2022年1月30日(日)日帰り
メンバー : Y N S T K K
S師匠の今年はアイスの状態が良いとの事でメンバー5名でアイスクライミングの計画を立てた所、なんと富山からN塾長が「俺も行く」と緊急参戦。
神津牧場のインディアン広場でクライミングを楽しんで(もがいて・・)来ました。
Nと新人でありながら経験者のT 二人でチェロキーを登り TRをセットしてもらい
アッパチ シャイアンと左右のルートを楽しく登ってきました。
さいたま市を中心に活動している山岳会です!
2022年1月30日(日)日帰り
メンバー : Y N S T K K
S師匠の今年はアイスの状態が良いとの事でメンバー5名でアイスクライミングの計画を立てた所、なんと富山からN塾長が「俺も行く」と緊急参戦。
神津牧場のインディアン広場でクライミングを楽しんで(もがいて・・)来ました。
Nと新人でありながら経験者のT 二人でチェロキーを登り TRをセットしてもらい
アッパチ シャイアンと左右のルートを楽しく登ってきました。
2022.1.27 曇り 気温-15〜-8℃
メンバー: F子、T美、M希、A保
8:00地蔵峠P-9:00鞍部-9:50烏帽子岳-10:50鞍部-11:45湯の丸山-11:55北峰-12:45鐘分岐-13:30地蔵峠P
ワカン練習にいってきました。残念ながら期待した展望は見られませんでしたが、雪遊び満喫の楽しい山行でした。
樹林帯は雪で覆われていて、とても綺麗です。Aさんの心も洗われていきます。
トレースがしっかりついていて、ワカンなしで歩けます。あれ?練習は?と思いつつ、烏帽子岳に到着。
ワカンを着けて稜線からショートカットをして鞍部にもどります。腰まで沈むモフモフに難渋しつつ、雪をこぎます。少し谷側に寄ってしまいましたが、無事稜線に復帰。地図で稜線下ると確認していましたが、実際の積雪の地形を読むことの難しさを再認識しました。
湯の丸山の山頂も真っ白でしたが、時折うっすらと日が差してきます。北峰のピークも踏んで二座達成です。
下山はFさんが持ってきてくれたお尻ソリで颯爽と?下山開始です。
日も差して暖かくなってきたので、鐘分岐でおやつタイムです。Tは阿弥陀南陵ではスナックを開きましたが、この日は甘味屋さんです。温めた甘酒を振る舞います。冷えた身体に沁みます。
この後、スキー場の端の方をシリセードで滑り降りあっという間に駐車場に戻ってきました。温泉で温まり帰路につきました。
2022.1.8〜9
参加者:Sさん、K(記)
赤岳山荘に駐車して、赤岳鉱泉まで歩きました。快晴で穏やかです。
ただし、立ち止まるととても寒く、特に指先が痛くなってしまいます。テント泊の装備も重く、背負うのにひと苦労です。なので、ザックを下ろして休むことが難しい。
赤岳鉱泉に到着後、すぐにテントを張って、アタックザックに背負い換えて硫黄岳へと出発。富士山で歩行練習をした時のことを思い出しながら、カーブのところは一歩で曲がるとか、山側の足はまっすぐ進行方向に向けるなどなど気をつけながら丁寧に登ります。
赤岩の頭(あかいわのかしら)に到着しました。一気に視界が開けます。
山頂までの道すじが、くっきりと見えます。
稜線を登って行くうちに、どんどん風が強くなってきました。冷えて、手がちぎれそうになるくらいでした。
山頂に到着!快晴で良かった!初めての雪の八ヶ岳。
山頂では、ガイドさんツアーの方たち12名ほどと一緒になり心強かったです。ツアーの皆さん、寒さもなんのそので写真やビデオを熱心に撮影されてました。この景色に出会えてほんと良かったですよね!
