二子山縦走(渓稜祭/会山行)

メンバー:Y下、N山、K村(SL)、U田、S方、I澤(L/記)
日程:2024年11月10日(日)
10:00二子山登山口-10:35東岳山頂-11:55西岳山頂-13:20二子山登山口

A木さんの山行記録2024年11月10日『スーパーたこやん』にあったように、渓稜祭2日目は豪快な寝坊から始まった。K村さんの指示で、二子山に向かっているであろうY内さんとS方さんに電話をかけると、Y内さんから「大丈夫。想定済みです。」と、先輩の心強い?お言葉。すみませんでした…

渓稜祭2日目は縦走組とマルチ組に分かれましたが、私達は前者として二子山を登りました。
二子山は縦走コースでも岩登り要素強めの山。計画段階でY下さんの助け舟もあり、今回はヘルメット、25mロープとハーネス、アルヌンなどを持参しました。

駐車場でハーネスを装着して、10:00山行開始。

準備中
入山

登山口から10分程で股峠に到着。左に行くと東岳。右に行くと西岳です。まずは、東岳へ。
いきなり、粘土質の滑りやすい急斜面を登ります。転ばないよう慎重に…
それが終わると、岩々してきますが、急斜面である為、落石が怖いと思い、斜面の途中でヘルメットを装着。
急斜面を登りきると、左側へトラバースします。

1箇所、せり出した大きな岩を避けてトラバースする場所があり、左下が切れ落ちていて緊張しました。大岩に鎖が設置してあるので、それを使い通過できます。

この大岩のトラバースは緊張した。

振り返ると眼前に西岳の岩壁がドドンと。
25分程で山頂に。天気が良く、南側にある両神山が映えていました。

振り返ると二子山西岳の岩峰がそびえ立つ。
東岳山頂にて

同じルートを下山して、再び股峠に。今度は西岳を目指します。
暫く樹林帯を登ると岩壁が現れ、案内板が。ここで、上級者コースと一般コースに分かれます。私達は上級者コース。

写真右端が上級者コース取付き。右上する。

それまではK村さんに先頭を歩いて頂いていましたが、「ルーファイやロープ出しの練習をしてはどうか」と、先頭を交代して頂きました。
(折角、交代して頂いたのに、ロープは使いませんでした。が、とても良いルーファイの練習になりました。)
岩壁の右側に上級者コースの登り口があります。取り付きから稜線に抜けるまでがまさに岩登りで、ロープを出すならここでした。ピナクルか樹木に支点を取って、確保できたと思います。
手がかり、足がかりが丁度良くあり、グイグイ登れる気持ちの良いルートでした。

気持ちの良い岩登りができた

岩稜帯の稜線に抜けると、岩を登ったり、降りたり、間を縫ったりして行きます。

11:55西岳登頂。
山頂からは、中央稜が良く見えました。

西岳山頂にて

登頂後もしばらく岩稜帯の稜線歩きを楽しめます。
途中で、南側の斜面に降りて、股峠へ帰還するためにUターンします。

中学生サイズのマムシがいた。

途中、ゲレンデがあり、10名程がフリークライミングを楽しんでいました。ハングしたロングルートが、ずらりと並んでいました。

13:20駐車場に帰還。スーパーたこやん組はもう少し時間がかかるようでしたので、私達は一足先に『道の駅 龍勢会館』でおやつ+お買い物へ。丁度、出店が出ていて、ホットドッグや焼き芋に舌鼓。焼き芋は1本100円でした。
その後、マルチ組と合流し、無事、渓稜祭は打ち出しとなりました。

今回の山行はありがたいことに、リーダーをやらせて頂けることになりました。
安全確保をした上で、同行者に楽しんでもらえる気配りができるリーダー像を目指して、引き続き精進します。
改めて、ご企画頂いたT橋さん、山行メンバーの皆様、本当にありがとうございました!!

