三ツ峠 中央カンテ

2022年4月23日
メンバー:S、K(記)

新緑が美しい季節になり、三ツ峠へ。快晴、無風で絶好のクライミング日和です。
三ツ峠は、雄大な富士山をバックに登ることができる人気の岩場です。一般登山道も整備されており、たくさんの方がハイキングを楽しんでいました。

最初に取り付いたのは亀ルート(5.7)。碓井徳蔵さんが開拓したSさんお気に入りの名ルートですが、1ピッチ登ったところで、壁一面の水びたし岩に直面。なんか暗くてヌルヌルしています。今回は無理をしないで回避することに。残念です。

次に取り付いたのは、草溝ルート(Ⅳ級)。ここ屏風岩右フェースは、登る人が少なくて落ち着いて取り付けます。リードはSさん。支点が少なく、カム数本を使って登りますが、最後のクラックがやや難しかった。

お昼休憩の後、ザックを背負って中央カンテ(4P、Ⅳ+)に挑戦。三つ峠一番の人気ルートとあって、懸垂下降で降りてくる人と登る人が混在し、待ち時間が発生、登るのに時間がかかります。

私が1P目のリードに挑戦。しかし、正規のルートではなかったようで、簡単なはずのルートがなんとも難しいクライミングとなってしまい、かけたロープも交差しちゃったりして…。Sさん「こりゃ、ダメですなぁ」。以後、グレードも上がるので最後までSさんがリード。

2P目以降は、深くえぐれたクラックが多く、カムをかなりの頻度で使用。Sさん曰くシンハンドのクラックも多かったとのこと。

Sさんがかけるロープは美しいラインを作り出します。

私はフットジャムで登り続けます。最後の最後には苦手なスラブがお目見え。終始、気を抜くことができませんでした。

4Pを終え、お互いロープを持ちながら歩いてやっと頂上に到着!初登頂です。
登り始めから3時間以上がたち、すっかり陽もおちかけていました。

雲も現れ、薄暗くなってきた頂上

一般道を歩いて下山。

私は、岩感がかなり失われていて、岩目を見ても先のイメージがなかなか湧かず、手足の動かし方が閃きませんでした。半年のブランクでこんなにもあっさり感覚が悪くなるんだと茫然。また登らないとなぁ。

富士山をバックにずっとクライミングができるなんて、とてもうれしく、楽しかったです。

Sさん、たくさんリードしていただき、ありがとうございました。今度は亀ルート攻略しにいきましょう!

硫黄岳&ジョウゴ沢アイスクライミング

2022.1.8〜9

参加者:Sさん、K(記)

1月8日 硫黄岳

赤岳山荘に駐車して、赤岳鉱泉まで歩きました。快晴で穏やかです。
ただし、立ち止まるととても寒く、特に指先が痛くなってしまいます。テント泊の装備も重く、背負うのにひと苦労です。なので、ザックを下ろして休むことが難しい。

赤岳鉱泉に到着後、すぐにテントを張って、アタックザックに背負い換えて硫黄岳へと出発。富士山で歩行練習をした時のことを思い出しながら、カーブのところは一歩で曲がるとか、山側の足はまっすぐ進行方向に向けるなどなど気をつけながら丁寧に登ります。

途中、大同心を見ることもできます。面白い形をしていますね。
樹林帯を抜けて稜線に。西からの太陽があたって、山の陰影がくっきり。
ハイマツがミニモンスターに。赤岩の頭まではほんの少し。

赤岩の頭(あかいわのかしら)に到着しました。一気に視界が開けます。

赤岩の頭の雪はしまっていて美しい縞模様も見られました。

山頂までの道すじが、くっきりと見えます。

稜線を登って行くうちに、どんどん風が強くなってきました。冷えて、手がちぎれそうになるくらいでした。

硫黄岳到着

山頂に到着!快晴で良かった!初めての雪の八ヶ岳。
山頂では、ガイドさんツアーの方たち12名ほどと一緒になり心強かったです。ツアーの皆さん、寒さもなんのそので写真やビデオを熱心に撮影されてました。この景色に出会えてほんと良かったですよね!

