キリマンジャロ峰

T橋、他会員外メンバー5人

今回、知り合いを通じて現地ガイド会社を利用しました。

日程 10日間 8/27〜9/5 ( 1日延泊で9/6帰国となる)

現地滞在 8日間

行程 day1〜2フライト。タンザニア、キリマンジャロ空港着後、モシ市内ホテル泊、day3登山ゲート〜マンダラハット、day4〜5〜ホロンボハット、day6 ギボハット、day7 summit attack〜ホロンボハット、day8 登山ゲートまで下山〜ホテル、day9 サファリ見学後空港、day10 帰国→韓国ステイ、day11帰国

 キリマンジャロ登山はお姫様山行でした。ガイド、ポーター、ウエイター、シェフがサポートしてくれます。レインウェアや防寒着と行動食を少しザックに入れて、自分の足で歩くだけです。でも、最大の核心は高度です。私の最高到達高度は台湾の玉山(3952m)で、今回のキリマンジャロは5895m。2000mも高い!でも、なんとか自分の足で登頂できました。5000m超えてからが、とてもしんどかったです。

 ルートはHut(山小屋)をつないでいくマラングルートを使いました。一番利用されているルートです。高度を1700mの登山ゲートから1日1000mずつ上げていくため、3つのHutに泊まります。一つ目のマンダラハットまでは密林の中を歩きます。日本の高山植物のような花も見られます。

 二つ目のハットであるホロンボハットへのトレイルは密林を抜け、一気に広大なサバンナに変わります。サバンナの先にキリマンジャロ峰とギザギザのマウェンジ峰がそびえます。そんな雄大な景色を眺めながらポレポレ(ゆっくり)と歩きを進めます。途中、アフリカの固有種の植物やかわいいカメレオンにも会えました。

カメレオンちゃん(手乗り可)

 ホロンボハットには2日ステイして高度順応をはかるため、近くのゼブラロックというシマシマの岩場(4200m)にハイキングにいきます。

 三つ目のハットまでのトレイルは、ほとんど草がなくなり大岩がところどころに転がる荒野になります。キリマンジャロがだいぶ近くなってきたところでギボハットに到着です。

 サミットアタックは三つ目のHutのギボハットから、夜中にスタートしますので、夕食を軽く済ませて19時前に就寝です。起床は22時、暖かいお茶を飲んで23時に出発です。歩きはじめはそうでもなかったですが、5000mに近づくと、かなり寒くなってきます。八ヶ岳厳冬期にアイスに行くような服装(ビレイジャケット着用)で行きましたが、それでも寒かったです。低体温にならないように、ポットに入れていた、おしるこ&甘酒を飲みながら登りました。夜明け頃に最初のピークである、ギルマンズポイントに到着します。

朝日がとてもきれいだったんですが、あまり、余裕がなく堪能できませんでした。そこで、ガイドチームからお祝いコーラがふるまわれたんですが、寒いし、コーラ凍ってるしで、あまり嬉しくなかったです。あと一息、頑張れという意味でのカロリー補給も兼ねてるらしいです。 コーラをしっかり補給しなかったせいか、足取りはどんどん重くなり、眠気までおそってきます。二つ目のピークのステラポイントを過ぎると、氷河が見えてきます。溶けかかったプチモンスターの中の踏み跡をすすんでいき、なんとか、ウルルピークまで歩き通しました。

 ピークで仲間と喜びあい、写真撮影をしたら、一気に4700mのギボハットまで戻ります。昼前に戻って、仮眠と軽い食事をして、15時くらいに3700mの ホロンボハットまで戻り、夕食をとってやっと就寝です。長い1日でした。翌日はゲートまで戻り、近くのレストランでお祝いランチです。ランチ後は祝いの歌と踊り、そして登頂証明書の授与です。

 買い物をしてホテルに戻りホット一息。数日ぶりにシャワーを浴びて、毛穴中に侵入していた砂埃を洗い流します。最終日はサファリ見学をしてから、帰路に着きます。サファリでは、ライオンキングの舞台のようにキリンやシマウマ、イボ猪、フラミンゴなど見られました。なんと普段いない象にも会えました。

韓国でのトランジットでは、航空機のトラブルで韓国に1泊ステイとなり、思いがけず韓国料理とチャミスルを堪能しました。

負欠スラブ(個人山行) 

