岩登り訓練 つづら岩 2021/11/14

メンバー : N F O Y S K S A T K お試し参加 M

最近は、会山行には入会希望の見学者が来てくれて、新人会員も増えて盛況です。全くの初心者から昔はブイブイ言わせていたであろう猛者など新人も色々ですので、初心に帰り岩訓練を実施してきました。場所は、岩場まで1時間30分以上のアプローチが必要なつづら岩。天気の良い日曜日とはいえ、空いていることを願っていましたが狭い岩場に結構訓練に来ている方々がいて、どうにかTPを作り懸垂下降 登山靴 アイゼンでの登攀練習 ビレイからの自己脱出等の訓練 またアプローチは軽く歩荷訓練もできて各自充実(?)した練習ができたと信じたい

10時過ぎに岩場に到着し15時終了。16時過ぎに下山。皆様お疲れ様でした。

次回の風景は雪になる予定です。

毛勝山

~ 貸切の頂上 ~

登山口 6:15  モモアセ山 9:30  毛勝山 11:30  登山口 14:30

  毛勝三山の北端の山。好天に恵まれ能登半島~富山湾、後立山連峰(白馬~鹿島槍~

針の木岳)、立山連峰(薬師岳~立山~剱岳)まで、360度の眺望を楽しみました。

毛勝山登山口の目印
巨木
クワガタ池 結構厚い氷が張っていました
毛勝山頂上 貸切状態❗

御坂黒岳

2021.10.30(土) 晴れ

【メンバー】僕&友人2名

快晴無風の御坂山塊にある黒岳(300名山)に3人で登って来ました!

お目当ては今年7月31日にオープンした絶景スポットのFUJIYAMAツインテラス!

展望の無い山頂

山頂から新道峠に向かう途中に展望台があります!

松竹映画のオープニングに出てきそうな富士山(笑)

新道峠に着く手前に今回の目玉が登場しました!

素晴らしい絶景に一同感動して写真撮影に没頭しました!

夜景も綺麗らしいので今度は夜景を狙いにまた来たいと思います☆

二子山 西岳 中央稜

2021年10月24日(日)

メンバー:Oさん、Sさん、KTさん、Yさん、K(記)

マルチピッチ入門ルートとして人気の二子山西岳中央稜へ行ってきました。

※二子山西岳中央稜を横から見て

快晴、風ほとんどなしの絶好のコンディション。美しい青空の下、乾いた岩場を登ってきました。

2組に分かれます。 

●先発組: Yさん、K(私) ●後発組:Oさん、Sさん、KTさん

Yさんに「ツルベで行きますか?」と聞かれて、せっかくの機会なので「ハイ」と答えて、2、4、6の偶数ピッチをチャレンジすることにしました!
7ピッチもある本格的な岩場でのマルチピッチは初めて。しかもリードで行かせてもらえるなんてドキドキです。

※取り付き地点の目安は、この赤いドラム缶

 到着時間10:20。狙い通り、私たちパーティーはこの日最後の到着者。後続パーティーから急かされたりせず、落ち着いて登れます。

<1ピッチめ>  5.6 25m リード=Yさん

 二人でコールを確認して、Yさんスタート。サクサクと軽快に登って行きます。クイックドローの掛け方もスムーズ。Yさんの「登ってください」のコールで私がスタート。中間付近の右手に切り立った岩があり、ちょっと難儀してると「焦らないで良いよー」と後発組からアドバイスが飛んできます。そう、じっくり岩を見なきゃと、横をのぞきこんで、まわりこんで、無事に通過。

1Pめ終了のピナクルテラスに到着すると3Pめで渋滞が発生しているようで、前パーティーもここで待機中。広めのテラスは暖かくて気持ち良いです。向かいのろうそく岩に登るクライマーたちがよく見えます。

※二子山は地元小鹿野市支援のもと平山ユージさんたちがルート開拓をしているとのこと。
上級者ばかりでなく初級者が登れるルートも作ってくれているそうで、期待したいです。
※後発組のリードKTさん。1Pめの支点でセカンド2名を順に引き上げています。

<2ピッチめ>  5.7 25m リード=K

 いよいよ私のリード開始。クイックドローの向きと左右のロープを交互にかけることに気をつけて登ります。3ピンめをかけたところで、テラスに立つ後発組から「黄色ロープを青色ロープの下に入るように架け替えてー」とアドバイスが飛びます。見るとロープが交差していました。

直登後、ややハングした岩に突き当たり、どうしたものかと見上げていると、後発組から「右!右の上にガバあるからそれを取る!」と声がかかる。右手を伸ばす私。「もっと右~」と、また指示が飛ぶ。足の位置をちょい右に上げて思いきってぐっと手を伸ばすと大きいガバがとれて、「それ!よーし!」の声。足を大きく上げて登り切ると「ナイス!」の声。応援ってありがたいなぁ。おかげで初のリードを登り切ることができました。感謝!