もう少しゆっくりいたいなぁと後ろ髪をひかれつつも、寒いので急いで下山しました。
※8:30赤岳山荘出発 11:30赤岳鉱泉
13:30硫黄岳へ出発 15:30赤岩の頭→15:50硫黄岳山頂→17:00赤岳鉱泉
初めての八ヶ岳&真冬のテント泊は、寒くて夜中に何度か目が覚めてしまいました。
朝、起きるとプラティパスに入れていた水が完全に凍っていてビックリ!カバーからはみ出ていたシュラフには霜がついていました。やっぱり八ヶ岳って寒いんだなぁ、と実感。
それでもOD缶の寒冷地用のガスで、すぐに暖まることができたので、ほっとしました。
さぁ、今日は乙女の滝でのアイスクライミングです。
昨日歩いた硫黄岳へ行く道を途中まで辿って行き、ジョウゴ沢へ入っていきます。
1Pめ
小さい滝になってました。ちょっとだけアイスクライミング。
2Pめ
15mほどの氷の壁が出現。すでにゲレンデとして取り付いているグループがおりました。
彼らの左側をSさんがどんどん登って行きます。スクリューも使わず上に到着し、支点を構築してくださり、私はトップロープの状態で登りました。落ちると滝下の水たまりにボチャンです。氷が硬く締まっていて、キックをしても入らず、キックし続けると氷の壁が崩壊…💦
体勢も崩れており、あまりの下手くそさに、自分でも呆れちゃいます💦
アイゼン、モノポイントに変えようかなぁ(←道具に頼る)。
※帰りは、この滝を懸垂下降しました。
3P
滝が雪に埋もれてて、アイスクライミングは無理でした。
4P
乙女の滝に到着。水色のきれいな滝です。先行パーティーが取り付いています。
前パーティーは取り付いたばかりの様で、時間がかかりそうだったので乙女の滝は諦めて、その先のナイアガラに向けて出発。
小さいけど、やっぱり水色で綺麗な滝です。
ここをSさんが、リードで登ってくださり、私はトップロープで登ります。
Sさん2回、私が2回登って終了。
後ろを振り向けば、こんな絶景!大同心もよく見えて、そこを登る人の姿も見えました。
八ヶ岳はとても綺麗。でも、寒いし、人が多いし…アイスクライミング練習には他も良いのでは、なんて話しながら下山。
赤岳鉱泉に到着。アイスキャンディは大賑わいでした。
この後、テントを撤収し、ヘッドライトを付けて赤岳山荘目指して下山しました。
闇の雪道を歩くのは初めて。雪に当たった光が星のようにキラキラ光り、無数の光の点に囲まれた道となり、まるでクリスマスのイルミネーションのよう。狐の足跡も見られて、ちょっとうれしい。風もなく暖かい夜でした。
メンバー:N山さん、Y下さん、F寺さん、A井(記)
今回の記録は新人のA井が書かせていただくことになりました。
今回の冬合宿は、八ヶ岳を中心に3パーティに別れて行うことに。そして、2日目の夕方合流し宴会、というものをやる予定でした。
私たちが行くルートは、当初1/8・9・10の3日間で2日目に赤岳、硫黄岳、横岳の縦走予定でしたが、2日目1/9の午前を中心に強風が予測されるとのことで予定変更と前日にリーダーのN山さんより連絡あり、縦走は断念。
1日目赤岳登頂、2日目阿弥陀岳登頂、3日目下山というように変更になりました。しかし、天候が良かったため当初の予定よりも早く行動でき、1日早く下山しました。
1月8日(土) 1日目 天候:晴れ
8:30 赤岳山荘駐車場出発-11:30 行者小屋テント場着(テント設営)-12:30 テント場出発-14:00 赤岳山頂―16時 テント場着
朝から雲一つなく、登山日和。
私は、冬の南八ヶ岳に来ることが初めてだったのでとても楽しみだったのと、冬のテント泊が初めてだったので先輩方に持ち物について様々な事を教わり、入念に準備をしてきました。
8時30分 赤岳山荘を出発。テント場が行者小屋なので美濃戸山荘の分岐で南沢ルートに行きます。その時に、別パーティのS村さん、K西さんと遭遇。お互いの安全を祈り、別れます。
南沢の登山道は、たくさんの方が歩かれていてトレースがしっかりついており、固すぎずやわらかすぎずとても歩きやすい状態でした。
先頭Y下さん、A井、F寺さん、N山さんの順で歩いていきます。私は遅れないようにと思い、Y下さんの後ろをしっかり歩いていきます。(あおってはいません)
