八ヶ岳 南沢小滝&大滝

2024.3.2 A木、T橋、Y代、S方、I(文責)

「アイスクライミングをやりたいです」
安西先生に泣きながら訴えた三井寿のようなメールが届き、心を打たれた5人のメンバーが集う。春の暖気が入り、気分的にはアイスの感じではないが、どこなら氷があるかと検討し、ここは安定の南沢小滝&大滝。気が付くと今シーズン3回目。

八ヶ岳なので日帰りでも行けなくはないが、なぜか前泊をすることに。小淵沢IC脇のドラッグストア風のスーパーにて買い出しを行い、先行する3人で盛大な前夜祭が敢行される。後発組が着いた時間は定かではないが、そのころまで起きていたことは確かだ。

前泊したにもかかわらず寝不足気味で目覚め、朝食を各々済ませた後、美ノ戸まで車で入る。


いつもの1時間半のアプローチ。たどり着いた時には先行パーティ、ガイドさんの8人ぐらいのパーティがいるところに5人で突っ込んで満員御礼に。

前泊の影響で飲みすぎ睡眠不足による体調不良もあり、リードで取り付くも半分で交代。どうにか左右にトップロープを張り、各々登り込み。

関東では20度越えの暖気にもかかわらず、シャバっていない氷を楽しむ。アックスの打ち込み、アイゼンの蹴りこみもしっかりしてきて、ムーブもスムーズになってきたと感慨深い。

14時を回るころ、撤収前にY代、S方、Iでスクリューセットの練習をしていると、A木、T橋は大滝の偵察に。スクリュー練も終わり、撤収前の片づけをしても二人は帰ってこない。我々もということで手ぶらで大滝に見物に行くと、なぜか大滝を登っているT橋さん。
どうも、見学に行って物欲しそうに見ていると、居合わせたパーティからトップロープをおすそ分けいただいたとのこと。

今年は大滝もよく発達

後発の3人もありがたくいただき、お腹いっぱい登らせていただきました。

さらに、T橋さん、A木さんは企業秘密の詰まったアックスを借りてお代わりのセンターライン&小部屋入りチャレンジ。

小部屋に住人が
小部屋に入ろうとするもつかえる
ロープを貸していただいたパーティと

満足がいくまで登らせていただき、ロープをお貸しいただいた方々に感謝です。

かなり時間が押してしまったこともあり、美ノ戸口の八ケ岳山荘でお風呂をいただき、夕食をと思ったところ、夕食は時間切れでありつけず。こうなるとお約束のハルピンラーメン。

左が400g、右も300g

なぜか女子によるつけ麺の大盛大会がはじまる。おなか一杯食べ、充実したアイス練を締めくくる。来年は南沢大滝のリードに挑戦(たぶん)。

山吹沢の滝アイスクライミング🧊

2月22日(土) メンバー:Yさん、S(記録)

気温:-2℃ グレード:IV

奥秩父の山吹沢の滝に連れて行ってくださいました! 埼玉県にこんな所があるなんて✨

アプローチは30分ほど。ディズニーのトンネルみたいなのを2つ通って、

登れそうな滝を眺めながら、

林道から森林に入り、

ここでアイゼンを装着!下は水が流れていてミシミシいわせながらソロリソロリと歩きました💦

少し歩いて山吹沢の滝に到着!氷はツルンツルンです!またもやトップロープを張っていただきました。自分もいつかはリードが出来ることを夢みて練習に励みます✨少しずつ。。  つるりと滑ってアックスを残置してしまったけど😓道のりは長い。。

ここも中は水が流れていて、氷薄いのかな?と思ったけど、意外と大丈夫でした。V字スレッドの練習もして、今日も沢山登りました!

帰りはもう少し散策して、🧊🧊こんなニョロニョロを発見!どうやって出来上がるのか、想像に困る.,🧐

散策していたらとっぷり暮れて、山間から覗く星がすごくキレイで、時々眺めながら帰りました🌟

たくさん教えていただき、ありがとうございました😊

醤油ダルアイスクライミング(会山行)

2月9日(日)

メンバー: I村さん、Tさん、Aさん、Yさん、Uさん、S(記録)

気温:-9℃ グレード: WI4

八ヶ岳の醤油ダルにアイスクライミングに行きました🧊

今年は雪が多めのようで、なんとか桜平(上)駐車場に到着!

