あずまや温泉から四阿山

日程:2022年2月25日(金)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

平日休みの日程が合い、雪山へ行きましょう!と高速料金が平日割引の対象となる朝早時間に群馬県と長野県にまたがる「四阿山」を目指して出発!
お天気はちょっと風が強いくらいの快晴予報。心配なのは3~4日前にそこそこの雪が降り、その後あまり山に人が入った記録がない事。トレースあるかなぁ、またラッセル祭りになっちゃうのかなぁ、そろそろツボ足で歩きたいねぇなんて話しながら、駐車場となるあずまや温泉に到着です!平日なので、我々しかいないのではと思いきや、既に数台の車が駐車場に停まっていました。その後も数台やってきて、人気の山なんだなぁと認識。

コース:あずまや温泉~登山口~分岐~里宮~分岐~四阿山のピストン

駐車場前の「あずまや高原ホテル」
立派な建物ですが、コロナ禍の影響で閉館となってしまった様です
朝日を浴び、今日の好天に期待をしながら出発!
最初は樹林帯を歩きます。トレースばっちり!で心躍りながら進みます
樹林帯を20分くらい歩くと、牧場に到着!一面雪原。ここから終始眺望が開けます
目の前には本日の目標「四阿山」左には「根子岳」も見えます
天気は良いけど風が強く、トレースが雪で埋まってしまっている…
ツボ足で頑張るもののこの辺りで限界となり、速やかにワカンを履きました
前にスキーヤーが数名登っていきましたが、スキーヤーが付けたトレースは登山には全く役に立たない(涙)と今回、学びました
吹きっさらしで雪氷が風で流され、キラキラとダイヤモンドダストみたいで綺麗です
登りながら後ろを振り返ると、浅間連峰や北アルプスの白い峰々が美しい
樹林帯の霧氷が風で落ちてしまっていて、暖かそうに見えるけど気温は-11℃
分岐の標識に到着。 K子キャップから「掘り起こして~♪」との指示が
A紀、エッホエッホと掘り起こし、「←四阿高原 四阿山→」の標識が出てきて、任務終了!とくつろいでいるとダメ出しが…
「??」とさらに掘り起こすと、出てきました。「←中尾根四阿山方面 四阿山↑」の標識が…ここ、十字の分岐だったようで…。これで、ルート確認バッチリです
どんどん高度をあげ、真白な浅間山が見えてきました
紛糖が多めにかかったガトーショコラの様な浅間山
樹氷の先に、四阿山の山頂がちょこんと見えてきました
急坂もここで終了!風が強い中、ラッセル頑張りました!
根子岳との分岐に到着!根子岳の方からはこの時間は誰も登ってきていない様でした
ここから夢のビクトリーロードの始まりです!
目に入るもの全てが綺麗過ぎて、目を奪われて前に進まない!
先日登った、西吾妻山のスノーモンスターとはタイプが違うスノーモンスターがお目見え♪色々なスノーモンスターに目を奪われて前に進まない!
四阿山の山頂がどんどん近くなってきました。が、絶景過ぎてなかなか前に進みません
「うらめしや~」とお腹がでているスノーモンスター
下半身にお肉(雪)たっぷりのスノーモンスター
「登っている時は辛いなぁって思うけど、こんな絶景やこの瞬間があるから山はやめられないんだよなぁ」
by G郎OBさん
「ここから先にやせ尾根があるから気を付けてね」とのK子キャップの助言を受け、A紀、慎重にトップを進むもやせ尾根らしきものはなく、K子キャップに確認すると「やせ尾根が雪で肥えてデブ尾根になっていた」(笑)という位、今年は雪が多い様です
山頂まではアップダウンが続き、楽しい稜線。雪は深いけど歩きやすく、もっともっと長く歩いていたい症候群になる位、気持ちの良い稜線でした
山頂まで後少し!後ろに北アルプスの稜線が広がります
山頂に到着!平日にもかかわらず、狭い山頂は人が多く密でした
山頂にある奥宮は雪にすっぽり埋まっています
山頂からの浅間連峰。富士山も見えました。絶景すぎてなかなか下れません
風がそこそこ強いですが、山頂にいる方々も長居していました
名残おしいけど下山を開始します。
絶景を見ながらの贅沢な下山。冬の四阿山の人気がわかりました
やっほー♪下山も絶景が続きます
これは雪庇と呼んでよいのかな?同じルートでも登りとの印象が異なり、飽きません。少し下った樹林の影で珈琲タイムを設けてのんびり。沢山の方々も同じ場所でこの絶景を楽しんでいました
登山口に到着しました

新人A紀は、夏に四阿山を訪れていますが、藪漕ぎをした夏とは大きく違い、雪を纏うとこんなにも山容がかわるものなのかと四季の奥深さを感じた山行となりました。
他の山も季節を変えて登ってみたいものです。
下山後は、奥深い秘湯で冷えた体を温めて帰宅。
今回も素晴らしい山行となり、感謝です。