2022年度 夏合宿 <槍ヶ岳 西稜>

2022年度の夏合宿は新穂高を出発とする<槍ヶ岳西稜チーム>と<双六岳縦走チーム>の2チーム構成でした。
ここでは、<槍ヶ岳西稜チーム>について報告いたします。

メンバー:AK(L)、YK、OF、SR(記)の4名
西稜登攀パーティー:YK=SR、AK=OF

[予定]
8月10日(水):新穂高-槍平(小屋泊)※縦走チーム3名と一緒
8月11日(木):槍平-飛騨沢-槍ヶ岳(西綾登攀)、槍ヶ岳山荘(泊)
8月12日(金):槍ヶ岳山荘-中崎尾根-新穂高温泉(下山)

当初予定は上記の通りでしたが、3日目の12日が雨天のため中崎尾根ではなく往路の飛騨沢経由で下山となりました。
天候と休憩を含めた行動時間は以下の通りです。

8月10日[入山]曇り時々雨:6時間15分
8月11日[槍ヶ岳山荘]雨のちくもり:4時間55分
   [西稜登攀]晴:5時間(アプローチ1時間)
8月12日[下山・飛騨沢]雨のちくもり:7時間50分

今回の西稜(曾孫槍-孫槍-大槍)には、8月11日の晴れ間に取り付くことができました。
先行1パーティー、後続パーティーなしで、ほぼ待ち時間もなく岩も乾き360度の眺望も満喫できた大変素晴らしく楽しい登攀でした。
ホールド、スタンス共に豊富で、登る者によってルートを選べる楽しさがあり、クライミング初心者にも楽しめるコースでした。
ただ、取り付きへのアプローチは、一般登山道からルンゼを下るルートで、浮き石が多く今回の登攀で一番気を遣った所です。
合宿の3日間、事故も無く仲間と共に楽しく登れたことが一番の収穫でした。

西穂高岳-奥穂高岳縦走

【行程(休憩含)】
8月1日(月)晴れ、新穂高ロープーウェイ-西穂山荘(約1時間5分)
8月2日(火)晴れ、西穂山荘-西穂高岳-奥穂高岳-穂高岳山荘(約12時間)
8月3日(水)晴のち曇り、穂高岳山荘ー涸沢ー上高地(約8時間)

【メンバー】SR(記)

2022年8月1日(月)~8月3日(水)、北アルプス西穂高岳-奥穂高岳を縦走してきました。
過去2度計画しましたが、22歳秋の1回目は初雪が降り、一昨年夏の2回目は大雨で断念しています。今回3度目は天候も安定していて楽しく無事縦走できました。

このコースは縦走路では難路に分類されていますが、今回縦走して感じたのは、クライミング(岩登り)を本格的に習っていない一般登山者には、一歩踏み外したら惨事となる緊張を強いられる危険なコースだとは思いますが、きちんとクライミングの基礎を修得した者にとっては切れるようなホールド、しっかりしたスタンスが豊富で楽しめる縦走路だと思いました。

ただし、西穂山荘から穂高岳山荘までは約12時間の行程となり、途中水場が無くエスケープルートも望めないので歩き抜く体力は必要だと思います。

私は、前日見たネットで、登攀用具があった方がよいとの情報を鵜呑みにして持参しましたが、登攀用具を使う箇所はまったくなく無駄に1.5kgの加重を背負うこととなり、水を含め合計約15kgの重さに後半苦しめられました。
ネットの情報の曖昧さを呪いましたw。
水は3L持ちましたが、後半節約して100mL残でした。

このコースにチャレンジする方はクライミングの基礎を習い、3級程度の岩場、具体的には日和田山女岩の登下降(下降はクライムダウン)をスムーズにできる程度に岩に馴れておくと楽しい山行になると思います。

奥秩父滝川水系豆焼沢

両門の滝

日程:2022年7月31日(日)

メンバー:yni、icmr、skn、mtmr(記)

暑いので沢登りに行ってきました。初めての会員山行です。

豆焼沢は簡単なイメージしか残っていませんでしたが、次から次へと滝があって、これまで巻いてきた滝も登ってみました。楽しかったです。50mを巻き終わったあと、いきなりうどんを食べ始めたリーダーが印象的でした。

トーバク沢から東仙波方面

天気は最高

トオの滝上段

入渓はトオの滝

トオの滝上からじゃぶじゃぶ開始
50m

そのうち登りたい。上段がきつそうに見える。この水量ならなんとかなる?