二子山 スーパーたこやん

日程 2024年11月10日
メンバー T橋(L)、Y内、I村、Y代、A木(記録)

渓稜祭2日目の朝。我々はすっかり寝坊した。
昨晩のお酒とニンニクの香りを纏った我々を載せ、Y内号が登山口に到着したのは午前10時。
途中の通行止め迂回もあってすでに2時間遅れだ。

(大幅に出遅れているが)キャンプ場で火器の点検にいそしむ一行。

登山口から又峠を通過して東岳方面へ。
途中の弓状エリアを登るツヨツヨなクライマー様を眺めながら「あっちじゃない?いや、こっちじゃない?」と若干迷いつつ、スーパーたこやんの取付きに到着。
ラッキーなことに他にパーティーはいない。先行からの落石リスクも後続から追われることもない。遅くなったことが幸いしたのかもしれない。

本日は1組目が(I村さん、Y代さん)、2組目が(T橋さん、Y内さん、A木)の組み合わせ。
かなり悪い足場に苦戦しながらも準備完了。登攀開始。

>1ピッチ目 26m、5.8(リード:Y代さん、A木)
簡単なフェースを登ってあっさりと終了点の「ひだまりテラス」に到着。名前の通りポカポカと気持ち良いのは数分。その後は猛烈な日差しで干物状態に。

>2ピッチ目 20m、5.8(リード:I村さん、Y内さん)
クラックも利用しながら広めのフェースを登る。ここから浮石が目立ち出して要注意。え?これが浮いてる?というようなサイズのモノもあり、慎重を要する。

>3ピッチ目 (徒歩)
ここは単純歩きルート。ロープを束ねて20mほど前進。ちょうど先行PのY代さんが離陸。

>4ピッチ目 32m、5.7(リード:Y代さん、T橋さん)
ここも簡単そうに見えて浮石だらけ。
しかも最近剥がれたであろうフレッシュな岩肌がところどころでムキ出しに。かなり気を遣いながら登る。

とはいえ、先行パーティのリード(Y代さん)、ずいぶんと時間がかかる。
あまりに時間がかかるので、ダイジョーブですか?と下からビレイヤーのI村さんが声を張る。何度声をかけてもかすかに声が聞こえるような、聞こえないような・・。

しばらくすると「虫になってまーす!」と返ってきた。
ほっと安心すると同時に、I村さんが「蝉のことでしょうね」と静かに突っ込む姿が印象的だった。

※後から聞くと、どうやらY代さんはすこし行き過ぎて5P目核心部に突入、ちょっと苦労されていたとのことでした。

>5ピッチ目 25m、5.10a(リード:I村さん、A木)
いよいよ最終ピッチ、このルートの核心部。
出だしのフェイスとその後のハングを乗り越すところが少し難しい。
そこさえ乗り越せばあとは簡単パート。
二子山東岳ピークに飛び出したら装備解除。
その後は元気よく急斜面を下って又峠に。無事下山となりました。

最後の岩峰をクリア。ここまでくれば、こんな感じになる余裕もある。
後続3人組。
下山の図。切り立った稜線は登攀より怖いかも。

以上、秋の気持ち良いクライミングのご報告でした。
企画のT橋さんはじめ、今回も皆さんありがとうございました!

裏妙義・木戸壁右カンテ(会山行)

日程:2024年11月9日
場所:木戸壁右カンテ
メンバー:A木(L) l村  I 澤 Y代


紅葉が綺麗な妙義山の木戸壁右カンテ
この時期は流石にヒルはいないと思うけど、たっぷりジョニー吹き掛け出発!

