奥多摩シダクラ沢(会員山行)

メンバー:A木さん(L)、S木(記録)
日程:8月31日(日)
行程:8:30奥多摩湖バス停→9:00入渓→12:00サス沢山→14:00小河内ダム(下山)

酷暑続く8月最終の日曜日、奥多摩にあるシダクラ沢へA木さんと行ってきました!
ついに沢登りデビューです! 

奥多摩湖の小河内ダムの駐車場に車を止め、そこからバスに乗り惣岳バス停で下車。
バス停の反対側から下っていくと、しだくら橋という吊り橋が現れます。

ここ同時に2名以上で渡らないで下さいって警告あります!! たしかに古いかも。

この橋を渡ったところで、身支度整えます!
ささっと準備完了のAさんの横で、初めて実戦装備にあたふたする私・・
Aさんに、きちんと装着出来ているかのチェックもして頂き、格好だけは一人前になりいよいよ沢へGO! 
取水口?なのか人工物の横から沢へ入っていきます。
当たり前ですが、全く躊躇なく水に入るA木さん! その後ろを靴のまま水に入る不思議な感覚を味わいながら必死でついていきます。
幸い水温は低くなく、寒さ感じることはなく気持ちよく歩けました!

シダクラ沢は、小滝が連続します。沢初心者の私にはちょうど良いくらいですが、A木さんにはちょっと物足りないくらいだったかもしれません。
他に入渓者もいない状況でしたので、持参したロープを使って懸垂下降の練習やコンパスの使い方など丁寧にご指導して頂きました。A木さん、ありがとうございます。

てっきり腰か胸あたりかなと思ったら、予想以上に深くてビビりました! 
足が着かない程の深さだったのか、単純に足が短かっただけなのか…

A木さんが余裕で登れる場所も、慣れない私は慎重に登っていきます! 
遡行距離も標高差もそれほどないはずですが、慣れない沢登りに体力消耗です。
それでも必死でついていきましたが。

後ろでA木さんの動きを観察してます。
足の動き、手の動きなど、A木さんの動作をインプットします。
もちろん、いきなり同じようには出来ませんが!

ここでも同じように後方からA木さんの動きを観察。
スムーズ過ぎて、写真が追い付かず登りきってしまうところ! 

そろそろ沢の終盤に差し掛かってます。このあたりまで来ると、少しは登り方も慣れてきたような気もしました。ついて行くのが必死でしたけど!

そして、この後のもう少し進んでから登山道までの詰め。
これがきつい! 
ザレザレで斜度もきつく、途中で休憩出来るような所もないので、とにかく登るしかない。
ようやく登山道へ出れた時は、足腰クタクタでした! ここが核心部かも。
ここからは装備も外して、登山道を下り無事下山完了しました。

初の沢登りでしたがとても楽しめました! 暑さもあって水が気持ちよかったです!
A木さん、1日ご指導ありがとうございました。
まだまだ覚える事、身に付けないといけない技術など、課題は沢山ありますが、少しづつステップアップ出来るようにジム練も含め頑張ります。あと体力面も!
Y内さん、緊急連絡先ありがとうございました。



小川山クライミング(会員山行)

メンバー:I村さん(L)、I澤
日程:2025年8月30日(土)-31日(日)

8月最後の週末はI村さんに小川山に連れて行って頂きました!
小川山と聞くとクライミングの楽園?めちゃ強クライマーが集う場所?みたいなイメージを持っていましたので、I村さんにお誘い頂いてからはジム練するモチベーションになっていました。
下界は気温40℃の猛暑の中、朝晩はダウンを着るくらい快適な気候で、お陰様で登り込むことができました。
(流石に日中は暑かったですが、クライミングできるくらいの暑さです!)
H島さんも参加予定だったのですが、体調不良の為、今回は欠席となりました~😭

【1日目】快晴
8時過ぎに廻り目平キャンプ場に到着すると、クライマーやキャンパーでぎっしり。なんとか車を停めました。
炊事場の隣にテントを張って、初日は八幡沢エリアへ。

I村さんにテーブルまでご用意頂きました~

まずはガマスラブでウォーミングアップです。3本登りましたが、スラブは足を良く踏ん張るので結構疲れる~。ここは私も全てリードしました💪

ガマスラブ。至る所にボルトが打ってあるので好きなルートを登れます。

お次はマガスラブへ。(I村さんは全てリード。『ルート名:〇〇』はI澤の取組内容。)
➀song of pine(5.8):トップロープ(TR)で完登
➁穴があったら出たい(5.10a):TRでも完登できず
➂ウルトラセブン(5.7):リードし完登
➃かわいい女(5.8):リードし完登

マガスラブ。➀➁の辺りです。

初日はスラブ三昧でした~
キャンプ場に戻って、I村さんに夕食をご馳走になりました💕
冷やしトマト、ジャガイモとピーマンの炒め物、ポークステーキ、豚肉と茄子のつけ汁にうどんと、初日の疲れが吹き飛ぶ美味しさでした!
料理しているI村さんをボケーと眺めているだけで、何もできずすみません😭
ご馳走様でした!
日が沈むと一層気温が下がって、上着を着込んで超快適♫
私たちはやりませんでしたが、周りの方々は焚火を楽しんでおられました~

【2日目】快晴
空が明るみ出した5時過ぎに自然とI村さんも私も起床しました。
これまたI村さんにコーヒーをご馳走になって、ゆっくりと支度しました。
2日目はキャンプ場から近い父岩からスタート。
➀小川山物語(5.9):
リードでオンサイトトライしましたが7合目辺りでルート逸れて断念・テンション。小川山ストリートの終了点までカンテを使いながら登って地上に戻りました。TRでは完登できました!
途中から都岳連の講習会御一行が来ましたので、地上から視線を感じながら必死こいて登りましたw
➁モラリスト(5.8):
リードでオンサイトトライしましたが上部のスラブを突破できず断念。TRでは完登。

お次は兄岩。
➂八王子ルート2P目(5.6):TRで完登
ジャミングがしっかり決まるし、1手だけ無理やりリービテーションもどき?使ってみたりと楽しかったです!

八王子ルート2P目(5.6)。左の凹角クラックを登る。終了点は樹木で残置ロープ・カラビナはないので最後は懸垂下降で降りる。ビレイデバイスとグローブをお忘れなく!

お次は弟岩。
➃ジョイフルジャムのある岩の左面の右端のクラック+フェイス:TRでなんとか完登
➄ジョイフルジャム(5.8):TRでなんとか完登

➃松の木に並走するように左上する右端のクラックを登ります。
➄フェイスとクラックを上手く使いながら登ります。数手、クラックにジャミングと足を決めて登ります。

最後は兄岩に戻って。
➅ピクニクラ(5.10c):私は登らず(と言うより登れないw)。I村さんは1度レストする為にテンションしましたが、無事トップアウト!