50mを巻く

50mを落ち口から偵察

50m以外の全ての滝に手を出す

水が冷たくなってくる

気持ちいい

水源が近づく

水源手前で雨が降り出す

昼前に水源に到着。早かった。。

突出峠手前で中尾根を下り出会いの丘に戻った

遡行ルート

御小屋尾根から阿弥陀岳・赤岳縦走

日程:2022年7月28日(木)

メンバー:A美・A紀(記)

8月の夏合宿を前に1度、標高の高い山を10時間位歩きたいという私の計画にA美さんにのっていただき、二人ともお初の御小屋尾根から阿弥陀岳・中岳・赤岳を縦走してきました!
天気予報は午後から崩れる予報でしたがスタート時は快晴、時々ガスが一面に広がる時があるものの要所要所晴れ上がり眺望もそこそこ楽しめて、雨に降られることなくまだまだ咲き誇る高山植物も楽しみながら歩くことができました。

コース:美濃戸口~御小屋尾根登山道入口~御小屋山~不動清水~阿弥陀岳~中岳~赤岳~(文三郎尾根)~行者小屋~(南沢)~美濃戸~美濃戸口

美濃戸口から御小屋尾根へ。5時55分スタート!舗装林道を「ゴーゴーゴー♪」と口ずさみながら進みます
結構な急登の舗装路終了し、足に優しいふかふかの樹林帯にご機嫌♪
樹林の間からは中央アルプスがお目見え♪
御小屋山に到着!ここまでは緩やかで歩き易い道でした
コースを外れて「不動水」へ。めちゃくちゃ冷たくて、美味しい!
コースに戻ります。ここから山頂手前までずっと、ずっ~と急登(汗)
展望台で小休憩!少し雲が上がってきましたが、
まだまだ絶景続きます。南アルプスがお目見え♪
北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳
岩がごつごつしてきました。ぴかぴかの新しいロープが下がっています
御小屋尾根には石楠花がたくさんありました。八ヶ岳に石楠花は個人的に意外!
春にはきっと綺麗だろうなぁということで、来春また歩きに来ること決定です♪
不安定な梯子登場。ロープもあっちこっちからでてます。どれも新しく、最近補修されたようです
御小屋尾根終了!途中、真っ白にガスりましたが、パーっと晴れてきました!
もってる二人♪
開放的な風景と急登が終わったのにご機嫌♪
こんなに晴れると思っていなかったのでうれしくて仕方がない
摩利支天付近
鎖場。足場はしっかりしているので怖くはありません
鎖場の向こうは梯子。つかめる岩場、鎖場、梯子は楽しい♪
間もなく阿弥陀岳山頂到着!ここまで誰一人会わず、山頂も貸切です!
山頂一つ目ゲット!
北八ヶ岳方面はすっかりガスの中。諏訪湖や権現岳や編笠山辺りはなんとか見えました
ガスがとれてきて、赤岳・中岳がドーン!!!A美さん、大好きな稜線
足元に気を付けて、ラスボス赤岳へ出発です
こんなに岩々していて梯子までかかる荒々しい場所にも、たくさんの可憐な花が咲いています
中岳山頂到着!
中岳・阿弥陀岳を見上げて。随分下りてきたなぁ。結構急登りだなぁ
本日最後の登りへ!
ガスがとれて、眼下に行者小屋が見えてきました。今日はあそこでランチ♪
文三郎尾根との分岐に荷物をデポして空荷で赤岳へ向かいます
岩稜帯、楽しい♪
赤岳山頂到着!でもガスガス~
赤岳の標柱っていつからこんなに朽ち果てちゃったのでしょうか…
「2899」が読めない…
足元に気を付けて下山開始!
13時過ぎに行者小屋に到着!暑い時期でも暖かい食事は体にパワーを蘇らせますね

