2021年9月24日(金)〜27日(月) 北アルプス縦走 七倉岳〜船窪岳〜烏帽子岳〜湯俣

天然記念物 噴湯丘(ふんとうきゅう)

メンバー F子とN男の二人

七倉の駐車場に車を置いて周回できるコースとして船窪新道を登り稜線を野口五郎岳まで縦走し竹村新道を湯俣へ降りて高瀬ダムへ戻る計画とした。累積標高差に伴う歩行時間の長さや悪路との評判から山小屋を利用した。結果は残念ながら烏帽子小屋で悪天に捕まりブナ立尾根を高瀬ダムへ降りてから湯俣を往復する変則コースとなった。

9月24日(金) 七倉(P)7:00ー船窪小屋13:00

9月25日(土) 船窪小屋6:00ー七倉岳6:10ー船窪乗越7:00ー船窪岳第二ピーク8:45ー不動岳11:30ー南沢岳13:30ー烏帽子岳14:30ー烏帽子小屋15:00

9月26日(日) 烏帽子小屋7:00ー高瀬ダム10:00ー湯俣晴嵐荘13:30

9月27日(月) 晴嵐荘7:00ー噴湯丘8:00ー晴嵐荘9:30ー高瀬ダム12:00

9月24日(金)

七倉駐車場7:00 シルバーウイークとは言え平日のためか余裕で車は止められた
登山道入り口 手前のゲートで登山届を提出した際に竹村新道情報や熊鈴チェックを受けた
急な七倉尾根には1から10まで番号が振ってあるので休憩の目安になる
天狗の庭で樹林限界となる 鷹ノ巣谷の筋肉痛が残ったままで七倉尾根の登りはきつい(バテた・・) 
ようやく紅葉の稜線歩きになったが辺りはガスガス
バテバテになって13:00船窪小屋へ着いた。幸い雨には降られなかったが天気の回復は見込めなかったのですぐさま小屋へ入り、ヒマつぶしに持ってきた750mLの赤ワインを二人で飲みほし翌日からの重量を減らした。
囲炉裏とランプの山小屋 今日の宿泊者は6名だった まったりゆっくり時間が流れた 落ち着く
白馬の古代米ご飯 鳥から アザミ天ぷらと自家製漬物 ・・・ シンプルだったけど旨かった
浦和溪稜山岳会のページが出来ていたので書き足した。何が記されているかはお楽しみ。この小屋へ来た際は更に書き加えてほしい。内容は内緒で語り継がれるのが良いかもしれない・・・。

9月25日(土)

6:00に小屋番お二人の見送りで出発した
左から餓鬼・唐沢・燕・大天井・常念・蝶・前穂・奥穂・槍・右端の盛り上がりが野口五郎
七倉岳頂上 左から立山・剣・針ノ木・右端が蓮華
カール地形を抱いた薬師岳
真下の鞍部2200mまで下降して白ざれ稜線沿いに登り下りを繰り返して日の当たった船窪岳第二ピークを目指す
7:00標高2200m船窪乗越 針ノ木古道は健在
眼下に高瀬湖 左から燕・大天井・常念・蝶・前穂・奥穂・槍
船窪第一ピークから白ざれ崩壊地の通過が始まる
ザレて滑るので打ち込まれた鉄パイプの支柱とダランと張られたロープを使わせてもらう
次のタスク 崩壊し続けているから毎年パイプ打ち直し・ルートが変わるのか?・・・
岩がボロボロで直ぐに崩れる下り ステップはあてにできない
白いところを辿る第二ピークへの登り・ステップ無くざれて滑る登り 騙し騙しの詐欺師登りが続く
8:45船窪岳第二ピークから針ノ木岳・針ノ木峠・蓮華岳
11:30不動岳から立山を望む 船窪岳からは200mクラスの登り下りが4回ほどあり疲れた 体力的な核心部だった
不動岳から南沢岳へはまた200mクラスの登降が2回あった いつのまにかガスに覆われ始めた
13:30南沢岳から読売新道・上の廊下核心部が望めた
烏帽子岳への急降下
烏帽子岳にて
15:00過ぎに到着 烏帽子小屋は素泊まりした。宿泊者は15〜16人程度だった。素泊まりは我々だけだったようだ。350mL缶ビールで乾杯した後持ってきた赤ワインをもう一本空にした。