本日はI澤さんのマルチデビュー
Aさんとペアで登って行きます。

なんだか母親のような気持ちになりドキドキ(笑)頑張ってI澤さん


確かにカンテだなるほど、なるほど…
ホールドの様で掴みやすい。


なんだかあっという間に終わってしまいました。

懸垂下降へ

ヒルは誰も被害者なく下山
みんなの脚が早まるのは…
この後はお楽しみの渓稜祭

ダッチオーブンで鶏肉

お酒は欠かせないはね。

【I澤さんの感想】2ピッチ以上ロープを出して、支点を作って、確保して、懸垂下降して…という山登りを初めて体験したのは、8月にN山さんに連れて行って頂いた北穂高岳東稜でした。思い返すと、自分にとってはとても冒険的で、素晴らしいものでした。今回の木戸壁右カンテは、北穂高岳東陵と比較すると、より垂直で、ピッチ(5ピッチ)・懸垂下降が多く、挑戦的なものになったと感じております。奇数ピッチが自分。1-2ピッチ目はフェイス、3ピッチ目はガリーを登ります。少し張り出した岩を乗り越える部分があったのですが、終了点でA木さんから「あそこどうだった?」と聞かれ、「やっとでした。怖かったです。」と答えた自分。ランナウトした時の無防備さ、絶対に落ちられない緊張感がありました。4ピッチ目は顕著なカンテ状を登りましたが、右側はスッパリと切れ落ちており、"境"にいると感じました。身体が空中に投げ出されるような高度感は格別です。カンテから右に視線を向けると、木戸壁カンテに並走するように、スラブ状のフェイスを持つ巨大な岩塔があり、「どうやったらあのフェイスは登れるのだろうか」などと考えました。緩傾斜のフェイスを登り5ピッチ目終了点(右カンテルートの最終終了点)に到着。登ってきたルートを懸垂下降する為、後続パーティーとルートを譲り合います。自分はこの懸垂下降(4ピッチ?)で、非常にもたついてしまった。・練習不足で、セッティングに時間がかかった。・懸垂下降のルート取りが下手だった。・実際の岩壁は傾斜、角度、起伏、凹凸、障害物が様々であり、大きく振られたり、ひっくり返らないよう、恐る恐るの下降となった。・ロープを束ねた状態で下降したが、束ね方や繰り出し方のせいか、下降中に何度もキンクした。レベルアップして次の山行に臨めるように、精進します。A木さん、Ⅰ村さん、Y代さん、今回も大変お世話になりました。

榛名黒岩 岩登り訓練 (会山行)

日程:2024年10月20日(日)
場所:榛名黒岩
メンバー: N村(L)K村 Y内 Y代

8時頃に榛名黒岩駐車場に到着。既にクライマーさん達で車がギッシリ…停められるかなと不安になりましたが、どうにか停められ一安心

紅葉とクライミング時期で、案の定岩場も満員御礼状態。名前の通り黒々とした岩だなぁ~

練習岩で実施内容を開始

●実施内容 ●

1)マルチピッチ時のコール内容と対応

2)中間支点のセットと回収方法

3)トップの支点構築内容

4)カムのセットと回収方法

 (カムセット時の適正サイズ含む)

5)懸垂下降

6)リードクライミング

支点構築や懸垂下降など再確認出来ました。 

K村さんY内さんはヤンキー稜に行かれました。その間N村さんとNPの練習

調度良いクラックがあり、実際にセットしていきました。

並んだ~並んだ~カムが~赤青黄色♪

リード練習時に隣のクラックでカムをセットしてみました。

気がつくと周りのクライマーさん達は居なくなりました。帰りは予想通り高速道路は真っ赤な渋滞でした。

K村さんN村さんY 内さん、丁寧にご指導頂きありがとうございました。教えて戴いたことを実際の岩場で実践していきたいと思います。

古賀志山 岩登り訓練(会山行)

メンバー:Ⅰ村(L)、A木(SL)、Ⅰ澤(記録)
日程:2024年10月19日(土)

10月の会山行は栃木県は古賀志山のゲレンデで、岩登り訓練を行いました。
古賀志山は埼玉県から比較的近く、かつ、多くのルートが開拓されている為、今後も利用させて頂く機会があると思いますので、アプローチを含め、とても良い経験になりました。

入山口にある駐車場に車を停めて、岩場へ向かいます。
駐車場は斜面に作られている為、2-3段に分かれていて、合計10台ほど?は駐車できそうです。仮設トイレも設置されていました。ありがたい限りです!
舗装道と山道を20-30分歩くと、目の前に岩場が現れます。祠があり、長く大切にされてきたことが分かります。
他にクライマーはおらず、一番乗りでした。