4年ぶりに登頂した赤岳と5年ぶりに登頂した阿弥陀岳。
共に以前とは違うコースでの登頂で、一つの山でもいくつもの楽しみがあるとつくづく感じました。
文三郎尾根のアスレチックさにびっくり!階段が設置されているものの壊れていたり、スライドしたり、朽ちていたりで岩稜帯より数倍神経を使い、穏やかかと思っていた南沢が歩きにくく、そして長い…。初心者はこちらのルートが良いってガイドブックとかに書いてありますがホントに?(笑)
御小屋尾根は変化があって、楽しい尾根でした。また時期を変えて歩いてみたいです。A美さん、お付き合いありがとうございました!

高山植物の宝庫 秋田駒ヶ岳と北奥羽三霊山の姫神山

日程:2022年7月21日(木)~23日(土)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

北東北の名峰「秋田駒ヶ岳」と北奥羽三霊山の一つ、地元で人気の「姫神山」に行ってきました!
今年は6月の終わりに梅雨明け。この様な天候では、高山植物が咲き誇る7月半ばには花は終わってしまうのでは…との心配をしていましたが、その後、梅雨に戻ったような天気が続いた為か、高山植物の宝庫「秋田駒ヶ岳」では、数々の高山植物の大群生を大いに楽しむ事ができました。また、ハイキング気分で臨んだ「姫神山」は岩登りありの登りごたえがある山で、しっかりとした山歩きを楽しむことができました。