ここから2.30分のアプローチで醤油ダルに到着です!

メインは先客がいたので、手前のアイスで練習♪

う〜ん、傾斜があるとなかなか難しい💧先輩方にいろいろ教わって、意識して登ってみるとあら不思議少し登れるようになったかも✨

ここには不思議な氷が沢山あって。。大人達がわんぱくになっていました♪ワーィ

そしていよいよ醤油ダルへ!

樽の天井からは八ヶ岳ブルーが時々見え隠れしたり、、風に粉雪が舞ったりして、ステキな樽時間の中クライミング🧊

Tさんがトップロープを張ってくださって、いざ挑戦!

30メートルくらいあったけど、傾斜も少し緩やかだったので、なんとか登れました。

アイゼンの蹴り込み、アックスの打ち込みと、、重心を対角に、、脇を締めて。次回はもっとムーブを意識して登ってみます😊!

沢山登って大満足の記念写真をパシャリ☆

よい時間になったので撤収!と車を走らせたらあれあれ?前の車が脱輪しているじゃないですか💦

救助を待つこと2時間弱、雪道を軽やかに颯爽と現れたJAFのジムニー!!カッコイイッ!

お兄さんひとりでテキパキと引き上げて慣れた様子。ここはみんな。落ちるらしいです。

そんなこんなで真っ暗になっちゃったけど、無事に下れて、塩分補給のためラーメンを食べて無事に帰宅できました。ドライバーのお2方、本当にお疲れ様でした🙇🏼‍♀️

A号で暖をとる4女達♪

渓稜2025✨

南沢小滝(八ヶ岳アイス Day1)

2025.2.8(土) A木、Y代、I(文責)

2月の会山行はアイスクライミング。週末2日間行けるメンバーで八ヶ岳へ。1日目は基本の南沢小滝。

冬型の気圧配置が厳しく、雪&強風の予報で小淵沢ICを降りたところで-10℃。美ノ戸の駐車場は雪が積もり、車も少ない。どうも各地で交通規制があったよう。

運動不足の体で歩くこと1.5h。しっとり汗ばむころに小滝に到着。


南沢小滝の発達状態よく、例年より幅広。いつもはベルグラ状の右端もしっかり凍っている。

先客1組が正面右側を登っており、その左側をトップロープをかけるためリード。取り付いたあたりは水交じり&隙間で氷の状態が良くなく、登り始めてからルート取りを後悔。1本目から落ちることができないプレッシャーと向き合い、無駄に緊張する。結局、8割ぐらいでギブアップし、交代(笑)。

TRで一通り登ってから、右端に移り、固く立っている氷を楽しむ。

お昼過ぎに二人組のパーティが来るが、3組だけで快適な練習環境。
ホントは南沢大滝を登るつもりだったが、空いている小滝で十分お腹いっぱいになり、3時を前に撤収。

下山後は、Y代さんの導きで、柄にもなくステキなお店へ。お風呂をいただき、薪ストーブのわきでビール&ゴージャスなディナーにありつく。ついに快適すぎる禁断の世界に足を踏み入れてしまう。

1日目は、基本的なアックスの打ち込み、アイゼンの蹴りこみを確認。リードのルート取りは反省点。

2日目に続く

広河原沢 クリスマスルンゼ

日程 2025年1月18日
メンバー I村(L)、A木(記録)

いよいよシーズン真っ盛り、ということでSNSはじめ方々で「バッチリ氷結!」と噂のクリスマスルンゼに行ってきました。

登山口の舟山十字路についたのは6:30ごろ。
さすがシーズンということもあってすでに駐車場はほぼ満杯。それでもなんとかスペースを見つけて駐車完了。

アプローチは約1時間半。途中、アックスを忘れたーと悲しむパーティと会話しつつ目的地に到着。

すでに3組ほどが取り付いており満員御礼の予感。楽しそうに動画を撮影している外国人パーティーに声をかけてそのすぐ左側から登攀開始。久しぶりにリードさせていただきましたが、やっぱり怖い。そして氷が硬い!スクリューを必要以上に消費してテラスに上がる。