岩場に到着。広場のようになっており、屋根付きの祠、高低差のある細い滝、水場があります。

早速、準備を整えて訓練開始です。
内容は以下の通りです。
【訓練内容】
①マルチピッチクライミングの一連の流れの確認・実践
➁リードクライミング・トップロープ(TR)クライミング
(クウ(5.8)、粉屋の娘さん(5.8)の2本)

【①マルチピッチクライミング練習】
私Ⅰ澤はマルチに不安がある為、まずは、マルチの一連の流れを確認させて頂きました。
入会させて頂いてから、何度もお教え頂いているのですが…
なるべく早く、体が自然に動くレベルになって、様々な岩場に行けるようになりたいです。

・ゼロピンを取ることを忘れない(1ピン目を掛けるまでの墜落に備える)
・残置支点の強度に不安がある際は、持参したスリングやカムなどを用い、追加の支点を作ることで、十分な強度を確保することに努める(現場判断、工夫)
・懸垂下降の際、ロープを投げると引っかかるおそれがある場合、ロープを抱えながら下降する技術がある(覚えたい)

以上が、特に私に不足していたことです。
一度で覚えられるように、復習します!
他に、カムのセット方法も教えて頂きました。

マルチ練習の様子

【➁クライミング】
マルチ練を終えたら、ゲレンデで岩登りをしました。
今回は、クウ(5.8)、粉屋の娘さん(5.8)の2本を登りました。
Ⅰ村さんとA木さんは、リードでスルスルと登ってしまいましたが、私は『クウ(5.8)』はTRでなんとかやっと、『粉屋の娘さん(5.8)』は出だしの小さなカチを使う部分がどうしても乗り越えられず、完登できませんでした。修行が足りません!

粉屋の娘さん(5.8)

14時頃になると、雨が降り出し、撤退となりましたが、当日はゲレンデは空いており、充実した訓練をさせて頂くことができました。

帰りは、『宇都宮みんみん 鹿沼店』で餃子を食べて、帰路につきました。
Ⅰ村さん、A木さん、ありがとうございました!

流石、本場の味。大満足!もちろん、ビールはノンアルです。

釜ノ沢・東俣

  • 日程:2024年9月7日~9月8日
    • メンバー
    • I澤(L) A木
    • U田(L) T橋
    • Y内(L) N山 N村 Y代

初めての泊まり沢&入会してから初めてのお泊まり山行に気持ちが高鳴ります。2日目午後から天気が崩れる予報でしたが、昼頃には下山出来そうとのことで決行となりました。   

行程 1日目                   8:25 駐車場出発ー8:50 二俣吊橋ー9:50~11:00 清兵衛沢ー11:15法螺貝のゴルジュー11:45 山の神ー12:30 乙女の滝ー12:45 東ナメ沢出合ー13:15 西ナメ沢出合ー15:00 両門ノ滝ー16:45 幕営地

2日目                     5:15 出発ー8:20 甲武信小屋ー8:50 甲武信岳ー9:25 甲武信小屋ー10:00 戸渡尾根分岐ー11:10 徳ちゃん新道分岐ー12:35 徳ちゃん新道登山口

場所は釜ノ沢・東俣以前から行きたかった念願の沢です。鶏冠山に登った時際に渡渉した事はあったのですが、沢遡行したいと思ってました。

7時30分 駐車場に到着しましたが、ほぼ満車状態。なんとか駐車出来ました。

二俣橋を渡り西沢溪谷の大きな看板へ。そこから鶏冠山方面へ

入溪 ポイント準備して行きます。渡渉してそのまま上がって行くと鶏冠山になります。

いざ入溪!

