Xmas山行 守屋山

日程:2022年12月25日(日)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

このメンバーでの今年最後の山行として、全アルプスを一望できる長野県の守屋山を登ってきました。
Xmasのこの日、今シーズン最高の冷え込みとなったようで到着時の気温は-8℃。太陽も昇り始め、この天候なら「日本展望山百山」に入る山頂からの景色は素晴らしいことまちがいないっ♪と気持ちを高めてスタート!守屋山登山口から杖突峠コースを通るピストン山行の方々が多いですが、巨岩めぐりを堪能できる立石コースから入り、杖突峠コースへ抜ける周回コースを楽しんできました。

コース:杖突峠→立石コース登山口→立石→前嶽→分岐→東峰(守屋神社奥宮)→中嶽→ラビット小屋→守屋山山頂→東峰→分岐→守屋山登山道入口→杖突峠

7時30分に駐車場をスタート!立石コース登山口入口まで対向車に気を付けながら車道脇を歩いて20分。登りは立石コースを進みます。最初からしっかりトレースが付いていました。
しっかり踏み固められていて歩きやすい道。ツボ足で進みます。亀石、立石、夫婦岩、屏風岩と巨岩を巡りながら、気持ちいい樹林帯を歩いていきます
百畳岩に到着!岩の向こうには南アルプスの仙丈ケ岳がクッキリと見えました
一休平と呼ばれる休憩所にザックをデポして、歩いて3分の前嶽へ。私達以外はうさぎと鹿以外は誰も登っていないようで、しっかりトレースつけてきました!
最後の急登の向こうに、東峰の山頂が見えてきました!好天です!これは絶景が期待できます
360度のパノラマが広がります!絶景!八ヶ岳が見えますが、残念ながら一面に雲がかかっています
G郎OBさんは今シーズン初雪山とのこと、好天絶景に満足そうです♪
東峰の山頂に到着!Xmasということで、K子さんがグッズを持ってきてくれました!それぞれ被って、山頂で記念撮影♪
西峰を目指します。穏やかな稜線歩きかと思いきや、そこそこのアップダウンがありました
西峰の山頂に到着!こちらの山頂も360度の大パノラマが広がります
諏訪湖、霧ヶ峰・美ヶ原や南アルプス方面はくっきり。写真にはない中央・北アルプスは残念ながら雲の中。松本市内も雲海の下でした
ラビット小屋でお茶をして一息入れてから下山を開始します。下山は東峰下の分岐から杖突峠コースを進みます。しっかりトレースが付いていて、雪の状態も歩きやすく楽々下山♪
守屋山登山道入口にあるキャンプ場に到着!休憩所のテーブルに積もった雪にはかわいいイラストが描かれていました!Xmasなんだなぁ
キャンプ場内に祀られている(らしい)山神様に各自今年の無事をお礼しました
今回のミッション、アイゼンの具合を確認するため、K子さんはここからアイゼンを装着。雪の下が凍っていたので感触は試せたようです
杖突峠に到着!コース上、ほんの一部土がむき出しになっていた所がありましたが、それ以外は雪を堪能できたよい道でした

クリスマス寒波の中、好天予報のいくつかの山から選ばれた守屋山。結果、一番の好天だったようで、サンタクロースから最高のプレゼントをいただきました!
危ない箇所もなく、北・南・中央アルプス、八ヶ岳といった有名山域を一望できる絶好の展望が楽しめて、人気があるのも納得。気持ちのよい山行となりました。
この1年、数々の山をご一緒いただき、ありがとうございました!

栗駒山・秣岳(まぐさだけ)須川温泉周回ルート

日程:2022年10月6日(木)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

久しぶりのメンバーで今年でロープウェイが終了となる御嶽山に登り、紅葉を見ながらおシャンティな小屋のテラスでビール祭り♪を計画をしていたものの、秋雨前線停滞の為、山は雨&暴風の悪天候予報…。泣く泣く?諦め、天気の良さそうな紅葉真っ盛りの栗駒山に行先変更!
お手軽に登れる栗駒山ですが、本日のコースは、K子さん提案、栗駒山山頂から秣岳へ進む天馬尾根コースを歩く「須川温泉周回ルート」。沢、稜線、岩場、悪路と変化があり、なかなか登りごたえのある充実したコース♪
加えて天候が、高曇り→霙→雪(寒いっ!)→雨→快晴と七変幻。ここ数日の冷え込みから、頂上付近は一面霧氷。秋と冬を同時に楽しめた楽しい山行となりました。