上段はI村さんがリード。スムースな登攀はさすがです。

その後はTRで上段をひたすらトライ。少しは慣れてきたなーと思ったら、アックスを打ち込んだ際に飛んできた氷で上唇付近を強打。血は出るは腫れるはでアイスクライミングの醍醐味を堪能?しました。

そうこうするうちにあっという間に14時過ぎ。飯も忘れて登っていたことに気づく。
そそくさと下山してハラヘリ2名組はいつものハルピンラーメンを食して帰路につきました。(唇キレてるのに辛いのを食べて悶絶)

以上ご報告でした。
晴天の中、思い切りアイスの練習ができて大変良い山行になりました!まだまだシーズンは続くので、1本でも多く登って上達したいなと改めて感じました。ご一緒いただいたI村さん、ありがとうございました。

※2名で楽しみすぎて写真は帰り際に証拠写真的に撮った1枚だけです。スミマセン。

北海道層雲峡アイスクライミング&黒岳登山(個人山行)

T、会外メンバー4人(先輩、友達)   お天気ずっと晴れ 気温マイナス20-10度

最近恒例になりつつある友人達との北海道遠征アイスクライミングに今年も行ってきました。層雲峡は2回目。昨年の1回目は銀河とブルーウルフを登りました。

今回は錦糸の滝とライマンの滝を登ってきました。連日お天気も良く、黒岳登山もおまけに楽しんできました。錦糸の滝は4Pです。真ん中あたりのラインから左の終了点に向かってトラバース気味に登りました。

錦糸の滝正面。一番ノリ。

登り始めて間もなく右のアイゼンがズレるトラブルありましたが、自己確保して修正後再開。このピッチは40mあるので腕がしびれて痛くなりはじめた頃に右岸の終了点に到着。後続を迎えて2P目。終了点は左岸にあります。今年は雪が多くなく上部も登れました。

4P目。

3P目は雪稜なのでフリーで4P目の取り付きまでいって登りました。下から登ってくるパーティと被らないように、そこから、懸垂2Pで降りました。1Pは2P目の終了点で、2Pは取り付きまで5mほど残して届かなかったので、スクリュー支点構築してクライムダウンしました。

2P目終了点目指して懸垂中
2P終了点から取り付きまで届かず。

後続パーティが3組ほどきていたので、近くのライマンの滝へ移動。先行1パーティがTPで楽しんでいます。取り付きまでの急登を登って一休みしていたら、彼らは錦糸に移動するとのこと。ありがたく貸切で遊ばせてもらいます。

ライマン正面

右ラインは難しそうなので、左ラインを登ります。ライマンも45mくらいあるので長い…。

リード中のm3

こちらはフォローで登りましたが、回収もあり、またもや腕が痺れるぅ。2組で登って降りたら、3時近くになっていたので、片付けて撤収としました。

たくさん飲んで、温泉♨️卓球を楽しんだ翌日は宿から歩いていける黒岳ロープウェイ乗場から5合目まだ上がりそこから黒岳山頂を目指します。

積雪は飛ばされて、クラストした硬い雪面が露出した雪面でした。

スキーヤーやボーダーも頑張って登ってましたが、アイゼンがないと厳しい状況だったので、途中で諦めて滑り降りていきました。

颯爽と滑り降りてくスキーヤー

颯爽と滑っていくボーダー&スキーヤーに声援を送って、再び山頂に向かいます。しっかりアイゼンとアックスの石突を効かせて登ります。長い急登を超えると急に景色が広がります。山頂からの眺めは低山のそれではなく、大雪山系の山々が連なる壮大な景色でした。まさにカムイヌプリ(神の山)、カムイミンタラ(神々の庭)です。