メンバー T橋、会員外2名 

最近、I澤さんの勢いがすごくて記録が多く、他の会員はどうした?的な声もあるとかないとか。ちゃんと登っていますよ。先日の女子会(10/5-6)でも話題になったので参考になればと思い個人山行ですが記録します。

友人2人と湯沢にある飯士山の負欠スラブに行ってきました。立山で剱岳南壁と龍王東尾根の予定でしたが、コロコロ変わる天気予報に翻弄され、転身となりました。

石打トンネルを抜けて最初の分岐を右に入り、山中に続く道を進むと閉鎖したスキー場のレストハウスに突き当たります。6台くらい停められそうです。そこから100mくらいきた道を戻ると登山口です。

駐車スペース

飯士山は岩原スキー場から登るのが一般的らしいですが、こちら側も道はしっかりしていました。歩き始めて30分ほどで尾根コースと岩コースの分岐です。尾根コースをすすんでいくと途中に負欠スラブの道標が出てきます。そこからスラブがドーンと見えます。地元の方々がスラブが見えるように草を刈り整えた場所だそうです。以前は50mくらい手前の沢から取り付いていたようです。

負欠スラブの道標。負欠岩がよく見えます。ここから取り付きに向かう。少し薮こぐ。

負欠岩の基部を目指してラインを取ります。下部は濡れているところが多く、右側の草付きにある細い立木でランナーをとりながら、短めにピッチを切ります。3Pあたりからスラブも乾いて快適になり、高度感も出てきて楽しく登れます。上部にはボルトやハーケンが打ってあるところがありました。これらを使わなくても立木があるので、ピッチを伸ばして登れます。実際3Pと6Pはもう少し先に進みたかったのでロープも60mでも良かったかなと思います。負欠岩の基部に向かう最後のピッチは立木がなく、支点が取れずフリーとなってしまいました。リスがあるので、カムがあると安心だったと思います。

取り付きから。下部は黒々としてるとこ多い。右よりにラインをとった。
2P目終了点。濡れたところを避けて中央よりへラインをとった。この上からは快適に登れる。
フォローが登る後ろはガーラ湯沢方面。少しずつ高度感でてくる
4P終了点の岩にリングが打ってあった。
5P目トラバース気味にラインをとり、岩の基部を目指す
基部から後ろに回り込んで見た負欠岩。細ーい!下からは右のリッジとして見えていた部位。両側のフェイスにもボルトがうってありました。誰か登りに来るのかな。
高度感あって気持ちが良い。

負欠岩でワイワイと映え写真をとって登山道を進み、山頂をめざします。この登山道スラブ上にあるので、なかなかのワイルドルートでした。西峰からコルに出て50mほど登り返すと三角点のある東峰です。晴れていたので山頂からの景色はとても良く、仙ノ倉、谷川、巻機山、苗場山やらを見られました。

ワイルド一般道から見上げたスラブ。登山道に合流せずにそのままたつめあがれそうにも見える。
西峰から。石打の街
東峰。ワンワンワンワン🐶 1111♪
岩原スキー場、万太郎山方面。

下山は尾根コースを使いますが、これもまた、ワイルドルートです。一気に高度を下げてきます。再び分岐に戻り登山口へ。この日は湯沢あたりは天気が良く日差しもあり汗だくとなりましたので、湯沢の山の湯♨️で汗を流し、谷川PAでモツ煮定食を食べて帰路へつきました。

負欠スラブ面白かったです。スラブも広く色々ルートが取れそうです。ルート取りやマルチのロープワークの練習も兼ねて登ることもできそうです。リスも多いのでカムでの支点構築も練習できそう。負欠岩のクライミングも楽しめ、ワイルドな一般道もあります。ぜひ会で企画していきたいと思います。

1P25m.2P30m.3P50m.4P25m.5P30m.6P40m.7Pフリー

北海道層雲峡アイスクライミング&黒岳登山(個人山行)

T、会外メンバー4人(先輩、友達)   お天気ずっと晴れ 気温マイナス20-10度

最近恒例になりつつある友人達との北海道遠征アイスクライミングに今年も行ってきました。層雲峡は2回目。昨年の1回目は銀河とブルーウルフを登りました。

今回は錦糸の滝とライマンの滝を登ってきました。連日お天気も良く、黒岳登山もおまけに楽しんできました。錦糸の滝は4Pです。真ん中あたりのラインから左の終了点に向かってトラバース気味に登りました。