3人がやっと立てるくらいの狭く小さいテラスですが、支点は2ヶ所とれるので、前パーティーの隣に支点を構築しました。Yさんを引き上げようとすると、Yさんから「テンションがちゃんとかかるか、ちょっと引いてみてくれる?」とテストコール。「あ、大丈夫みたい」とYさん。怖い思いをしながら、おつきあいしてくださることに感謝です。

Yさんをビレイした後も渋滞で暫く待機。待つ間にYさんから支点構築のアドバイスをいっぱいいただきました。

※後発組のOさん、2Pめ終了間際で余裕の笑顔

<3ピッチめ> 5.8 35m リード=Yさん

 核心といわれるルート。逆Y字のクラックをYさんがレイバックで進みます。その後、しばらくたってから「登ってください」のコール。登れるかなぁ、不安な気持ちでスタートです。

※核心の3Pを登り始めるK

逆Y字クラックをレイバックやらガバをつかんで突破。

しかし、その後の3mほどが問題。手がない!足をかける岩がない!ガン見しつつ石灰岩のザラザラした小さいカチを拾って登っていきました。怖かった~。(下山後に調べたら、ここはカチ拾いではなく逆Y字から続く左手のクラックを利用して登るのが正解だったらしい。私には、大きいクラック=単なる穴としか見えず、右ルートをとっちゃいました💦。ま、登れたからいいけど、石灰岩は脆いらしいので危なかったかも…。次回はワイドクラックルートで登ってみたいです。)

3Pめ終了点の大テラスに到着。広々して見晴らしもよく気持ちいい。ぽかぽかの日差しを浴びて、今日で良かったねぇとYさんとしみじみ幸せをかみしめあいます。おにぎりいただき、長めの休憩。

※1Pめ終了後は、後ろを振り向けばいつでもこんな絶景が見られます。紅葉が始まっていますね。

<4ピッチめ> 5.6 25m リード=K

 後発組の大テラス到着を待って出発(後発組は、大テラスで超のんびり。ろうそく岩を登るクライマーを見て大いに楽しまれたそうです。余裕〜!)

「好きなルートで登っていいですよ」とYさん。なだらかな右側の階段っぽいルートを行くことにしました。1ピンめはロープの流れをよくするために、長いスリングでとるようYさんから指示があり、60cmのスリングでセットしました。

2ピンかけて直上後、広めのテラスに到着。1ヶ所しかない支点構築の場所は、前パーテイーが使用中でした。自然のもので支点が構築できないかといくつかの岩にスリングをかけてみますが、支点を作れそうな岩も木もなく断念。前パーティーの出発後に支点を構築し、Yさんを引き上げて、無事終了。

<5ピッチめ> 5.7 25m リード=Yさん

 Yさんの「登ってください」コールを待って、右から左へとほぼ横に直進。左端に縦に走るクラックがあり、その手前にハングした岩が頭上に。かがんでその下を通るのですが、体勢がうまく整えられず、怖くなって初めてヌンチャクにA0。だいぶ疲れがきてることを実感。直上し、無事にYさんのいるテラスに到着。「怖いときはA0してOKですよ」とYさん。ほっ。

※5P目のK。グレイの岩は固くて登りやすい。

<6ピッチめ> 5.6 30m リード=K

私が担当する最後のリード。左端から登り始めます。ほぼ直上して2ピンかけ、右手斜め方向のクラックを進み、3ピンめをとったところで斜度がゆるくなり、ひと安心。

突き当たりは開けた空間で、ふと下を見ると、前パーティーのセカンドの方がおり、ちょっとおしゃべり。彼らは、最初に右手に進むルートをとって登ってきたそうですが、やや難しかったとのこと。良かった、そっち行かなくて。