今回、平爪12本歯は持ってきていましたが、ピッケルは持ってきていないので、アイスアックスを代用しました。ストックだけだったら登れなかったかもという条件でした。ロープウェイで行けるお手軽登山を想像していましたが、やはり、雪山はいろんな状況を想定して、準備していかなければいけないと再認識しました。

初めて北海道の雪山に登りました。また、氷の滝と抱き合わせで楽しみたいです。

金ヶ窪沢アイスクライミング講習(会山行)

2024/2/16 曇

気温10度前後暖かい

N山、K村、F寺、N村(L)、Y内、A木、T(記)、U田、I澤

会山行でアイスクライミング講習に行きました。場所は初心者🔰も登りやすく、アプローチ短めの金ヶ窪沢です。

駐車場は閉鎖されていてゲートの手前にたくさんの車が停まっていました。

なんとか車を停めて準備開始。林道を歩きます。1400m付近から沢に下ります。ピンテがついていて明瞭でした。

沢に下りて大滝に向かう最初の堰堤は〇〇アドベンチャーチームでいっぱい。

一つ下流側の堰堤が氷結していたので、N村リーダーと相談して、ここを練習場所としました。

N村リーダーよりアイスクライミングの基本について新人さん達にレクチャーがされます。アックスの振り方や足の使い方など。その後、トップロープで何本か登り、懸垂下降の練習をしたりして過ごしました。

練習の様子

先行していたメンバー4名はそのまま大滝から戻ってこないので途中様子を見に行ったら、そのまま上に行ってみるとのこと。一本だけ登らせてもらい、私は堰堤にもどりましたが、上流はシャバシャバだったらしいです。

様子を見にきて一本登らせてもらうの図
シャバシャバをリードするY内さん

新人Uちゃんがトップアウトし下降してる時、落口で足をひっかけて逆さ吊りに…

その後、もう1人の新人I澤君も同じように落口を超えるところで振られていました。アイゼンをつけて雪稜や氷結した滝をロープで安全に降りることが課題となりました。

逆さでもがくUさん

それぞれ,リードしたり、薄い氷を登る練習したり、氷壁を破壊する勢いで打ち込み練習をしたりした後、終了としました。

帰りはセブンイレブンでクラフトビールを購入し帰路につきました。

おつかれ様でした。

八ヶ岳 河原木場沢 醤油樽ノ滝

日時 2024年2月10日
メンバー K村、I村、A木(L/記録)

今年の2月は3連休が2回もある。1回目は最近熱が入っているアイスクライミング!ということで、先日は見学しただけに終わった八ヶ岳の「醬油樽ノ滝」を登りに行きました。

埼玉は当日の未明発。すいすいと中央道を通ってA木号は登山道入り口へ。林道の積雪は少なく、スタッドレスタイヤのままで上がることができ、滝前の駐車スペースには予定よりもちょっと早めの8時頃に到着。我々以外の車はない。
連休初日で混みあうのでは?と心配したのですが、それなりの本数を登ることができそうだと一安心。

そそくさと準備を整えて出発。途中の1の滝は前回の倍くらいに育っている。
前回は氷結がいまいちで高巻いた(薄暗い)ゴルジュ状の小滝もしっかり凍っており、直登可能。前回よりも短時間で醤油樽ノ滝に到着した。よくみると若干内部に水流が観察されるものの、前回の見学時よりもしっかり育っている様子。

うす暗~いゴルジュ帯をぬける
ゴルジュを抜けると醤油樽、ドーン!
結構な迫力だ。

一番乗りということで、まずは左ルートよりI村さんがリード。トップロープ(TR)をかけてくださいました。(60mロープではぎりぎりなので、支点構築には長~いスリングが大活躍)
各自とも同ルートを登った後は、もうすこし傾斜が強い右側ルートに移動。
何度かTRで練習した後に、私もリードさせてもらいました。
なんとかやりきることができましたが、スクリューによる支点構築に難儀しまして、もっと修業が必要だなぁと改めて感じました。

