スッカン沢・桜沢

7月29日(土) 会員山行

メンバー: N F I U K 5名

08:30山の駅たかはら ~ 10:15咆哮霹靂ノ滝 ~ 10:50雄飛の滝

11:30咆哮霹靂の滝 ~ 12:30雷霆の滝 ~ 14:00おしらじの滝 ~ 15:00山の駅たかはら

どこか優しめの沢に癒されたいとの思いで八方ヶ原のハイキング路沿いにあるスッカン沢と桜沢に行ってきました。スッカンブルーの由来は諸説あるようですが、水が光によって青く澄んで見えるらしい・・・

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この難しい咆哮霹靂の滝でスッカン沢と桜沢に分かれます。スッカン沢は雄飛の滝まではゴーロ歩きでその美景を見て引き返すことにします。

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これがスッカンブルーなのか?確かにブルーに見える。

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桜沢に戻り左水流沿いを登りました。

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こちらが咆哮霹靂の滝で巣が、今回は眺めるだけです。

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少しヌメッタ壁を登ると見事なナメの世界が待っています。

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こんな自然なプールもあり。(水は冷たいけど気持ちいーーー)

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雷霆の滝(冬はアイスクライミングができるようです)

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終点はお白地の滝でかなり深い釜になっています。ここの水も冷たいが河童が3名泳いでいたようです。すぐ横が遊歩道になって立ち入り禁止と書いた標識がありましたが、遡行すると勝手に突き当たりますので仕方ない。ここから5分で道路にでます。

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北岳バットレス4尾根(個人山行)

メンバーT、m3(会外)、お天気晴れ、激乾き

4時白根御池小屋 4時25二俣 5時50bガリー大滝取り付き 7時15横断バンド 8時30取り付きテラス 11時30登攀終了 12時山頂

バットレスといったらこの写真らしい。マッチ箱の上でフォローをビレイ。先行パーティが撮ってくれました。

個人山行でジム仲間と憧れの北岳バットレスに行ってきました。Aさんも行きたがっていたので、少し抜けがけです。いや、偵察を兼ねて行ってきました。

アプローチ核心のバットレス。m3の数十年前の記憶は相当あやしいのでGPSを活用。にもかかわらず、bガリー大滝までは、ほぼスムーズに到着したが、その後から、踏み跡を見逃して行きすぎたり、目の前にテラス手前のスラブがあるのに、やたら悪いフェイスを登ったり、なんやかんやで1時間以上ロスして取り付き到着。

bガーリーへのとりつきへ向かう。大岩を過ぎたあとの草付き
振り返ると二股の雪渓はずいぶん下になってた
bガリー大滝2p目の終了てん点。ここから踏み跡を辿って横断バンドを目指すが、迷う
4オネと赤ペンキでかかれてるが、横断バンドをそのまま進むと容易にテラスに出られるルートがあると聞いていたので、矢印の方には進まずに行ってみた。
トポにもあるクラック。支点があり。写真は4mくらい上がったところのテラスの支点。上を見上げると行けそうだけど容易に?行ける感じはしないので、もとのペンキのところまで戻る。
左側のコケコケがヒドンスラブ。正解はスラブを左によりに登って行くと良いのだけど、なぜか右のフェイスを登らされ、トラバースした。
テラスについてからは快調。1p目から行かせてもらい、リッジからフェイスに出るハイライトのマッチ箱も行かせてもらった。
先行パーティ。枯れ木テラスの下でピッチを切ってたけども私達はテラスまで上がってピッチをきった。
枯れ木テラスからのトラバース。渡り途中でポーズ
無事山頂到着!

コンディションもよく、ホールドもしっかりしていて登りやすかったです。次回は会員山行でアプローチを間違わずに行きたい!みなさんお付き合いお願いします。

2023.07.23〜25 会員山行 兎年に兎岳              (聖岳~兎岳~赤石岳縦走)                山のグレーディング9,Dを歩行速度0.9で歩く

リーダー・F子(61歳)、おとも・N男(64歳)