Uターンして左手に進み、テラスにあがって支点を構築。Yさんをビレイして無事に今日の全リードパートを終えました。

<7ピッチめ> 15m リード=Yさん

最終ピッチはとても短く、安心して登れました。
後発組も登ってきました。みんな一同に笑顔。

全員で西岳山頂手前まで行き、今、登ってきた中央稜をバックに記念写真。

※撮影者K

一般道を股峠まで下山して、本日のクライミングは無事終了。

簡単と言われる4ピッチめ以降もピッチ毎に難しい箇所があり、終始、手応えのあるクライミングでした。

憧れのルートでリードができて、すごく嬉しかったです。充実感いっぱい。諸先輩方の声援・アドバイスのおかげです。ありがとうございました。

岩菅山

2021/10/14(木) 晴れ

【メンバー】K子、ぼく

晴れ間を狙ってK子パイセンと志賀高原にある岩菅山に行ってきました!

前日が雨だったので、雲海が見られるかもしれないと期待に胸をふくらませ渋峠に着くころ、予想通り見事な雲海が広がっていました!

雲海を狙ってか、平日の朝だというのに峠にはたくさんのカメラマンがいました。

ここが国道で一番高いところ

気温もぐっと下がって5℃くらい(寒いよ~)

トイレを済ませ聖平登山口に着くと車は4台と、平日でそんなに人気な山ではないのに予想外に止まっていてビックリ!

前日の雨でぬかるんでいる登山道を進んで行くと岩菅山の山容が見えてきました!

快晴の岩菅山
なかなかカッコいい

歩くこと3時間も掛からず頂上に到着!

360度見渡せる広い山頂
北アルプス?

二人とも自分の写真はあまり好きではないのでお互いの写真は1枚も撮りませんでした(笑)

頂上でランチタイム!K子ちゃんは、とっても可愛いイケメンの後輩のためにキュウリの浅漬けを作ってきてくれて、疲れた体には染みる旨さ!めっちゃまいう~☆

下山後、近くの志賀高原の温泉は男女とも貸切状態☆

たいして歩いてないのに食欲は衰えず、上里SAでちゃんぽんとソフトクリームを食しK子に食い過ぎだ!と怒られる…

21時頃無事浦和に戻ってきて、K子とぼくのデート山行は大成功に終わりました!ムフフ

※自宅に帰るとカレーが作ってあったので、問答無用でペロリ!デブ街道の旅は終わらない…

2021年の沢納め

令和3年10月10日(日)

メンバー:Y下 N山 F王寺 Y内 S村 K西 S藤 Sい A木 K村 (試し参加 R井)

05:30 桜坂P ー 16:00 巻機避難小屋 ー 19:00 ヘッデンで下山

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今年は新人会員が多数入会し、会山行も盛況で何より。今回は今年の沢納めに紅葉と沢が美しい人気の巻機山に向かって伸びる米子沢に行ってきました。参加人数も多く新人の参加も多かった為、各所でロープを出し、スラブ歩きでは1歩1歩確実に歩行を進めたりしたため、下山時間が遅くなる事は想定内であったがヘッデン下山となり、みんなお腹いっぱいとなりました。天気にも恵まれ何度でも訪れたくなる良渓で今年の会での沢山行は終了かな。

人気の沢の為、7パーティーぐらい入渓していたと思います。我々はゆっくりと進む為、皆さん先に行ってもらいます。とはいえ渋滞になる感じではなかった。

この滝を超えてゴルジュは終了。

やっとゴルジュ帯を抜けた。上から今歩いてきた場所を振り返る。

これから先はナメの世界。少し疲れているけれど、みんな笑顔で「はいポーズ!」

稜線に向けて素晴らしいナメ。紅葉もきれい。天国のような場所で感動です。しかし人によっては地獄のような怖さがあったとか。確かに滑ったら大変。一歩一歩確実に歩きましょ。

2俣に到着。もう少し。

16時 到着しました避難小屋。以前は巻機山の山頂踏んで、ここに泊まり翌日下山でしたが今日は日帰り。まだまだ元気な人ももうここで泊まりたいとばててる人もみんなで下山。でもこの後初の遭遇をした人もいて元気回復となった光景が。

撮影技術が乏しく何だこれは?ですが、ブロッケン現象。

この後はひたすら休みなく下山。17時30頃からはヘッデンをつけて19時に駐車場に到着です。皆さん本当にお疲れさまでした。

小川山 クライミング

2021年10月8日(金)〜9日(土) 廻り目平キャンプ場に1泊2日(両日快晴)
メンバー: Sさん、K(記)