安定のリード、I村さん
ついにリードさせてもらいました。こええ・・(左ルートは別パーティの方です)
午後は日が差しこんで、このまま空に吸い込まれてしてしまうのではないかという雰囲気に。

その後、休憩の後に下流へ移動。途中、埼玉からお越しのハイカーさん(ソロで氷瀑見学とは、なかなかのツワモノでした)と出会うなどしながら「1の滝」を登ることに。
こちらはコンパクトながらも垂直に近く、前回同様に大変よい練習ができました。(こちらもTR支点をI村さんが構築してくださり感謝)

途中の2の滝はつながっていなそうでした(詳細未確認)
1の滝を登るK村会長

それぞれ数回登ったら結構よい時間に。お腹がすいたので帰ることとなりました。

<恒例・アフターグルメ?>
今回は帰路の南諏訪IC目の前、「ハルピンラーメン」さんにお邪魔しました。
入店して気づきましたが、前回の醤油樽に行った後も、この名前のラーメン屋さんだったような・・
ちょっと体も冷えたこともあって、みんなでニンニクラーメンをチョイス。
車内を香ばしい香りに変換し、A木号は帰路につきました。

全員そろってニンニクラーメン。前回同様、結構なボリューム。う、うまい!
しかし、今日はこんなにカロリー使ってないはず・・なのは、いつもどおり気にしないでおこう。

八ヶ岳河原木場 アイスクライミング練習(会員山行)

2024年1月8日 A木(L)、T橋(記)

鳳凰一山(薬師岳)に会山行で行った翌日にアイスクライミングを計画。夜叉神Pから近い 芦安エリアに行く予定だったが、氷結してなさそうと情報あり。薬師岳から下山後偵察に行ってみました。堤防の道は何度も崩れ工事を繰り返しているようで、以前のピンテが沢のあちこちにあり、無駄に渡渉したりと惑わされましたが、基本左俣の右岸をすすめば良かったようです。前情報どおり、トリコルネはこんな感じでした。下部は登れそうだけど落ち口はつながってなさそうでした。

宿の予約もあるためそのまま芦安に留まり、翌朝八ヶ岳にいくことにしました。アプローチが近くて練習できそうな所ということで夏沢鉱泉のアイスギャラリーに計画を変更。ですが、前日の降雪で車での林道の通行はグレードが上がっていました。ヘアピンカーブでスタックしてこれから登りに行くお兄さん方に押してもらい、醤油樽の遊歩道入り口近くの駐車スペースでギブ。(チェーンをつければ中までは上がれたと思います)そこから鉱泉に歩くつもりでしたが、醤油樽も行ってみたい!ということで、中の駐車場まで登っていましたが、そこから引き返して河原木場沢へ転身です。

一の滝を横から。結構立ってる。
二の滝の手前の岩窟。なんだかすごい。

先行パーティの踏み跡を辿っていくと短いけどもバーチカルな滝が右手にでてきました(一の滝?)。巨大な洞窟のある岩壁を過ぎると、すこしやさしそうな滝がでてきました(2の滝?)。2の滝を登るつもりで準備しましたが、どうも氷結が甘そうだったので、一の滝にもどりここで練習してから醤油樽の滝を見に行くこととしました。

簡単な左から登ってトップロープをかけるつもりでしたが、登っていくと上は草付きになっていたので、立木につかまってなんとか落ち口にあがりました。

一番右は水がでていたので、真ん中から左のライン3本を繰り返し練習しました。結構立っているのでつい力が入ってしまいますが、本当は手首をまっすぐにして脇をしめ、アックスは握らず、小指側でぶら下がるが基本です。だけど、登り終わると腕がパンパン・・・。ちっとも成長していない自分にがっかりです。

醤油樽の滝

14時半頃に醤油樽の滝へ向かいました。足跡がゴルジュに向かっていたので、辿ってしまいましたが、高巻きにフィックスが張られていました。醤油樽の滝には、車を押してくれた二人組のパーティが取り付いていました。35mくらいでしょうか。スケール感はありますが、傾斜もゆるく、上から明かりが差していて登りながら昇天できそうな気持よさげな滝です。偵察のつもりで道具をデポしてきたことが少し悔やまれましたが、時間もいい時間でお腹もすいたので食いしん坊な私達は帰路に着きました。

ほうとうを食べる予定が、お腹が空きすぎてジャンクな気分になり、乱暴な角煮が乗ったラーメンと餃子とから揚げを食べるという諸行をなしえました!