途中、荷物の重さから自分の体力が急に落ちたことに気づき、ペースが遅れました。その時に、冬山テント泊の厳しさを痛感しました。荷物の重さを考えたうえで、ペース配分を考えるべきでした。
11時30分 なんとか行者小屋に到着。テント場はまだそこまで混んでいませんでした。テント設営後、赤岳に出発します。
12時30分 赤岳に出発。文三郎尾根~赤岳を往復します。
途中、会のメンバーであるN村さんと遭遇。私は初めましてでしたが、他の方々は久しぶりに会えたことに感動していたようです。
文三郎尾根はひたすら登りでとてもキツイですが振り返ると八ヶ岳、北アルプス、阿弥陀岳などの山々が綺麗に見えるので、それが何よりの救いでした。
14時 赤岳山頂へ。
山頂に立つと、富士山、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳、関東の山までもよく見えました。特に感動だったのは、両神山と武甲山が見えた事です。夏に1度赤岳に登った時はガスで全く景色が見られなかったので、今回は素晴らしい景色を堪能できました!
以下、赤岳山頂からの風景です。
14時15分 下山開始。
問題は下りでした。問題だったのは私だけですが、下るとなって下を見たら急に怖くなり、足が前に進まなくなっていました。自分では気づきませんでしたが、「へっぴり腰になっている」と言われました。そして、ロープを繋いでくださり、下山をすることに。歩き方やピッケルの使い方など以前にも教わっていたのですが、改めて教わりました。
16時 無事にテント場へ。
テント場に着いた後は、夕食の準備。まずお酒を飲む人、ご飯を食べる人それぞれです。1つ同じだったのは、メンバー4人足をつったことです!水を飲んだり、足を伸ばしたりしていました!そして、就寝。
1日目はこれで終了です!
1月9日(日) 2日目 天候:晴れ
8:40 行者小屋テント場出発-10:00中岳コルー10:30阿弥陀岳山頂-11:15 山頂出発-12:10 テント場着-13:00 行者小屋出発-14:30 赤岳山荘着
2日目も朝から晴れ。本日は阿弥陀岳登頂予定ですが、天候次第で予定が変わります。
行者小屋から稜線を見ると雪煙が舞っている、風が強いのではないかと先輩方が話していたのですが、行けるところまでは行ってみようという事になりました。
8時40分 テント場出発。
本日の歩く順番も昨日同様。Y下さん、私、F寺さん、N山さんです。
昨日のように疲れないよう、私は並べく先頭のY下さんと距離をとって余裕を持って歩くようにしていましたが、Y下さんは速いことどんどん前に進みます。ご本人様にお伝えしていませんが、強靭な方です。他のメンバーF寺さん、N山さんも強靭な方々なので、ほんとに心強かったです。
10時 中岳のコルに到着。
風はありましたが、予想されていたほど強くありませんでした。そして軽く休憩をとった後、阿弥陀岳への最後の登りを行きます。そこは、はしごや鎖場など危険なところもあります。落ちないよう慎重に行きます。
10時30分 阿弥陀岳山頂へ。
この日も山頂からの展望は最高で、360°山々が見えました。夏の八ヶ岳はコケがあり魅力なのですが、冬に来たら雪山の方が全然魅力的だと思いました。以下、山頂からの景色です。
そしてこの日はなんと、長野県の八ヶ岳から茨城県の筑波山が見えたのです!その写真はありませんが、埼玉県を越えて茨城県が見えるとは驚きました!
山頂で雪山を満喫していると、南陵ルートで阿弥陀岳山頂を目指していたもう1つのパーティが登ってきているのが見えました。山頂での風もそこまで強くなかったので、待つことに!1時間も経たない内に登ってこられて、合流、一緒に記念撮影をしました。
11時20分頃 下山開始。
下山時は昨日同様、ロープを繋いでいただきました。危険な個所もありましたが安全なところまで来たところでロープを外しました。そして、無事に行者小屋到着。そこで再度、南陵チームと合流し時間も早かったため、もう1泊せずに下山をすることに!宴会はお預けとなりました!