コース:須川温泉登山口~名残ヶ原~産沼~東栗駒山分岐 ~栗駒山(須川岳)~秣岳~秣岳登山口~(車道)~須賀川温泉登山口

9時30分に湯けむりが立ち上がる須川温泉登山口を出発!気温4℃。想像していたより寒く、高曇りの天気の為、栗駒山山頂は雲の中…でも、須川温泉の紅葉はパッチワークの様で綺麗です
標高を上げるとどんどん紅葉が広がっていきます
先日、三ツ石山の紅葉がNo.1と思いましたが、いやいや順位が付けられない美しさでした
昭和湖を経由して山頂に向かう「須川コース」は昭和湖より上部が火山性ガスのため、立入禁止。須川温泉から山頂に向かう方は産沼コースへ進みます
産沼からは遠回りをして東栗駒分岐方面へ進みました。人気がなくなり、静かな山登りが楽しめました
沢登りみたいなコースで楽しい。詰め上げているみたいです
G郎OBさんが、残雪期にM野OBさんと泊った笊森避難小屋が見えてきました
G郎OBさんもK子さんも栗駒山は数えきれない位登っています。広がる紅葉の風景に、それぞれ思いを馳せているようです…A紀は2回目。初めてのこのコースが楽しくてご機嫌でした
それにしても壮大でどこまでも綺麗な紅葉。晴れていればもっと綺麗だったことでしょう。すれ違う方が山頂は凍っているよ!と教えてくれました
東栗駒分岐からは稜線が広がります。ずっと雲の中だった山頂がどーんと見えてきました!山頂、本当に凍っています!
有名な「いわかがみ平」からのコースと合流。ここからは一気に人が増えました。道も整備されていて歩きやすい。山頂に向かいます!
栗駒山山頂に到着!標柱凍っています!風も強く、寒い!気温0℃。山頂に人、居ません。多くの人は少し下りて風が避けられる場所で休憩していました
山頂付近は霧氷だらけ。まさかこの時季にエビの尻尾が見れるとは…
余りの寒さに、飛んだり跳ねたり走ったり、無駄に動いて体を温めました。
霧氷と紅葉とのコラボは最高に綺麗~
バラバラと霙が降り始め、その後雪となりました。防寒をしっかりして、お楽しみの天馬尾根コースへ進みます
山の神様は…我々に試練を与えられました。雪は雨になり、風も強く、寒い…。ガスも広がり眺望ゼロ。
黙々と前に進んでいきます。アップダウンも小刻みにあり、草原もありで晴れていたら楽しい道だったことでしょう
試練に耐えた我々に神様はご褒美をくださいました!秣岳に到着した辺りから、徐々にガスが引き始めて、絶景がパーッと360℃広がります
ゴール付近の須川湖やスタート地の須川温泉も見えます
ガスの中はどこも満開の紅葉でした。また天気の良い時に歩きたい♪
遠くの山々も見えて絶景です。ここから悪路が続き、かなり神経使いましたが3人とも滑らず進んでいきます。
先日の沢山行で教わった技術、ここで非常に役に立ちました!
ぐっちゃぐっちゃの悪路を超えて、15時過ぎに秣岳登山口に到着!
車道を歩いて須川湖に。快晴の天気となりました(今か…)

下山後は、真湯温泉にあるコテージに移動し、冷えた体を温泉で温めました。
陽に鮮やかに染まった紅葉は残念ながら拝むことが敵いませんでしたが、紅葉と霧氷のコラボレーションという見たことのない景色に出会えました。この寒波の後、紅葉は凍ってしまったことにより、今一つとなってしまった様です。
同じ山でもコースや時期を変えることでまた違う楽しみが生まれるのが楽しい。
「須川温泉周回ルート」、再来決定となりました♪ 今回も素晴らしい山行となり、感謝です。

高山植物の宝庫 秋田駒ヶ岳と北奥羽三霊山の姫神山

日程:2022年7月21日(木)~23日(土)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

北東北の名峰「秋田駒ヶ岳」と北奥羽三霊山の一つ、地元で人気の「姫神山」に行ってきました!
今年は6月の終わりに梅雨明け。この様な天候では、高山植物が咲き誇る7月半ばには花は終わってしまうのでは…との心配をしていましたが、その後、梅雨に戻ったような天気が続いた為か、高山植物の宝庫「秋田駒ヶ岳」では、数々の高山植物の大群生を大いに楽しむ事ができました。また、ハイキング気分で臨んだ「姫神山」は岩登りありの登りごたえがある山で、しっかりとした山歩きを楽しむことができました。