【まとめ】
今回はI村さんのお陰で小川山をお腹一杯楽しませて頂きました!
TRを張って頂いたことはもちろんのこと、小川山でのクライミング以外の楽しみ方、キャンプ場での楽しみ方も教えて頂き、I村さんには大感謝です👏
小川山には私が今回リードで完登できた5.8以下のルートはあまりなく、I村さんがいなければ岩を眺めて帰るだけになってしまうところでした。
まずは『小川山物語(5.9)』を安定してリードできるようになることを目標にトレーニングに励みたいたいと思います。
改めまして、I村さん、緊急連絡先をお引受け頂いたT嶋さんありがとうございました!

キリマンジャロ峰

T橋、他会員外メンバー5人

今回、知り合いを通じて現地ガイド会社を利用しました。

日程 10日間 8/27〜9/5 ( 1日延泊で9/6帰国となる)

現地滞在 8日間

行程 day1〜2フライト。タンザニア、キリマンジャロ空港着後、モシ市内ホテル泊、day3登山ゲート〜マンダラハット、day4〜5〜ホロンボハット、day6 ギボハット、day7 summit attack〜ホロンボハット、day8 登山ゲートまで下山〜ホテル、day9 サファリ見学後空港、day10 帰国→韓国ステイ、day11帰国

 キリマンジャロ登山はお姫様山行でした。ガイド、ポーター、ウエイター、シェフがサポートしてくれます。レインウェアや防寒着と行動食を少しザックに入れて、自分の足で歩くだけです。でも、最大の核心は高度です。私の最高到達高度は台湾の玉山(3952m)で、今回のキリマンジャロは5895m。2000mも高い!でも、なんとか自分の足で登頂できました。5000m超えてからが、とてもしんどかったです。

 ルートはHut(山小屋)をつないでいくマラングルートを使いました。一番利用されているルートです。高度を1700mの登山ゲートから1日1000mずつ上げていくため、3つのHutに泊まります。一つ目のマンダラハットまでは密林の中を歩きます。日本の高山植物のような花も見られます。

 二つ目のハットであるホロンボハットへのトレイルは密林を抜け、一気に広大なサバンナに変わります。サバンナの先にキリマンジャロ峰とギザギザのマウェンジ峰がそびえます。そんな雄大な景色を眺めながらポレポレ(ゆっくり)と歩きを進めます。途中、アフリカの固有種の植物やかわいいカメレオンにも会えました。

カメレオンちゃん(手乗り可)

 ホロンボハットには2日ステイして高度順応をはかるため、近くのゼブラロックというシマシマの岩場(4200m)にハイキングにいきます。

 三つ目のハットまでのトレイルは、ほとんど草がなくなり大岩がところどころに転がる荒野になります。キリマンジャロがだいぶ近くなってきたところでギボハットに到着です。

 サミットアタックは三つ目のHutのギボハットから、夜中にスタートしますので、夕食を軽く済ませて19時前に就寝です。起床は22時、暖かいお茶を飲んで23時に出発です。歩きはじめはそうでもなかったですが、5000mに近づくと、かなり寒くなってきます。八ヶ岳厳冬期にアイスに行くような服装(ビレイジャケット着用)で行きましたが、それでも寒かったです。低体温にならないように、ポットに入れていた、おしるこ&甘酒を飲みながら登りました。夜明け頃に最初のピークである、ギルマンズポイントに到着します。

朝日がとてもきれいだったんですが、あまり、余裕がなく堪能できませんでした。そこで、ガイドチームからお祝いコーラがふるまわれたんですが、寒いし、コーラ凍ってるしで、あまり嬉しくなかったです。あと一息、頑張れという意味でのカロリー補給も兼ねてるらしいです。 コーラをしっかり補給しなかったせいか、足取りはどんどん重くなり、眠気までおそってきます。二つ目のピークのステラポイントを過ぎると、氷河が見えてきます。溶けかかったプチモンスターの中の踏み跡をすすんでいき、なんとか、ウルルピークまで歩き通しました。

 ピークで仲間と喜びあい、写真撮影をしたら、一気に4700mのギボハットまで戻ります。昼前に戻って、仮眠と軽い食事をして、15時くらいに3700mの ホロンボハットまで戻り、夕食をとってやっと就寝です。長い1日でした。翌日はゲートまで戻り、近くのレストランでお祝いランチです。ランチ後は祝いの歌と踊り、そして登頂証明書の授与です。

 買い物をしてホテルに戻りホット一息。数日ぶりにシャワーを浴びて、毛穴中に侵入していた砂埃を洗い流します。最終日はサファリ見学をしてから、帰路に着きます。サファリでは、ライオンキングの舞台のようにキリンやシマウマ、イボ猪、フラミンゴなど見られました。なんと普段いない象にも会えました。

韓国でのトランジットでは、航空機のトラブルで韓国に1泊ステイとなり、思いがけず韓国料理とチャミスルを堪能しました。

前穂高岳北尾根(夏合宿)

メンバー:I村さん(L)、H島さん、I澤
日程:2025年8月15日(金)-16日(土)
1日目:9:50上高地バスターミナル-14:30涸沢小屋
2日目:2:50涸沢小屋-4:30五・六のコル-10:40前穂高岳-14:50上高地バスターミナル

前穂高岳北尾根。言わずと知れたクラシックルート。1924年に慶応大学山岳部が初登攀してから100年以上も登り継がれている。梓川沿いからも、如何にもアルパインチックな前穂東壁と共に望むことできる。涸沢に行ったことがあれば誰しもが認識する重厚な尾根。

今回の山行では、3人の都合の合う1泊2日という限られた日程であった為、I村リーダーの提案で小屋泊を選択しました。お盆期間中の小屋予約できるかが核心でしたが、お忙しい中、H島さんが予約してくださいました。本当にありがとうございました!
お盆前半の大雨の影響で山行2日前?までは釜トンネルー上高地間は通行止めとなっていましたが、山行当日は天候も味方し、無事、山行計画を実行することができました。

【1日目】晴れたり曇ったり
1日目は涸沢小屋までということでゆとりある工程。沢渡駐車場の足湯があるエリアに駐車し、シャトルバスの乗継が悪かったのでタクシーで上高地へ(定額制税込6,000円也)。
上高地に到着すると、もはや見慣れた光景となった大混雑、人人人。毎度、河童橋が無事か心配になる(笑)

小梨平には大勢のキャンパー。観光、キャンプ、登山、クライミング。様々な山の楽しみ方を許されているのは上高地の魅力です。
順調に歩みを進め横尾を経由し、涸沢到着。

横尾から前穂東壁と北尾根

涸沢小屋に行く前にヒュッテで生ビール。これは欠かせないですよね!