高巻をして法螺貝の前辺りでメンバーを待ちます。先頭歩いていたメンバーが見えないので、笛でコールしてみると…

おっ、いましたね。沢を歩いていたので、ここからメンバーを引き上げます。

なかなか上がって来るのも大変そう。無事に合流して法螺貝へ

法螺貝ゴルジュの入り口 エメラルドグリーンでとても綺麗です。

綺麗なので思わず泳ぎたくなるのもわかります。水は冷たそうでした。

落ちないように慎重に歩くも私はドポンしました。

千畳のナメ 

両門滝

食担のN 村さん、本日のメニューはカレー。星の王子様のルーでしたが、I澤さんが持参した謎のスパイスで辛口に…謎に美味しかったです。

焚火 ウエアの乾かし方も個性が出ますね。

夏と言えば花火。密かに持参した線香花火。何年ぶりかしら…なかなか風情あって楽しかった。

2日目朝はお茶漬けを食べ、5時に出発。直ぐにヘッテンは必要なく明るくなりました。私達の幕営より上で2グループ程いらっしゃいました。

まだまだ登りあげて行きまーす。

ポンプ小屋 冷え冷えのお水が美味しかった。

甲武信小屋 コーヒー飲みたかったのですが営業前でした。残念

甲武信岳山頂 

皆さん体力あるので甲武信岳山頂へ。私は小屋前でのんびりしてました。雲が多かったけど山頂景色良かったみたいです。天気も崩れることなくよかったです。

徳ちゃん新道で下山。下山なかなかの急登で私のガラスの膝はガクガクでした。鹿がいたみたいですが姿見れなく残念。癒されたかった(笑)

初めての沢泊で至らないところも多かったですが、皆さんのフォローで無事に終えることが出来ました。とても充実した2日間でした。ありがとうございました。

【おまけ】

  Y 内さんザック

安全ピン出して何かしてるなーーとは、思ったけど…まさかザックが縫い目が割け始めていたとは思いませんでした。スリング、カラビナと安全ピンで応急処置。帰宅後写真送ってもらったところ。綺麗に剥がれていたそうです。

大事に至らずよかった。

白毛門沢右俣(会員山行)

日時 2024年7月28日(日)日帰り
メンバー Y内(L)、U田(SL)、T橋、I村、S方、A木(記録)

谷川岳を西黒尾根から登るとき、振り返ると立派な白毛門が見える。かっこいいその山容の中でひときわ目を引くのが大きな滝の存在だ。名前を聞いて驚く。ハナゲの滝である。

ネットで調べると所説あるようだが、白毛門の由来となった山中の岩峰「ジジ岩、ババ岩」(どうやら見る人/場所によっては人の顔に見えるらしい)の鼻あたりから染み出した水が伝って、鼻毛?のように流れる滝であることから、そのような名前が付いたらしいとのこと。

なるほど、なるほど。とくにヒネりはない・・いや、鼻毛長すぎやろ!とツッコミたくなるところだが、あくまでもネットで調べた一説という事でお許しください。

今回はその鼻汁の源流を遡り、山頂に至るルート「白毛門沢」に新人さん含む6名で行ってきました。

7:00 白毛門登山口駐車場
天気予報では16時頃から雨とのこと。すでにどんよりと雲は厚い・・どころか時折パラパラと雨粒を感じる。

そんな天気のもとチャッチャと身支度を整える。
途中、越谷から避暑に来たという陽気なオッチャンに絡まれたり、駐車場奥の林からクマのような唸り声を聞き、若干ビビりながらも入渓点に向かう。

7:30 早速ハナゲの滝に到着。遠くから眺めた印象と違い、結構寝ている。
水流左側をさらりと登り、落ち口付近で右側にトラバースして越えた。

うわさの「ハナゲの滝」

その後、よきスライダー地形を発見。夏だもの、ということでさっそくTさんはじめ数名がスライディング。

その後、いくつかの滝を越える。

しばらく進むと、大きな滝が。
タラタラのセンだ。さすがにこの人数と時間を考えると登攀は控えて右岸を高巻きました。水流左側から登れそうに見えたので、そのうちどなたかお付き合いください。

たぶんこれだったと思います。タラタラノセン・・写真違うかも?