■山旅1日目 「秋田駒ヶ岳」

コース:八合目小屋~横岳~大焼砂~ムーミン谷~女岳~男岳~阿弥陀池~男女岳~阿弥陀池~八合目小屋

埼玉県を2:00に出発!約7時間かけて、秋田駒ヶ岳の玄関口「アルパこまくさ」へ。バスに乗り換えて、駒ヶ岳八合目へ。10:00過ぎに一面はガス、時折パラパラと降る雨の中、登山開始です!
歩き易い道が続きます。ガスはどんどん濃くなっていき、残念ながら眺望はないですが、足元にはたくさんの花々が咲き誇り、それだけでテンションが上がります。阿弥陀池との分岐からはニッコウキスゲが狂い咲き!「こんなに咲いているのは見たことがない」との声に「やったー!」とほくそ笑んでしまいます
男女岳に登る予定をガスが取れての登頂を期待して後回しに。破線ルートを通り、横岳に向かいます。このルートがめちゃくちゃ楽しい♪ 晴れていれば眼下にムーミン谷が広がるとのこと。次の楽しみができました!
この後、横岳手前から雨が強くなり、横岳の写真はなし
コマクサ・ハクサンボウフウの大群生地、大焼砂へ。この地帯、強風です!
晴れていればどんな景色なんだろうなぁと考えながら歩くのもまた楽しい♪
コマクサの大群生です!どこまでもどこまでも続きます!こんな大群生は新人A紀は初めてでした
今年は赤みが薄いなぁ~という声が聞こえます。今年の不安定な天候のせいでしょうか。
でもそのおかげが7月下旬でも大群生が残ってくれててありがたい
G郎OBさんもこんな風景は初めてよとご満悦?その後ろで写真撮影に精を出すK子リーダー(笑)
ここから奇跡が~!!!今日はこのまま1日ガスの中かなと諦めていたのに、雲が取れてきました!
秋田駒ヶ岳の風物詩「ムーミン谷」を前に、ガスが取れて景色が広がりました!
全員テンションUPUPです!
さあさあ、どんな景色が待っているんでしょう~!いそいそと進みます
ムーミン谷に到着!最高!チングルマの群生が歓迎してくれました!
駒池。景色を楽しみます♪まったく先に進みません。チングルマの他にもたくさんの高山植物が咲き誇ります
ムーミンを探せ♪
チングルマは例年6月下旬から7月上旬が最盛期とのこと、今日まで咲いていてくれてありがとう!所々は咲き終わり、綿毛の群生となっていました
ムーミン谷を堪能した後は、女岳へ。はっきりとした登山ルートはありません。植物を掻き分けて進みます
またまたガスが濃くなってきた為、女岳の山頂が分からず…。山容は荒々しいしく火山なんだなぁと感じました
五百羅漢を経て男岳へ。残念ながら山頂はガスの中
男岳から男女岳へ向かいます。ニッコウキスゲの大群生が360度広がるコース!
ニッコウキスゲは1日花で、1株から7つ位の蕾を持つそうです。1日で枯れてしまう花なのにこの群生!一体どんだけあるのでしょうか。自然の驚異!
ここからG郎OBさんと別れて、初秋田駒ヶ岳の新人A紀とK子リーダーは男女岳へ。
G郎OBさんとは八合目で待ち合わせとなります
バスの時間が迫ってきているので、急ピッチで男女岳山頂へ~!
残念ながらまたまた山頂はガスの中。BS4Kで放送されている「にっぽん百名山」に出演しているというガイドさんに写真を撮っていただきました
男女岳からは焼森経由で八合目まで下山予定でしたが、K子リーダーのわんぱく心が掻き立てられる看板が…
危ない場所があったら引き返そうねということで、「旧道コース」を進みます
危ないところはここまでは見当たりません。しばらくの間誰も歩いていないようで、藪漕ぎみたいな場所が多々あります。熊さんが怖いので笛を吹きながら進みます
でました!危なそうなところ「その1」。切れ落ちています。ロープがしっかりしているので難なく進めました!
その先には思いがけない絶景が広がりました!
大感動です!この風景「硫黄鉱山跡」と言うらしい
急がなくてはいけないのに、絶景を前にして進めません
またでました!危なそうなところ「その2」。過去のログを見ると、以前はまだ踏み跡があった場所ですが、この日はなく…。しかしもう引き返せません。新人A紀、意を決して進みます。が、難なく進めました。
浦和溪稜での会山行の方が難易度が高い為か鍛えられたようです(笑)
調べるとこの旧道は坑夫の方々が実際に使っていた道だそうです。
写真手前の平地に見える黒い柱みたいなものは「索道支柱」の後とのこと
またまたでました!危なそうなところ「その3」。ここも難なくクリア~。
熊さんに注意して(実際にこの辺り熊の寝床だそうで…)進んでいると、「おーい!」と聞き覚えのある声が!
別ルートから下山してきたG郎OBさんと歩くお互いを発見!奇跡の再会劇となりました!
  