今回の山行には残念なおまけも。。フロントガラスが飛び石の被害にあいました。フロントが立っているデザインと高速ということもあったのか、走行中に傷がどんどん広がっていく恐怖を味わいました。私も林道とか通ったあとはタイヤに石がはさまっていないか気をつけようと思いました。知らず知らずに誰かを傷つけているかもしれない。。。

ジョウゴ沢偵察と阿弥陀岳北稜(個人山行)

T橋(リーダー、記)、Otti(会員外)  天気晴れ 風なし 

29日13:00発 13:30F1 13:50F2 14:10抜け口 14:50懸垂開始 15:10F2 16:00終了

30日6:30発、7:10阿弥陀岳分岐 8:00ジャンクションピーク 8:30第一岩峰8:30 待ち30分 9:20第二岩峰 待ち10分 10:10阿弥陀山頂 10:50中岳コル 11:00阿弥陀分岐 11:10行者小屋11:40赤岳鉱泉

年末赤岳鉱泉泊で行ってきました。会のメンバーとは調整がつかなかったので、友人と楽しんできました。初日は諸事情で午後1時頃に鉱泉を出発してジョウゴ沢に向かいました。アプローチは雪がないので右岸をふつうに歩いていきます。F1は日当たりも良いため、ポタポタと水が滴っています。

F1。右側をフリーで上がりました。

F1左側は3人パーティが講習を始めたので右側をフリーであがってF2へ向かうと、F2の手前の左側の2本のルンゼがしっかり氷結しています。

F2。右はとても薄く水が流れています。
F2手前にある左側のルンゼ
支尾根から見えた登ってきたルンゼ
もう一つ手前のルンゼに出て懸垂でおりる

F2も同じようにポタポタで先行が1組あり、登れるラインも微妙だったので、ルンゼで遊ぶことにしました。下から見ると上部が立ってそうに見えたので、階段状になっているナメ滝をフリーで少し上がってみるとどこまでも階段ナメです。気が付くと上に抜けていました。支尾根をひとつ超え、藪をトラバースして、足場の悪い岩場を少し降りて、もう一本のルンゼから懸垂でおりました。夕飯まで時間が少しあったので誰もいなくなったF2を1本ずつ登って鉱泉にもどりました。

鉱泉では、退会したSさんとMさんのお二人とバッタリ。久しぶりにワイワイして一緒に飲みました。

翌朝、不要なアイスアックスや縦爪アイゼンは鉱泉にデポして阿弥陀岳北稜に出発。前日濡れたロープが乾いておらず重い。雪はとても少なく、トレースもしっかりあります。夏道から北稜の尾根にあがりジャンクションピークにでます。そこから急な雪渓・・のはずですが、草付きのような状態でした。第一岩峰までノーロープで行きましたが、メンバーによっては雪渓(草付き)もロープ確保が必要です。

北陵を俯瞰。ここから雪稜の急登のはずが雪無さすぎで草つきの登攀になる
草つきを上がり切った所、このすぐ先が第一岩峰

先行パーティ二組いたので少し待ちがありましたが、寒くなかったので快晴の景色を堪能できてしまいました。

ハーケンとペツルがうってありました
富士山🗻が良く見えて気持ち良いです
ナイフリッジも雪がないので少し歩きづらい
山頂も雪がぜーんぜんありません。

山頂からはお馴染みの360度パノラマでした。中岳コルまでの下山道は一部凍っているところもあり、北陵より緊張しました。雪がなく雪崩れる心配のない中岳沢で一気に行者小屋までもどって赤岳鉱泉で荷物を回収して駐車場に向かいました。トレースあり、お天気も良く楽ちんに楽しめましたが、雪無さすぎですね。