その後、名物三平岩(I村さんが似ているとおっしゃっていました)を眺めて最後の詰めへ。

林家三平に似ているとのうわさ。一部メンバーは寛平と聞き間違えていたそうです。
かいーの。


その後は源頭部への詰め。

長いナメ地帯を過ぎると
雨でぬれたスラブ地帯に。
キスゲが咲き乱れており、天国のようでした
ラストは草付きの斜面を詰めて(先頭は終始SLのU田さんでした)
山頂にて(一部画像を加工してあります)

白毛門ピークで写真撮影した後は、長い下山路をひたすら降り、16時には登山口駐車場に到着。

その後はいつもの湯テルメで汗を流し、帰路につきました。

以上です。みなさんありがとうございました!!

7月 会山行 軍刀利沢

日程:2024.7.7

場所:軍刀利沢

メンバー:Iさん(L)、Yさん、Uさん、H(記録)

10:45 矢沢林道落合橋前 ~ 11:20 入渓 ~ 12:20 15m大滝 ~ 焚火 ~ 17:00 駐車場

前日の豪雨で大丈夫かな・・・?と少し心配していましたが、

朝起きたら暑い!暑すぎる!!

「梅雨」はどこへ行ってしまったのだろうか?と心配になるくらいの青い空。

今日は天気の心配はいらないドピーカン☼でした。

7月の会山行の目的は、

   1 基本的な沢登りの訓練

   2 幕営適地の選定

   3 幕営地の構築

   4 焚火の対応

   5 焚火を使った食事 の5つを柱として訓練を行いました。

9:00 駐車場到着

「1年前に来たときは、もう少し上まで車で上がれましたよね?土砂崩れが起きているからかな…?」などと話しながら舗装された道を歩くこと40分。

ここは違うのでは?とGPSを確認すると違う谷に来ていることが発覚。

急いで駐車場に戻る。

38度近くの気温でのハイキングで高度順応ならぬ暑熱順化。

10:45 駐車場到着   再びアプローチ。

11:20 入渓

火照った体に川の水が沁みます。

新会員のHはスタスタと進むIさん(L)の背中を追いましたが、体格差があるため自分に合う登り方を探しながら登ります。今回が沢登り2回目。ロープワークはIさん、Uさん、Nさんにおんぶにだっこでしたが、前回よりもスムーズに登れるようになった気がします。

ロープの長さを確認しながら滝を上ります。

前を進むパーティーの人数が多かったため、ここで焚火訓練開始。

乾いた木を集め(折れればOK)、川の流れに沿って木を並べ(空気の流れをつくる)、上に落ち葉をのせる(燃えやすい)

あっという間に火がつきました!!

こんな暑い中、焚火の煙があがっていたら山火事と間違われるのでは?!と心配しながらも焚火訓練開始。

集めた薪はすべて燃やしきる!ということなのでここで焚火をつかった食事と休憩をはさみました。

この炎の違和感・・・

最後は水をかけ、石を上にのせて終了。

最後の滝を登り、下山開始。

軍荼利神社までが急こう配&滑りやすく、暑さで疲れがピークに。

自分のいる位置を確認する、どっち方面に向かっているのかなど随時確認する大切さを実感しました。踏み痕を頼りにすることもありますが、これは通れる道なのか?と少しでも疑問に思ったときは前に進むだけでなく、一度立ち止まることも大切。

リーダーだけに頼るのではなく、一人でも道を選択できるように経験を積んでいきたいと思います。

矢沢水系 軍刀利沢登り(会山行)

メンバー
統括:N村さん
A班:A木さん(L)、Y下さん、K村さん、I澤
B班:T橋さん(L)、H寺さん、Y内さん
日程:2024年7月6日(土)
9:00矢沢林道落合橋前-9:50軍刀利沢入渓点-15:10三国峠-17:30矢沢林道落合橋前