■山旅2日目 「姫神山」

コース:一本杉登山口~(一本杉コース)~姫神山~(こわ坂コース)~こわ坂登山口

ゆるやかな錘状の優美な姿でそびえる姫神山の山容ですが、登ってみればなかなかの急登。登山口から五合目までは懺悔したくなるほどの急登が続くので「ざんげ坂」と呼ぶそうで、その通り、全員ハイキング気分で挑んだのを後悔しました(笑)。終始雨の中の登山。
とんがった山容からは想像できなかった広い山頂からは360度の景色を見渡すことのできる絶景ポイント。
残念ながらこの日がガスが広がり、ほとんど見る事ができませんでした。
地元では大人気のお手軽日帰り登山の山だそうで、このような山が近くにあったらいいなぁ~と思わせる魅力的な山でした
  

K子リーダー絶賛の花の名峰・秋田駒ヶ岳。新人A紀は高山植物が咲き誇る時期の山が大好物で、想像以上に広がるお花畑に大感激と、人の手が入らずこの景色を作り出す偉大な大自然の中に身を置けた事に感謝でした!
展望豊かな稜線も素晴らしいという秋田駒ヶ岳。今回は望めませんでしたが、そのお陰で裏秋田駒ヶ岳(勝手に命名)への道を歩くことができ、山旅の醍醐味を味わえました。
姫神山は雨の中の登山となりましたが、夏のシャワー登山を東北の山で味わえて終始楽しく歩けました。熊がいつ出てくるかは怖かったですが…。

沢登り・一之瀬川本流

2022年7月24日(日)

個人山行 メンバー Y・他1名 

今シーズン、自分は沢登りスタートが随分と出遅れてしまった。

今年もどこか行きますか、と相方に相談をしつつ場所をいくつかピックアップ。

ゴルジュと泳ぎで有名な一之瀬川本流へ行くことに決定。

泳ぎと寒さに不安を感じつつも、このワクワクする感じがたまらない(笑)

※画像はレンズに水滴が付くので不明瞭です

とりあえず入渓することに
出だしはこんなところを進む
きましたゴルジュ!
ちょっと怖いがとりあえず突っ込む
またゴルジュ!
ここを曲がると…
またまたゴルジュ!さすが一之瀬、ゴルジュ祭りである
ナイアガラ こんな感じの滝もある
余裕が出てきたので天然のプールでひと泳ぎ
ゴーグルを装着したがそこまで水はきれいではない…
先へ進みます!へつりながらのゴルジュ
激流の横をぎりぎりまでへつる
ゴルジュ帯を無事に突破 ここから先は穏やかな沢が続くらしい
ケルンがあったので早々に終了することにした

初めての一之瀬川本流。

何年も前に購入したが、暑くて一回も着ていなかったネオプレーンを引っ張り出してきた。

これがあったので、寒さを感じることがなくてよかった。

安全を考慮しライフジャケットも持っていったが、そこまでは必要なさそうだ。

ザックは保水しない素材など、慎重に選んだ方が良いと思う。

今回は意外とあっさり抜けることができたが、水量などの沢のコンディションによっては格段にレベルが違うと思われるので、装備選びや天気の情報などには十分に気をつけて下さい。

残雪と新緑そして北岳草

6/27(月) 芦安P=広河原9:00〜白根お池11:00〜北岳肩ノ小屋14:00

6/28(火) 肩ノ小屋6:00〜北岳7:00〜八本歯分岐7:30〜肩ノ小屋9:00〜広河原14:00

メンバー N山 他2名

例年なら梅雨最盛期で一日中霧や雨で展望が望めないが、今年は異常気象?で太平洋高気圧が張り出して来たので北岳に行った。運よく梅雨明け発表タイミングとはなったが、折から関東平野に吹き込むフェーン現象の影響を強く受けた山行となった。

白根お池テント場 残雪と新緑・山桜・お花の咲き始めで一番多彩な色が楽しめる時期だ
改築中の山小屋 平日なのに人が満員に居るのでビックリ

15時頃から雷雨と雹に見舞われ、うっすら氷が張るまで気温が下がった。

5時間で標高差1500m登ったのでSpO2が67%まで下がり体がだいぶダルくなったが、天気も悪かったので外でフラフラせず安静にして深い呼吸を心掛けたせいか4~5時間で100%まで戻った。