錦糸の滝正面。一番ノリ。

登り始めて間もなく右のアイゼンがズレるトラブルありましたが、自己確保して修正後再開。このピッチは40mあるので腕がしびれて痛くなりはじめた頃に右岸の終了点に到着。後続を迎えて2P目。終了点は左岸にあります。今年は雪が多くなく上部も登れました。

4P目。

3P目は雪稜なのでフリーで4P目の取り付きまでいって登りました。下から登ってくるパーティと被らないように、そこから、懸垂2Pで降りました。1Pは2P目の終了点で、2Pは取り付きまで5mほど残して届かなかったので、スクリュー支点構築してクライムダウンしました。

2P目終了点目指して懸垂中
2P終了点から取り付きまで届かず。

後続パーティが3組ほどきていたので、近くのライマンの滝へ移動。先行1パーティがTPで楽しんでいます。取り付きまでの急登を登って一休みしていたら、彼らは錦糸に移動するとのこと。ありがたく貸切で遊ばせてもらいます。

ライマン正面

右ラインは難しそうなので、左ラインを登ります。ライマンも45mくらいあるので長い…。

リード中のm3

こちらはフォローで登りましたが、回収もあり、またもや腕が痺れるぅ。2組で登って降りたら、3時近くになっていたので、片付けて撤収としました。

たくさん飲んで、温泉♨️卓球を楽しんだ翌日は宿から歩いていける黒岳ロープウェイ乗場から5合目まだ上がりそこから黒岳山頂を目指します。

積雪は飛ばされて、クラストした硬い雪面が露出した雪面でした。

スキーヤーやボーダーも頑張って登ってましたが、アイゼンがないと厳しい状況だったので、途中で諦めて滑り降りていきました。

颯爽と滑り降りてくスキーヤー

颯爽と滑っていくボーダー&スキーヤーに声援を送って、再び山頂に向かいます。しっかりアイゼンとアックスの石突を効かせて登ります。長い急登を超えると急に景色が広がります。山頂からの眺めは低山のそれではなく、大雪山系の山々が連なる壮大な景色でした。まさにカムイヌプリ(神の山)、カムイミンタラ(神々の庭)です。

今回、平爪12本歯は持ってきていましたが、ピッケルは持ってきていないので、アイスアックスを代用しました。ストックだけだったら登れなかったかもという条件でした。ロープウェイで行けるお手軽登山を想像していましたが、やはり、雪山はいろんな状況を想定して、準備していかなければいけないと再認識しました。

初めて北海道の雪山に登りました。また、氷の滝と抱き合わせで楽しみたいです。

ジョウゴ沢偵察と阿弥陀岳北稜(個人山行)

T橋(リーダー、記)、Otti(会員外)  天気晴れ 風なし 

29日13:00発 13:30F1 13:50F2 14:10抜け口 14:50懸垂開始 15:10F2 16:00終了

30日6:30発、7:10阿弥陀岳分岐 8:00ジャンクションピーク 8:30第一岩峰8:30 待ち30分 9:20第二岩峰 待ち10分 10:10阿弥陀山頂 10:50中岳コル 11:00阿弥陀分岐 11:10行者小屋11:40赤岳鉱泉

年末赤岳鉱泉泊で行ってきました。会のメンバーとは調整がつかなかったので、友人と楽しんできました。初日は諸事情で午後1時頃に鉱泉を出発してジョウゴ沢に向かいました。アプローチは雪がないので右岸をふつうに歩いていきます。F1は日当たりも良いため、ポタポタと水が滴っています。

F1。右側をフリーで上がりました。

F1左側は3人パーティが講習を始めたので右側をフリーであがってF2へ向かうと、F2の手前の左側の2本のルンゼがしっかり氷結しています。

F2。右はとても薄く水が流れています。
F2手前にある左側のルンゼ
支尾根から見えた登ってきたルンゼ
もう一つ手前のルンゼに出て懸垂でおりる

F2も同じようにポタポタで先行が1組あり、登れるラインも微妙だったので、ルンゼで遊ぶことにしました。下から見ると上部が立ってそうに見えたので、階段状になっているナメ滝をフリーで少し上がってみるとどこまでも階段ナメです。気が付くと上に抜けていました。支尾根をひとつ超え、藪をトラバースして、足場の悪い岩場を少し降りて、もう一本のルンゼから懸垂でおりました。夕飯まで時間が少しあったので誰もいなくなったF2を1本ずつ登って鉱泉にもどりました。