■山旅1日目 「秋田駒ヶ岳」

コース:八合目小屋~横岳~大焼砂~ムーミン谷~女岳~男岳~阿弥陀池~男女岳~阿弥陀池~八合目小屋

埼玉県を2:00に出発!約7時間かけて、秋田駒ヶ岳の玄関口「アルパこまくさ」へ。バスに乗り換えて、駒ヶ岳八合目へ。10:00過ぎに一面はガス、時折パラパラと降る雨の中、登山開始です!
歩き易い道が続きます。ガスはどんどん濃くなっていき、残念ながら眺望はないですが、足元にはたくさんの花々が咲き誇り、それだけでテンションが上がります。阿弥陀池との分岐からはニッコウキスゲが狂い咲き!「こんなに咲いているのは見たことがない」との声に「やったー!」とほくそ笑んでしまいます
男女岳に登る予定をガスが取れての登頂を期待して後回しに。破線ルートを通り、横岳に向かいます。このルートがめちゃくちゃ楽しい♪ 晴れていれば眼下にムーミン谷が広がるとのこと。次の楽しみができました!
この後、横岳手前から雨が強くなり、横岳の写真はなし
コマクサ・ハクサンボウフウの大群生地、大焼砂へ。この地帯、強風です!
晴れていればどんな景色なんだろうなぁと考えながら歩くのもまた楽しい♪
コマクサの大群生です!どこまでもどこまでも続きます!こんな大群生は新人A紀は初めてでした
今年は赤みが薄いなぁ~という声が聞こえます。今年の不安定な天候のせいでしょうか。
でもそのおかげが7月下旬でも大群生が残ってくれててありがたい
G郎OBさんもこんな風景は初めてよとご満悦?その後ろで写真撮影に精を出すK子リーダー(笑)
ここから奇跡が~!!!今日はこのまま1日ガスの中かなと諦めていたのに、雲が取れてきました!
秋田駒ヶ岳の風物詩「ムーミン谷」を前に、ガスが取れて景色が広がりました!
全員テンションUPUPです!
さあさあ、どんな景色が待っているんでしょう~!いそいそと進みます
ムーミン谷に到着!最高!チングルマの群生が歓迎してくれました!
駒池。景色を楽しみます♪まったく先に進みません。チングルマの他にもたくさんの高山植物が咲き誇ります
ムーミンを探せ♪
チングルマは例年6月下旬から7月上旬が最盛期とのこと、今日まで咲いていてくれてありがとう!所々は咲き終わり、綿毛の群生となっていました
ムーミン谷を堪能した後は、女岳へ。はっきりとした登山ルートはありません。植物を掻き分けて進みます
またまたガスが濃くなってきた為、女岳の山頂が分からず…。山容は荒々しいしく火山なんだなぁと感じました
五百羅漢を経て男岳へ。残念ながら山頂はガスの中
男岳から男女岳へ向かいます。ニッコウキスゲの大群生が360度広がるコース!
ニッコウキスゲは1日花で、1株から7つ位の蕾を持つそうです。1日で枯れてしまう花なのにこの群生!一体どんだけあるのでしょうか。自然の驚異!
ここからG郎OBさんと別れて、初秋田駒ヶ岳の新人A紀とK子リーダーは男女岳へ。
G郎OBさんとは八合目で待ち合わせとなります
バスの時間が迫ってきているので、急ピッチで男女岳山頂へ~!
残念ながらまたまた山頂はガスの中。BS4Kで放送されている「にっぽん百名山」に出演しているというガイドさんに写真を撮っていただきました
男女岳からは焼森経由で八合目まで下山予定でしたが、K子リーダーのわんぱく心が掻き立てられる看板が…
危ない場所があったら引き返そうねということで、「旧道コース」を進みます
危ないところはここまでは見当たりません。しばらくの間誰も歩いていないようで、藪漕ぎみたいな場所が多々あります。熊さんが怖いので笛を吹きながら進みます
でました!危なそうなところ「その1」。切れ落ちています。ロープがしっかりしているので難なく進めました!
その先には思いがけない絶景が広がりました!
大感動です!この風景「硫黄鉱山跡」と言うらしい
急がなくてはいけないのに、絶景を前にして進めません
またでました!危なそうなところ「その2」。過去のログを見ると、以前はまだ踏み跡があった場所ですが、この日はなく…。しかしもう引き返せません。新人A紀、意を決して進みます。が、難なく進めました。
浦和溪稜での会山行の方が難易度が高い為か鍛えられたようです(笑)
調べるとこの旧道は坑夫の方々が実際に使っていた道だそうです。
写真手前の平地に見える黒い柱みたいなものは「索道支柱」の後とのこと
またまたでました!危なそうなところ「その3」。ここも難なくクリア~。
熊さんに注意して(実際にこの辺り熊の寝床だそうで…)進んでいると、「おーい!」と聞き覚えのある声が!
別ルートから下山してきたG郎OBさんと歩くお互いを発見!奇跡の再会劇となりました!
  

■山旅2日目 「姫神山」

コース:一本杉登山口~(一本杉コース)~姫神山~(こわ坂コース)~こわ坂登山口

ゆるやかな錘状の優美な姿でそびえる姫神山の山容ですが、登ってみればなかなかの急登。登山口から五合目までは懺悔したくなるほどの急登が続くので「ざんげ坂」と呼ぶそうで、その通り、全員ハイキング気分で挑んだのを後悔しました(笑)。終始雨の中の登山。
とんがった山容からは想像できなかった広い山頂からは360度の景色を見渡すことのできる絶景ポイント。
残念ながらこの日がガスが広がり、ほとんど見る事ができませんでした。
地元では大人気のお手軽日帰り登山の山だそうで、このような山が近くにあったらいいなぁ~と思わせる魅力的な山でした
  

K子リーダー絶賛の花の名峰・秋田駒ヶ岳。新人A紀は高山植物が咲き誇る時期の山が大好物で、想像以上に広がるお花畑に大感激と、人の手が入らずこの景色を作り出す偉大な大自然の中に身を置けた事に感謝でした!
展望豊かな稜線も素晴らしいという秋田駒ヶ岳。今回は望めませんでしたが、そのお陰で裏秋田駒ヶ岳(勝手に命名)への道を歩くことができ、山旅の醍醐味を味わえました。
姫神山は雨の中の登山となりましたが、夏のシャワー登山を東北の山で味わえて終始楽しく歩けました。熊がいつ出てくるかは怖かったですが…。