翌日は風は強かったが快晴に恵まれた。       

北岳頂上
八本歯分岐下の群生地に咲く北岳草 もう一週間早いともっと瑞々しいかも

大樺沢沿いの道が2019年の台風で壊滅し通行できないため雪渓は降りずに稜線沿いに来た道を下山した。あっそうそう下山後に食した甘甘娘はおいしかった。

梅雨の晴れ間の浅間連山

日程:2022年6月10日(金)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

例年より早く梅雨入りした2022年の6月。皆の都合が合うのは6月10日のみ。梅雨らしい天候不良の日々が続く中、第一候補の山が見事好天予報!ということで、浅間連山へ。池の平湿原&東篭ノ登山・西篭ノ登山・水ノ塔山と花の縦走を楽しんできました。

コース:池の平湿原入口→ぐるっと湿原1周→三方ヶ峰→コマクサ園→池の平湿原入口→東篭ノ登山→西篭ノ登山→東篭ノ登山→水ノ塔山→高峰温泉

池の平駐車場に車を停めて、湿原へ出発!池の平湿原は浅間山の噴火によりできた湿原。
入場は7:00からのところ、係の方のご厚意で7:00前に入場でき、湿原に1番乗り!さらに貸切です
自宅からここまで来る道中は、曇り→霧→雨→晴れと目まぐるしい天気の変化。さすが梅雨の天候。下界は晴れていたので期待して来てみたら湿原は霧の中。でもこれも幻想的で素敵です
鏡池。残念ながら何も映らず…。レンゲツツジが開花とのことですが、まだチラホラ
湿原を抜けて、三方ヶ峰を目指して歩いていると1m位の距離にいきなり動く物体が…!
「熊?!」と思ってびっくりしてみたら、カモシカさんでした。私達もびっくり!カモシカさんもびっくり!驚かしてごめんなさい
もぐもぐと朝ごはんを食べているところをわきからそっとお邪魔して、撮影モデルになっていただきました
カモシカさんとお別れして、本日の目的のひとつ、三方ヶ峰の脇にある「三方コマクサ園」へ。高山植物の女王のコマクサ!咲いています♪
砂礫や他の植物が生育できないような厳しい環境に生育する不思議な花。新人A紀は2年ぶりの再会に大喜びでした
珍しい白いコマクサも咲いていました
見晴岳に向かいます。三方見晴歩道を歩いていると霧が晴れてきて、先程歩いた池の平湿原が一望できました
途中にもコマクサ園があります。こちらは三方ヶ峰のコマクサより小粒
見晴台に到着!天候も良くなってきました!
霧が晴れて、青空が広がり冬に登った「烏帽子岳」と「湯ノ丸山」が一望できました
新人A紀は湯ノ丸山の「丸」のポーズ、G郎OBさんには烏帽子岳の「とんがり」のポーズをとってもらおうと思ったらなぜか「×」のポーズ…(笑)
池の平湿原入口に戻り、岩稜帯を登り東篭ノ登山へ。お天気目まぐるしく変わります。
霧が晴れると絶景です!
西篭ノ登山へ。片道30分の道にはハクサンシャクナゲがあちらこちらで咲いていました!
こちらは蕾。満開には後1~2週間後位でしょうか
西篭ノ登山へ到着。移動距離は短いですが、岩稜帯のアップダウンの道が楽しい。
同じ道を通って、東篭ノ登山に戻ります
ここでK子キャップのご好意で、G郎OBさんと新人A紀は水ノ塔山へ。
K子キャップは車で回り、下山口の高峰温泉で待ち合わせ
高曇りの天候ですが眺望が良く、歩いてきた篭ノ登山から黒斑山、街並みが良く見える、楽しい稜線歩き♪ 途中シャチの様の岩が。命名「シャチ岩」
水ノ塔山に到着。ここまでの稜線。超お気に入りとなりました。時期を変えて何度も歩いてみたいです
高峰温泉へ下山を開始です。絶景を見ながらの好物の岩稜帯歩き♪

下山後は今日歩いた道が一望できる温泉へ。山頂は雲がかかって見えなかったものの、露天風呂でおしゃべりしていたらすっかり晴れて、浅間連峰の端から端までが一望でき、歩いた道が見えるっていいものだなぁとしみじみでした。端から端まで、繋げて歩いてみる事できるかなと考えたり、縦走は楽しい♪
地元の方が、今日は久々の天気だから登りにきたとおっしゃる様に、久々の晴れだったようでその中で充実した登山ができて感謝です!

東北 出羽三山の主峰と高原台地の山旅

日程:2022年5月20日(金)~22日(日)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

秋の終わりから初春にかけて、登山口へのアクセス道路が通行止めになる「月山」と「八幡平」。お待ちかねの道路が開通!で、みんなの都合が合う日に2泊3日で東北へ雪山納め山旅に行ってきました!

