葛根田川・関東沢下降~北ノ又沢(夏合宿)

日時:2025年8月9日(土)~8月10日(日)

メンバー:T橋さん(L)、Y山さん(SL)、U田(記録)

1日目:6:30滝の上温泉駐車場ー10:00葛根田大滝ー12:30滝の又沢出合-14:30八瀬森山荘

2日目:6:00八瀬森山荘-13:30十字峡-13:30大深山荘ー15:00コモッコ山ー16:00三ツ石山荘ー18:00滝の上駐車場

今年の夏合宿沢班は、岩手に帰省されているT橋さんに合わせて、憧れの葛根田沢へ行けることになりました!

前日深夜から500㎞車を走らせ、Y内さんと岩手に向かいます。(大分運転慣れしたとはいえ🔰U田は200㎞くらいが限界、行きも帰りもY内さんありがとうございました)

深夜道の駅で仮眠をとり、早朝待ち合わせをしている登山口へ移動。道の駅の時点で薄々わかってはいましたが、登山口に到着するとものすごく寒い!

ほどなくしてT橋さんが到着し出発準備をしていると、T橋さんがソロで遡行準備されていた男性に声を掛けます。なんとT橋さんのお知り合いの方だと発覚、なんたる偶然。

お伺いすると昨年K2登頂も果たされ山の大先輩、岩手在住でこの辺りの沢にも精通していらっしゃるとのこと。我々とほぼ同一ルートを遡行する予定だったとのことで、ご一緒させていただくことにしました(以下K先生とお呼びさせていただきます。)

北海道へ遠征していたT橋さんより熊スプレーをお借りして出発。

あちこちでモクモクしている地熱発電所を眺めながら小1時間ほど林道を歩き、入渓です。

入渓からずっと、沢の様相は美しい……。白く深い釜には緑色に輝く水流が満たされており、さらにお天気も良かったため青い空が映えます。初日はずっとこのようなご褒美の沢をのんびりゆったり遡行……と言いたいところですが、諸先輩方の歩くペースを非常に早く、ついていくのに必死。

お函
初日のメイン、葛根田大滝(※巻きました)

当初は2泊3日の予定でしたが、いいペースで進むことができ、当初の幕営予定地である滝の又沢出会に到着した時間はまだお昼頃。これは2日目に経由する予定だった八瀬森山荘までいけるねということで、先に進みます。

湯舟につかってみたり

いったん登山道にあがるために沢筋はどんどん細くなっていきますが、ここからが素晴らしいナメの連続になりました。ナメの色も白から灰、茶色と様々な色があります。

素晴らしいナメを楽しみつつ、ツメらしくどんどん急登になっていき、何回かどん詰まりにあたりええーとなりながら高巻きをしたりして、そろそろ足が限界というころに湿原に出ました。

木道がひかれていない湿原を歩くのは初めての経験です!さっそく膝まで埋まり、湿原の洗礼を受けました。(なお一応ここは登山道。沢靴だからよかったものの、東北の登山道こわい。)

先行パーティーが泊まっていたりするかな?と思いましたが、八瀬森山荘は無人でした。K先生いわく、前回いらっしゃったときも無人だったとのことで、あまり利用頻度は高くない避難小屋のようです。

岩手でも開店してくれました

水場は手前の湿原の淵にありましたが、そこまで水量豊富という感じではありませんでしたが、ビールを冷やすくらいには十分!湿原小屋内でまったりアルコールタイムに入りながら翌日のルートを確認します。

当初の予定では、大深沢を下降し、北ノ又沢に入る予定でしたがが、距離でいうと北ノ又沢に入るまでけっこうな遠回りをする必要があります。そこでK先生から提案があったのが、大深沢ではなく手前にある関東沢を下降し、湿原を抜けて、北ノ又沢途中の十字峡に出るというショートカットルートです。

トポ通りのルートを歩くことしかできない(むしろトポのルートを見つけるのが楽しいレベルの)私にとって、K先生の提案は衝撃的なもので、そんなことができるのかという、沢登りというジャンルの自由度の高さにびっくりしました。

翌日6時、外が十分に明るくなってから出発です。ぐねぐねと蛇行している関東沢をどんどん下降していきます。一か所つるつるだった場所でロープを出して懸垂しましたが、それ以外は下降も難しいところはありません。

徐々に沢幅が広くなってきて、ほどなくして十字峡にでました。三方から沢が流れ込み一か所に流れ込んでいき様子は大迫力。そのまま荷物をデポして、このルートで一番の見どころナイアガラの滝を見学にいきます。ナイアガラの滝~十字峡間のナメ床は広々として見事でした。

ナイアガラの滝は上から見ると大迫力!降りたら上り返しが大変そうなので見学にとどめます笑

ナイアガラの滝を横から

その後は予定通り北ノ又沢を遡行。小滝の連爆帯は、小滝というより中滝……?位の大きさ滝をいくつか超えていきます。噴水パレードのような場所を上り、ようやく傾斜が弱まってきたころに開けた湿原に出て、方角を検討したうえで、いよいよ今回の核心である藪漕ぎに入ります。