それから、取付までのルートを偵察。キャンプ地から五・六のコルは支尾根に隠れており見えませんが、地形図を見ながら「あそこじゃないか?」「いやあっちじゃないか?」と議論するのは、明確な登山道のないバリエーションルートの楽しみの一つ。この冒険感は何物にも代えがたい。

五・六のコルへのルートを偵察する二人。後ろ姿がカッコイイ!

涸沢小屋に到着して、I村さんがちらと言っていたパフェを注文。北アルプスの山小屋でパッ・フェッ!
きっと、涸沢小屋には私と同じくらい(いやそれ以上)の甘党がいらっしゃるのでしょう。最高です!

テラスからの眺めも最高です。
夕飯も美味しい。なんと白飯、味噌汁はお替り自由です。

そして個人的に念願だった涸沢小屋に宿泊させて頂きました。涸沢小屋さん、予約して頂いたH島さん、ありがとうございました!

【2日目】
先行パーティがいたら三峰の登りで待ち時間あるかもしれないということで、計画を早めて2時起床、2:50出発。気温は寒くなく、むしろ生ぬるいくらいでした。夜、通り雨があった為か、カール内には霧が立ち込めていました。

1日目の偵察ではキャンプ地から五・六のコルへのルートを探りましたが、当日はヒュッテを通って、北尾根斜面の裾をトラバースしアプローチ。
トラバースを終えると、五・六のコルへ詰め上がります。ガレザレした斜面です。ほぼ同時出発した2人組パーティーがすぐ近くにいましたので、落石させないよう慎重に歩きました。少し登ると雪渓があります。事前の情報収集で雪渓を通らなくてもコルへ辿り着けることが分かっていたので、今回はアイゼン等は持参しませんでした。

I村さんが終始先頭を歩いて下さった。右端に雪渓が見えている。

1時間半程でコルに到着。風が冷たくもう一枚着込む。3~5畳程?の踊り場があり、そこでハーネス等登攀具一式を装着。そうこうしてしているうちに、空が明るみ出しました。

五・六のコルで支度した。

五峰の登りは、歩きと簡単な岩登り。岩はしっかりしています。ただし、落ちれば谷底までです。下りも岩は安定しており、怖い所はなかったです。

五峰
五峰を登っている途中でご来光。信じられない程美しい景色!モルゲンロートを見ることができた。
ブロッケン現象も見ることができた!

4峰の登りはルート取りが核心。私達は最初、涸沢側を登っていきましたが、ある程度登ると岩は不安定になり行き詰りました。ハーケンと捨て縄があったりと、先人達が何とか登ろうとした証がそこにはありました。そこでビレイをして仲間を引き上げている姿が思い浮かびました。
涸沢側は悪いということで、極めて慎重にクライムダウンし、途中で奥又白側の斜面に移る。
こちらは比較的安定していて、登られていることが分かりました。稜上近くに到達。2~3m程のスラブ状の大岩を登れば先に進めるが、もっと安全なルートはないか探りました。少しするとガイドさんを含む3人パーティが登ってきて、そのスラブ状大岩を登っていたので、私達もそれに倣いました。
足がかりはしっかりありましたが、アプローチシューズだったので緊張しました。ロープは出しませんでした。
その大岩を登らなくても、ほんの少し戻って稜通しに歩くこともできたかもしれません。

確か四峰登りの写真
四峰の登り

その後は順調に進み三・四のコルに到着。前日夜に涸沢小屋に作って頂いた弁当を食べて、しばらく休憩+先行パーティ待ち。

三峰

さて出発しようかと支度していると、赤茶色のかわいいオコジョがお出まし。弁当の匂いに釣られたのでしょうか。I村さんに懐いて、去っていったと思ったら戻ってきて、せわしなく、また同じルートで一周回って戻ってきてといった形で。流石はアイドル!サービス精神に欠きませんでした。

三・四のコルでクライミングシューズに履き替え、少し歩いて大きなピナクルにスリングを掛けビレイポイント(BP)を作りました。
1P目はH島さんです。残置ハーケン等に中間支点を取り登っていきます。出だしは少し左上した後、大岩を起点に直上するので、ロープが擦れてかなり重かったようです。

三峰1P目。H島さんのリード。
H島さんのリード

後半部分に2つの大岩に挟まれたチムニー状?があり、殆ど手がかり足がかりのないツルンとした岩です。左岩には丁度足を置ける位置にハーケン1つ、右岩にはハーケンに捨て縄が掛けてあり右手で掴めそうです。廣川健太郎氏の『アルパインクライミングルートガイド』によると、1P目は左右2ルートあり、左はⅢ級、右はⅣ級またはⅢ級+A0となっており、H島さんが選んだのは右ルートだったようです。(山行当日、手元にあったトポにはⅡ級とあったので、H島さんがリードすることになったのですが、どうやら違ったようです。)
フォローの私は思わず左岩のハーケンに足を置いてしまいましたが、H島さんは背中と足で突っ張ってエイドせず登ったそうです。流石すぎる!🙌
途中でロープが動かなくなったので、下でI村さんと「苦戦しているのかな」とお話していたのですが、そういうことだったんですね~笑
2番手で登った私は飄々とビレイしているH島さんと合流すると、A0ルートをリードした驚きと、登り切った勇敢さに、なんだか可笑しくなってしまって、しばらく笑いが止まりませんでした。リードして頂いてありがとうございました!
I村さんは難なくスルスルと登られて、2P目はI澤がリードです。
BPから右にトラバースした後、立派な幅広のガリーに入ります。ガリーを進むと左側に大岩があります。トポにはフェイスを登るとありましたが、右端のクラックの方が面白そうだったのでそちらを登りました。残置ハーケンもありましたが、折角カムを持ってきたのでキャメロット0.75番を使用。練習です。
そこから少し登ったところで岩にスリングを掛けてBPとしました。短いピッチでⅡ級(一部Ⅲ−級)くらいに感じました。

三峰2P目出だしのガリー

3P目はほとんど歩きといった感じで抜けていきます。
3P目終了後は3峰頂上、2峰頂上へはロープを出しませんでしたが、何カ所か墜落の許されない絶妙なトラバースや乗越がありました。4峰程ではありませんでしたが、ルーファイ力も求められます。
2峰の頂上からは5m程懸垂下降します。頑丈な岩に残置捨て縄・ビナがあるので利用させて頂きました。