大先輩のSさんと、憧れの岩場小川山での初クライミングです。

※廻り目平キャンプ場入口の金峯山荘

<1日目>ガマスラブ→ガマルート

 5〜6P、5.8)
 テント場を定めて、10:30出発。
 まずは、ガマスラブ。私がリードで出発!2ピンかけるところまでは、まぁなんとか行けましたが、3ピンめを取りに行こうと上を見ると、完全なるスラブ!のっぺりしていて手も足もかけるところがない!こんなの初めて!唖然呆然…💦右手前方を見るとなんとなく岩が波打っているので、こっちならピンかけられるかもと思い前進するも、フォール!5mくらい斜め下に吹っ飛びました。ヘルメットに感謝。悔しいのでもう一度トライするも、やはりフォール!(2度目のフォールは落ち方が上手だったとSさん(笑))
 ダメだこりゃ、とクライムダウンで退散。

※怖いガマスラブ

 Sさんにリードを替わってもらいます。
 Sさん、私がフォールしたあたりに立ち「うーん、ここは悪い。難しい。ダメだよ」と言って、真上にたちはだかるスラブを登り始めます。丁寧に手と足を置き、四つん這いの格好で前進。さすが!しっかり岩を捉えています。さらに3ピンほどかけて支点構築。私に登るようコール。セカンドならなんとか行けるかもと出発。しかし、スラブ怖い!いつ滑り落ちるかわからない恐怖に怯えながら、なんとかSさんの待つ支点まで到達。ほっ。
 スラブは、身体を岩から離して足親指の付け根を岩に押し当てて登るのがコツとのこと。自分の足を信じて登れとのことだが、信じきれません💦。
手は、指を小さな穴に入れると良いらしいのですが、ひっかけるというほどの大きさはないので、どう活用するのか不明…。
 ここから20mほど歩き、木を利用して支点を作り、Sさんをビレイで引き上げることに。でも、セッティング位置が悪く、ロープが交差してしまい、直したりしているうちにタイムアウト。Sさんからアルピニストの現場ならではの簡単かつスピードアップのロープ引き上げ方法や自己確保のコツなどを教えていただきました。「まぁ習得には時間かかるから焦らずに取り組んでね」って励ましてもらい、感謝。
 ガマルートの取り付きに到着。Sさんがリードし、6ピンほどとって終了点を構築(後でトポ図を見ると、ガマルートの半分ほどの地点でした)。私がセカンドで登って、カム等を回収。こちらは難なくスムーズに登れたのでほっとしました。

※終了点からの景色は素晴らしかった!

 私が懸垂下降のセットを行い、Sさんがチェックし、懸垂下降で順に下山。

※懸垂下降中のSさん

 全然登れなかったけれど、スラブってどんなものかを知ることができて大収穫でした。
 
 夜は、キャンプ場らしくミニBBQで栄養補給。

<2日目>
小川山ストーリー(小川山物語)

(QD9本+カム1本、28m、5.9)

※キャンプ場から見た父岩。そこにあるルート小川山ストーリー

取り付き地点までの道に渡渉があり、少々わかりづらく、二人で迷うこと約10分。やっと垂直にたつ花崗岩の人気ルート、小川山ストーリーに到着しました。

※小川山ストーリー

 まずはSさんがリード。プロテクションの1ピンめが遠いので、クラックにカムを入れて1ピンめを作って登ります。ルート3分の2手前あたりの核心では、右のルート小川山ストリート(同グレード5.9)に少し入り込む形で進み、終了点に到達。Sさんが、クイックドローを外しながら下降。ロープ50mでは取り付きまで降りられず、高さ4mほどの左側にある小さなテラスでストップ。ここでSさん、私をビレイ。
 ほぼトップロープの状態になり、私が登ります。Sさん未回収の1ピンめのカムと2ピンめのクイックドローを外して進みます。核心のところは乗り込む岩がかなり小さく、私もやや右に入り込むルートを行くことに。しかし、どこを取るか迷って壁に張り付いていたら、バランスを崩してしまい…、Sさんすぐにテンション!ありがとうございます。岩面に復帰するも、もしかしたら登れないかも……という思いが。いやいや、ここで敗退はできない!ちゃんと乗り込め、と自分に言いきかせて踏ん張って…核心脱出。その後はわりとスムーズに進め、てっぺん取れました。ご褒美の景色がすごい!爽快です!あきらめなくて良かった。

