北岳 バットレス4尾根主稜

日程      2023年9月15日(金)~16日(土)
メンバー   Iさん(L)、A(記録)

Iさんのお誘いで盆休みに計画したものの、台風の接近で延期となった北岳バットレス。
聞けば土日の込み具合はかなりのようで、それを避けるために3連休の前日からの計画となりました。

今回も気になるのは天気。9月とは思えない夏山の気候が続いており、いずれの日も午後は不安定。とはいえ、そこまで激しくは崩れないだろうということで、とにかく行ってみることに。

■Day 1(芦安→広河原→白根御池小屋<テント泊・小屋食>)
早朝6時、Iさんの車で芦安駐車場に到着。
7時の乗り合いタクシーに乗車し、広河原に到着。

キレイに整備された広河原山荘に驚く。考えてみれば、私が前回ここに来たのは10年以上前。一般路を利用して広河原から白根三山を経て奈良田に至る行程でした。
そのときに「いつかは」と思ったバットレスに挑戦する日がついにやって来たのだと感慨もひとしおです。

通常のテント泊装備+お酒にクライミングギア(どれくらい必要かわからなかったので、いつもより多い・・)の重さも加わって、ザックはなかなかの重量に膨れ上がる。前回こんなにしんどかったかな・・と思いつつ、ぐいぐい進むIリーダーの後を続く。やっぱり少しペースは速めだったようで、予定よりも早い2時間弱で小屋に到着。テントを広げたのちに昼食を済ませて、翌日の下見に向かう。

いよいよスタート。吊り橋効果もあって?ドキドキ。


先述のとおり、明日は午後の天候の崩れが気になる。4尾根は非常に人気のルートでもあり、渋滞回避のためには是非とも当日1番乗りを果たしたいところ。
4尾根にたどり着くルートは複数あるが、Iリーダーの読みでは「第5尾根からアプローチするルートが最近は一般的なので、他のパーティーがあまり入らないBガリー大滝からであれば、早出は前提ながらも順調にいけば一番乗りできるだろう」とのことで、今回はBガリーを詰めることに。

途中、錯綜する踏み跡に若干と惑わされながらも、特に問題なく大滝まで到着。翌日使用するギア類をデポして小屋に戻る。

初日はこれで日程終了。おいしいビールで乾杯し、小屋の食事(と地酒!)を楽しんでテントに戻る。ウトウトしたころに雨音で目が覚めるも、パラリと降る程度ですみ一安心でした。

Day 2 (白根御池小屋→バットレス→北岳→広河原→芦安)

朝は2時に起床。小屋が用意してくれたお弁当をいただき、予定よりも早く2:40に出発。

満天の星空のもと、Bガリーへと向かいます。暗い中での行動でしたが、下見を行っていたおかげで、ほぼ迷いなく取り付きに到着。装備などを整えつつ朝日を待ちます。

あたりに日が差し始め、いよいよ登攀開始。


日の出とともに登攀開始。大滝はIさん→Aのツルベで2ピッチ切ったところで草付きに向かう明瞭な踏み跡を発見。そちらを経由してCガリーに到着。ヒドゥンスラブと横断バンドの選択肢の中から、スピード重視で後者を選択。途中トポ図にある2ピッチを経由して第4尾根取付きに到着。

お待ちかね。こちらが4尾根の取付き。クラックがすこし難しい。

ルート選択と早出の効果もあって4尾根には誰の姿もない。どうやら1番乗りだ!

Iさんからは1ピッチ目のリードを譲っていただき感謝。ツルっとしたクラックに少し手間取りつつも何とか無事に終了点に到着。見渡すとまさに絶景。雲海に富士。

ここに来たものにしか見ることができない景色だ。

その後はさくさくとツルベで進み、ついに噂のマッチ箱に到達。懸垂したのちに枯れ木のテラスを目指す。

マッチ箱と登攀中のIさん。すごい高度感だ。

枯れ木のテラス付近は大崩落のせいでかなり高度感のあるナイフリッジ。下を覗いてゾゾーっと肝を冷やしながら、最終ピッチの核心部「城塞ハング」へ。

ここもIさんのはからいで、私がリードさせていただく。前傾しているだけでなく、前日の雨のせいか微妙にしっとりとしていて嫌な感じでしたが、たくさんあるハーケンとカムを駆使して安全確保。Iさんのアドバイスに従って、足に荷重を逃がしながらなんとかクリア。

おかげさまで、はじめてのバットレスは無事に登りきることができました。(が、セカンド引き上げの際に痛恨のロープトラブル・・・Iさん、助けてくれてありがとうございました)

その後の詰めは20分程度。頂上で記念撮影した後は下山開始。さすが3連休初日というだけあって、登山者が多いこと多いこと。広河原の最終バスに間に合うか、すこし心配しましたが何とか無事に下山することができました。

山頂で記念撮影!(個人情報保護のため画像処理をしています)
ピークではIさんの知り合いにばったり遭遇。偶然ってすごい。

以上、快晴の北岳バットレスでした。ご一緒いただいたIさん、ありがとうございました!!
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<記録>
Day 1;2023年9月15日(金曜日)
 07:00 芦安駐車場
 07:50 広河原
 09:40 白根御池小屋
 12:30 Bガリー大滝
 14:00 白根御池小屋