硫黄岳の噴火口にそびえる岩壁
360度の絶景。北アルプスまで綺麗に見えました。
八ヶ岳ブルーと南八ヶ岳の山々へと続く長い稜線が美しい

もう少しゆっくりいたいなぁと後ろ髪をひかれつつも、寒いので急いで下山しました。

  ※8:30赤岳山荘出発 11:30赤岳鉱泉 
   13:30硫黄岳へ出発 15:30赤岩の頭→15:50硫黄岳山頂→17:00赤岳鉱泉

1月9日 ジョウゴ沢でアイスクライミング

初めての八ヶ岳&真冬のテント泊は、寒くて夜中に何度か目が覚めてしまいました。
朝、起きるとプラティパスに入れていた水が完全に凍っていてビックリ!カバーからはみ出ていたシュラフには霜がついていました。やっぱり八ヶ岳って寒いんだなぁ、と実感。
それでもOD缶の寒冷地用のガスで、すぐに暖まることができたので、ほっとしました。

さぁ、今日は乙女の滝でのアイスクライミングです。

昨日歩いた硫黄岳へ行く道を途中まで辿って行き、ジョウゴ沢へ入っていきます。

1Pめ

小さい滝になってました。ちょっとだけアイスクライミング。

2Pめ

15mほどの氷の壁が出現。すでにゲレンデとして取り付いているグループがおりました。
彼らの左側をSさんがどんどん登って行きます。スクリューも使わず上に到着し、支点を構築してくださり、私はトップロープの状態で登りました。落ちると滝下の水たまりにボチャンです。氷が硬く締まっていて、キックをしても入らず、キックし続けると氷の壁が崩壊…💦
体勢も崩れており、あまりの下手くそさに、自分でも呆れちゃいます💦
アイゼン、モノポイントに変えようかなぁ(←道具に頼る)。

  ※帰りは、この滝を懸垂下降しました。

3P

滝が雪に埋もれてて、アイスクライミングは無理でした。

4P

乙女の滝に到着。水色のきれいな滝です。先行パーティーが取り付いています。

前パーティーは取り付いたばかりの様で、時間がかかりそうだったので乙女の滝は諦めて、その先のナイアガラに向けて出発。

小さいけど、やっぱり水色で綺麗な滝です。

ここをSさんが、リードで登ってくださり、私はトップロープで登ります。


Sさん2回、私が2回登って終了。

後ろを振り向けば、こんな絶景!大同心もよく見えて、そこを登る人の姿も見えました。

八ヶ岳はとても綺麗。でも、寒いし、人が多いし…アイスクライミング練習には他も良いのでは、なんて話しながら下山。

赤岳鉱泉に到着。アイスキャンディは大賑わいでした。

この後、テントを撤収し、ヘッドライトを付けて赤岳山荘目指して下山しました。
闇の雪道を歩くのは初めて。雪に当たった光が星のようにキラキラ光り、無数の光の点に囲まれた道となり、まるでクリスマスのイルミネーションのよう。狐の足跡も見られて、ちょっとうれしい。風もなく暖かい夜でした。

湯川と兜岩 岩トレ

2021年11月20日〜21日

20日:湯川、 21日:兜岩

メンバー:Sさん、K(記)


Sさんのご友人4名と一緒に岩トレに行きました。

Sさんのご友人がリードで登り、ロープをかけてくださるので、私はトップロープで登るだけというお気軽な立場でのクライミングでした。リードをとってくださった皆様に感謝です。

<20日 湯川>

垂直に走るクラックが豊富な岩場です。混雑しておらず、ゆっくりと登ることができました。テーピングではなく、ジャミング用手袋でトライしてみました。

湯川、登りはじめ

●コークスクリュー 5.10a

5.8しか登ったことないよ〜と焦りますが、5.10aは湯川では難易度低めのルートなので、がんばるしかない状況。

クラック巾が広く、特に女性にとってはハンドジャムではゆるゆる、奥まで腕を入れて登る箇所が多かった。フットジャムを上手に使って距離を出していくと良い感じ。

手の大きさ・厚さが私と全然違うSさん、どんなジャミングで登ってるのかなぁ

台湾坊主 5.10a

ステミングで登るのが良いルートとのことですが、短足で股関節かためな私は全然ステミングっぽくならない。それに足を広げてしまうとバランスが崩れそうで怖い。巾の広いクラックでは、からだを突っ込んでズルズル背中を使って登ったりしました。

湯川は、ジャミングを覚えたての私には、難しく感じる岩場でした。

<21日 兜岩>

まず駐車場に行くまでグルグルと迷い、駐車場に着いてからは岩場取り付きまでの道を間違え…かなりのロスをしてしまい、登る前から、すっかりお疲れモードに。

大手門エリアB

十月 5.8

クラックのあるルートで、ジャミングすべき場所まで行くのが私には大変。その先も岩が思ったよりハングしていて登りにくい。グレード5.8には思えないハードなルートでした。