■山旅1日目 「月山」

コース:姥沢P~月山リフト下駅…リフト…上駅~姥ケ岳~金姥~牛首~月山頂上小屋~月山神社~月山のピストン

往路は月山スキー場上駅までリフトで楽々~。リフトは圧倒的にスキーヤーが多く、登山者はちらほら。
A紀は初月山です。何度も計画しては悪天候で中止となっていた山なので、この地点に立てただけでもう感動で泣けてきました
快晴です!スキーヤーがなにやら集まって、ロープにつかまって上に登っていきます。
何だろうと思っているとK子キャップからTバーリフトとの説明が。見たことのない景色にわくわく♪
先ずは「姥ヶ岳」の山頂を目指します。雪は緩く、アイゼンなしのキックステップで登ります。本日一番の急登で、後は穏やかな稜線歩きとなりました
上まで上がってしまえば真っ平。雪はなく木道が表れました。春満載~♪
「姥ヶ岳」山頂に到着!本日の天気は強風予報で心配していましたが、登ってみれば気にならない位の風。
景色に霞がかかっていますが、天気に恵まれました!360度パノラマビュー♪標柱の先には朝日連峰が広がります
月山の山頂へ向かいます。夏道と雪道のミックスの登山道。行きの車内から見た月山の全容は真白だったので意外でした
月山は昔から信仰の山として、近隣各県から沢山の参拝者がやってきたため、四方八方に沢山の登山ルートが存在しましたが今は3つのルートが主だそう。そのうちの一つ「湯殿山神社」への分岐に到着
ハクサンイチゲやミヤマキンバイなど、高山植物も咲き始めていました。眺望の良い尾根の夏道を絶景を堪能しながらゆっくり進みます
あちらこちらにクレパスが見えます。要注意です。スキー場の大斜面コースはクレパス発生・拡大で立入り禁止でした
新緑と残雪の山々が美しい!
最後の登りを登り切り、月山神社へのビクトリーロード
写真等で見慣れた月山神社の入り口が見えてきました。遂にここまできました~!
月山神社への入り口の石像
月山神社の本殿を超えた先が山頂となります。姥沢や湯殿山神社方面から登る人は本殿が山頂と思ってここまで来ない方もいる様です
山頂とっだどー♪♪♪ 山頂ずーっと貸切!
ゼブラ柄が美しい、息をのむ絶景!しばらく堪能します
名残おしいですが、下山開始です。ヒップそりで雪原を下ります!
今雪山シーズン最後のシュプール~&最後のトラバース!

■山旅2日目「八幡平」

コース:八幡平頂上P~見返り峠~ガマ沼~八幡平山頂~鏡沼(ドラゴンアイ)~八幡平頂上P

駐車場に車を停め、少し歩くと県境。なんだか得した気分です
スニーカー・長靴・登山靴…様々なスタイルの人たちがいて、観光地なんだなぁと感じます
階段を上り、見返り峠を過ぎると直ぐに八幡沼の展望デッキが現れます。
展望デッキから見る八幡沼はハート型♪ 久々に団体ツアーと遭遇
ガマ沼を経て直ぐに山頂に到着!
ガチな登山スタイル2名と観光スタイル1名で記念撮影♪
どこまでも平らです。だから八幡平と呼ばれるのでしょうか
今回のメイン、鏡沼に到着!
鏡沼の雪解けの様子が、まるで龍の眼のように見えることから「八幡平のドラゴンアイ」と呼ばれる人気スポット!5月の中旬から6月の中旬の限られた時期に、数多くある沼の中でここ「鏡沼」しか見られない神秘的な景色とのこと。積雪量や雪解け、天候の状況などの条件が揃うと姿を現す神秘的な自然現象です。
本日の龍の目は…半開きでしたが十分にドラゴンアイでした!
下山後は、お待ちかねの温泉!東北はどこへ行っても温泉天国♪ 2日間の疲れも癒されます
東北の2座を堪能した後は、岩手県の最高峰「岩手山」を望むコテージ村に宿泊!
岩手山を眺めながら、BBQと美味しい地酒で雪山シーズンの無事を乾杯!

往復の車中からも、前後左右、遠方にそびえる様々な山を望める東北。
これからは雪解けとともに花が咲き乱れ、秋はパッチワークのような素晴らしい紅葉が見られるとのこと、様々な時期に訪れてみたいものです。

半年前までは、雪山に登ることはないだろうと思っていた自分が雪山に挑戦し、数多く登れるとは考えてもいませんでした。
知識も技術もない雪山初心者に、素晴らしい景色を見せていただき、先輩方には感謝で一杯です。まだまだ未熟だらけですが、今シーズン身に着けた経験を次に生かしていきたいと思います!