ルート概念図

7月の会山行は6月と同様、沢登り訓練をご企画頂き、奥多摩は軍刀利沢に行ってまいりました。
今回の目的は、沢登り技術の確認に加え、夏合宿で予定されている沢泊山行の事前準備として、タープ張りと焚火技術の確認です。
私以外は皆様、熟練者でしたので、完全に初心者である私の為の山行になってしまったような気がしております…
皆様、いつもありがとうございます!
沢登りは、ルートの自由度(創造性)、岩登りの要素、沢を詰め上がって山頂を踏む冒険性などの点において、魅力を感じております。

【訓練内容】
・タープ張りの練習
・焚火のシミュレーション
・直登or高巻、ルート選択の判断
・沢登りにおける基本ロープワークの確認
・リードとフォローの連携の確認

【個人的な収穫】
✓今回の山行では、なるべくスマホの地図アプリを使わずに、地図とコンパスでルーファイする練習をさせて頂きました。
特に下山時は終始、先導させて頂き、ルート選択をさせて頂きました。下山ルートは単純な尾根歩きだと油断していましたが、何カ所か分かり辛いルートがあり、改めてルーファイ技術の重要性を認識できました。
沢遡行においても、支流が現れた際にどちらに進めばよいのか、現在地の同定とルート選択が必要になります。当たり前のことですが、「川幅が広いからきっとこっちだろう」などと、安易に進まないことを徹底する必要があります。
次回山行では、あえて(なるべく)スマホの地図アプリは使わずに、地図とコンパスで歩く練習をしたいと思います。
✓土壁の登攀。軍刀利沢を詰め切って稜線に抜ける最後のフカフカの土の急斜面。登るのにとても苦労しました。A木さんからは「綺麗に登ろうとし過ぎると進まないよ。」と、N村さんからは「(ラッセルのように)膝を使って土を固めて、そこに足を乗せるやり方もあるよね。」とアドバイスを頂きました。土壁の登攀は次回以降の課題です。

以下、山行写真を掲載させて頂きますので、ご覧下さい。

入渓点まで林道歩き
入渓点
タープ張り練習
B班の登攀
A班の登攀
大滝。ここは左岸を巻いた。
下山の様子。雨が降り滑りやすかった為、慎重に下りた。下山ルートの一部は急峻で、痩せた尾根もあった。

尾瀬 小淵沢登り(会山行)

メンバー
A班:A木さん(L)、N山さん、I澤
B班:N村さん(L)、U田さん、Y代さん
日程:2024年6月9日(日)
7:50大清水-9:30小渕沢入渓点-13:40小渕沢終了点-17:10大清水

6月の会山行は沢登り訓練をご企画頂き、尾瀬は小渕沢に行ってまいりました。
私自身、沢登りデビューとあって、前日から不安と楽しみがグルグル。昨年秋から入会させて頂き、岩登り、雪山と様々ご指導頂いていた中で、今までの成果を発揮できるか自分自身への期待と不安…
最高に楽しかったです!皆様ありがとうございました!
次はどんな(素敵な)滝が現れるのか、ワクワク。迫力のある滝が現れた時の高揚と緊張。デビュー戦で早速、沢登りの醍醐味を味わわせて頂きました。
(当日は寒かったです。曇り時々…晴れ。これも経験として今後に活かしたいです。)

技術的な面でも、大変ありがたいことに、リードさせて頂いたり、支点構築させて頂いたり、ルート選択させて頂いたりと、貴重な経験をさせて頂きました。とても勉強になりました。
個人的な課題は山程ありますが、ルート選択、地図とコンパスの使い方が未熟ですので、まずはこれらを重点的に取り組みます。

【A班取組み】
・直登or高巻、ルート選択の判断
・沢登りにおける基本ロープワークの確認
・沢登りにおける支点構築
・リードとフォローの連携の確認
・藪漕ぎ

【B班取組み】(A班取組みに加えて)
・お助け紐の使い方、活用法

以下、山行写真を掲載させて頂きますので、ご覧ください。

いざ参らん。大清水を出発。
小淵沢入渓点
U田さんの登攀
ヤシオツツジと滝
最後の滝。A木さんが全身に水流を受けながら果敢に。
沢をつめると”平和”が広がる。
水芭蕉が咲き誇る
燧ケ岳