7/23 8:30聖沢登山口ー9:00熊と2回も遭遇ー10:00聖沢吊橋ー聖平小屋13:30

7/24 3:30出発ー奥聖岳7:00-兎岳9:00ー百間洞11:30ー赤石岳避難小屋14:30

7/25 5:00出発ー赤石小屋8:00ー椹島11:00

山行を終えて。

1.山の気象は山行そのものの楽しさや快適さに直結する。GPVでは7/23が正午から、7/24が15時から雨予報だったが、両日とも2時間程度の降り出しの遅れはあれど雨量は正確だった。と、言うことで偶然にも今回の行程は雨を避け快適に歩くという意味では当たりだった。一方で雨が降り出す時間がわかっていることが逆にコースタイム的に制約をつくり観天望気しながらピーカン快晴の稜線を早歩きで歩くがために大汗・体力消耗といったことで余韻をじっくり味わいながらの山行ではなかった。小屋泊まりで軽い荷物だったにも拘らず歩行速度0.9でやっととは随分と自分の体力の余裕の無さが身に染みた。代わりに余裕がある最終日は景色を楽しみながらゆっくり下山した。今回もまた思い出深い山行となった。

2.動物との接近が多かったと感じる。熊は林道付近で2回も近接するし、シカは聖平のテント場に夜中に用足しに外便所へ行こうとしたら群れでテントの間の草をハモハモ食べていてテントで泊まるのを躊躇せざる得ない光景を目の当たりにした。コロナ禍で登山する人間が少なくなった期間に生まれた動物の子供たちが大きくなり人間を恐れないのではないかと勝手に妄想した。それと今まで静岡県側にいなかった山ヒルが出るようになったこともシカの影響なのか?入山する人間の方が自己防衛力を身に着けていかないと思わぬ不覚をとることになると思う。

3.行く先々の小屋で予約が取れないとか、小屋のスタッフが集まらないから泊まれる人数を増やせないという声を聞いた。小屋の事情としては働き方改革で勤怠管理を厳格にしなければならないことへの試行が始まっていた。小屋に泊まる客は中高年が多く、小屋のスタッフは若年となれば、そもそも論として一歳当たりの人口が若年の方が少ないのでこういったことは今後も起こり続けるであろう一端を目の当たりにした。たぶんじわじわ値上げするしかないのかな~。

以下撮りためた写真

7月23日(日)

登山口の注意書き! まさか30分後に本当に遭遇するとはこの時は思っていなかった!
整備植林された森から抜け出ると崩壊地
油断は禁物!不気味に揺れて薄っすら生えた苔が滑る昔ながらの吊橋を慎重に渡る
滝見台から_右上部が奥聖岳
沢沿いの斜面に付けられた登山道の宿命
シャクナゲの道のはじまり
ゴゼンタチバナ
聖平のテント場にこれが群落をつくっていた
若干足取りが・・・
小屋のリフォーム資材とテント場_夜中はシカだらけでテントはやばいかも?

7月24日(月)

厳かな気持ちになれる風景
小聖岳・・・あれっ?串の団子が無くなってる!
富士山右に箱根の山と駿河湾_伊豆半島の山が遠望できた
今日の泊まり場_赤石岳をバックに
奥聖岳から前聖岳・兎岳・子兎岳_とにかくピーカン大展望
上河内岳・茶臼岳・光岳_遠くに大無間山
平穏タイム_昨年1月は烈風で余裕なかった
聖岳から縦走_3つの塊を丁寧に越えていく_奥茶臼山と中央アルプス、御岳山も見える
シャクナゲの道
そこかしこに咲き乱れる
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避難小屋
中は意外としっかり泊まれる
うさぎちゃんに可愛いお飾り
うさぎ年に兎岳_ヤッター!_小屋を出て6時間経過・・・あと6時間、ふぅ~
左が奥聖岳_右が聖岳
訪れるたびに必ず会える雷鳥_今回は親とヒナ3羽
中央に百間洞のテント場がやっと見えた
小屋番除いて2〜3人しかいなかった。大休憩でなっちゃん500mLを飲み干す。
お花のうさぎちゃんをやっとみつけた
左が奥聖岳で右が前聖岳
まだ先は長い2時間は掛かる・・・雨降らなきゃいいけど。
ここから1時間で小屋に着きました。

7月25日(火)

赤石岳の静岡県側頂上・・・串団子がいい
富士山と日の出
長野県側頂上
影赤石岳
荒川三山の奥に間ノ岳・仙丈ヶ岳
左端に恵那山、右に続くは中央アルプス
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シシウドちゃん?
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マツムシちゃん
お花がいっぱいの道
富士見平から・・・東尾根冬ルートは樹林帯と上部岩稜帯の処理が・・・
奥聖岳・前聖岳・兎岳・子兎岳
椹島下山
う~ん_考察中 バス・自転車・徒歩 選択肢は?・・・電動自転車とか。
もちろんソフトクリームいきました。

軍刀利沢(会山行)

メンバーAさん(リーダー)、Y兄貴、Kさん、Yさん、Uさん、T(記録)

 会山行では今年初の沢登り講習です。今年から毎月の会山行は安全技術の向上を図るため講習スタイルになっています。今回は新会員のUさんも参加です。遭対長が欠席のため、基本的な安全確認や装備の確認は先輩方が手取り足取り?教えながら遡行してきました。

ロープで確保されながら滝を登るのも初のUさん
大滝も初高巻き。
詰めはズルズルと崩れてなかなか進まないけど、
なんとか登山道にでた!