二峰頂上からの懸垂下降

安定した岩を登り、無事登頂!
事故なくに登り切れた安堵感、そして喜びを噛みしめました。

下山は重太郎新道で上高地へ。先日の仙塩尾根縦走で再発していた腸脛靭帯炎が心配でしたが、I村さんに頂いたテーピング、H島さんに貸して頂いたトレイルランナー御用達の鎮痛クリームを使わせて頂き、心配していた程痛みは出ずでした。気を使って頂き、大感謝です🙇
しかし、重太郎新道は本当に急ですよね。登山道を切り開かれた先人達には驚嘆するばかりです。I村さんも「これは膝痛くなるわ」とこぼしていました。
岳沢小屋で一休み。各々、マウンテンデューとCCレモンで一服してから、とても歩きやすい登山道を歩いて上高地に帰還。シャトルバスで沢渡へ。

【持参した装備】
✓ダブルロープ1組
今回は3人だったのでダブルロープ1組(2本)持参しましたが、2人パーティであれば50mロープ1本でも問題ないと思いました。ガイド本にもそう書いてあります。ルートは大岩などを起点に大きく屈曲しており、ロープ2本使ったとしても、いずれにしても流れは悪くなってしまいます。
✓キャメロット0.5~2番
事前にI村さんから「カムはなくても登れるよ」と言われていましたが、持って行きたくて私が持って行ってしまいました。結局、3峰2P目に無理やり1回使っただけです。
基本的には危険個所には残置ハーケン等があり、I村さんの仰る通りカムはなくても十分登れます。残雪期など残置支点が見つかり辛いことが想定される場合は、持参することを検討しても良いかもしれません。
ちなみに、登攀中、残置カムを2~3個見つけました笑
✓クライミングシューズ
私のクライミング力だと3峰の登りはクライミングシューズを持参して正解だったと思います。心理的に安心して登ることができました。残雪期にクライミングシューズを持参しない場合は、なるべく安全で容易なルートを選ぶルーファイ力が試されるように思います。4峰のスラブ状大岩は登らずに、少し戻って稜通しを通過する。3峰のエイドルートは避けて、左ルートを使うなど。雪質、雪の付き方によって、柔軟に対応する必要があります。

【アフター】
I村さんの提案で白骨温泉公共野天風呂へ。谷に向かって階段を下りていくと、川沿いに露天風呂があります。切り立った赤黒い崖に囲まれて、すぐ近くには川が流れている。まさに秘湯といった感じ。I村さんはどこへ行っても良い所を知っていて、そういった山以外の楽しみを忘れないことは大切だなと、尊敬です。

入浴後、お腹が空きましたねということで、これまたI村さんのご提案で『レストラン 十字路』さんへ。レトロと現代風が喧嘩することなく共存する良い雰囲気の外観と店内。ボリュームたっぷりで大満足です。というか最後はフードファイターの様な気持ちになります(笑)
上高地帰りの定番になりそうです!

十字路風オムライス。鉄皿は触ると普通に火傷するのでご注意ください!

【まとめ】
今回の山行を大船に乗ったつもりで安心して楽しむことができたのは、I村さんのお陰です。
山行計画の核心、涸沢小屋の予約など縁の下の力持ちとしてサポートして下さったのはH島さんです。
そして、入会以来、それとなく目標にしていたクラシックルート・前穂高岳北尾根に挑戦し、完登できたのは、先輩方のご指導のお陰です。
皆様、緊急連絡先をお引受け頂いたF寺さん、ありがとうございました!
引き続き、自分が理想とする山登りを追い求めて、“より高く・より困難”を目標に、感謝の気持ちを持って、楽しみながら精進していきます。

葛根田川・関東沢下降~北ノ又沢(夏合宿)

日時:2025年8月9日(土)~8月10日(日)

メンバー:T橋さん(L)、Y山さん(SL)、U田(記録)

1日目:6:30滝の上温泉駐車場ー10:00葛根田大滝ー12:30滝の又沢出合-14:30八瀬森山荘

2日目:6:00八瀬森山荘-13:30十字峡-13:30大深山荘ー15:00コモッコ山ー16:00三ツ石山荘ー18:00滝の上駐車場

今年の夏合宿沢班は、岩手に帰省されているT橋さんに合わせて、憧れの葛根田沢へ行けることになりました!

前日深夜から500㎞車を走らせ、Y内さんと岩手に向かいます。(大分運転慣れしたとはいえ🔰U田は200㎞くらいが限界、行きも帰りもY内さんありがとうございました)

深夜道の駅で仮眠をとり、早朝待ち合わせをしている登山口へ移動。道の駅の時点で薄々わかってはいましたが、登山口に到着するとものすごく寒い!

ほどなくしてT橋さんが到着し出発準備をしていると、T橋さんがソロで遡行準備されていた男性に声を掛けます。なんとT橋さんのお知り合いの方だと発覚、なんたる偶然。

お伺いすると昨年K2登頂も果たされ山の大先輩、岩手在住でこの辺りの沢にも精通していらっしゃるとのこと。我々とほぼ同一ルートを遡行する予定だったとのことで、ご一緒させていただくことにしました(以下K先生とお呼びさせていただきます。)

北海道へ遠征していたT橋さんより熊スプレーをお借りして出発。

あちこちでモクモクしている地熱発電所を眺めながら小1時間ほど林道を歩き、入渓です。

入渓からずっと、沢の様相は美しい……。白く深い釜には緑色に輝く水流が満たされており、さらにお天気も良かったため青い空が映えます。初日はずっとこのようなご褒美の沢をのんびりゆったり遡行……と言いたいところですが、諸先輩方の歩くペースを非常に早く、ついていくのに必死。

お函
初日のメイン、葛根田大滝(※巻きました)

当初は2泊3日の予定でしたが、いいペースで進むことができ、当初の幕営予定地である滝の又沢出会に到着した時間はまだお昼頃。これは2日目に経由する予定だった八瀬森山荘までいけるねということで、先に進みます。

湯舟につかってみたり

いったん登山道にあがるために沢筋はどんどん細くなっていきますが、ここからが素晴らしいナメの連続になりました。ナメの色も白から灰、茶色と様々な色があります。

素晴らしいナメを楽しみつつ、ツメらしくどんどん急登になっていき、何回かどん詰まりにあたりええーとなりながら高巻きをしたりして、そろそろ足が限界というころに湿原に出ました。

木道がひかれていない湿原を歩くのは初めての経験です!さっそく膝まで埋まり、湿原の洗礼を受けました。(なお一応ここは登山道。沢靴だからよかったものの、東北の登山道こわい。)

先行パーティーが泊まっていたりするかな?と思いましたが、八瀬森山荘は無人でした。K先生いわく、前回いらっしゃったときも無人だったとのことで、あまり利用頻度は高くない避難小屋のようです。