14時30分 赤岳山荘到着。無事に下山することができました!そこで名物だという、肉うどんをいただきました。とてもおいしかったです!今まで赤岳山荘は通り過ぎるだけでしたが、また1ついい発見ができました!その後は、温泉に入り、帰路につきました!
最後に、今回の山行で学んだことがあります。
阿弥陀岳を下山中、ロープを外すときにY下さんから「一蓮托生なところがいくつかあったからね」と言われました。
その時に、「はっ」と思いました。自分は怖いからロープを繋いでもらえれば安心だと思っていたのですが、ロープを繋いでくれている相手の事をしっかり考えていられなかったと思います。自分が転べば、相手も巻き込んでしまうと。
1歩1歩確実に、安全に歩かなければいけないと、改めて思いました。
1日目ロープを繋いでくださったN山さん、2日目ロープを繋いでくださったY下さん本当にありがとうございました。そして、2日間私の後ろから、要所に声をかけてくれたF寺さん、ありがとうございました。
今回は皆さんの力で登りきることができましたが、次回赤岳、阿弥陀岳に行く時は、自分の足で登って下りられるようにしたいと、ビビりを直したいとそう思いました!
2日間天候に恵まれ、冬の八ヶ岳は最高だと実感した冬合宿となりました!
2022年1月8日ー9日
1月8日 08:00 船山十字路 08:45 南陵分岐 11:30 立場岳
14:00 P1手前にテント
1月9日 09:00 P1 P2 10:00 P3取り付き 11:15 阿弥陀岳山頂
中岳のコル ~ 行者小屋 から 下山
メンバー : Y内 A木 T橋 K村
船山十字路でマイナス10度 風邪もなく思ったより寒くない。
広河原沢を進み、途中南陵分岐から尾根に取り付く
樹林の中の立場山山頂
雲一つない快晴の青ナギを通過。阿弥陀岳へのルートもはっきりと見渡せる。メンバー一同の気合を入れ、そしてわくわくとしてきました。
明日の天気を考えると今日中に山頂を踏み、行者小屋まで行こうか。その方が確実であるがメンバーに疲れもあり、この先の雪の状態なども不明。P1手前を整地し今回新調したアライテントを設置。明日は早朝から暴風で「風速25m」の予想。停滞 敗退の可能性も状況により判断することにした。どちらにしても翌朝は遅めの出発となる為、テントでは新人が「標高が一番高いスナック」を営業。酒とつまみで日があるうちから盛り上がり、明日に期待。
夜間は多少テントが風で揺れたが、良い方に予想が外れ強風もない快晴となりました。青ナギでテントを張っていた他のパーティーも先行していく中、我々も出発します。
P1 P2を通過し 左にトラバースしP3ルンゼの取り付きへ。今年は雪が多くグレード的には難しい登りではないが、ロープで確保し安全第一。途中に新しい支点もありましたが、ロープは50mいっぱいで終了点まで伸ばす。草つきはバイルを打ち込み安全地帯へ。残すはP4。
P4トラバース
山頂からは行者小屋から合流してくれた別班の応援もあり、無事に山頂へ。天候は最高でしたが、合流までお待ちいただいたAパーティーの皆様、登頂までお待ちいただきそして応援ありがとうございました。11:15山頂。
A Bパーティーで合流できたので赤岳バックに記念撮影。(最高の天気です)
歩いてきた南陵 権現岳の稜線 霊峰富士を振り返り行者小屋経由で下山。
お疲れさまでした。
八ヶ岳縦走の日程と合わないメンバーで日帰りで今年初のアイスクライミングに行ってきました。
メンバー : S村 Y内 K西嬢 S K村
2021年12月26日(日)日帰り
朝発で眠い目をこすり出発。渋滞もなく7時30分には八ヶ岳山荘に到着しました。駐車場はほぼ満車で、どうにか敷地内に駐車しました。先発しているパーティーも南沢に行くという。なんだか混雑の予想。