4月23-24日 卒業山行(爺ヶ岳南尾根~鹿島槍ヶ岳縦走)

メンバー:N村、Y下、N山、K村、F寺、Y内、A木

ズブの素人ながら2013年入会して以来、9年間に渡り、山岳会活動に積極かつ精力的に尽力し、押しも押されぬリーダーに成長した会員が仕事の都合で富山県に転勤となりやむを得ず当会を離れることになった。これまでの数々の思い出を振り返ると共に、彼が新天地で更に岳人として飛躍することを祈念して当会からの追い出し卒業山行を企画した。

行程 

4月23日(土)  扇沢柏原新道入口駐車場8:00 ⇒ 爺ヶ岳南尾根(途中強風待ち停滞1時間) ⇒ 爺が岳南峰14:00 ⇒ 冷池付近(TS)16:00

4月24日(日)  TS4:30 ⇒ 鹿島槍ヶ岳6:30 ⇒ TS撤収8:30 ⇒ 爺ヶ岳10:30 ⇒ 扇沢柏原新道入口駐車場14:00 ⇒ 薬師の湯にてご挨拶 お別れ

4月23日

南尾根取付きから急な樹林帯

ジャンクションピーク直下が最も急斜面

山頂付近が強風のため風を読んで『風待ちタイム 1時間』・・・大正解、あたりました!

強風が収まるのを待って稜線に・・・鹿島槍頂上は今だ強風帯

爺ヶ岳の縦走路に入る  雪が少なく山小屋 露出

テントを張って宴会。ますの寿司、チョリソー、焼き肉、テント内が真っ白スモーク、深夜まで続いた

4月24日

布引岳 後方は北アルプス南部の山々
剣岳 東面
がっちり肩を組んでこのメンバーで過ごす最後の頂

これまで、ご苦労さま・お疲れさま・ありがとうございました。

これからもどうかお元気で!・・・・・さようなら!

宝の山 会津磐梯山

日程:2022年4月2日(土)

メンバー:K孝・K子・G郎OB・A紀(記)

浦和溪稜山岳会で生まれた偶然の縁を結ぶきっかけを作ってくれたK孝会長とのご一緒山行がやっと実現!で、「エンヤ~♪ 会津磐梯山は~♪ 宝~の山よ~♪」の民謡で有名な磐梯山に登ってきました。素晴らしい天候に恵まれ、なんとも贅沢な1日となりました!

コース:裏磐梯スキー場~噴火口分岐~火口原~弘法清水分岐~磐梯山のピストン

裏磐梯スキー場駐車場から出発!シーズン終了後のスキー場は静かで貸切感満載です
振り向くと右手に2月の会山行で登った西吾妻山が見えてきました。
スノーモンスター達の今はどんなだろうななんて考えながら登っていきます
西吾妻山麓にはグランデコスノーリゾートの蝶々型のゲレンデがくっきり!
緩やかなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度をあげていきます
荒々しい噴火口が見えてきました。ド迫力です。
噴火口の周囲を取り囲む様にそそり立つ岩壁が迫ってきて圧巻です。
ここからは徐々に斜度が上がり、急坂が続きます
眺望が広がり、まだ凍っている桧原湖が見えてきました。噴火で出た岩雪崩で出来たそう。上は朝日連峰方面。写真にない右手は奥羽山脈が一望でした
火口壁を登り噴火口の上部に到着。左側には磐梯山の一角をなす櫛ヶ峰。今日は見るだけ~
磐梯山山頂に向かいます。この風景、なんだか海外の山みたいです!
登山道のコンディションが様変わりして、アイゼン付けたり外したり忙しいです
いつ雪崩が起きてもおかしくない雪の状態と教えていただきました
考えるだけで恐ろしい…
夏は樹林帯を迂回して山頂を目指しますが、この時期は直登できます
山頂に到着!
新人A紀、ここで事件を起こしました。反省です…。今後に生かします!
浦和溪稜の歴史を作り上げた皆様で思い出の1枚をパチリ♪
猪苗代湖は全く凍っていません。山を挟んだだけで、こうも湖の状態が違うとは不思議です
山頂からの景色を楽しみ、下山開始です。
下山時の方が眺望が良く、雲がかかっていた飯豊山脈もくっきり♪いつか歩いてみたい山脈です。
下山時はかなり気温が高くなり、辺りから落石の音が鳴り続いていました。