Day 2;2023年9月16日(土曜日)
 02:45 白根御池小屋
 04:45 Bガリー大滝
 07:30 4尾根主稜取付き
 11:40 北岳山頂
 13:40 白根御池小屋(テント撤収)
 16:10 広河原

<備考>
なお、下山後に立ち寄ったトンカツ屋さん、量も味も最高でした。
ライス&キャベツもしっかりお代わりしてばっちり栄養補給。2日間の消費カロリー分くらいは摂取できたと思います。
とんかつ屋 一力


南秋川小坂志川本流(遠い蕎麦屋)

日程 8月6日 日曜日 日帰り
参加者 T橋さん(L)、Y内さん、I村さん、A木(記録)

8月の山話会は埼玉県知事選挙のため、珍しく土曜日開催。
翌日は天気もよさそう。。有志4名で沢登り+Tさん行きつけの蕎麦屋で下山後に打ち上げ、という計画が立ち上がりました。
下山後に飲むということで、久しぶりの電車山行。めいめい最寄り駅から乗り継いで、8時ごろには武蔵五日市の駅に集合。タクシーで笹平バス停まで向かいます。

来てくれたタクシーの運転手さん、日本人離れした風貌のイケメンおじい?さん。サービス精神旺盛&トークも面白い・・ということで、幸先の良いスタートとなりました。

笹平バス停。運転手さんの若いころのエピソードトークで楽しい山行のスタートとなりました。
林道でみつけた大ミミズ。
林道を1時間ほど進むと入渓点。身支度を整えてスタート。
ほどよい滝あり
ほどよい泳ぎあり
やる気を出すと完全に泳げる。

ほどよい滝のぼりと、泳ぎで涼しい沢を満喫。短いながらも沢の要素がコンパクトにまとまっており、楽しい沢でした。

短い詰めで登山道に出たら身支度を整え、
整備された登山道を一気に下ります。すでに脳内は下山後のビールに支配されています。
目的地直前、集落で見かけた謎のオブジェ。
夜に出くわしたらかなり怖いです。
お目当ての蕎麦屋さん(陣馬高原下バス停横)に到着。下山報告を済ませたら・・
おいしい料理とお酒で打ち上げ。

今回の山行のシメはTリーダー行きつけの蕎麦屋で打ち上げ。このお蕎麦屋さん、最近リニューアルされたそうで、シャワールームも完備。全員さっぱりとしたあとは、バスの出発までしっかりと楽しみました。(肝心のおいしい蕎麦の写真は、バス出発時刻が近くて撮り忘れました・・スミマセン。)
たまにはこんな山行もいいなぁと、身も心も満たされた大変幸せな気持ちで帰路につきました。

◆山行データ
 07:55 武蔵五日市駅
 08:30 笹平バス停
 09:40 入渓
 12:00 登山道
 12:50 和田峠
 13:40 陣馬高原下バス停

【会員山行】秋川水系 矢沢軍刀利沢

日程
 2022年8月28日 日帰り
メンバー
 Y内(L)、MT村、S根、A木(記録)

早いもので8月も終盤。去りゆく夏を満喫ということで沢登りに行ってきました。
天気もどうやらイマイチということもあり、行き先は定番かつ短めの軍刀沢(初級)。近場ではありますがリーダーの天候判断もあり、早めの出発となりました。

以下が当日のログです。ご一緒した皆さん、とても速い!
記録係なのに、ついていくのに必死であまり写真が撮れずすみません。。。
7:15  ゲート前駐車スペース出発
10:30  軍刀利神社元社
10:32  軍荼利山
11:35  ゲート前駐車スペース

さらにもう一つ。みなさんアグレッシブ!滝は結局1つしか巻きませんでした。ガイド本などでは「初心者むけ」として紹介されることが多いようですが、とてもそうとは思えない内容で、大満足の山行でした。

矢沢沿いの林道を40分ほど進むと入渓点。入渓後すぐにミニゴルジュがお出迎え。
そこからはほどよい滝が続きます
水を浴びながら登る!気持ちイイ!
腰まである釜も、へつりません。
2段15Mの滝。
通常は右から巻くようですが、MT村さん・S根さんがトップロープを張ってくださり、Y内さんと私がトライ。
Y内さんはコンタクトを水流で飛ばしながらも気合でクリア(流石です)。
私は息も絶え絶え、テンション数回。ヘロヘロになりながらも、辛うじて登り切りました。
この達成感、クセになりそうです。。
チョックストーンウッドの滝
左に逃げられますが、もちろん水流突破!さすがです。
最後の詰めを前に、すこし?早めのランチタイム。
このあと、にこやかにガマガエルを投げる女性の姿を目撃したような記憶がありますが、きっと気のせいです。
稜線まであとすこし。急登を詰める。
稜線上には立派な神社(軍刀利神社元社)が。無事に沢を詰められたことに感謝。
軍荼利山ピークから尾根伝いに下山します。
写真のブレからもお判りいただけるだろうか。下山は軽い小走りで。
私はスリップして尻を泥だらけにしました。
最後の渡渉で身を清めるA木。さりげなくお尻の泥も洗い流していたようです。
あっという間に下山。お疲れさまでした!!