9月26日(日)

午前2時頃からの激しい雷鳴と屋根を打ち鳴らす大雨で目を覚ました 高層の気圧の谷通過に伴う天候悪化 稜線の高いところはみぞれか雪とのことだった
相談してブナ立て尾根を高瀬ダムへ降りてから湯俣へ行くことにして7:00に出発した
ブナ立ては20年振りに下ったが梯子だらけだった昔に比べれば整備されつくされていて快適そのものの登山道に変わっていてビックリした。もっとビックリしたのはかなりの大雨なのに20名近くの登山者とすれ違ったことだった。
コースタイムより早く降りきることができた。濁流流れる不動沢に掛けられた木橋を渡る
10:00頃には高瀬ダムへのなが〜いトンネルを抜け・・・
ダムサイトを対岸へ渡り再びなが〜いトンネルを歩く・・・トンネルの中は雨が降ってなくて乾いているのだが風が抜けるので大雨でぐっしょり濡れた身には寒い
ダムから2時間歩いて自分が若いころ春夏秋冬に北鎌尾根や硫黄尾根に通う際の目印&利用させてもらった懐かしの名無し避難小屋に着いた。 脳裏に当時の面影がよみがえる
そして そう!ダムから名無しまで2時間、名無しから湯俣まで1時間だったことも想い出した
きっちり1時間歩いて湯俣の晴嵐荘のずぶん手前に渡渉点を示す→があった
若干増水気味だったが水深がそれほどでもなかったので幅30mほどの渡渉して対岸へ渡った 渡渉は携帯性を考えて農作業用の地下足袋をつかった。
雨が途中からあがったこともあり思いの外早く13;30に到着できた
1段6人×3段×対面=36人部屋を2人で使った
昔の温泉宿風 洗い場に水を止めるなと表記あるが蛇口が無い
源泉かけ流しで洗い場は無いがとろ~りぬるめで長湯ができる 宿泊者が5名だったこともあり余裕で5回ほど長湯ができた
温泉でさっぱりした後はビールに日本酒に洋酒にワインにと・・・特にウイスキーは主人こだわりブランドコレクション シングル一杯700円なら下界と変わらないか安価だと思った 若干飲みすぎた
主人こだわりハンドメイドの噴湯丘カレー まさに絶品、辛さが絶妙にバランスしていておいしい 自家製漬物・梅干しもおいしかった

9月27日(月)

