栗駒山・秣岳(まぐさだけ)須川温泉周回ルート

日程:2022年10月6日(木)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

久しぶりのメンバーで今年でロープウェイが終了となる御嶽山に登り、紅葉を見ながらおシャンティな小屋のテラスでビール祭り♪を計画をしていたものの、秋雨前線停滞の為、山は雨&暴風の悪天候予報…。泣く泣く?諦め、天気の良さそうな紅葉真っ盛りの栗駒山に行先変更!
お手軽に登れる栗駒山ですが、本日のコースは、K子さん提案、栗駒山山頂から秣岳へ進む天馬尾根コースを歩く「須川温泉周回ルート」。沢、稜線、岩場、悪路と変化があり、なかなか登りごたえのある充実したコース♪
加えて天候が、高曇り→霙→雪(寒いっ!)→雨→快晴と七変幻。ここ数日の冷え込みから、頂上付近は一面霧氷。秋と冬を同時に楽しめた楽しい山行となりました。

コース:須川温泉登山口~名残ヶ原~産沼~東栗駒山分岐 ~栗駒山(須川岳)~秣岳~秣岳登山口~(車道)~須賀川温泉登山口

9時30分に湯けむりが立ち上がる須川温泉登山口を出発!気温4℃。想像していたより寒く、高曇りの天気の為、栗駒山山頂は雲の中…でも、須川温泉の紅葉はパッチワークの様で綺麗です
標高を上げるとどんどん紅葉が広がっていきます
先日、三ツ石山の紅葉がNo.1と思いましたが、いやいや順位が付けられない美しさでした
昭和湖を経由して山頂に向かう「須川コース」は昭和湖より上部が火山性ガスのため、立入禁止。須川温泉から山頂に向かう方は産沼コースへ進みます
産沼からは遠回りをして東栗駒分岐方面へ進みました。人気がなくなり、静かな山登りが楽しめました
沢登りみたいなコースで楽しい。詰め上げているみたいです
G郎OBさんが、残雪期にM野OBさんと泊った笊森避難小屋が見えてきました
G郎OBさんもK子さんも栗駒山は数えきれない位登っています。広がる紅葉の風景に、それぞれ思いを馳せているようです…A紀は2回目。初めてのこのコースが楽しくてご機嫌でした
それにしても壮大でどこまでも綺麗な紅葉。晴れていればもっと綺麗だったことでしょう。すれ違う方が山頂は凍っているよ!と教えてくれました
東栗駒分岐からは稜線が広がります。ずっと雲の中だった山頂がどーんと見えてきました!山頂、本当に凍っています!
有名な「いわかがみ平」からのコースと合流。ここからは一気に人が増えました。道も整備されていて歩きやすい。山頂に向かいます!
栗駒山山頂に到着!標柱凍っています!風も強く、寒い!気温0℃。山頂に人、居ません。多くの人は少し下りて風が避けられる場所で休憩していました
山頂付近は霧氷だらけ。まさかこの時季にエビの尻尾が見れるとは…
余りの寒さに、飛んだり跳ねたり走ったり、無駄に動いて体を温めました。
霧氷と紅葉とのコラボは最高に綺麗~
バラバラと霙が降り始め、その後雪となりました。防寒をしっかりして、お楽しみの天馬尾根コースへ進みます
山の神様は…我々に試練を与えられました。雪は雨になり、風も強く、寒い…。ガスも広がり眺望ゼロ。
黙々と前に進んでいきます。アップダウンも小刻みにあり、草原もありで晴れていたら楽しい道だったことでしょう
試練に耐えた我々に神様はご褒美をくださいました!秣岳に到着した辺りから、徐々にガスが引き始めて、絶景がパーッと360℃広がります
ゴール付近の須川湖やスタート地の須川温泉も見えます
ガスの中はどこも満開の紅葉でした。また天気の良い時に歩きたい♪
遠くの山々も見えて絶景です。ここから悪路が続き、かなり神経使いましたが3人とも滑らず進んでいきます。
先日の沢山行で教わった技術、ここで非常に役に立ちました!
ぐっちゃぐっちゃの悪路を超えて、15時過ぎに秣岳登山口に到着!
車道を歩いて須川湖に。快晴の天気となりました(今か…)

下山後は、真湯温泉にあるコテージに移動し、冷えた体を温泉で温めました。
陽に鮮やかに染まった紅葉は残念ながら拝むことが敵いませんでしたが、紅葉と霧氷のコラボレーションという見たことのない景色に出会えました。この寒波の後、紅葉は凍ってしまったことにより、今一つとなってしまった様です。
同じ山でもコースや時期を変えることでまた違う楽しみが生まれるのが楽しい。
「須川温泉周回ルート」、再来決定となりました♪ 今回も素晴らしい山行となり、感謝です。