ルート十月をリードするKouさんとビレイするTさん

はじめの一歩 5.10a

登り始めてしばらくのところが難しい。後半はカンテを多用してクリア。身長のあるSさんは、私とはちょっと違うルート選びでした。
私は、終了点の架け替えを初めてやってみました。

大手門エリアC

●目覚め 5.10b

 ボルト3本の短いルートですが、皆さんわりと苦労して登っていました。2ピン目以降がかなり難しい。私は、お休みを挟んでいくつかのルートを考えては試みて…、最後にはお助けビレイでゴール。

Sさんは、落ちずに完登。さすが!
紅葉がきれい

大手門エリアF

二度あることは三度ある 5.8

 このルートの前面にあるステップへ上がるまでの岩壁2m少々がけっこう大変で、かなり消耗…。
 ルートのほとんどはカンテ。最初のカンテに取り付くと剥がされるような嫌らしい感じが。そこを過ぎれば、わりとスムーズに登れました。

●げん直し 5.10a

 うーん、なかなか進まない。カチが小さく、半分を少し超えたところで完全蝉状態に。お休みしつつルートファインディング。右にトラバースしてから上へ。フー、疲れた。
 Sさんがロープを架け替えて終了。

15時過ぎにロープを片付けて帰路へ。

クライミングシューズは、クラック用とそうでない岩場用とに分けた方が登りやすいとのこと。今度からは私も2足持っていこう。

今回の岩トレは、どのルートも私には難敵でした。それでもビレイヤーさんの助けを借りて、なんとか完登できました。やっぱりクライミングは面白い!

二子山 西岳 中央稜

2021年10月24日(日)

メンバー:Oさん、Sさん、KTさん、Yさん、K(記)

マルチピッチ入門ルートとして人気の二子山西岳中央稜へ行ってきました。

※二子山西岳中央稜を横から見て

快晴、風ほとんどなしの絶好のコンディション。美しい青空の下、乾いた岩場を登ってきました。

2組に分かれます。 

●先発組: Yさん、K(私) ●後発組:Oさん、Sさん、KTさん

Yさんに「ツルベで行きますか?」と聞かれて、せっかくの機会なので「ハイ」と答えて、2、4、6の偶数ピッチをチャレンジすることにしました!
7ピッチもある本格的な岩場でのマルチピッチは初めて。しかもリードで行かせてもらえるなんてドキドキです。

※取り付き地点の目安は、この赤いドラム缶

 到着時間10:20。狙い通り、私たちパーティーはこの日最後の到着者。後続パーティーから急かされたりせず、落ち着いて登れます。

<1ピッチめ>  5.6 25m リード=Yさん

 二人でコールを確認して、Yさんスタート。サクサクと軽快に登って行きます。クイックドローの掛け方もスムーズ。Yさんの「登ってください」のコールで私がスタート。中間付近の右手に切り立った岩があり、ちょっと難儀してると「焦らないで良いよー」と後発組からアドバイスが飛んできます。そう、じっくり岩を見なきゃと、横をのぞきこんで、まわりこんで、無事に通過。

1Pめ終了のピナクルテラスに到着すると3Pめで渋滞が発生しているようで、前パーティーもここで待機中。広めのテラスは暖かくて気持ち良いです。向かいのろうそく岩に登るクライマーたちがよく見えます。

※二子山は地元小鹿野市支援のもと平山ユージさんたちがルート開拓をしているとのこと。
上級者ばかりでなく初級者が登れるルートも作ってくれているそうで、期待したいです。
※後発組のリードKTさん。1Pめの支点でセカンド2名を順に引き上げています。

<2ピッチめ>  5.7 25m リード=K

 いよいよ私のリード開始。クイックドローの向きと左右のロープを交互にかけることに気をつけて登ります。3ピンめをかけたところで、テラスに立つ後発組から「黄色ロープを青色ロープの下に入るように架け替えてー」とアドバイスが飛びます。見るとロープが交差していました。

直登後、ややハングした岩に突き当たり、どうしたものかと見上げていると、後発組から「右!右の上にガバあるからそれを取る!」と声がかかる。右手を伸ばす私。「もっと右~」と、また指示が飛ぶ。足の位置をちょい右に上げて思いきってぐっと手を伸ばすと大きいガバがとれて、「それ!よーし!」の声。足を大きく上げて登り切ると「ナイス!」の声。応援ってありがたいなぁ。おかげで初のリードを登り切ることができました。感謝!