下りはリーダーAさん先頭にルーファイしながら尾根を下ります。Uさん足が早い!やっぱり世代による体力の違いをうっすらと感じつつTも頑張って下ります。

軍陀利沢はいろんな要素がコンパクトまとまっていて、初めての沢経験にはいいです。Uさんも沢が楽しいと感じてくれたようで良かったです。先輩方もありがとうございます。お疲れ様でした。

小樽赤岩クライミング(個人山行)

6/23〜25 晴れ続き メンバーT(会外メンバ-O.S.M.T.C)

Tです。個人山行で北海道の岩場に行ってきました。積丹ブルーと称されるきれいな海に面した岩場です。フリーのゲレンデもあり、幾重にもつらなる岩峰にマルチのルートもあります。

今回は以下のルートを楽しみました。  マルチルート:東の岩稜帯の「テーブルリッジ」と東の大壁の「窓岩リッジ」   フリールート:東のチムニー岩、中リス、中チムニー、ダブルバンド、奥リス、ファイアマン 

テーブルリッジは赤岩の人気ルートで3級〜4級で難しくなく高度感を楽しめます。

テーブルリッジ2P
テーブルリッジの終了点。テーブルになっています。

窓岩リッジは全7Pで核心は2P目のアブミのピッチでフリーだと11bらしいです。このルートのハイライトは窓岩をくぐる最終ピッチ。

窓岩。真ん中の穴をくぐって手前に出てきます。
窓岩リッジ下部。1P終了点に3人並んでいます。
窓岩1P。凹角を登ります。
アブミの2P
窓岩の穴くぐり抜ける最終ピッチ。積丹ブルーが美しいです。

フリーは中赤岩郡のルートをつなぎながらマルチ風に登りました。奥リスで景色を見ながらまったりした後に人気ルートのファイアマンに挑戦!10cdのルートとされていますが、悪いのでトップロープでトライ。なんとかTPしましたが、後で正解動画をみたらルート取りが違ってました。いつかリベンジしたいです。

東のチムニー岩。ダイレクトルート終了点。
ファイアマン。ホントはそんなに左によらないらしい。

北海道はやはり食べ物が素晴らしい。渓稜で遠征(飲み)に行きたいなぁ。

お刺身モリモリ
デカほっけ

岩魚と焚き火の訓練山行

2023年5月27−28日 参加:nkym、fkoj、yni、skn、mtmr(記)

昨年から話題になっていて、日程調整、釣り道具の準備と仕掛けの作り方など諸々準備を整えようやく実現した。

爽やかな5月の風が心地よい、最高の天気だった。

焚き火に岩魚がいる至福の時が流れた。

山の神様が微笑み、全員、自分が釣りあげた岩魚の塩焼きにありつけた。

一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜

メンバー I(L)、A、T(記)  

天候 曇

5:10インフォセンタ出発 6:40テールリッジ 南稜テラス8:30登攀開始 11:00終了11:30懸垂開始 12:45登り返し 13:50懸垂再開 17:00出合い着

憧れのアルパインルート、谷川岳一ノ倉に行ってきました。私とAさんはお初。Iさんは4回目なので、お初2人にリード譲ってくれました。全7Pの前半4P Aさん、後半3PをTが担当しました。

前日は雨が降っていたので、少し遅めの上里PAに4時集合。関越を走行中も雨は降り続けるが、水上につくと道路は乾いていて不安が期待に変わる。谷川岳インフォメーションセンターに車を停めて準備開始。テールリッジが濡れていたら撤退だと話しながら林道を一ノ倉沢出合いに向かう。

