湯檜曽川白樺沢

日程 2023年9月24日(日曜日)
メンバー Yリーダー、A(記録)

ぽっかり予定が空いた日曜日。Yさんと沢の計画を立てました。ガイド本をみてびっくり。「なんだ、この滝の数は・・・汗」
遡行図には滝を示すマークがびっしり。さらには噂に聞く魚留の滝も堪能できるとのことあって、計画段階からドキドキです(Aは湯檜曽川を初遡行)。

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ん?何か携帯が鳴っているような…時計を見ると朝4時過ぎ。Yさんと約束した時間だ!
「すみません!!今行きます!!」と慌てて家を飛び出す。
Yさん、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。

そんなバタバタでスタートした1日でしたが、幸いにして関越道に渋滞はなく、スムースに谷川岳インフォメーションセンターに到着。先週までの厳しい残暑はどこへやら。空気はひんやり。こりゃちょっと寒いかも・・

インフォメーションセンターは車で一杯だ


今回は一ノ倉沢出会いまでのロード区間(コースタイム往復3時間)を自転車で短縮するプラン。
指導所あたりを除けばこれといった急坂はなく、自転車はグイグイ進む。上りの所要は30分!
適度なウォーミングアップとなる。

一ノ倉の岩壁を眺めつつ、写真撮影している方と少しお話し。こんなに天気が良いのに、そんなにたくさんのパーティーが入っている様子はないそう。

一ノ倉岩壁。青空が映える。

邪魔にならない場所に自転車をデポした後、「ちょっと寒いし、今日は沢じゃなくて岩だったかな・・」などと話しながら、ハイペースで登山道を進む。武能沢で装備を整えて入渓。

JR監視小屋の先、道は沢を渡った少し下流側にありました。

入渓後すぐに現れるのが名物?魚留の滝。初めて目の当たりにしましたが、なかなかの迫力です。
1段目は絶妙なところに打ってある残置を利用しながら左壁から登り、若干の巻きを経て、再度水面へ降りてゴルジュを泳ぐ。急速に体温を奪われ、手足がしびれるほど。これも沢の醍醐味だ。純粋に楽しい。

魚留の滝。残置を使って左壁を登る
ツッパリと泳ぎでゴルジュ突破

魚留の滝を過ぎると、ほどなくして白樺沢の分岐に到着。

白樺沢出合い。左へ進む。

白樺沢に入ると、さっそくゴルジュのお出迎え。またまた泳ぐ!ありがたいことに日も上がり、気温は上昇傾向。凍えるほど寒くはなくなってきた。
一方で足元は徐々にヌメりはじめ、ラバーソールでの遡行は厳しそう。念のためフエルトサンダルを装着。おかげでその先は快適に進むことができた。

分岐後は初っ端からゴルジュ!
泳ぎで攻めるYリーダー。私も後に続く。


そうこうするうちに袈裟丸沢との分岐、白樺沢大滝40mに。
大滝は階段状でホールド豊富。難しくはないがヌメリがあるため、要所でカムを決めながら慎重に登った。

左が白樺沢大滝、右が袈裟丸沢。
ヌメリに注意しながら左→水流と攻めてみた。
大滝の途中でサンショウウオと目が合った。

その後は遡行図どおり、小滝・小滝・小滝・・・の連続。適度に水浴びしながら楽しく登る。

登りやすい滝が続く
また滝
小滝がいっぱいだ

次々に小滝をこなせば、あっという間に脱渓ポイントに到着。ちょっとした藪・泥壁を抜けて登山道に至り、サクサクと下る。

あっという間に脱渓ポイント

JR監視小屋からは少し登り返して国道291号へ。「酷道」とも呼ばれるこの道ですが、登山に利用するにはたいへん快適でした。

一ノ倉に戻り、デポしていた自転車を回収。インフォメーションセンターまで坂を一気に下る。所要時間はたった13分!気持ち良すぎて、これは癖になりそうです。

<感想>
アプローチは若干長いですが、コンパクトな中に滝・滝・滝・泳と内容の詰まった楽しい沢で、サイクリングとあわせてとても気持ちのよい日曜日でした。

ご一緒いただいたYさん、ありがとうございました!!

<遡行記録>
07:00​ 谷川岳インフォメーションセンター
07:30​ 一ノ倉沢出合い
08:00​ JR監視小屋
08:40​ 武能沢(入渓)
09:30​ 白樺沢大滝(袈裟丸沢分岐)
11:00​ 脱渓
13:30​ 一ノ倉沢出合い
13:43​ 谷川岳インフォメーションセンター

<備考>
下山後、ハラヘリ2人組はデカ盛りの有名店「あしま園」をめざすも、ちょうど営業時間終了でガッカリ。
気を取り直して、水上でよく寄るファミマの横でひっそりと営業している「気になるお店(いさご屋)」に突撃。
想像以上にお店は広いが先客はゼロ。ガラガラの店内に高まる我々の不安を他所に、メニューは「モツ煮」のみと、店側はかなりの自信を覗かせています。
オーダーからしばらくたって、モツ煮定食(ごはん大盛)が到着。

うお、これはウマイ!!期待以上だ!!!

ご飯の量も期待以上の大盛でしたが、二人ともペロリと完食。あまりの美味さにペース配分を乱され、追加で単品モツ煮を頼みそうになるほどでした。
これならモツ煮にうるさい妻(群馬出身)も喜ぶに違いない・・・ということで、お土産のモツ煮(冷凍)もゲット。この日、我が家の晩御飯はモツ煮&ビールで痛風街道まっしぐら。幸せな1日の締め括りとなりました。

以上おわり。