鉱泉では、退会したSさんとMさんのお二人とバッタリ。久しぶりにワイワイして一緒に飲みました。

翌朝、不要なアイスアックスや縦爪アイゼンは鉱泉にデポして阿弥陀岳北稜に出発。前日濡れたロープが乾いておらず重い。雪はとても少なく、トレースもしっかりあります。夏道から北稜の尾根にあがりジャンクションピークにでます。そこから急な雪渓・・のはずですが、草付きのような状態でした。第一岩峰までノーロープで行きましたが、メンバーによっては雪渓(草付き)もロープ確保が必要です。

北陵を俯瞰。ここから雪稜の急登のはずが雪無さすぎで草つきの登攀になる
草つきを上がり切った所、このすぐ先が第一岩峰

先行パーティ二組いたので少し待ちがありましたが、寒くなかったので快晴の景色を堪能できてしまいました。

ハーケンとペツルがうってありました
富士山🗻が良く見えて気持ち良いです
ナイフリッジも雪がないので少し歩きづらい
山頂も雪がぜーんぜんありません。

山頂からはお馴染みの360度パノラマでした。中岳コルまでの下山道は一部凍っているところもあり、北陵より緊張しました。雪がなく雪崩れる心配のない中岳沢で一気に行者小屋までもどって赤岳鉱泉で荷物を回収して駐車場に向かいました。トレースあり、お天気も良く楽ちんに楽しめましたが、雪無さすぎですね。

白石沢スラブ(個人山行)

2023/11/5 晴れ (T橋、U田、会外メンバー2名)

昨年からジム友と計画していた白石沢スラブに沢好きU田さんもお誘いして個人山行で行ってきました。白石沢スラブは奥只見ダムの奥にある秘境です。今回はお手軽に奥只見湖畔にある民宿六方さんにボート送迎をしてもらいました。ボートを降りて沢を詰めると巨大なスラブが迎えてくれました。

Sマークのところが取り付き
ボートで湖の南東の岸に向かいます
ボートはここまで。ここから沢を詰めて行きます。
圧倒的なスラブ
紅葉🍁の赤がスラブに映えます
木のあるコルまで登ります。傾斜も結構ありますが、沢靴ラバーが良くききます。
登り切るとボートで渡ってきた湖と荒沢岳が見えます。

奥只見ダムから柚沢南沢を遡行して尾根を下り、今回私達がボートを着けた所に出てスラブに出て周回して柚沢南沢に戻るルートもあるようです。寒くなかったら行ってみたいです。

北岳バットレス4尾根(個人山行)

メンバーT、m3(会外)、お天気晴れ、激乾き

4時白根御池小屋 4時25二俣 5時50bガリー大滝取り付き 7時15横断バンド 8時30取り付きテラス 11時30登攀終了 12時山頂

バットレスといったらこの写真らしい。マッチ箱の上でフォローをビレイ。先行パーティが撮ってくれました。

個人山行でジム仲間と憧れの北岳バットレスに行ってきました。Aさんも行きたがっていたので、少し抜けがけです。いや、偵察を兼ねて行ってきました。

アプローチ核心のバットレス。m3の数十年前の記憶は相当あやしいのでGPSを活用。にもかかわらず、bガリー大滝までは、ほぼスムーズに到着したが、その後から、踏み跡を見逃して行きすぎたり、目の前にテラス手前のスラブがあるのに、やたら悪いフェイスを登ったり、なんやかんやで1時間以上ロスして取り付き到着。

bガーリーへのとりつきへ向かう。大岩を過ぎたあとの草付き
振り返ると二股の雪渓はずいぶん下になってた
bガリー大滝2p目の終了てん点。ここから踏み跡を辿って横断バンドを目指すが、迷う
4オネと赤ペンキでかかれてるが、横断バンドをそのまま進むと容易にテラスに出られるルートがあると聞いていたので、矢印の方には進まずに行ってみた。
トポにもあるクラック。支点があり。写真は4mくらい上がったところのテラスの支点。上を見上げると行けそうだけど容易に?行ける感じはしないので、もとのペンキのところまで戻る。
左側のコケコケがヒドンスラブ。正解はスラブを左によりに登って行くと良いのだけど、なぜか右のフェイスを登らされ、トラバースした。
テラスについてからは快調。1p目から行かせてもらい、リッジからフェイスに出るハイライトのマッチ箱も行かせてもらった。
先行パーティ。枯れ木テラスの下でピッチを切ってたけども私達はテラスまで上がってピッチをきった。
枯れ木テラスからのトラバース。渡り途中でポーズ
無事山頂到着!