岩手でも開店してくれました

水場は手前の湿原の淵にありましたが、そこまで水量豊富という感じではありませんでしたが、ビールを冷やすくらいには十分!湿原小屋内でまったりアルコールタイムに入りながら翌日のルートを確認します。

当初の予定では、大深沢を下降し、北ノ又沢に入る予定でしたがが、距離でいうと北ノ又沢に入るまでけっこうな遠回りをする必要があります。そこでK先生から提案があったのが、大深沢ではなく手前にある関東沢を下降し、湿原を抜けて、北ノ又沢途中の十字峡に出るというショートカットルートです。

トポ通りのルートを歩くことしかできない(むしろトポのルートを見つけるのが楽しいレベルの)私にとって、K先生の提案は衝撃的なもので、そんなことができるのかという、沢登りというジャンルの自由度の高さにびっくりしました。

翌日6時、外が十分に明るくなってから出発です。ぐねぐねと蛇行している関東沢をどんどん下降していきます。一か所つるつるだった場所でロープを出して懸垂しましたが、それ以外は下降も難しいところはありません。

徐々に沢幅が広くなってきて、ほどなくして十字峡にでました。三方から沢が流れ込み一か所に流れ込んでいき様子は大迫力。そのまま荷物をデポして、このルートで一番の見どころナイアガラの滝を見学にいきます。ナイアガラの滝~十字峡間のナメ床は広々として見事でした。

ナイアガラの滝は上から見ると大迫力!降りたら上り返しが大変そうなので見学にとどめます笑

ナイアガラの滝を横から

その後は予定通り北ノ又沢を遡行。小滝の連爆帯は、小滝というより中滝……?位の大きさ滝をいくつか超えていきます。噴水パレードのような場所を上り、ようやく傾斜が弱まってきたころに開けた湿原に出て、方角を検討したうえで、いよいよ今回の核心である藪漕ぎに入ります。

岩手の藪は手強い、と様々な記録に書かれておりましたが、本当にすごい。背が高く、弾力も強くてすぐに元に戻ってしまい、密度も濃いため3m離れるともう先行者の姿が見えなくなります。パワフルなK先生とT橋さんが交代で先頭を藪漕ぎしてくださり、必死に離されないようついていくだけで精一杯でした。(そして2日目にして核心しましたが、T橋さんがすごいパワーアップしており全くついていけない……)

前日藪漕ぎのルート取りについてはいかに短く済ませるかの検討をしていましたが、それでもやはり藪を抜けるまで1時間半ほど。大深山荘手前の登山道に出た瞬間は感動でした。

ここまでくればあとは登山道と思いましたが、意外とここからが長い。

お天気は下り坂だったため岩手山の姿を収めることはできませんでしたが、眼下に見える森は深く雄大。
暴風雨の中記念撮影

途中からぽつりぽつりと降り始めた雨は、稜線にでると強風と相まって霰じゃないかと思うほどの痛さで悲鳴が出ます。やっとの思いで三ツ石山荘に到着するころには、雨も本降りに。広く快適な三ツ石山荘に一泊することも考えましたが、駐車場まであと2時間ほどということで、がんばって下山することにします。

下山道は思ったよりも悪くなく、2時間弱ほどで駐車場まで戻ることができました。駐車場について間もなく、まるで埼玉にいるかのような集中豪雨に。岩手もこんな降り方するんですか……?と聞いたら珍しいとのこと。

この雨の降り方で沢沿いでの幕営は大変危険だっただろうと思われますので、2泊のところを頑張って1泊でおりてしまって正解でした。

時間が遅いため近辺の温泉には入れませんでしたが、滝沢市街のスーパー銭湯で汗を流し、ぎりぎり滑り込みで焼肉&スイカの乗った冷麺を食べて解散となりました。

1日目の行動時間8時間、2日目は12時間という沢山行としては初めての長さで心身ともに疲れ果てましたが、沢ってこんな楽しみ方もあるのかと知ることができた山行でした。

T橋さんY内さん、そしてご一緒してくださったK先生、ありがとうございました!!

尾瀬 笠科川 タル沢悪沢〜井戸沢(会山行)

2025/8/9

メンバー: I村 (L) 、 O滝

コース:笠根橋-タル沢-ワル沢-尾根-井戸沢下降

曇り空の埼玉を5時に出発、8時過ぎには入渓点近くの駐車場スペースへ到着し身支度を整えていると顔に水滴のようなものが…一瞬心配しましたが支度を終えて出発する時はいいお天気になってくれました!

8:50 入渓点はガードレールの間から

入渓後、穏やかな流れ

最初の滝♪

魚止めの滝 スダレ状6m ロープ出していただきました。

ごきげんナメ歩きと小滝をいくつか超えると…

ミニゴルジュ からの〜

釜深めゴルジュは左岸からへつりとつっぱりで

2段トイ状の滝 リーダーは華麗なつっぱりでスイスイのスイ〜と登って行きます。その後を脚の長さ問題に向き合いつつ何とか突破😭

それからスダレ状4m滝などを越えると二俣へここで、コンパスを使いしっかりとルートを確認する方法をご教授いただきました。そしてついにこの時がやってきた。。

颯爽と薮をかき分け進んで行くリーダーの背中を必死で追いかけ時間にしては20〜30分程度だと思いますが、果てしなく感じた。何も見えない深い薮の終わりが近づいた頃、空が見えて嬉しかった。いよいよ井戸沢を下降します!

ヌメヌメ〜ぎゃぁあー😱落ち着け自分

笹をしっかり掴むようにアドバイスを受け一歩一歩慎重に下ります。いくつかの滝を下り終えとうとう最後のスダレ8m滝に、するとリーダーが「せっかくだから懸垂下降やろうか」と沢での懸垂下降未経験だったため、とてもいい経験となりました。それから少し歩くと堰堤が見えてきました、もうゴール間近です!そこで、リーダーは釣竿を手にして歩き始めましたが、もう少し上流の方が良かったようで今回はいいポイントが見つからず残念でした。

14:03 駐車スペースすぐ近くにゴール👏

今回、夏合宿としてナルミズ沢の計画でしたが天候不良のため、日帰りでと計画してくださり来る事ができました。ロープを出していただいたのは2回、初級沢ではありますが色々な要素のあるとても楽しい沢でした。今回はI村リーダーの歩き方を学びたくて、足の置き方などばかり注目して見ていたので正直景色はあまり覚えてません😅だから今度は景色を楽しむ余裕を持てるようになった頃また訪れてみたいです。とても勉強になり楽しい山行でした。I村リーダー本当にありがとうございました。