沢登り・一之瀬川本流

2022年7月24日(日)

個人山行 メンバー Y・他1名 

今シーズン、自分は沢登りスタートが随分と出遅れてしまった。

今年もどこか行きますか、と相方に相談をしつつ場所をいくつかピックアップ。

ゴルジュと泳ぎで有名な一之瀬川本流へ行くことに決定。

泳ぎと寒さに不安を感じつつも、このワクワクする感じがたまらない(笑)

※画像はレンズに水滴が付くので不明瞭です

とりあえず入渓することに
出だしはこんなところを進む
きましたゴルジュ!
ちょっと怖いがとりあえず突っ込む
またゴルジュ!
ここを曲がると…
またまたゴルジュ!さすが一之瀬、ゴルジュ祭りである
ナイアガラ こんな感じの滝もある
余裕が出てきたので天然のプールでひと泳ぎ
ゴーグルを装着したがそこまで水はきれいではない…
先へ進みます!へつりながらのゴルジュ
激流の横をぎりぎりまでへつる
ゴルジュ帯を無事に突破 ここから先は穏やかな沢が続くらしい
ケルンがあったので早々に終了することにした

初めての一之瀬川本流。

何年も前に購入したが、暑くて一回も着ていなかったネオプレーンを引っ張り出してきた。

これがあったので、寒さを感じることがなくてよかった。

安全を考慮しライフジャケットも持っていったが、そこまでは必要なさそうだ。

ザックは保水しない素材など、慎重に選んだ方が良いと思う。

今回は意外とあっさり抜けることができたが、水量などの沢のコンディションによっては格段にレベルが違うと思われるので、装備選びや天気の情報などには十分に気をつけて下さい。

7月会山行 鷹ノ巣谷 沢登り&沢下降&斜張り

行程 東日原駐車場8:30〜鷹ノ巣沢折り返し点11:00〜東日原駐車場16時下山

メンバー N山 F寺 O熊 N村 S村 K西 S A木 T橋 A井 M黒 I村 M村

今回のテーマは沢登りと沢下降、そしてレスキュー技術の一端を知ることです。

斜張りは10年ぶりで失敗もありました。

基本技術の組み合わせで『やれる事の可能性』を伝えることが出来れば幸いです。

残雪と新緑そして北岳草

6/27(月) 芦安P=広河原9:00〜白根お池11:00〜北岳肩ノ小屋14:00

6/28(火) 肩ノ小屋6:00〜北岳7:00〜八本歯分岐7:30〜肩ノ小屋9:00〜広河原14:00

メンバー N山 他2名

例年なら梅雨最盛期で一日中霧や雨で展望が望めないが、今年は異常気象?で太平洋高気圧が張り出して来たので北岳に行った。運よく梅雨明け発表タイミングとはなったが、折から関東平野に吹き込むフェーン現象の影響を強く受けた山行となった。

白根お池テント場 残雪と新緑・山桜・お花の咲き始めで一番多彩な色が楽しめる時期だ
改築中の山小屋 平日なのに人が満員に居るのでビックリ

15時頃から雷雨と雹に見舞われ、うっすら氷が張るまで気温が下がった。

5時間で標高差1500m登ったのでSpO2が67%まで下がり体がだいぶダルくなったが、天気も悪かったので外でフラフラせず安静にして深い呼吸を心掛けたせいか4~5時間で100%まで戻った。

翌日は風は強かったが快晴に恵まれた。       

北岳頂上
八本歯分岐下の群生地に咲く北岳草 もう一週間早いともっと瑞々しいかも

大樺沢沿いの道が2019年の台風で壊滅し通行できないため雪渓は降りずに稜線沿いに来た道を下山した。あっそうそう下山後に食した甘甘娘はおいしかった。

梅雨の晴れ間の浅間連山

日程:2022年6月10日(金)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

例年より早く梅雨入りした2022年の6月。皆の都合が合うのは6月10日のみ。梅雨らしい天候不良の日々が続く中、第一候補の山が見事好天予報!ということで、浅間連山へ。池の平湿原&東篭ノ登山・西篭ノ登山・水ノ塔山と花の縦走を楽しんできました。