岩手の藪は手強い、と様々な記録に書かれておりましたが、本当にすごい。背が高く、弾力も強くてすぐに元に戻ってしまい、密度も濃いため3m離れるともう先行者の姿が見えなくなります。パワフルなK先生とT橋さんが交代で先頭を藪漕ぎしてくださり、必死に離されないようついていくだけで精一杯でした。(そして2日目にして核心しましたが、T橋さんがすごいパワーアップしており全くついていけない……)

前日藪漕ぎのルート取りについてはいかに短く済ませるかの検討をしていましたが、それでもやはり藪を抜けるまで1時間半ほど。大深山荘手前の登山道に出た瞬間は感動でした。

ここまでくればあとは登山道と思いましたが、意外とここからが長い。

お天気は下り坂だったため岩手山の姿を収めることはできませんでしたが、眼下に見える森は深く雄大。
暴風雨の中記念撮影

途中からぽつりぽつりと降り始めた雨は、稜線にでると強風と相まって霰じゃないかと思うほどの痛さで悲鳴が出ます。やっとの思いで三ツ石山荘に到着するころには、雨も本降りに。広く快適な三ツ石山荘に一泊することも考えましたが、駐車場まであと2時間ほどということで、がんばって下山することにします。

下山道は思ったよりも悪くなく、2時間弱ほどで駐車場まで戻ることができました。駐車場について間もなく、まるで埼玉にいるかのような集中豪雨に。岩手もこんな降り方するんですか……?と聞いたら珍しいとのこと。

この雨の降り方で沢沿いでの幕営は大変危険だっただろうと思われますので、2泊のところを頑張って1泊でおりてしまって正解でした。

時間が遅いため近辺の温泉には入れませんでしたが、滝沢市街のスーパー銭湯で汗を流し、ぎりぎり滑り込みで焼肉&スイカの乗った冷麺を食べて解散となりました。

1日目の行動時間8時間、2日目は12時間という沢山行としては初めての長さで心身ともに疲れ果てましたが、沢ってこんな楽しみ方もあるのかと知ることができた山行でした。

T橋さんY内さん、そしてご一緒してくださったK先生、ありがとうございました!!

尾瀬 笠科川 タル沢悪沢〜井戸沢(会山行)

2025/8/9

メンバー: I村 (L) 、 O滝

コース:笠根橋-タル沢-ワル沢-尾根-井戸沢下降

曇り空の埼玉を5時に出発、8時過ぎには入渓点近くの駐車場スペースへ到着し身支度を整えていると顔に水滴のようなものが…一瞬心配しましたが支度を終えて出発する時はいいお天気になってくれました!

8:50 入渓点はガードレールの間から

入渓後、穏やかな流れ

最初の滝♪

魚止めの滝 スダレ状6m ロープ出していただきました。

ごきげんナメ歩きと小滝をいくつか超えると…

ミニゴルジュ からの〜

釜深めゴルジュは左岸からへつりとつっぱりで

2段トイ状の滝 リーダーは華麗なつっぱりでスイスイのスイ〜と登って行きます。その後を脚の長さ問題に向き合いつつ何とか突破😭

それからスダレ状4m滝などを越えると二俣へここで、コンパスを使いしっかりとルートを確認する方法をご教授いただきました。そしてついにこの時がやってきた。。

颯爽と薮をかき分け進んで行くリーダーの背中を必死で追いかけ時間にしては20〜30分程度だと思いますが、果てしなく感じた。何も見えない深い薮の終わりが近づいた頃、空が見えて嬉しかった。いよいよ井戸沢を下降します!

ヌメヌメ〜ぎゃぁあー😱落ち着け自分

笹をしっかり掴むようにアドバイスを受け一歩一歩慎重に下ります。いくつかの滝を下り終えとうとう最後のスダレ8m滝に、するとリーダーが「せっかくだから懸垂下降やろうか」と沢での懸垂下降未経験だったため、とてもいい経験となりました。それから少し歩くと堰堤が見えてきました、もうゴール間近です!そこで、リーダーは釣竿を手にして歩き始めましたが、もう少し上流の方が良かったようで今回はいいポイントが見つからず残念でした。

14:03 駐車スペースすぐ近くにゴール👏

今回、夏合宿としてナルミズ沢の計画でしたが天候不良のため、日帰りでと計画してくださり来る事ができました。ロープを出していただいたのは2回、初級沢ではありますが色々な要素のあるとても楽しい沢でした。今回はI村リーダーの歩き方を学びたくて、足の置き方などばかり注目して見ていたので正直景色はあまり覚えてません😅だから今度は景色を楽しむ余裕を持てるようになった頃また訪れてみたいです。とても勉強になり楽しい山行でした。I村リーダー本当にありがとうございました。

そして、下山報告を受けてくださったF寺さんありがとうございました。