そして、下山報告を受けてくださったF寺さんありがとうございました。

裏銀座縦走(会員山行)

メンバー:S木
日程:2025年8月8日(金)-10日(日)
1日目:5:15信濃大町駅(裏銀座バス)-6:30七倉山荘-高瀬ダムー11:00烏帽子小屋ー12:00烏帽子岳ー14:00烏帽子小屋テント場
2日目:4:00烏帽子小屋テント場-8:00野口五郎岳ー10:00水晶小屋ー11:00水晶岳-13:00鷲羽岳-14:30三俣山荘テント場
3日目:6:00三俣山荘テント場ー双六小屋ー13:30新穂高温泉(悪天候で撤退の為)
新穂高温泉-平湯-松本駅(バス)松本駅-信濃大町駅(電車)移動で車回収

【1日目】曇り~晴れ
前夜のうちに信濃大町駅の市営駐車場へ移動。朝イチの裏銀座バスまで仮眠します。
予定通りに裏銀座バスに乗り込み七倉山荘へ向かいますが、パラパラと雨が・・・
七倉山荘から高瀬ダムまではタクシーを利用しましたが、小雨の中で歩いている強者も!
そして、いよいよ高瀬ダムから旅のスタートします。
ブナ立尾根は急登ではありますが、整備がきちんとされているのでテン泊の重装備でもそれほど登りにくくはないと感じました。と言っても滝汗でしたが・・
予定通りか少し早い位に烏帽子小屋に到着!
テン場は5分程度離れた場所にあり、その手前の展望エリアは携帯電波キャッチ出来ます。
さっとテントを張り、とんがりコーンのような烏帽子岳へ向かいます。
小屋から1時間も掛からない程度で、無事登頂!
天気も回復して、山頂からも良い景色が見れました。

ここから見ると鋭く尖っているけど、安全に登れます!

烏帽子岳山頂から翌日の野口五郎岳を眺める


【2日目】晴れ-曇り
4:00烏帽子小屋テン場を出発し、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳を経て三俣山荘までの行程です。前夜は疲れで早寝したおかげで、体調は良好で足腰の疲労感も問題無い感じです。
ブラックスタートからの夜明けの稜線歩きは、今回の旅の楽しみ所であります。
左手に槍ヶ岳が見えてきたと思えば、右手には水晶、赤牛岳がこちらを見ています。
人も少なく、山と向き合える最高のシチュエーションに言葉に出来ない高揚感が、ザックの重さを忘れさせてくれました。

遠く槍ヶ岳が見えます。朝焼けのオレンジの稜線へ向かう最高の瞬間!

無難に野口五郎岳登頂! 誰も居なくて山頂独占!

小屋映ってないけど、水晶小屋からです。休憩中! 
結構歩いてきたなーと思いながらパチリ📷
ここで殆どの人はザックをデポして水晶岳へ向かいます。約1時間程度でしょうか。

水晶岳に向かいながら左手を見てると、ポツンと雲ノ平山荘が見えてきます。
最後の秘境! いつかここに泊まってみたい(昨年テント泊でした)

そして水晶岳も無事登頂! 山頂は狭いのでお邪魔にならないうちに、ささっとこの先の北峰にも行ってきました!
この後、水晶小屋まで戻って軽く休憩とエネルギー補給。男前な鷲羽岳へ向かいます。

鷲羽岳へ向かいながら📷 雲が多めですが、それほど天候が崩れてくる様子はなく翌日もなんとか大丈夫じゃないかとこの時は思っていました・・・

鷲羽岳登頂! 水晶小屋からは大した距離ではないですが、なかなかしんどい登りと時より見せる強い日差しで滝汗! 

鷲羽岳山頂から槍ヶ岳を! 鷲羽岳の山頂は団体グループで大賑わいでしたので、さっと写真撮って三俣山荘へ向かい下山します。

三俣山荘到着! 特定日の予約争奪戦を勝ち抜きバッチリ予約済み!
テントの受付してテン場へ。水場はこことテン場ににもありますが、トイレは小屋内のみ。
テント利用料は、1張2,500円ですが、500円の金券チケットが付いてきます。

鷲羽岳を目の前に幕営! まだテント場のスペースに余裕があったので、良い場所を確保出来ました! 水場もすぐ近くで、飲み放題です(笑)
夕方暗くなるまではお天気良かったので、まさか翌日にあんなに大荒れになるとは信じられず・・・
18:00頃の天気予報でも変わらずで、周囲の方々も翌日の行動については下山に切り替えるとの事。ここから新穂高下山組が多数いる模様。
早朝から雨降りかなと覚悟して寝ましたが、予報より早く深夜0時頃には本降りの雨が降ってきました。マジか・・・

【3日目】強雨・強風(※写真撮ってる余裕無し)
縦走予定変更、悪天候の為下山します。
3:00 撤収が困難なくらい雨が降ってます。風も強くとても外に出られる状況ではなく、
様子見ながら中の荷物も片付けて弱まるのを待ちます。
4:00 まだそれほど変化なく。もう少し様子を見るかここで停滞するか悩んでたら寝てしまった(笑)
5:30 雨風が若干弱くなってきたような? 下山するならこれ以上は遅くなれないので、このタイミングで大雨の中で撤収開始! 
6:00 撤収完了! 最短時間で下山出来る新穂高へ向けて歩き始めました。

そのまま雨も風弱まる事はなくレインウェア着ていてもずぶ濡れ状態。幸い、同じルートで下山する方々も結構いたので、声掛けしてお互いに励ましながら下山しました。
悪天候の時は、人がいるだけで安心感が違います。

雨風弱まることもなく、登山道の一部は川のような状態で、気が付いたら登山靴にも浸水状態!靴の中まで濡れたの初です。
がむしゃらに歩き、下り続け無事に新穂高へ下山! 不思議な達成感も!

なんとタイミング良く、15分程度待ってたらバスの時間!
平湯まで行って、そこから更に別のバスへ乗って松本駅へ。
この平湯での乗り換えで1時間半位のバス待ち・・・残念。
その後、バスと電車乗り継いでようやく出発地の信濃大町駅で車を回収して帰路へ。

車両回収を考えると三俣から戻って湯俣へ抜けるルートが良かったのでしょうか。しかし、悪天候の中で未踏のルートはより危険かなと。登り返しが少なく最短で下山出来るルートは新穂高と判断しました。増水の危険もありましたが(笑)
今回、悪天候により途中撤退とはなりましたが、山は晴れの日ばかりでなく悪天候の日もあり、尚且つテン泊装備での山行でしたので、これはこれで良い経験になりました。
雨対策のパッキング方法、ザックカバーの暴風対策、レインウェア撥水強化など、まだまだ出来てない課題が見つかりましたので、次回の山行に活かしたいと思います。
リスクヘッジは最大限にまたテン泊縦走します。
緊急連絡先をお引受け頂いたF寺さん、会の皆様、ありがとうございました!