歩みを進めるごとに見える景色が変わり、登山道も変化していくバラエティに富んだ山、磐梯山。登りも下りもずっと絶景を楽しめて、印象に残る山となりました。
諸先輩方と山をご一緒するごとに、技術と経験の豊富さに感心してしまいます。
もうすぐ雪山シーズンも終了。雪山デビューした今シーズン、多くの雪山に登らせていただきましたが、雪山の美しさ・楽しさと厳しさ・怖さを同じ位感じました。
山には常に謙虚で真摯で…を心において…。

帰り道は、技術と経験の豊富な諸先輩から、愉快(?)で豊富な浦和溪稜の歴史話を聞きながらワイワイと♪ 今回も感謝です。

大迫力!前掛山

日程:2022年3月25日(金)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

雪山シーズンもそろそろ終盤。お休みが合った平日、行先は天気予報が良い山をいくつかピックアップしていただき、その中から新人A紀が恋焦がれていた浅間山(前掛山)へ!
6時半には浅間山荘駐車場到着。風が強い日が多い山域とのことですが、前日からの強風も未明には静まり、山頂を無事踏めることを祈りながら出発です。
下山後の楽しみの温泉がある浅間山荘、 新人A紀はついこの間まであの有名な「あさま山荘事件」はこの場所だと勘違いをしておりました。
今回は地図読み講習も兼ねた山行。地図と磁石を照らし合わせて方向を定めて進みます。出発時の新人A紀の採点は落第点(汗)。戻ってくるまでに果たして合格点に達することができるでしょうか…。

コース:浅間山荘~浅間山荘登山口~火山館~浅間神社~湯ノ平口~賽の河原~前掛山のピストン

浅間山荘の登山口から7時前に出発!3日前に降った雪の影響はここでは感じません
あっという間に一ノ鳥居→不動滝に到着。硫黄臭が漂います
登るにつれ雪はどんどん深くなりますが、浦和溪稜スタイルでアイゼンは付けず、ツボ足で進みます
トーミの頭がどーん!風もなく穏やかな天候となりました
火山館手前の川。この風景、火山帯に居ることを感じます
火山館に到着!ここで小休憩をとります
昨年初めてここに登りに来た時にはレベル2で前掛山には登れず…
湯ノ平口を経て賽ノ河原へ。分岐点左に行くと急登草すべり
進むにつれ、浅間山が少しづつ姿を現してきてテンション上がります
浅間山の外輪山にあたる黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~鋸岳~Jバンドへ続く稜線が一望です
森林限界手前でアイゼンを装着。前掛山取り付きから傾斜が徐々にキツくなります
新人A紀は12本アイゼンを付けるのは3ヶ月ぶり
緊張感の中、八ヶ岳で教わった歩き方を頭の中でリピートさせながら進みます
立ち入り禁止区域に到着!雪の浅間山をこんなに間近に見られて大感動!!!
この地点で360℃パノラマビュー♪ 先月登った四阿山もくっきり!
避難シェルターで小休憩をとります。この時間は少し風が強くなりました
前掛山へのVictoryroad!ダイナミックでカッコよくて感動で泣けてきます
恋焦がれていた前掛山の山容がこんなに迫力がある稜線だとは想像できず…
想像を裏切られて、大感動です!!ここが歩ける幸福感をかみしめながら進みます
振り返ると北アルプスの大展望!K子キャップ、キマッています♪
G郎OBさんもこんなに風の無い前掛山山頂は初めてとの事!
皆でゆっくり周りの景色を楽しみながら進みます
振り返ったVictoryroadも大迫力!3人の貸切road!
山頂に到着!新人A紀、うれし泣きです
山頂から先の景色もまた絶景かな♪
OG五郎さん、K子キャップも登頂です!山頂も3人の貸切♪
前掛山の標柱の向こうには浅間山
山頂から見た牙山方面。豪快な山容
浅間山は今日は噴煙もあげずに大人しい
たっぷりと堪能して下山スタートです。下山もまた絶景!
下山はお決まり?のシリセード♪
楽ちんに見えるけど、腹筋ピクピク、息があがります(苦笑)
下山後は赤褐色の秘湯♪天狗温泉で源泉を貸切で堪能!
鉄鉱成分が豊富に含まれた源泉は、最初は透明ですが空気に触れて酸化すると赤褐色のお湯に変化するとのこと

昨年、黒斑山の稜線から見た浅間山の独特な山容に惹かれ、ずっと見たいと恋焦がれていた「ガトーショコラ」と称される積雪期の浅間山の姿を拝む事ができた最高の山行となりました。
まだ片手にも満たないアイゼンを装着した雪山歩きや雪山でのポイントを、2人の大先輩から色々ご指導いただけた有意義な時間となりました!感謝です。
さて、 新人A紀、地図読み実践講習の採点は…。次回山行での実践後に持ち越しです。復習復習…φ(・ω・ )