※金峯山荘が眼下に


※横を見るとこんな感じで父岩が見えます。隣ルートはタジャンⅡかな
※間近に見る紅葉も美しい

 

※小さなテラス上でビレイをするSさん

 次にSさんがトップロープで登ります。先ほどのリードで行ったルートを修正し直上。攻めの登りです。見事にトップを取って下降。さすがの一撃でした。
 ふたりとも小川山ストーリーを無事に登り終え、他に登るべき良きルートがあるかと周辺を歩きましたが、荒れたルートが多く、出発時間も迫ってきたので、ここで記念すべき初小川山クライミングは終了となりました。

※廻り目平キャンプ場。青テントの方たちは、昨晩、大きな焚き火をされてました。

 廻り目平キャンプ場へ戻る道の途中では、ボルダーマットを背負う小さい子供連れのファミリー、金峯山から下山してきたグループなどにお会いしました。土曜日はさすが賑わっています。ここは、焚き火もできるし、設備も整っていて、ほのぼのとした居心地いいエリア。もう少し滞在したかったなぁ。

 Sさん、たくさんのご指導、ありがとうございました。おつかれさまでした!
 もっと練習して、いろんな岩場を登ったり、リードがとれるようになりたいです。

猫又山・赤谷山

2021年10月9日(土) 個人山行 N

6:05 馬場島駐車場 9:30 大猫山 10:40 猫又山 12:05 ブナクラ峠 13:15 赤谷山 14:40 ブナクラ峠 16:40 馬場島

剱岳の景色を目的に毛勝三山の一つ、猫又山と一つ南隣の赤谷山へ。

猫又山は登山者も多かったですが、赤谷山方面では誰ともすれ違わず。

大猫山~猫又山間とブナクラ峠~赤谷山間は道が藪に覆われてるところ多く、視界が悪い時やヘッデンでの行動は避けるべきルート。

この標識から左の道へ
大猫山への急登
午前中 クッキリ見えていた北方稜線 手前が赤谷尾根、奥に大窓・小窓・三ノ窓・剱岳
釜谷山 猫又山
猫又山頂上 
後立山連峰(鹿島槍・五竜岳)よく見えていました(写真忘れました)
猫又山側から見た赤谷山 ⤵470m ⤴+350m

中山・クズバ山

2021年10月2日 個人山行 N

どこの山❓❗

剱岳登山口の馬場島から、剱岳方面に尾根は北から順番に赤谷尾根・小窓尾根・早月尾根と並んでいます。早月尾根の南側に、立山川を挟んで奥大日岳に向かって伸びる尾根が西大谷尾根で、その途中にあるピークが中山(1255m)クズバ山(1876m)です。

(クズバ山まで登山道ありますが、その先はありません)

馬場島から中山経由でクズバ山まで登り、周回して降りてくる半日コースの登山。累積標高差は1300mを超えるので、日帰り登山としては十分なボリューム(中禅寺湖から男体山を往復するよりも標高差あり!)なんですが、不思議とそうは感じません‥ 真近に迫る毛勝三山・剱岳・奥大日岳・大日岳の眺望に圧倒されてるからでしょうか❓❗ (^^)

スタート時の光景。剱岳の稜線クッキリで大眺望が期待できる!
中山頂上の様子 残念ながらガスの中
このパノラマは無かった…
大日岳方面の眺望(クズバ山より)
下山途中に見えた剱岳
「試練と憧れ」 ここから早月尾根
馬場島のキャンプ場(剱岳に向かって)右側にあるこの尾根が西大谷尾根です
馬場島荘と山岳警備隊の拠点、馬場島警備派出所
天気はいいですが、稜線には雲が沸き上がっていました。

2021年9月24日(金)〜27日(月) 北アルプス縦走 七倉岳〜船窪岳〜烏帽子岳〜湯俣

天然記念物 噴湯丘(ふんとうきゅう)

メンバー F子とN男の二人

七倉の駐車場に車を置いて周回できるコースとして船窪新道を登り稜線を野口五郎岳まで縦走し竹村新道を湯俣へ降りて高瀬ダムへ戻る計画とした。累積標高差に伴う歩行時間の長さや悪路との評判から山小屋を利用した。結果は残念ながら烏帽子小屋で悪天に捕まりブナ立尾根を高瀬ダムへ降りてから湯俣を往復する変則コースとなった。