仙塩尾根縦走(会員山行)

メンバー:I澤
日程:2025年8月8日(金)-11日(月)
1日目:7:00鳥倉登山口第二駐車場-11:00三伏峠小屋テント場
2日目:4:20三伏峠小屋テント場-10:00塩見岳-16:40熊ノ平小屋テント場
3日目:3:15熊ノ平小屋テント場-5:20三峰岳-8:20野呂川越-9:10両股小屋10:00-15:10長衛小屋テント場
4日目:6:40長衛小屋テント場-7:20発南アルプス林道バスで戸台パークへータクシーで高遠バス停へ(15-20分程)-9:20発JRバス関東高遠線で伊那市駅へ(伊那バスターミナル下車)-JR飯田線で伊那大島駅へ-伊那バス南アルプス登山バス鳥倉線で(鳥倉登山口)第二駐車場へ

【1日目】晴れ時々曇り
7:00鳥倉登山口第二駐車場-11:00三伏峠小屋テント場

夜明け前に鳥倉登山口第二駐車場に到着。登山口に一番近い上の駐車場は既に満車でした。
仮眠を取ってから出発。初日は三伏峠小屋までなので気楽です♬
三伏峠までは緩やかな登りが続きます。後半は斜面をトラバースすることが多くなりますが、危険な場所には金属製の階段等が設けられており、安全に通過できます。
三伏峠小屋に着いて受付に行くと、前日の降雨の影響で水場の水が出ていない状態とのこと。降雨後なので涸れたわけではなさそうなので、詰まってしまったのか何なのか~。
有難いことに小屋の水を分けて頂けました。ありがとうございました😭
第一駐車場が満車だったのでテン場もパンパンかなと思っていましたが、私が到着した時は3割くらいで安心しました。
午後から徐々にガスが上がってきましたが、日光が遮られて却って過ごし易かったです。

三伏峠小屋
三伏峠小屋では蕎麦を頂いた。

【2日目】晴れ後曇り
4:20三伏峠小屋テント場-10:00塩見岳-16:40熊ノ平小屋テント場

夜明け前に出発。朝焼けが美しかった…ですが、天候悪化は避けられない。
三伏峠小屋から少し歩くと稜線上に出て三伏山へ。町を見下ろせます。

三伏峠小屋と町の明かり
目指す塩見岳のシルエット

眺望が開けるのは三伏山周辺だけで、塩見小屋まではひたすら樹林帯を進んでいきます。

遠くに仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳が見えた!

塩見小屋に到着して売店を覗くと、タッパーウェアに入った美味しそうなおはぎ(あんこときな粉の2種類)を発見。値札は付いていないし、余りにひっそりと遠慮がちに棚の下段の端っこの方に置かれていたので「従業員さんのおやつかな」と思い、パンとコーヒーを購入してモグモグ。食べ終わってゴミを捨てに再び売店に入って、やっぱりおはぎが気になったので「これって売り物ですか」と尋ねると「そうです。昆布茶(確か昆布茶と言っていたと思う)とセットでお出ししています。」と聞いてガックリ。初めから聞けばいいものを…。勝手に解釈して納得してしまう悪い癖です😔今度行った時は忘れず頂こう!
塩見小屋を出ていくらも経たないうちにガスってきて視界が悪くなってきましたが、塩見岳頂上に到着。おじいちゃんとお孫さん2人で塩見岳に来ていた方に記念写真を撮って頂きました。ありがとうございました!素敵なファミリーでした。
次は仙塩尾根への入り口、北俣岳分岐へ。
塩見岳山頂から急な岩場を下りたり、砂礫の崩落地の痩せた尾根を気を付けて行きます。
北俣岳分岐から仙塩尾根への入り口は看板があったのでわかりましたが、なければ気付かず北股岳・蝙蝠岳方面で進んでいたかも。塩見岳~北股岳・蝙蝠岳の尾根は顕著で分かりやすいですが、仙塩尾根へは北股岳方面の尾根から派生する不明瞭な尾根を下降する形になる為、とても分かりにくいなと思いました。地図上は尾根になっていますが、実際、下降していても、特に下り始めは、尾根であることを認識できませんでした。視界不良時などは北股岳方面への迷い込み注意です。
また、下降し始めはハイマツに覆われた斜面に作られた登山道である為、ハイマツの枝の上を歩いて行くことになります。雨で濡れているときなど、スリップ注意です。
それにしてもあれだけのハイマツを切って登山道を作る労力は大変なものがあると思うと、頭が上がりません。

北股岳分岐から仙塩尾根へ。ハイマツの枝の上を歩いた。

暫く下って行くと時折ガスが切れるようになって、笹山~広河内岳~農鳥岳~間ノ岳~と続く稜線を右手に見ながら、すっきりとした稜線上を歩いて行きます。

農鳥岳側稜線を右手に望む。

農鳥岳側の西側斜面には大井川東俣に流れ込む沢筋と大きな滝も見えました。
北荒川岳に至る東側斜面は草原のようになっていて気持ちが良かったです。
北荒川岳を過ぎると徐々に樹林帯が多くなり黙々と歩きます。
16:40熊ノ平小屋に到着。テン場は既にかなり埋まっており、私は小屋から一番遠い斜面の上の方にスペースを見つけて幕営。

受付で小屋番の方に明日以降の天気と工程を相談。計画では翌日仙丈ケ岳登頂後北沢峠まで下山する予定でしたが、悪天と7月に痛めた右膝痛がぶり返しつつありコースタイム通りには歩けないだろうと。雷も怖かった。三峰岳を越して野呂川越で仙塩尾根を外れ、両股小屋~林道経由で北沢峠まで下山するルートをエスケープとして想定していたが、沢沿いのルートである為、夕方から降り出した雨で危険ではないかとお伺いしたが、降り出し1日目は大丈夫、それなりの雨量が続いた2~3日目以降はヤバいと教えて頂きました。
持参したラジオでNHKを聞いていると運よく天気予報が流れて、「長野県、雨、昼前から雷を伴う可能性あり」と言っていて、一層怖くなる。
折角だから仙塩尾根を完歩したい気持ちもあり、両股小屋か仙丈藪沢小屋でもう1泊するか?、ただ明日は悪天だし足の状態もわからないなと考えつつ眠りにつきました。
夕方からぽつりぽつりと雨が降り出しました。