水俣川と湯俣川の合流点にある堰 ここを守るために大々的な河川改修工事が行われていた
硫黄尾根P1の左のコルから硫黄尾根には取り付く
自分が知っている限り40年前から変わらない道標
この透明な水が流れる水俣川に掛かる吊り橋を渡って左が千天出合(千丈沢・天丈沢)右が伊藤新道
血気盛んで若輩者だったころ春夏秋冬に通い詰めた水俣川沿いの山道は崩壊していて影すらなかった  懐かしさであの当時こんな自分に付き合わせたメンバーの顔が浮かんだ
吊り橋から右に山の神を経て湯俣川の河原に降り立つとそこは温泉地帯だった 右は本流で左は川水と底から湧き出す温泉が上手くブレンドされ天然足湯ができる場所
沸騰したお湯が沸きだすところは熱くて危険なのと有毒ガスのこともあり遠巻きに通過した 湧き出しは透明なのに川水とブレンドされるとクリームソーダ―のような色に変わるのも自然のおもしろさ
噴湯丘が対岸にあるので流れが比較的ゆるやかで浅そうな場所を探したがそれでも腰までの渡渉を往復で2回した。深いので水量と流れの速さで流されそうになった。秋の渇水期でこれなので夏はもっと深いらしい。
噴湯丘 てっぺんから噴いてはいなかったが温泉(熱湯)が流れだしていて、温泉成分が固まってこんな形になっているとのこと 結構でかいのでびっくり、足元には熱湯が流れていて暑くてやけどに用心。ここまで成長するのにどのくらいの年月を要するのだろうか? 近くに噴湯丘のでき始め(あかちゃん?)もあった
たまねぎかにんにくか 奇妙な形をしている
さらに上流には活動しなくなった噴湯丘の残骸があった 
ガイドブックには晴嵐荘から噴湯丘まで行き15分、帰り10分とあったが、我々はルートファインディングと渡渉点を探し急流を2回渡渉したので噴湯丘の見学と合わせ往復で2時間掛かった。行くなら時間は余裕を持った方が良い
今日は月曜日と言うこともあり河川&登山道改修工事が行われていた。数年できれいに整備されるのかな?とおもわせるほど各所で大々的に行われていた。我々は湯俣を9:00に出発した。
ダムから1時間ぐらいの車道終点 今は許可車しか入れないがここまでタクシーが入れると湯俣は登り2時間・下り1.5時間ですごく近くなる
クリームソーダ―色の水を湛えた高瀬湖畔の林道を歩きタクシーの待つ高瀬ダムには12:00頃到着し下山した

2021年9月20日 鷹ノ巣谷

大滝2段20m

メンバー K F N

鷹ノ巣山から標高差1000m超を一気に流れ下る奥多摩を代表する銘溪の一つである鷹ノ巣谷を遡行した。台風一過の快晴の秋の一日だったが、雨の多い今夏の影響もあり、平水では無く、沢幅いっぱいに流れる水と轟音、そして水しぶきでびちょびちょになったものの、ルートファインディングを楽しみながらの沢登りと1000mを越える地獄の下山が楽しめた。帰路は連休最終日・18時と比較的空いていたもえぎの湯へ寄って長湯で体をほぐしたが、筋肉痛は3日ほど続いた。

日原駐車場7:30ー入溪点8:00ー大滝10:30ー稜線14:00ー駐車場16:30

正面に見える稲村岩尾根の左下の緑の谷が鷹ノ巣谷だ
水量が多いと2条になる滝、入渓時若干濁りはあったが遡行するにつれきれいになっていった
X状滝とのことだが、しぶきを上げて沢幅いっぱいに水が流れてよく判らん、この時点で既に濡れている
距離は3m程だが底の見えない大釜の薄被りへつりを水中のステップとアンダーホールドでこなし、続く3m滝をクリアしたところ。両岸が巻けないので関所のようなところ。通行手形がいただけたようだ。
関所に続きトラロープが下がっている所は積極的に使わせていただく
続く小滝群は水流中央を行く
次のアトラクション。水流が強いので中央は歩けず、そこに偶然ある物は何でも都合よく利用して登らせてもらう
その次のアトラクション、腰下まで水に入るところ
3段10m滝、下2段は左岸水流沿いに、続く一段は右壁を登った。
沢全体にしぶきが上がり中々休憩ポイントが無い
入渓から2時間休憩なく遡行し、やっと休憩できた後に大滝が見えてきた
大滝は右側の壁を登った
ホールドスタンス豊富だったが落ちたらケガするのでロープを使った。中間テラスは深いところで腰まで浸かる水たまりでどぶの匂いがした。
大滝の上も小滝が続き都合よく水浴びしながらどぶの匂いを流した。
ワサビ田の跡地、稲村尾根に続く山道を探したがそれらしきものは無かった、あきらめて更に登る
数えられないくらい続く小滝群
最上部なのにまだ水しぶきが・・・
水の戸沢の分岐でやっと水が枯れた
水の戸沢に入ってから適当に急な尾根に取り付き標高差300mの登り、上手いコトけもの道に乗れたおかげですんなり稲村尾根登山道終了点に出れた。この登りで濡れは乾いたが、代わりに汗でびっしょりになった。装備を解除して下山した。