
〔日時〕 2026年3月7日(土)
〔場所〕 谷川岳山域
〔メンバー〕A木さん、T橋さん、I村さん、S木
雪崩インシデント発生時に必要な知識、技術を身に付ける為、実戦的な訓練を実施してきました。
計画ではマチガ沢での訓練を予定してましたが、関越道の複数の事故渋滞に巻き込まれてしまい、到着時間の遅れと天候を考慮して、白毛門駐車場の脇にある駐車場所から少し入った湯檜曽川沿いで訓練開始。
最初にT橋さんより、ビーコンの基本操作、バッテリーチェック、グループチェック等の説明と実施にて機能確認。ビーコンの基本的な操作方法を理解します。
次にプーロブの使い方をA木さんより説明頂き、スパイラルプロービングを全員で実施しました。25㎝間隔で正三角形を描き円状に捜索する方法ですが、インシデント発生時に冷静に実施する為には、定期的な訓練が必要だと思いました。

実際の救助作業を方法と掘り出しに掛かる労力を実践にて経験しました。
また雪崩で埋没した場合の状況体験の為に、全員が雪に埋まってみて雪の重さや身動きの取れない恐怖感、身体の冷えなどを体験。
雪を掘り起こす作業は想像以上に大変で、数名で作業しても思うように掘り出せない事、スコップがない状況では絶望的な事が理解出来たと思います。

雪崩発生を想定した捜索訓練を実施。
ビーコンを使って要救助者の埋没場所の特定から、掘り起こし救助までの一連の動作を全員で実施。今回は平坦な場所での訓練でしたので、場所の特定まで移動は容易に出来ましたが、雪崩によるデブリや木々や岩などの障害物をかき分けながら捜索となると、捜索者の安全も確保しながらの作業が必要になります。
訓練とはいえ、やはり早く救助しないと!という心理的な焦りがありました。やはり繰り返しの訓練が必要です。

要救助者を救出した後の保護対応、搬送方法の訓練を実施。
T橋さんより、ハードシェルなどアウターを着た状態からエマージェンシーシートを使って身体を包む方法と、さらにツェルト、ブルーシートで身体を包みスリングを使って搬送可能な状態の作り方を指導頂きました。
代表してS木が梱包されてますが、温かみと包まれている安心感を感じてます・・・

最後に稜線上でツェルトを張る方法を指導して頂きました。
実際に冷たい風もそこそこありましたが、ツェルトに中に入れば暖かさと安心感があります。
天候悪化、怪我、体調不良など一時的にでもビバークが必要な状況になった時に、慌てずスムーズに出来るようにしっかりと身に付けておきます。
一通りの訓練を終了し、実戦での難しさ、3種の神器(ビーコン・プローブ・スコップ)の必要性を改めて実感しました。
また、より高い山、より難しいルートを登る為の登攀技術を高めることも大事ですが、こうしたインシデント発生時の対応力を高めることも非常に大事な事だと改めて痛感した訓練になりました。
諸先輩方、色々をご指導ありがとうございました!
大変勉強になりました。

帰り道、少し遅めの昼食を食べにもつ煮が有名な永井食堂へ!
土曜日は15時までなので間に合うかどうか・・・
店前に行列になってましたが、全員無事に食べられて皆満足です!(写真は大盛り定食)
もし時間に間に合わずに、腹ペコメンバーが暴れだすインシデントが発生しなくて良かったです!笑
今回、緊急連絡先を引き受けて頂いたT嶋さん、ありがとうございました。
また僭越ながら、スケジュールの都合で参加出来なった方々も、次回のこうした訓練では一緒に学び、会全体のスキルアップが出来ればと思っております。