3人がやっと立てるくらいの狭く小さいテラスですが、支点は2ヶ所とれるので、前パーティーの隣に支点を構築しました。Yさんを引き上げようとすると、Yさんから「テンションがちゃんとかかるか、ちょっと引いてみてくれる?」とテストコール。「あ、大丈夫みたい」とYさん。怖い思いをしながら、おつきあいしてくださることに感謝です。

Yさんをビレイした後も渋滞で暫く待機。待つ間にYさんから支点構築のアドバイスをいっぱいいただきました。

※後発組のOさん、2Pめ終了間際で余裕の笑顔

<3ピッチめ> 5.8 35m リード=Yさん

 核心といわれるルート。逆Y字のクラックをYさんがレイバックで進みます。その後、しばらくたってから「登ってください」のコール。登れるかなぁ、不安な気持ちでスタートです。

※核心の3Pを登り始めるK

逆Y字クラックをレイバックやらガバをつかんで突破。

しかし、その後の3mほどが問題。手がない!足をかける岩がない!ガン見しつつ石灰岩のザラザラした小さいカチを拾って登っていきました。怖かった~。(下山後に調べたら、ここはカチ拾いではなく逆Y字から続く左手のクラックを利用して登るのが正解だったらしい。私には、大きいクラック=単なる穴としか見えず、右ルートをとっちゃいました💦。ま、登れたからいいけど、石灰岩は脆いらしいので危なかったかも…。次回はワイドクラックルートで登ってみたいです。)

3Pめ終了点の大テラスに到着。広々して見晴らしもよく気持ちいい。ぽかぽかの日差しを浴びて、今日で良かったねぇとYさんとしみじみ幸せをかみしめあいます。おにぎりいただき、長めの休憩。

※1Pめ終了後は、後ろを振り向けばいつでもこんな絶景が見られます。紅葉が始まっていますね。

<4ピッチめ> 5.6 25m リード=K

 後発組の大テラス到着を待って出発(後発組は、大テラスで超のんびり。ろうそく岩を登るクライマーを見て大いに楽しまれたそうです。余裕〜!)

「好きなルートで登っていいですよ」とYさん。なだらかな右側の階段っぽいルートを行くことにしました。1ピンめはロープの流れをよくするために、長いスリングでとるようYさんから指示があり、60cmのスリングでセットしました。

2ピンかけて直上後、広めのテラスに到着。1ヶ所しかない支点構築の場所は、前パーテイーが使用中でした。自然のもので支点が構築できないかといくつかの岩にスリングをかけてみますが、支点を作れそうな岩も木もなく断念。前パーティーの出発後に支点を構築し、Yさんを引き上げて、無事終了。

<5ピッチめ> 5.7 25m リード=Yさん

 Yさんの「登ってください」コールを待って、右から左へとほぼ横に直進。左端に縦に走るクラックがあり、その手前にハングした岩が頭上に。かがんでその下を通るのですが、体勢がうまく整えられず、怖くなって初めてヌンチャクにA0。だいぶ疲れがきてることを実感。直上し、無事にYさんのいるテラスに到着。「怖いときはA0してOKですよ」とYさん。ほっ。

※5P目のK。グレイの岩は固くて登りやすい。

<6ピッチめ> 5.6 30m リード=K

私が担当する最後のリード。左端から登り始めます。ほぼ直上して2ピンかけ、右手斜め方向のクラックを進み、3ピンめをとったところで斜度がゆるくなり、ひと安心。

突き当たりは開けた空間で、ふと下を見ると、前パーティーのセカンドの方がおり、ちょっとおしゃべり。彼らは、最初に右手に進むルートをとって登ってきたそうですが、やや難しかったとのこと。良かった、そっち行かなくて。

Uターンして左手に進み、テラスにあがって支点を構築。Yさんをビレイして無事に今日の全リードパートを終えました。

<7ピッチめ> 15m リード=Yさん

最終ピッチはとても短く、安心して登れました。
後発組も登ってきました。みんな一同に笑顔。

全員で西岳山頂手前まで行き、今、登ってきた中央稜をバックに記念写真。

※撮影者K

一般道を股峠まで下山して、本日のクライミングは無事終了。

簡単と言われる4ピッチめ以降もピッチ毎に難しい箇所があり、終始、手応えのあるクライミングでした。

憧れのルートでリードができて、すごく嬉しかったです。充実感いっぱい。諸先輩方の声援・アドバイスのおかげです。ありがとうございました。

小川山 クライミング

2021年10月8日(金)〜9日(土) 廻り目平キャンプ場に1泊2日(両日快晴)
メンバー: Sさん、K(記)