コンディションもよく、ホールドもしっかりしていて登りやすかったです。次回は会員山行でアプローチを間違わずに行きたい!みなさんお付き合いお願いします。

小樽赤岩クライミング(個人山行)

6/23〜25 晴れ続き メンバーT(会外メンバ-O.S.M.T.C)

Tです。個人山行で北海道の岩場に行ってきました。積丹ブルーと称されるきれいな海に面した岩場です。フリーのゲレンデもあり、幾重にもつらなる岩峰にマルチのルートもあります。

今回は以下のルートを楽しみました。  マルチルート:東の岩稜帯の「テーブルリッジ」と東の大壁の「窓岩リッジ」   フリールート:東のチムニー岩、中リス、中チムニー、ダブルバンド、奥リス、ファイアマン 

テーブルリッジは赤岩の人気ルートで3級〜4級で難しくなく高度感を楽しめます。

テーブルリッジ2P
テーブルリッジの終了点。テーブルになっています。

窓岩リッジは全7Pで核心は2P目のアブミのピッチでフリーだと11bらしいです。このルートのハイライトは窓岩をくぐる最終ピッチ。

窓岩。真ん中の穴をくぐって手前に出てきます。
窓岩リッジ下部。1P終了点に3人並んでいます。
窓岩1P。凹角を登ります。
アブミの2P
窓岩の穴くぐり抜ける最終ピッチ。積丹ブルーが美しいです。

フリーは中赤岩郡のルートをつなぎながらマルチ風に登りました。奥リスで景色を見ながらまったりした後に人気ルートのファイアマンに挑戦!10cdのルートとされていますが、悪いのでトップロープでトライ。なんとかTPしましたが、後で正解動画をみたらルート取りが違ってました。いつかリベンジしたいです。

東のチムニー岩。ダイレクトルート終了点。
ファイアマン。ホントはそんなに左によらないらしい。

北海道はやはり食べ物が素晴らしい。渓稜で遠征(飲み)に行きたいなぁ。

お刺身モリモリ
デカほっけ

Xmas山行 守屋山

日程:2022年12月25日(日)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

このメンバーでの今年最後の山行として、全アルプスを一望できる長野県の守屋山を登ってきました。
Xmasのこの日、今シーズン最高の冷え込みとなったようで到着時の気温は-8℃。太陽も昇り始め、この天候なら「日本展望山百山」に入る山頂からの景色は素晴らしいことまちがいないっ♪と気持ちを高めてスタート!守屋山登山口から杖突峠コースを通るピストン山行の方々が多いですが、巨岩めぐりを堪能できる立石コースから入り、杖突峠コースへ抜ける周回コースを楽しんできました。

コース:杖突峠→立石コース登山口→立石→前嶽→分岐→東峰(守屋神社奥宮)→中嶽→ラビット小屋→守屋山山頂→東峰→分岐→守屋山登山道入口→杖突峠

7時30分に駐車場をスタート!立石コース登山口入口まで対向車に気を付けながら車道脇を歩いて20分。登りは立石コースを進みます。最初からしっかりトレースが付いていました。
しっかり踏み固められていて歩きやすい道。ツボ足で進みます。亀石、立石、夫婦岩、屏風岩と巨岩を巡りながら、気持ちいい樹林帯を歩いていきます
百畳岩に到着!岩の向こうには南アルプスの仙丈ケ岳がクッキリと見えました
一休平と呼ばれる休憩所にザックをデポして、歩いて3分の前嶽へ。私達以外はうさぎと鹿以外は誰も登っていないようで、しっかりトレースつけてきました!
最後の急登の向こうに、東峰の山頂が見えてきました!好天です!これは絶景が期待できます
360度のパノラマが広がります!絶景!八ヶ岳が見えますが、残念ながら一面に雲がかかっています
G郎OBさんは今シーズン初雪山とのこと、好天絶景に満足そうです♪
東峰の山頂に到着!Xmasということで、K子さんがグッズを持ってきてくれました!それぞれ被って、山頂で記念撮影♪
西峰を目指します。穏やかな稜線歩きかと思いきや、そこそこのアップダウンがありました
西峰の山頂に到着!こちらの山頂も360度の大パノラマが広がります
諏訪湖、霧ヶ峰・美ヶ原や南アルプス方面はくっきり。写真にはない中央・北アルプスは残念ながら雲の中。松本市内も雲海の下でした
ラビット小屋でお茶をして一息入れてから下山を開始します。下山は東峰下の分岐から杖突峠コースを進みます。しっかりトレースが付いていて、雪の状態も歩きやすく楽々下山♪
守屋山登山道入口にあるキャンプ場に到着!休憩所のテーブルに積もった雪にはかわいいイラストが描かれていました!Xmasなんだなぁ
キャンプ場内に祀られている(らしい)山神様に各自今年の無事をお礼しました
今回のミッション、アイゼンの具合を確認するため、K子さんはここからアイゼンを装着。雪の下が凍っていたので感触は試せたようです
杖突峠に到着!コース上、ほんの一部土がむき出しになっていた所がありましたが、それ以外は雪を堪能できたよい道でした