9月24日(金) 七倉(P)7:00ー船窪小屋13:00

9月25日(土) 船窪小屋6:00ー七倉岳6:10ー船窪乗越7:00ー船窪岳第二ピーク8:45ー不動岳11:30ー南沢岳13:30ー烏帽子岳14:30ー烏帽子小屋15:00

9月26日(日) 烏帽子小屋7:00ー高瀬ダム10:00ー湯俣晴嵐荘13:30

9月27日(月) 晴嵐荘7:00ー噴湯丘8:00ー晴嵐荘9:30ー高瀬ダム12:00

9月24日(金)

七倉駐車場7:00 シルバーウイークとは言え平日のためか余裕で車は止められた
登山道入り口 手前のゲートで登山届を提出した際に竹村新道情報や熊鈴チェックを受けた
急な七倉尾根には1から10まで番号が振ってあるので休憩の目安になる
天狗の庭で樹林限界となる 鷹ノ巣谷の筋肉痛が残ったままで七倉尾根の登りはきつい(バテた・・) 
ようやく紅葉の稜線歩きになったが辺りはガスガス
バテバテになって13:00船窪小屋へ着いた。幸い雨には降られなかったが天気の回復は見込めなかったのですぐさま小屋へ入り、ヒマつぶしに持ってきた750mLの赤ワインを二人で飲みほし翌日からの重量を減らした。
囲炉裏とランプの山小屋 今日の宿泊者は6名だった まったりゆっくり時間が流れた 落ち着く
白馬の古代米ご飯 鳥から アザミ天ぷらと自家製漬物 ・・・ シンプルだったけど旨かった
浦和溪稜山岳会のページが出来ていたので書き足した。何が記されているかはお楽しみ。この小屋へ来た際は更に書き加えてほしい。内容は内緒で語り継がれるのが良いかもしれない・・・。

9月25日(土)

6:00に小屋番お二人の見送りで出発した
左から餓鬼・唐沢・燕・大天井・常念・蝶・前穂・奥穂・槍・右端の盛り上がりが野口五郎
七倉岳頂上 左から立山・剣・針ノ木・右端が蓮華
カール地形を抱いた薬師岳
真下の鞍部2200mまで下降して白ざれ稜線沿いに登り下りを繰り返して日の当たった船窪岳第二ピークを目指す
7:00標高2200m船窪乗越 針ノ木古道は健在
眼下に高瀬湖 左から燕・大天井・常念・蝶・前穂・奥穂・槍
船窪第一ピークから白ざれ崩壊地の通過が始まる
ザレて滑るので打ち込まれた鉄パイプの支柱とダランと張られたロープを使わせてもらう
次のタスク 崩壊し続けているから毎年パイプ打ち直し・ルートが変わるのか?・・・
岩がボロボロで直ぐに崩れる下り ステップはあてにできない
白いところを辿る第二ピークへの登り・ステップ無くざれて滑る登り 騙し騙しの詐欺師登りが続く
8:45船窪岳第二ピークから針ノ木岳・針ノ木峠・蓮華岳
11:30不動岳から立山を望む 船窪岳からは200mクラスの登り下りが4回ほどあり疲れた 体力的な核心部だった
不動岳から南沢岳へはまた200mクラスの登降が2回あった いつのまにかガスに覆われ始めた
13:30南沢岳から読売新道・上の廊下核心部が望めた
烏帽子岳への急降下
烏帽子岳にて
15:00過ぎに到着 烏帽子小屋は素泊まりした。宿泊者は15〜16人程度だった。素泊まりは我々だけだったようだ。350mL缶ビールで乾杯した後持ってきた赤ワインをもう一本空にした。

9月26日(日)