カエルさんに無事に帰るを誓う

テールリッジを上がり、中央領取り付きに着くと1パーティー登っていた。南稜に1組入っているが、時間差があるので待ちはないだろうと情報をもらう。ラッキーだ。

テールリッジの末端。雪渓はそんなに離れてなかった。

少し濡れてる悪いトラバースの後、南稜テラスに到着。奇跡的に誰もいないテラスで、「いやー来ちゃいましたねー。」「ドキドキしますねー」などと言い合いながら、ウキウキと準備を行い登攀開始する。

トラバース中。ここは帰りはとても悪かった。

1P目はチムニーが核心。やっぱり中はびしょびしょだったが、Aさん安定した登りで抜けていく。その後はサクサクと登り、4P終了点でリード交代。

チムニーにとりつくAさん
2P目テラスで一ノ倉沢を振り返ってあーだこーだ。
4P目は左から回り込んでテラスに上がる

5P目はリッジ手前で切るところを6P目をそのままつないで登ってしまい、最終Pの少し手前でピッチを切る。ロープ50mギリギリだった。最後の7P目は垂壁で乾いていれば、気持ちよく登れそうなフェイスだが、足も手も濡れていて心が縮みそうになった。支点がたくさんあったので、ヌンチャクをかけまくって心の安寧を保つことができた。

6P終了点からの一ノ倉沢
最終P。ヌルヌル壁に心が縮み上がっているところ。
最終Pフォローで登るIリーダー

ハプニングは下降でおきた。懸垂1P目は6ルンゼをペツルの支点があるところまで50mほぼいっぱいで切った。2P目は途中のトラバースせず、そのままルンゼをひたすら降りてしまった。途中、支点があったので下降を止めたが、それはボロボロのリングとハーケンだった。呑気な自分はどこか支点がとれれば、このまま降りれるんじゃないかと思っていたが、雪渓は歩行できない可能性が高く危険であることをリーダーIさんに淡々と諭される。

6ルンゼを懸垂開始。ひたすらルンゼを降りると思い込んでいたたた。
懸垂1P切ったところの支点。ここまでは順調。
間違えて降りてきた場所。暗く湿っていた

リーダーIさんが最初にブルージックで登り返しを行い、上でロープを固定しAさん、私の順に登り返した。私はブルージックがうまく効かなかったり、効きすぎたりして何度もセットしなおしてなんとか無事に南稜4P目終了点にもどることができた。

登り返すリーダー。やっぱり登り返し技術は必要だとしみじみ思う。

南稜を下降しテールリッジまでもどってからはロープは出さなかったが、気の抜けない下降がつづいた。すぐ横の雪渓では大きな音を立ててブロックが崩れていく。テレビサイズのブロックが当たったら・・と怯えながら雪渓を足早に降り、無事に出合いまで戻ることができた。

大きなブロック。こんなのが飛んできたら…
雪渓崩落が怖すぎて登攀のことも登り返しもすべて忘れそうになる。

初めての谷川岳一ノ倉沢は少し大変で盛りだくさんな充実アルパインを楽しめた。帰りは群馬の名店あおぞらにも初入店し、お肉でお腹を満たして帰路についた。

Iさん、 Aさんありがとうございました。

5/3-4 春合宿:甲斐駒ヶ岳

春合宿C隊 Nリーダー、I

GWの渋滞に巻き込まれ、登山口の尾白川渓谷駐車場をスタートしたのは11:00。18時くらいまでに七丈小屋につけるだろうと予想していたが、リーダーの体調不良と自分も足が靴に当たって痛みがあり、ゆっくり目のペース、着いたら20:30。小屋番の花谷さんに呆れられる。予定では翌日は鋸方面に進むことになっていたが、体調などを鑑み、急遽、甲斐駒ヶ岳ピストンに切り替え。

余裕のリーダー

翌日は5時起床、6時過ぎに出発。9時に山頂着、風もなく完璧な天気の下、360度の展望を望む。テン場に戻り、11:30に下山開始。やはりペースが落ちてしまい、下山は18:30。
ひさびさにゆっくり登山を楽しんだが、「山は逃げていく」という言葉が刺さる山行でした。

甲斐駒ヶ岳 黒戸-八丁周回

日程:2023/5/5-6

メンバー:yni(L),mtmr

2泊三日の予定だったけど、三日目の雨予報で1泊2日に変更になった。

ほぼコースタイムで歩いた。標高2千メートルを超えると甲斐駒ヶ岳山頂までは残雪があり、山頂直下はスパイク足袋では少々無謀だったが、一応持参したアイスハンマーで難なく歩けた。山頂から六合岩室小屋ー八丁はルーファイが必要で楽しかった。