コース:池の平湿原入口→ぐるっと湿原1周→三方ヶ峰→コマクサ園→池の平湿原入口→東篭ノ登山→西篭ノ登山→東篭ノ登山→水ノ塔山→高峰温泉

池の平駐車場に車を停めて、湿原へ出発!池の平湿原は浅間山の噴火によりできた湿原。
入場は7:00からのところ、係の方のご厚意で7:00前に入場でき、湿原に1番乗り!さらに貸切です
自宅からここまで来る道中は、曇り→霧→雨→晴れと目まぐるしい天気の変化。さすが梅雨の天候。下界は晴れていたので期待して来てみたら湿原は霧の中。でもこれも幻想的で素敵です
鏡池。残念ながら何も映らず…。レンゲツツジが開花とのことですが、まだチラホラ
湿原を抜けて、三方ヶ峰を目指して歩いていると1m位の距離にいきなり動く物体が…!
「熊?!」と思ってびっくりしてみたら、カモシカさんでした。私達もびっくり!カモシカさんもびっくり!驚かしてごめんなさい
もぐもぐと朝ごはんを食べているところをわきからそっとお邪魔して、撮影モデルになっていただきました
カモシカさんとお別れして、本日の目的のひとつ、三方ヶ峰の脇にある「三方コマクサ園」へ。高山植物の女王のコマクサ!咲いています♪
砂礫や他の植物が生育できないような厳しい環境に生育する不思議な花。新人A紀は2年ぶりの再会に大喜びでした
珍しい白いコマクサも咲いていました
見晴岳に向かいます。三方見晴歩道を歩いていると霧が晴れてきて、先程歩いた池の平湿原が一望できました
途中にもコマクサ園があります。こちらは三方ヶ峰のコマクサより小粒
見晴台に到着!天候も良くなってきました!
霧が晴れて、青空が広がり冬に登った「烏帽子岳」と「湯ノ丸山」が一望できました
新人A紀は湯ノ丸山の「丸」のポーズ、G郎OBさんには烏帽子岳の「とんがり」のポーズをとってもらおうと思ったらなぜか「×」のポーズ…(笑)
池の平湿原入口に戻り、岩稜帯を登り東篭ノ登山へ。お天気目まぐるしく変わります。
霧が晴れると絶景です!
西篭ノ登山へ。片道30分の道にはハクサンシャクナゲがあちらこちらで咲いていました!
こちらは蕾。満開には後1~2週間後位でしょうか
西篭ノ登山へ到着。移動距離は短いですが、岩稜帯のアップダウンの道が楽しい。
同じ道を通って、東篭ノ登山に戻ります
ここでK子キャップのご好意で、G郎OBさんと新人A紀は水ノ塔山へ。
K子キャップは車で回り、下山口の高峰温泉で待ち合わせ
高曇りの天候ですが眺望が良く、歩いてきた篭ノ登山から黒斑山、街並みが良く見える、楽しい稜線歩き♪ 途中シャチの様の岩が。命名「シャチ岩」
水ノ塔山に到着。ここまでの稜線。超お気に入りとなりました。時期を変えて何度も歩いてみたいです
高峰温泉へ下山を開始です。絶景を見ながらの好物の岩稜帯歩き♪

下山後は今日歩いた道が一望できる温泉へ。山頂は雲がかかって見えなかったものの、露天風呂でおしゃべりしていたらすっかり晴れて、浅間連峰の端から端までが一望でき、歩いた道が見えるっていいものだなぁとしみじみでした。端から端まで、繋げて歩いてみる事できるかなと考えたり、縦走は楽しい♪
地元の方が、今日は久々の天気だから登りにきたとおっしゃる様に、久々の晴れだったようでその中で充実した登山ができて感謝です!