気温はマイナス17℃程度。寒気が入り寒かったです。
約1時間南沢からの分岐を過ぎて小滝の様子。S村さん以外は初の南沢となりますが小滝はこんな感じで登るルートは左側で先客あり。早々と大滝に向かうことにしました。
大滝も大勢のクライマーでにぎわい、どうにか左端にTPを張り1人2本ずつ登り終了です。
南沢ははじめてでしたが、人の多さにびっくりです。
なにはともあれ無事に楽しく練習ができました。リードいただいたS村師匠、ありがとうございました。
12月19日
メンバー:NN、FK、OF、YT、SM、KM、AM、MA
先週の雪上訓練で確認した雪上技術を実際に雪山で使ってみよう!ということで日帰りで行ける手ごろな雪山ということで日光白根山を計画した。当初はロープウェー経由で計画したが雪不足で運休のままとなり菅沼登山口から入山することになった。併せて当日朝のチェーン規制に巻き込まれ出発時間が1時間ほど遅くなったのも影響した。結果としては頂上直下ルンゼ状まで行ったが、折からのマイナス15℃のガスガス風雪に阻まれ撤退した。
菅沼登山口9:30〜阿弥陀池11:30〜ルンゼ状12:30〜菅沼登山口15:00
11月27日三股駐車場8:00ー蝶沢12:00ー2550mテン場15:00
11月28日テン場7:00ー蝶ヶ岳7:30ーテン場8:00ラッセル訓練ーテン場9:30ー三股駐車場13:30
雪山シーズン始めの足慣らし、雪山装備点検、withコロナでのテン泊山行の再開を兼ねてすっかり鈍った体に重荷を背負うことを思い出させるために蝶ヶ岳〜常念岳縦走を計画した。 結果として大雪に阻まれ蝶ヶ岳往復になってしまったが、快晴の空の下、大展望の銀嶺の頂に立つことができて感動大満足の山行となった。
11月27日
11月28日
さあ、最後にここからは、巨匠のえりすぐり鉄板作品を5点お楽しみください
K村、F王寺、五郎、山下(記)
冬に向けて「足慣らし」ということで悪天前の僅かな晴れ間に、渓稜の大先輩である五郎さんと西上州の鹿岳へ。
国道254をひた走り上毛電鉄の終点「下仁田」駅を右手に見て南牧川沿いにしばらく走る。途中で川を渡り大塩沢の集落方面へ。
道沿いの駐車場に停める。
ここでFさんのお知り合いのガイドさんと偶然再会する。どうやらお客さんを連れて山行とのこと。
我々も身支度して行動を開始する。
鹿岳登山口よりいきなりの急登。冷えた身体に結構効いてくる。
大汗をかき始めるころ鹿岳のコルに到着、両サイドが切れ落ちた狭い稜線だ。
初めにより標高の高い二ノ岳に向かう。途中見た目にもヤバそうな木製の梯子を登り15分程で山頂。
やや霞んではいるものの上州の山々や雲に包まれた浅間、振り返ると切れ間に雪の八ヶ岳方面が望める。
空母のような荒船山の山容も直ぐそこに。
展望を楽しんでコルに戻り反対側の一ノ岳へ向かう。
再びコルに降りて四ツ又山へ向かって縦走を開始する。
岩肌に張り付くように付けられた道を固定ロープを頼りに慎重に歩く。マメガタ峠まで200メートル近くも高度を下げ再び同じくらいの登りとなる。このあたりから結構な数の登山者とすれ違う。マイナーな山かと思いきやこの季節は上州の山々もなかなかの魅力があるのかも知れない。
朝から結構な上り下りで後で調べてみたら累積標高は740メートルを超えていた。
四ツ又山の小ピークにはそれぞれ天狗様やいろいろな祭神の石像が山頂に鎮座し、嘗ての山岳信仰の名残を残している。
それらのピークを一つづつ越えて先程の鹿岳方面を振り返ると鹿岳の異様な岩峰が眼に入る。よくあんなところを歩いて来たモノだと皆で感心する。
そろそろ風も冷たくなり雲も多くなってきたので早々に下山にかかる。
