です。本当にありがとうございます。
今回の計画段階を振り返ると、やはり自分の知っている山の少なさから、代替案の立案にとても苦労しました(ほとんどN山さんに計画して頂きました)。将来的にリーダーとして会山行の計画を担えるようになるためには、知っている山を増やす必要があります。
北穂高岳東稜をザイルを使い2ピッチリードさせて頂きましたが、ロープワーク、支点構築、状況判断のどれをとっても未熟。レベルアップするには、経験=山行日数を増やすしかない。
リーダーが担うべきことは、天候判断、代替案の立案、山域の決定、パーティーの安全確保、山行の確実な遂行、撤退判断など多岐にわたりますが、それらを全うする必要がある。
特にバリエーションルートでは、「たぶん大丈夫だろう」という甘い考えを捨て、気を張り詰めて、万が一を想定した正しい選択が必要。普段の生活、仕事からそういう意識でないと、山で正しい選択をすることはできない。東稜でビレイポイントを間違えたのも、経験だけの問題ではなかったはず。

小仙丈沢 夏合宿山行

日時 2024.8.10~11

メンバー Kさん(L)、Nさん、Fさん、Uさん、H(記録)

浦和渓稜山岳会に入会して初めての合宿。

沢登は3回目で少し慣れてきたところで、1日目は沢、2日目は登山という形での計画をしていただきました。新人の技量に合わせて山行計画をしていただきありがとうございます。

お盆ということもあり、渋滞などを考え前日出発。2時ごろ駐車場到着。すでに駐車場にはたくさん車が駐車していました。みなさん車中泊をして翌日の早朝のバス狙いか・・・6時出発のバスに乗車したかったため、バスとチケット売り場のところにザックを置いて順番取り。翌日4時ごろ明るくなってきたころに並ぶとビックリ!!長蛇の列が!!無事にバスに乗ることができましたがこの時期は入山者が多いなと感じました。ちなみに臨時バスを出していて、バスに乗れないことはない様子でした。

北沢峠を6時20分出発。

野呂川出会方面へもともとバスが開通していた車道を歩きます。道がだいぶ崩落していて、今後の復旧の見込みはないようです。晴天の中、歩くこと1時間30分。目の前には今回登る滝が見えてきました。この辺り(野呂川)は釣りをする方も多いようです。

入渓点に到着。

開けていてとても気持ちが良い。道は倒木が多め?でしたが、休憩するときの腰掛にはちょうど良く休憩をとりながら進みます。

後ろには北岳がバッチリ見えました。

この景色を独り占めできるのは贅沢!

ハーケンを打ち込みながら登ります。大滝登攀でハーケンとハンマーを使うところは初めてだったのでこういうところで使っていくのかと勉強になりました。リードのKさんが打ち込み、スムーズに登ることができました。ハーケンの回収もバッチリです。

滝の音に癒され…

最後の大滝のところまでやってきました。どうやって登るか…みんなでルートを確認。今回50mロープをもってきて大正解。Kさんのリードで最後の滝も登りきりました!最後はNさんなのでハーケンやスリングの回収もOK👍と思いきやKさんのスリングがない?!と騒ぎに。時間に余裕もあり、新しいスリングなので回収に戻ることに。結局何も回収せずに登ってきたKさん。(結局Nさんが回収していました(笑))無事にあったので仕切り直して進み始めたKさん。トラバースはこっちがよいよ!と道を選んでくれたものの、あれれ??さっき無いと騒ぎになったスリングとカラビナが足元に置きっぱなし??!お笑いを見ているかのようでした。

徐々に疲れが見え始め、会話も減り淡々と進みます。

14時20分、カールの入り口のようなところに到着。水も枯れ始めてきたので水を汲もうかもう少し先まで行くか悩むところでしたがまだ水はあると信じて進みます。

水が湧き出ているところを発見!!

雪が解け、山の土にしみこんでいく。しみこんだ水は木の根に吸われたりしながら下へとしみこみ水を通しにくい地層の上にたまる。こうして地層の割れ目から湧き出てくるのが川の始まり。南アルプスの水は雪解け水なのでと~っても冷たい。ペットボトルではなく、天然の南アルプス水を飲むことができ、何十年もの歳月をかけてろ過されていると思うと考え深い。おいしくいただきました。

15時40分カールに到着。

誰一人いない場所で休憩。稜線を見ると人が歩いているのが見えました。

登った後は、お酒で宴会。Fさんのザックの中からはあれやこれやと美味しいおつまみが。絶品でした(^^♪

明日も早いので早めに就寝。雨に降られることもなく、風もなく、360度山と星に囲まれ、ぐっすりと寝ることができました。

2日目は、早朝4時出発。

ヘッデンを付けて稜線を目指して登り始めます。ザレ場で傾斜も急で足元もおぼつかない。”3歩進んで2歩下がる”の言葉のような感じでした。カールから見た稜線は近く感じたのに登ってみると遠い遠い・・・ふと後ろを振り返ると朝日がとてもきれいに見えました。この景色をこの場所で見られることがなんて贅沢なんだ・・・と感動し、キツさも忘れていました。

あと少し!!というところで岩場が。ルートが見えない、足を踏み外したら危険という判断でロープを取り出して最後上り詰め。リードはNさん。なかなかOKという声が聞こえないので心配。稜線が見えたということだったので新人の私が2番目に登り始め、ハイマツを進みますが、このハイマツがなかなかの強者。進路を妨げます。3000mのところに生息する植物は本当に強い。そしてようやく到着!!

5時30分に一般道に出ました。

辺りを見渡すとあれれ??一番高いところに出ている!だいぶ予定より登りつめました。

仙丈ケ岳のピークまで数分。

一般道を下山。たくさんの人が日帰り登山を楽しんでいるようで、すれ違いが多くペースが乱れましたがそれだけ魅力のつまった山なのだなと感じました。

夏合宿前の会山行での学びを復習と実践ができた山行でした。