午前2時頃からの激しい雷鳴と屋根を打ち鳴らす大雨で目を覚ました 高層の気圧の谷通過に伴う天候悪化 稜線の高いところはみぞれか雪とのことだった
相談してブナ立て尾根を高瀬ダムへ降りてから湯俣へ行くことにして7:00に出発した
ブナ立ては20年振りに下ったが梯子だらけだった昔に比べれば整備されつくされていて快適そのものの登山道に変わっていてビックリした。もっとビックリしたのはかなりの大雨なのに20名近くの登山者とすれ違ったことだった。
コースタイムより早く降りきることができた。濁流流れる不動沢に掛けられた木橋を渡る
10:00頃には高瀬ダムへのなが〜いトンネルを抜け・・・
ダムサイトを対岸へ渡り再びなが〜いトンネルを歩く・・・トンネルの中は雨が降ってなくて乾いているのだが風が抜けるので大雨でぐっしょり濡れた身には寒い
ダムから2時間歩いて自分が若いころ春夏秋冬に北鎌尾根や硫黄尾根に通う際の目印&利用させてもらった懐かしの名無し避難小屋に着いた。 脳裏に当時の面影がよみがえる
そして そう!ダムから名無しまで2時間、名無しから湯俣まで1時間だったことも想い出した
きっちり1時間歩いて湯俣の晴嵐荘のずぶん手前に渡渉点を示す→があった
若干増水気味だったが水深がそれほどでもなかったので幅30mほどの渡渉して対岸へ渡った 渡渉は携帯性を考えて農作業用の地下足袋をつかった。
雨が途中からあがったこともあり思いの外早く13;30に到着できた
1段6人×3段×対面=36人部屋を2人で使った
昔の温泉宿風 洗い場に水を止めるなと表記あるが蛇口が無い
源泉かけ流しで洗い場は無いがとろ~りぬるめで長湯ができる 宿泊者が5名だったこともあり余裕で5回ほど長湯ができた
温泉でさっぱりした後はビールに日本酒に洋酒にワインにと・・・特にウイスキーは主人こだわりブランドコレクション シングル一杯700円なら下界と変わらないか安価だと思った 若干飲みすぎた
主人こだわりハンドメイドの噴湯丘カレー まさに絶品、辛さが絶妙にバランスしていておいしい 自家製漬物・梅干しもおいしかった

9月27日(月)

水俣川と湯俣川の合流点にある堰 ここを守るために大々的な河川改修工事が行われていた
硫黄尾根P1の左のコルから硫黄尾根には取り付く
自分が知っている限り40年前から変わらない道標
この透明な水が流れる水俣川に掛かる吊り橋を渡って左が千天出合(千丈沢・天丈沢)右が伊藤新道
血気盛んで若輩者だったころ春夏秋冬に通い詰めた水俣川沿いの山道は崩壊していて影すらなかった  懐かしさであの当時こんな自分に付き合わせたメンバーの顔が浮かんだ
吊り橋から右に山の神を経て湯俣川の河原に降り立つとそこは温泉地帯だった 右は本流で左は川水と底から湧き出す温泉が上手くブレンドされ天然足湯ができる場所
沸騰したお湯が沸きだすところは熱くて危険なのと有毒ガスのこともあり遠巻きに通過した 湧き出しは透明なのに川水とブレンドされるとクリームソーダ―のような色に変わるのも自然のおもしろさ
噴湯丘が対岸にあるので流れが比較的ゆるやかで浅そうな場所を探したがそれでも腰までの渡渉を往復で2回した。深いので水量と流れの速さで流されそうになった。秋の渇水期でこれなので夏はもっと深いらしい。
噴湯丘 てっぺんから噴いてはいなかったが温泉(熱湯)が流れだしていて、温泉成分が固まってこんな形になっているとのこと 結構でかいのでびっくり、足元には熱湯が流れていて暑くてやけどに用心。ここまで成長するのにどのくらいの年月を要するのだろうか? 近くに噴湯丘のでき始め(あかちゃん?)もあった
たまねぎかにんにくか 奇妙な形をしている
さらに上流には活動しなくなった噴湯丘の残骸があった 
ガイドブックには晴嵐荘から噴湯丘まで行き15分、帰り10分とあったが、我々はルートファインディングと渡渉点を探し急流を2回渡渉したので噴湯丘の見学と合わせ往復で2時間掛かった。行くなら時間は余裕を持った方が良い
今日は月曜日と言うこともあり河川&登山道改修工事が行われていた。数年できれいに整備されるのかな?とおもわせるほど各所で大々的に行われていた。我々は湯俣を9:00に出発した。
ダムから1時間ぐらいの車道終点 今は許可車しか入れないがここまでタクシーが入れると湯俣は登り2時間・下り1.5時間ですごく近くなる
クリームソーダ―色の水を湛えた高瀬湖畔の林道を歩きタクシーの待つ高瀬ダムには12:00頃到着し下山した