ここで少しヒヤリとする。四ツ又山を下り始め直ぐに登山道は左に折れる。角度にして50度くらいか。道は落ち葉で覆われ踏み跡は見分けが付かないし。見ると直進してルートを外れた少し下に登山者が休んでいる。ぼーっとして真っ直ぐ降りてこの尾根に迷い込むと変なところに誘い込まれそうだ。
更にその僅か下でルートは僅か右に曲がる。セオリーなら登山道は傾斜の緩い方にあるものと思い込んだらこれも変な尾根に誘い込まれそうだ。
ルートが判然としない場合はコンパスで確認するのが確実で、西上州の低山だからといって侮ってはいけないということ。
沢沿いを歩くようになると幾つかの滝と紅葉に歓声をあげ、集落が近づいてきた。
途中、猟銃を持ったハンターとすれ違う。いかにも西上州。
紅葉の盛りは過ぎてはいたが落ち葉を踏みしめながらの楽しい山行だった。
2021年11月20日〜21日
20日:湯川、 21日:兜岩
メンバー:Sさん、K(記)
Sさんのご友人4名と一緒に岩トレに行きました。
Sさんのご友人がリードで登り、ロープをかけてくださるので、私はトップロープで登るだけというお気軽な立場でのクライミングでした。リードをとってくださった皆様に感謝です。
垂直に走るクラックが豊富な岩場です。混雑しておらず、ゆっくりと登ることができました。テーピングではなく、ジャミング用手袋でトライしてみました。
●コークスクリュー 5.10a
5.8しか登ったことないよ〜と焦りますが、5.10aは湯川では難易度低めのルートなので、がんばるしかない状況。
クラック巾が広く、特に女性にとってはハンドジャムではゆるゆる、奥まで腕を入れて登る箇所が多かった。フットジャムを上手に使って距離を出していくと良い感じ。
●台湾坊主 5.10a
ステミングで登るのが良いルートとのことですが、短足で股関節かためな私は全然ステミングっぽくならない。それに足を広げてしまうとバランスが崩れそうで怖い。巾の広いクラックでは、からだを突っ込んでズルズル背中を使って登ったりしました。
湯川は、ジャミングを覚えたての私には、難しく感じる岩場でした。
まず駐車場に行くまでグルグルと迷い、駐車場に着いてからは岩場取り付きまでの道を間違え…かなりのロスをしてしまい、登る前から、すっかりお疲れモードに。
大手門エリアB
●十月 5.8
クラックのあるルートで、ジャミングすべき場所まで行くのが私には大変。その先も岩が思ったよりハングしていて登りにくい。グレード5.8には思えないハードなルートでした。
●はじめの一歩 5.10a
登り始めてしばらくのところが難しい。後半はカンテを多用してクリア。身長のあるSさんは、私とはちょっと違うルート選びでした。
私は、終了点の架け替えを初めてやってみました。
大手門エリアC
●目覚め 5.10b
ボルト3本の短いルートですが、皆さんわりと苦労して登っていました。2ピン目以降がかなり難しい。私は、お休みを挟んでいくつかのルートを考えては試みて…、最後にはお助けビレイでゴール。
大手門エリアF
●二度あることは三度ある 5.8
このルートの前面にあるステップへ上がるまでの岩壁2m少々がけっこう大変で、かなり消耗…。
ルートのほとんどはカンテ。最初のカンテに取り付くと剥がされるような嫌らしい感じが。そこを過ぎれば、わりとスムーズに登れました。
●げん直し 5.10a
うーん、なかなか進まない。カチが小さく、半分を少し超えたところで完全蝉状態に。お休みしつつルートファインディング。右にトラバースしてから上へ。フー、疲れた。
Sさんがロープを架け替えて終了。
15時過ぎにロープを片付けて帰路へ。
クライミングシューズは、クラック用とそうでない岩場用とに分けた方が登りやすいとのこと。今度からは私も2足持っていこう。
今回の岩トレは、どのルートも私には難敵でした。それでもビレイヤーさんの助けを借りて、なんとか完登できました。やっぱりクライミングは面白い!