クリスマス寒波の中、好天予報のいくつかの山から選ばれた守屋山。結果、一番の好天だったようで、サンタクロースから最高のプレゼントをいただきました!
危ない箇所もなく、北・南・中央アルプス、八ヶ岳といった有名山域を一望できる絶好の展望が楽しめて、人気があるのも納得。気持ちのよい山行となりました。
この1年、数々の山をご一緒いただき、ありがとうございました!

栗駒山・秣岳(まぐさだけ)須川温泉周回ルート

日程:2022年10月6日(木)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

久しぶりのメンバーで今年でロープウェイが終了となる御嶽山に登り、紅葉を見ながらおシャンティな小屋のテラスでビール祭り♪を計画をしていたものの、秋雨前線停滞の為、山は雨&暴風の悪天候予報…。泣く泣く?諦め、天気の良さそうな紅葉真っ盛りの栗駒山に行先変更!
お手軽に登れる栗駒山ですが、本日のコースは、K子さん提案、栗駒山山頂から秣岳へ進む天馬尾根コースを歩く「須川温泉周回ルート」。沢、稜線、岩場、悪路と変化があり、なかなか登りごたえのある充実したコース♪
加えて天候が、高曇り→霙→雪(寒いっ!)→雨→快晴と七変幻。ここ数日の冷え込みから、頂上付近は一面霧氷。秋と冬を同時に楽しめた楽しい山行となりました。

コース:須川温泉登山口~名残ヶ原~産沼~東栗駒山分岐 ~栗駒山(須川岳)~秣岳~秣岳登山口~(車道)~須賀川温泉登山口

9時30分に湯けむりが立ち上がる須川温泉登山口を出発!気温4℃。想像していたより寒く、高曇りの天気の為、栗駒山山頂は雲の中…でも、須川温泉の紅葉はパッチワークの様で綺麗です
標高を上げるとどんどん紅葉が広がっていきます
先日、三ツ石山の紅葉がNo.1と思いましたが、いやいや順位が付けられない美しさでした
昭和湖を経由して山頂に向かう「須川コース」は昭和湖より上部が火山性ガスのため、立入禁止。須川温泉から山頂に向かう方は産沼コースへ進みます
産沼からは遠回りをして東栗駒分岐方面へ進みました。人気がなくなり、静かな山登りが楽しめました
沢登りみたいなコースで楽しい。詰め上げているみたいです
G郎OBさんが、残雪期にM野OBさんと泊った笊森避難小屋が見えてきました
G郎OBさんもK子さんも栗駒山は数えきれない位登っています。広がる紅葉の風景に、それぞれ思いを馳せているようです…A紀は2回目。初めてのこのコースが楽しくてご機嫌でした
それにしても壮大でどこまでも綺麗な紅葉。晴れていればもっと綺麗だったことでしょう。すれ違う方が山頂は凍っているよ!と教えてくれました
東栗駒分岐からは稜線が広がります。ずっと雲の中だった山頂がどーんと見えてきました!山頂、本当に凍っています!
有名な「いわかがみ平」からのコースと合流。ここからは一気に人が増えました。道も整備されていて歩きやすい。山頂に向かいます!
栗駒山山頂に到着!標柱凍っています!風も強く、寒い!気温0℃。山頂に人、居ません。多くの人は少し下りて風が避けられる場所で休憩していました
山頂付近は霧氷だらけ。まさかこの時季にエビの尻尾が見れるとは…
余りの寒さに、飛んだり跳ねたり走ったり、無駄に動いて体を温めました。
霧氷と紅葉とのコラボは最高に綺麗~
バラバラと霙が降り始め、その後雪となりました。防寒をしっかりして、お楽しみの天馬尾根コースへ進みます
山の神様は…我々に試練を与えられました。雪は雨になり、風も強く、寒い…。ガスも広がり眺望ゼロ。
黙々と前に進んでいきます。アップダウンも小刻みにあり、草原もありで晴れていたら楽しい道だったことでしょう
試練に耐えた我々に神様はご褒美をくださいました!秣岳に到着した辺りから、徐々にガスが引き始めて、絶景がパーッと360℃広がります
ゴール付近の須川湖やスタート地の須川温泉も見えます
ガスの中はどこも満開の紅葉でした。また天気の良い時に歩きたい♪
遠くの山々も見えて絶景です。ここから悪路が続き、かなり神経使いましたが3人とも滑らず進んでいきます。
先日の沢山行で教わった技術、ここで非常に役に立ちました!
ぐっちゃぐっちゃの悪路を超えて、15時過ぎに秣岳登山口に到着!
車道を歩いて須川湖に。快晴の天気となりました(今か…)