大先輩のSさんと、憧れの岩場小川山での初クライミングです。

※廻り目平キャンプ場入口の金峯山荘

<1日目>ガマスラブ→ガマルート

 5〜6P、5.8)
 テント場を定めて、10:30出発。
 まずは、ガマスラブ。私がリードで出発!2ピンかけるところまでは、まぁなんとか行けましたが、3ピンめを取りに行こうと上を見ると、完全なるスラブ!のっぺりしていて手も足もかけるところがない!こんなの初めて!唖然呆然…💦右手前方を見るとなんとなく岩が波打っているので、こっちならピンかけられるかもと思い前進するも、フォール!5mくらい斜め下に吹っ飛びました。ヘルメットに感謝。悔しいのでもう一度トライするも、やはりフォール!(2度目のフォールは落ち方が上手だったとSさん(笑))
 ダメだこりゃ、とクライムダウンで退散。

※怖いガマスラブ

 Sさんにリードを替わってもらいます。
 Sさん、私がフォールしたあたりに立ち「うーん、ここは悪い。難しい。ダメだよ」と言って、真上にたちはだかるスラブを登り始めます。丁寧に手と足を置き、四つん這いの格好で前進。さすが!しっかり岩を捉えています。さらに3ピンほどかけて支点構築。私に登るようコール。セカンドならなんとか行けるかもと出発。しかし、スラブ怖い!いつ滑り落ちるかわからない恐怖に怯えながら、なんとかSさんの待つ支点まで到達。ほっ。
 スラブは、身体を岩から離して足親指の付け根を岩に押し当てて登るのがコツとのこと。自分の足を信じて登れとのことだが、信じきれません💦。
手は、指を小さな穴に入れると良いらしいのですが、ひっかけるというほどの大きさはないので、どう活用するのか不明…。
 ここから20mほど歩き、木を利用して支点を作り、Sさんをビレイで引き上げることに。でも、セッティング位置が悪く、ロープが交差してしまい、直したりしているうちにタイムアウト。Sさんからアルピニストの現場ならではの簡単かつスピードアップのロープ引き上げ方法や自己確保のコツなどを教えていただきました。「まぁ習得には時間かかるから焦らずに取り組んでね」って励ましてもらい、感謝。
 ガマルートの取り付きに到着。Sさんがリードし、6ピンほどとって終了点を構築(後でトポ図を見ると、ガマルートの半分ほどの地点でした)。私がセカンドで登って、カム等を回収。こちらは難なくスムーズに登れたのでほっとしました。

※終了点からの景色は素晴らしかった!

 私が懸垂下降のセットを行い、Sさんがチェックし、懸垂下降で順に下山。

※懸垂下降中のSさん

 全然登れなかったけれど、スラブってどんなものかを知ることができて大収穫でした。
 
 夜は、キャンプ場らしくミニBBQで栄養補給。

<2日目>
小川山ストーリー(小川山物語)

(QD9本+カム1本、28m、5.9)

※キャンプ場から見た父岩。そこにあるルート小川山ストーリー

取り付き地点までの道に渡渉があり、少々わかりづらく、二人で迷うこと約10分。やっと垂直にたつ花崗岩の人気ルート、小川山ストーリーに到着しました。

※小川山ストーリー

 まずはSさんがリード。プロテクションの1ピンめが遠いので、クラックにカムを入れて1ピンめを作って登ります。ルート3分の2手前あたりの核心では、右のルート小川山ストリート(同グレード5.9)に少し入り込む形で進み、終了点に到達。Sさんが、クイックドローを外しながら下降。ロープ50mでは取り付きまで降りられず、高さ4mほどの左側にある小さなテラスでストップ。ここでSさん、私をビレイ。
 ほぼトップロープの状態になり、私が登ります。Sさん未回収の1ピンめのカムと2ピンめのクイックドローを外して進みます。核心のところは乗り込む岩がかなり小さく、私もやや右に入り込むルートを行くことに。しかし、どこを取るか迷って壁に張り付いていたら、バランスを崩してしまい…、Sさんすぐにテンション!ありがとうございます。岩面に復帰するも、もしかしたら登れないかも……という思いが。いやいや、ここで敗退はできない!ちゃんと乗り込め、と自分に言いきかせて踏ん張って…核心脱出。その後はわりとスムーズに進め、てっぺん取れました。ご褒美の景色がすごい!爽快です!あきらめなくて良かった。

