4月23-24日 卒業山行(爺ヶ岳南尾根~鹿島槍ヶ岳縦走)

メンバー:N村、Y下、N山、K村、F寺、Y内、A木

ズブの素人ながら2013年入会して以来、9年間に渡り、山岳会活動に積極かつ精力的に尽力し、押しも押されぬリーダーに成長した会員が仕事の都合で富山県に転勤となりやむを得ず当会を離れることになった。これまでの数々の思い出を振り返ると共に、彼が新天地で更に岳人として飛躍することを祈念して当会からの追い出し卒業山行を企画した。

行程 

4月23日(土)  扇沢柏原新道入口駐車場8:00 ⇒ 爺ヶ岳南尾根(途中強風待ち停滞1時間) ⇒ 爺が岳南峰14:00 ⇒ 冷池付近(TS)16:00

4月24日(日)  TS4:30 ⇒ 鹿島槍ヶ岳6:30 ⇒ TS撤収8:30 ⇒ 爺ヶ岳10:30 ⇒ 扇沢柏原新道入口駐車場14:00 ⇒ 薬師の湯にてご挨拶 お別れ

4月23日

南尾根取付きから急な樹林帯

ジャンクションピーク直下が最も急斜面

山頂付近が強風のため風を読んで『風待ちタイム 1時間』・・・大正解、あたりました!

強風が収まるのを待って稜線に・・・鹿島槍頂上は今だ強風帯

爺ヶ岳の縦走路に入る  雪が少なく山小屋 露出

テントを張って宴会。ますの寿司、チョリソー、焼き肉、テント内が真っ白スモーク、深夜まで続いた

4月24日

布引岳 後方は北アルプス南部の山々
剣岳 東面
がっちり肩を組んでこのメンバーで過ごす最後の頂

これまで、ご苦労さま・お疲れさま・ありがとうございました。

これからもどうかお元気で!・・・・・さようなら!

三ツ峠 中央カンテ

2022年4月23日
メンバー:S、K(記)

新緑が美しい季節になり、三ツ峠へ。快晴、無風で絶好のクライミング日和です。
三ツ峠は、雄大な富士山をバックに登ることができる人気の岩場です。一般登山道も整備されており、たくさんの方がハイキングを楽しんでいました。

最初に取り付いたのは亀ルート(5.7)。碓井徳蔵さんが開拓したSさんお気に入りの名ルートですが、1ピッチ登ったところで、壁一面の水びたし岩に直面。なんか暗くてヌルヌルしています。今回は無理をしないで回避することに。残念です。

次に取り付いたのは、草溝ルート(Ⅳ級)。ここ屏風岩右フェースは、登る人が少なくて落ち着いて取り付けます。リードはSさん。支点が少なく、カム数本を使って登りますが、最後のクラックがやや難しかった。

お昼休憩の後、ザックを背負って中央カンテ(4P、Ⅳ+)に挑戦。三つ峠一番の人気ルートとあって、懸垂下降で降りてくる人と登る人が混在し、待ち時間が発生、登るのに時間がかかります。

私が1P目のリードに挑戦。しかし、正規のルートではなかったようで、簡単なはずのルートがなんとも難しいクライミングとなってしまい、かけたロープも交差しちゃったりして…。Sさん「こりゃ、ダメですなぁ」。以後、グレードも上がるので最後までSさんがリード。

2P目以降は、深くえぐれたクラックが多く、カムをかなりの頻度で使用。Sさん曰くシンハンドのクラックも多かったとのこと。

Sさんがかけるロープは美しいラインを作り出します。

私はフットジャムで登り続けます。最後の最後には苦手なスラブがお目見え。終始、気を抜くことができませんでした。

4Pを終え、お互いロープを持ちながら歩いてやっと頂上に到着!初登頂です。
登り始めから3時間以上がたち、すっかり陽もおちかけていました。

雲も現れ、薄暗くなってきた頂上

一般道を歩いて下山。

私は、岩感がかなり失われていて、岩目を見ても先のイメージがなかなか湧かず、手足の動かし方が閃きませんでした。半年のブランクでこんなにもあっさり感覚が悪くなるんだと茫然。また登らないとなぁ。

富士山をバックにずっとクライミングができるなんて、とてもうれしく、楽しかったです。

Sさん、たくさんリードしていただき、ありがとうございました。今度は亀ルート攻略しにいきましょう!