下山後は、真湯温泉にあるコテージに移動し、冷えた体を温泉で温めました。
陽に鮮やかに染まった紅葉は残念ながら拝むことが敵いませんでしたが、紅葉と霧氷のコラボレーションという見たことのない景色に出会えました。この寒波の後、紅葉は凍ってしまったことにより、今一つとなってしまった様です。
同じ山でもコースや時期を変えることでまた違う楽しみが生まれるのが楽しい。
「須川温泉周回ルート」、再来決定となりました♪ 今回も素晴らしい山行となり、感謝です。

高山植物の宝庫 秋田駒ヶ岳と北奥羽三霊山の姫神山

日程:2022年7月21日(木)~23日(土)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

北東北の名峰「秋田駒ヶ岳」と北奥羽三霊山の一つ、地元で人気の「姫神山」に行ってきました!
今年は6月の終わりに梅雨明け。この様な天候では、高山植物が咲き誇る7月半ばには花は終わってしまうのでは…との心配をしていましたが、その後、梅雨に戻ったような天気が続いた為か、高山植物の宝庫「秋田駒ヶ岳」では、数々の高山植物の大群生を大いに楽しむ事ができました。また、ハイキング気分で臨んだ「姫神山」は岩登りありの登りごたえがある山で、しっかりとした山歩きを楽しむことができました。