※金峯山荘が眼下に


※横を見るとこんな感じで父岩が見えます。隣ルートはタジャンⅡかな
※間近に見る紅葉も美しい

 

※小さなテラス上でビレイをするSさん

 次にSさんがトップロープで登ります。先ほどのリードで行ったルートを修正し直上。攻めの登りです。見事にトップを取って下降。さすがの一撃でした。
 ふたりとも小川山ストーリーを無事に登り終え、他に登るべき良きルートがあるかと周辺を歩きましたが、荒れたルートが多く、出発時間も迫ってきたので、ここで記念すべき初小川山クライミングは終了となりました。

※廻り目平キャンプ場。青テントの方たちは、昨晩、大きな焚き火をされてました。

 廻り目平キャンプ場へ戻る道の途中では、ボルダーマットを背負う小さい子供連れのファミリー、金峯山から下山してきたグループなどにお会いしました。土曜日はさすが賑わっています。ここは、焚き火もできるし、設備も整っていて、ほのぼのとした居心地いいエリア。もう少し滞在したかったなぁ。

 Sさん、たくさんのご指導、ありがとうございました。おつかれさまでした!
 もっと練習して、いろんな岩場を登ったり、リードがとれるようになりたいです。

日和田 岩トレ

  • 2021年9月12日(日)  曇り
  • 参加者 Sさん、K

大先輩のアルピニストSさんと日和田山へ岩トレに行きました。前日の雨のせいで、岩場はびしょびしょで苔もあって滑ります。難易度がいつもより2ランクくらい上がってるんじゃないかしら。そのおかげで岩場は空いていました。

私は何度か日和田の岩場にきていますが、ほとんどの人が、まずは岩の後ろを歩いて登り、頂上近くにある終了点のカラビナにロープをかけて垂らし、来た道を歩いて下山し、トップロープで登ります。

でも、Sさんは違いました。上からロープを垂らしに行くなんてことは全く頭になくて、まずは男岩西面の左端あたりに立ち、じっと岩を眺めた後、リードで頂上に登り、支点構築。次に私がセカンドで登ります。「ここは私はリードできないなぁ」と四苦八苦しながらやっと頂上に到着。Sさんが「懸垂下降で降りましょう」ということで、順に下りて取り付きに戻りました。ここでの懸垂下降ってけっこう珍しい光景かも。

ロープダウンはせず、ビレイしあいながらSさん→私が登り、次にまたSさんが登り、頂上で「ちょっとルートを変更してみましょう」と、崖面のトップのロープを3mほど右のプロテクションに移動し「このロープに沿って直登してください。面白いルートになってますよ」と。登ってみると、確かに前のルートは大きなクラックの中にとりやすいガバがあってそれをつかめば力づくでも登れたけれど、今度はガバなし。小さいクラックを丁寧に見て、つま先できちんと捉えて少しずつ上に進むしかない…、最後に右手上方にあるガバをつかんで足を大きく上げて終了。Sさんから「今のはナイスな登りでしたね」とお褒めの言葉をいただけました😊。それぞれがまた1本ずつ登り、昼食に。

昼食後は、女岩に移動。ここは日陰でさらにヌメヌメ。Sさんがリードでロープをかけた後に懸垂下降で下り、私が1本、Sさんもまた1本登りましたが滑る滑る。木が鬱蒼としていて暗いし…もう怖いからここはいいやぁ、と早々にTHE END。

少し岩が乾いてきた男岩南面に移動。

いよいよ私がリードで行くことになりました。クイックドローを岩の斜面に3本かけたところで、少し戻って(クイックドローが足りないので)1本回収し、合計4カ所かけて頂上に到達。やはりリードとなると意識が違う。絶対に落ちられないし、ロープのルートも考えないと。易しめのルートですが、頂上に乗り込んだのは初めてで、広いテラスにはペツルやリングがあり、それを使って試行錯誤しながら支点を作ってSさんをビレイ。Sさんは私のザックも持って上がってきてくれました。構築した支点をSさんに見てもらうと「OKですよ」とのことでホッ。

ここで、今日の岩トレは終了。

Sさん「岩が濡れてなければもう3本ずつは登れましたね~」とポツリ。ちょっぴり物足りなさを感じつつの下山となりました。

Sさんは、いつもどうやったら面白い登りができるかを考えているようで、そういうことを意識するって凄いな、と思う。

私は、リードもできたし、今までと違うルートにも挑戦できて充実感いっぱい!
Sさん、ありがとうございました。