【3日目】終日雨
3:15熊ノ平小屋テント場-5:20三峰岳-8:20野呂川越-9:10両股小屋10:00-15:10長衛小屋テント場

工程、天気、足など色々不安あり予定より早く1:30に目が覚め、寝ててもしょうがないと思って、雨の中テント撤収し3時過ぎには行動開始。
三峰岳の稜線に出ると結構な南西風が吹いています。歩けない程ではないですが、時折体が持っていかれます。
三峰岳登りの序盤は樹林帯を抜けた後、岩とハイマツに覆われたとても広い稜線のように見えました。強風&ガス&暗闇で良く見渡せませんでしたが、気持ちの良い稜線だったはずです。
後半は小ピークをいくつか越える岩稜帯になります。慎重に進みます。

三峰岳登りの後半はこのような小ピークをいくつか越えて行く。

三峰岳登頂後は、急な岩場を下りてから樹林帯に入ります。ずーと樹林帯歩き。
歩いているうちに、足の状態は良くないし、やはり両股小屋経由で下りようと決めました。
野呂川越に着いて仙塩尾根を外れ東側斜面を下っていき両股小屋を目指します。結構急な下りです。

ギンリョウソウの蕾?眼玉みたい…

両股小屋に着いて小屋を覗いてみると、女性のオーナーの方が暖まって行けば?と言って下さって、お言葉に甘えて。
オーナーさんは40年以上(確かそう仰っていたはず)小屋番をされていて、元々は広河原ロッジ(2004年頃老朽化により閉鎖)で働いていたそう。縁あって小屋番に。1980年代前半に女性4人でアンナプルナ街道を2週間掛けてトレッキングしたお話など、とても親切に話して下さいました。小屋の中には白簱史朗氏の大きな山岳写真(おそらくヒマラヤ)が3枚飾ってありました。いつか両股小屋に戻って、野呂川でイワナ釣りしたいです。ありがとうございました!

その後は40分程?野呂川左岸を歩いて行き、その後、野呂川を高巻く様に作られた林道に変わります。
野呂川沿いを歩いていて、ふと流れの緩くなった岩陰に目をやると、九寸はありそうな立派なイワナが定位していました。流石、イワナ釣りのメッカです。

林道は荒れていて土砂崩れや落石、倒木を乗り越えたり、野呂川に流れ込む支沢を渡渉します。支沢はたくさんありますが、渡渉と言えるのは2カ所ほどだったかと思います。
確かに大雨続きの2~3日目以降は特に怖そうですね😅

渡渉ポイント。水量が増えるとヤバそう。

15時過ぎに長衛小屋に到着。『仙醸』とつまみを購入。ひとまず北沢峠まで降りて来られたことにほっと一息。
小屋のオーナーさんが「このまま雨が降り続けば久しぶりに林道バス止まるかもな」とポツリ。そっかー、そこまでは想定していなかった。
テントに潜り込んで、念の為、戸台へ徒歩で下山するルートを確認。
雨は夜も強弱を繰り返しながら降り続けました。
バス止まったら最悪だなと、この日も落ち着かない気持ちで就寝。

【4日目】
6:40長衛小屋テント場-7:20発南アルプス林道バスで戸台パークへータクシーで高遠バス停へ(15-20分程)-9:20発JRバス関東高遠線で伊那市駅へ(伊那バスターミナル下車)-JR飯田線で伊那大島駅へ-伊那バス南アルプス登山バス鳥倉線で(鳥倉登山口)第二駐車場13:40着

雨は降り続いていました。
テントを撤収して長兵衛小屋前に行くと、クラブツーリズムのガイドさんがいらっしゃってお話を伺うと、「予定を早めて7:20のバスで戸台パークに降りることにしたよ」と。ということは、朝一番のバスは動いてくれるということ。バス停で伊那市職員の方(毎朝一に軽バンで戸台パークから林道を上がって、林道の安全確認、危険な落石や枝などを撤去している)のお話を伺うと、「これくらいじゃ大丈夫だな。強力な台風の時は通行止めになることあるけど。今日下山するのはクラブツーリズムさんの一団と、数人だけじゃないかな。ほとんどは昨日に降りてしまったよ。」とのこと。
無事バス乗車でき戸台パークへ。タクシーを呼び高遠バス停へ、5,500円也。高遠バス停から伊那バスターミナル(伊那市駅)。などなど乗り継いで北沢峠バス停から6時間20分かけ鳥倉駐車場に戻ってきました。
高遠バス停で同じ北沢峠から下山してきた方とお話。なんでも茅野駅から走って八ヶ岳を南下し青年小屋テン場で1泊目、網笠山から観音平に下りて、走って尾白川渓谷登山口から甲斐駒ヶ岳に登り、仙水小屋テン場で2泊目、3日目も更に縦走する予定でしたが悪天により戸台パークへ下山したとのこと。2泊目は大雨の中ツエルト泊したそうで、侵入してくる雨水を排水する為に全然寝られなかったそう。
ただ者ではないと思ってお話聞いているとTJARにも出場したことがあるとのこと。来年の出場も狙っているそうです。また、以前はボルダリングで初段まで登ったとのことで、トレランもボルダリングも一流の方でした!
お疲れの所、親切にお話お聞かせいただき、ありがとうございました🙇

【振り返り】
計画段階を振り返ると、今回の山行の目線は3泊4日以上の山行をしたい、お盆期間中で山小屋・テン場の予約が不要なルートを複数案計画し、天候次第で行先を決めるというものでした。最終的には、➀早月尾根入下山→剱・立山三山、➁仙塩尾根・甲斐駒ヶ岳、③新穂高温泉→奥穂・槍・笠ヶ岳の3案を山行案として考えることができました。
今回のように複数案検討することで、様々な山、道を知ることができ、とても勉強になりました。
冒険性に加え、当初から悪天が予想されていた為、エスケープの余地、エスケープ後の車両回収の容易さ(時間、費用面から)など複合的に考えた結果、➁に決めました。
実際の山行では、3日目の悪天、足の不調を考慮してエスケープできたことは良かったと思います。一方で、当初計画では3日目に仙丈ケ岳登頂後、北沢峠まで下山する予定でしたが、悪天予報の中、これは無理があったように感じました。
両股小屋か仙丈藪沢小屋でもう一泊する計画の方が、天候、自分の体力に合っていたと思います。
体力的なところでは、足の不調もあってペース遅く2・3日目は12時間程度の行動時間となりましたが、そのお陰で15kgのザックに肩を慣らす?鍛える?ことができたことは良かったと思います。
雪山はもう5kgは重くなりますので、まだまだ鍛えないとです💪
引き続き、縦走も頑張ってやっていきたいです。
緊急連絡先をお引受け頂いたF寺さん、会員の皆様、今回もありがとうございました!