■山旅1日目 「秋田駒ヶ岳」

コース:八合目小屋~横岳~大焼砂~ムーミン谷~女岳~男岳~阿弥陀池~男女岳~阿弥陀池~八合目小屋

埼玉県を2:00に出発!約7時間かけて、秋田駒ヶ岳の玄関口「アルパこまくさ」へ。バスに乗り換えて、駒ヶ岳八合目へ。10:00過ぎに一面はガス、時折パラパラと降る雨の中、登山開始です!
歩き易い道が続きます。ガスはどんどん濃くなっていき、残念ながら眺望はないですが、足元にはたくさんの花々が咲き誇り、それだけでテンションが上がります。阿弥陀池との分岐からはニッコウキスゲが狂い咲き!「こんなに咲いているのは見たことがない」との声に「やったー!」とほくそ笑んでしまいます
男女岳に登る予定をガスが取れての登頂を期待して後回しに。破線ルートを通り、横岳に向かいます。このルートがめちゃくちゃ楽しい♪ 晴れていれば眼下にムーミン谷が広がるとのこと。次の楽しみができました!
この後、横岳手前から雨が強くなり、横岳の写真はなし
コマクサ・ハクサンボウフウの大群生地、大焼砂へ。この地帯、強風です!
晴れていればどんな景色なんだろうなぁと考えながら歩くのもまた楽しい♪
コマクサの大群生です!どこまでもどこまでも続きます!こんな大群生は新人A紀は初めてでした
今年は赤みが薄いなぁ~という声が聞こえます。今年の不安定な天候のせいでしょうか。
でもそのおかげが7月下旬でも大群生が残ってくれててありがたい
G郎OBさんもこんな風景は初めてよとご満悦?その後ろで写真撮影に精を出すK子リーダー(笑)
ここから奇跡が~!!!今日はこのまま1日ガスの中かなと諦めていたのに、雲が取れてきました!
秋田駒ヶ岳の風物詩「ムーミン谷」を前に、ガスが取れて景色が広がりました!
全員テンションUPUPです!
さあさあ、どんな景色が待っているんでしょう~!いそいそと進みます
ムーミン谷に到着!最高!チングルマの群生が歓迎してくれました!
駒池。景色を楽しみます♪まったく先に進みません。チングルマの他にもたくさんの高山植物が咲き誇ります
ムーミンを探せ♪
チングルマは例年6月下旬から7月上旬が最盛期とのこと、今日まで咲いていてくれてありがとう!所々は咲き終わり、綿毛の群生となっていました
ムーミン谷を堪能した後は、女岳へ。はっきりとした登山ルートはありません。植物を掻き分けて進みます
またまたガスが濃くなってきた為、女岳の山頂が分からず…。山容は荒々しいしく火山なんだなぁと感じました
五百羅漢を経て男岳へ。残念ながら山頂はガスの中
男岳から男女岳へ向かいます。ニッコウキスゲの大群生が360度広がるコース!
ニッコウキスゲは1日花で、1株から7つ位の蕾を持つそうです。1日で枯れてしまう花なのにこの群生!一体どんだけあるのでしょうか。自然の驚異!
ここからG郎OBさんと別れて、初秋田駒ヶ岳の新人A紀とK子リーダーは男女岳へ。
G郎OBさんとは八合目で待ち合わせとなります
バスの時間が迫ってきているので、急ピッチで男女岳山頂へ~!
残念ながらまたまた山頂はガスの中。BS4Kで放送されている「にっぽん百名山」に出演しているというガイドさんに写真を撮っていただきました
男女岳からは焼森経由で八合目まで下山予定でしたが、K子リーダーのわんぱく心が掻き立てられる看板が…
危ない場所があったら引き返そうねということで、「旧道コース」を進みます
危ないところはここまでは見当たりません。しばらくの間誰も歩いていないようで、藪漕ぎみたいな場所が多々あります。熊さんが怖いので笛を吹きながら進みます
でました!危なそうなところ「その1」。切れ落ちています。ロープがしっかりしているので難なく進めました!
その先には思いがけない絶景が広がりました!
大感動です!この風景「硫黄鉱山跡」と言うらしい
急がなくてはいけないのに、絶景を前にして進めません
またでました!危なそうなところ「その2」。過去のログを見ると、以前はまだ踏み跡があった場所ですが、この日はなく…。しかしもう引き返せません。新人A紀、意を決して進みます。が、難なく進めました。
浦和溪稜での会山行の方が難易度が高い為か鍛えられたようです(笑)
調べるとこの旧道は坑夫の方々が実際に使っていた道だそうです。
写真手前の平地に見える黒い柱みたいなものは「索道支柱」の後とのこと
またまたでました!危なそうなところ「その3」。ここも難なくクリア~。
熊さんに注意して(実際にこの辺り熊の寝床だそうで…)進んでいると、「おーい!」と聞き覚えのある声が!
別ルートから下山してきたG郎OBさんと歩くお互いを発見!奇跡の再会劇となりました!
  

■山旅2日目 「姫神山」

コース:一本杉登山口~(一本杉コース)~姫神山~(こわ坂コース)~こわ坂登山口

ゆるやかな錘状の優美な姿でそびえる姫神山の山容ですが、登ってみればなかなかの急登。登山口から五合目までは懺悔したくなるほどの急登が続くので「ざんげ坂」と呼ぶそうで、その通り、全員ハイキング気分で挑んだのを後悔しました(笑)。終始雨の中の登山。
とんがった山容からは想像できなかった広い山頂からは360度の景色を見渡すことのできる絶景ポイント。
残念ながらこの日がガスが広がり、ほとんど見る事ができませんでした。
地元では大人気のお手軽日帰り登山の山だそうで、このような山が近くにあったらいいなぁ~と思わせる魅力的な山でした
  

K子リーダー絶賛の花の名峰・秋田駒ヶ岳。新人A紀は高山植物が咲き誇る時期の山が大好物で、想像以上に広がるお花畑に大感激と、人の手が入らずこの景色を作り出す偉大な大自然の中に身を置けた事に感謝でした!
展望豊かな稜線も素晴らしいという秋田駒ヶ岳。今回は望めませんでしたが、そのお陰で裏秋田駒ヶ岳(勝手に命名)への道を歩くことができ、山旅の醍醐味を味わえました。
姫神山は雨の中の登山となりましたが、夏のシャワー登山を東北の山で味わえて終始楽しく歩けました。熊がいつ出てくるかは怖かったですが…。