2022年12月会山行 < 冬山訓練 >(谷川岳 天神平)

【日程】2022年12月11日(日) 日帰り

【天候】曇り時々晴れ

【コース】谷川岳ベースプラザ-谷川岳ロープ-ウェイ-天神平スキー場-谷川岳ロープ-ウェイ-谷川岳ベースプラザ

【メンバー】N村(L)、A井、K西、T橋(装備)、M黒、SR(記録)(計6名)

【時程】
9:40 谷川岳ベースプラザ
10:00 谷川岳ロープーウェイ(登り発)
天神平スキー場
15:00 谷川岳ロープーウェイ(下り発)
15:40 谷川岳ベースプラザ

【概要】
当初の予定では西黒尾根の下部で冬山訓練をする予定でしたが、秋の山と勘違いしそうに雪が無く、すかさず谷川岳ロープーウェイにて天神平スキー場まで上がり雪上訓練をしました。
訓練内容は以下の通りです。

1 ビーコンの特性と訓練(ビーコン、ゾンデ、スコップ 3点セット)
2 斜面でのインナー手袋つけたままのアイゼン装着、脱着、歩行
3 斜面でのインナー手袋つけたままのワカン装着、脱着、歩行
4 簡易ラッセル
5 コンティニュアス登下降での確保の基本

ビーコンは今回初めて使いましたが、ビーコンの特性を知って雪崩れ遭難者の救助に当たらねば、ビーコンも役に立たないことが分かりました。
また、ビーコンも過信は禁物だとのことも実感でき有意義でした。
しかし、広い雪原に隠されたわずか 10×20cm のタッパーに入った発信ビーコンを、3点セットを用いて探索、掘り出せたのには感動しました。
ビーコン探査には探査リーダーの元のチームワークが必須です。

5のコンティニュアス(=コンテ)登下降での確保訓練ではその難しさを実感しました。
コンテでアンザイレンしていれば滑落しても止められるとの先入観がありましたが、下手なコンテは被害者を増やすだけでより危険だということが実感されます。
コンテの技術は何度も練習して染みつくまで身体に覚え込ませ、その上で、雪の状態などコンディションも滑落停止に関わるのできちんと練習すべきでしょう。さもないと徒に犠牲者を増やすだけだと思えます。

今回はアイゼン、ワカンの脱着、歩行はもちろんのこと、滑落停止など先ずは自分の身は自分で守れねば、コンテなどで他者にも危険を及ぼしてしまうということを強く感じた会山行でした。大変有意義な訓練でした。
訓練中やその後のお茶会、温泉なども楽しかった。
有り難う御座いました。

筆頭岩 マルチリード練習

本日、主役のAさんを囲んで撮影。
右後にこれから登る筆頭岩が見えます

2022.11.30 天候晴→曇。昼前から風強くなる。気温15度前後。妙義筆頭岩。9時半さくらの里P出発。12時半筆頭岩着。14時頃P、もみじの湯♨️、道の駅でショッピング、解散。

メンバー:主役Aさん、以下サポーター達 Nさん、Oさん、Fさん、Sさん、T記録

先日に引き続きAさんマルチクライミング練習。今回はリードに挑戦。と言っても外岩経験はまだ2回目。システムの復習も兼ねて筆頭岩に行って来ました。

道路から左手に上がります。踏み跡は明瞭。

Pから5分ほどで登山道へ。道路に近すぎるため、落石の危険を回避するため本来は登山禁止とかそうでないとか。

真下は車道です。

1ピッチ目は階段状でらくらくフリーで行けそうですが、ここはシステムの練習ということでロープを出して準備開始です。

慎重に準備するAさん
取り付き

先行はTがトップでOさん、Fさん。続いてAさんトップ、Nさん、Sさんです。Aさんサポートのため先行のOさん、Fさんであんこにして登ります。ジムでリードしたことないのに、外岩2回目でトップをやらせる無茶ぶりな会だなと思わせて、手厚くサポートするとこがギャップ萌えです。

1p目終了点を振り返る

1p目はリングボルトが3つ並んでるところで切って、ロープはほぼいっぱい。2pは馬の背を過ぎて筆頭岩の2本目の鎖の基部で切りました。ここもロープほぼいっぱい。手前の馬の背超えたところにリングボルトの終了点がありましたが、下がったところにあったので使わずにその先の上記できりました。

馬の背。手前にいるところが本来の2p終了点

妙義の空にFさんの熱い指導の声が響きます。そんなFさんに鼻血トラブル発生。2p終了点がざわつきましたが、出血はすぐにおさまったようです。

3p終了点から鎖基部の2p終了点を振りかえって皆を撮影。Fさんのトラブルは収束。
最後のピッチを無事にリード完了してホッとするAさんとサポートのFさん
全員で筆頭岩てっぺんでAさんの完登を喜ぶ

懸垂2回で道路側に戻ってさくらの里Pに戻りました。Aさん初ホンチャン、初リードおめでとう!おつかれ様でした。

2022.11.24 つづら岩 

2022年11月24日(木)
メンバー N山 A井 S根

前日の大雨の影響を考えて、遅めの9:30に駐車場を出発しました。
11:00少し前に岩場に到着し、まずは岩場の上からの展望を見に行きました。
真っ白な富士山が綺麗に見えました。
その後、東側の岩場に移動し支点構築、マルチシステムの練習をしました。

最後に一般ルートの1ピッチを登り、そこから懸垂下降をして終了となりました。
A井さんは初めて外岩を登り、『ジムの壁とは違う』と言っていました。

一連の流れを知ることで、今までやってきたことが少しは繋がって、理解できたかと思います。

17:00 駐車場到着 

お疲れ様でした。

2022.11.12 子持山獅子岩

11月の2週目は渓稜祭である。会員一同が集まり焚火を囲んで酒を酌み交わし、山について語り合う。この数年はコロナの影響もあり開催していなかったが、新人も増えたこともあり、久々に開催されるとのこと。それに合わせて有志5名で獅子岩マルチに。

8時に子持神社駐車場に集合し、乗り合わせて登山口の駐車場に。

Aさんが先頭に立ちアプローチ。沢沿いの登山道を、まるでロープもギアも持っていないかのような軽やかな足取りで、先を行く登山者を次々と抜かしていく。分岐の標識ではAさんの汗がしたたり落ちる。

迷うことなく基部に到着。2パーティの待ち、さらに上に登っている組があり、相変わらずの人気。約1時間ほどの待ちの間、のんびり準備をすすめるが、Y兄貴から「あ、ルベルソ忘れた」との告白。

お勤めを終えて晴れやかな兄貴

マルチピッチのリスク管理について、Sさんからよく聞こえるひそひそ声で貴重な体験談が語られる。貴重な知識を得て、リスクを減らすべく、それぞれ茂みに消え、身を軽くする。

女子2人、男子3人の組み合わせとなり、女子チームが先行する。11月だが無風快晴で絶好のクライミング日和。Tシャツ1枚で挑む。

10時過ぎ、登攀開始。

離陸前最終チェック 高まる緊張

女子チームは奇数ピッチをTさん、偶数ピッチをSさんが担当。

1ピッチ目は、トポの1・2ピッチをつなげるスラブから傾斜が徐々に立ち垂壁へ。

話しかけているのは誰? Tさん

Tさんの1ピッチ目、一人での語りが止まらない。登りながらずーとしゃべっている。それに対し、フォローのSさんは全くしゃべらず。いつものにぎやかさは影を潜める。二人ともそつなく上り、核心のハイステップを丁寧に乗り越える。

登るときは寡黙なSさん

女子チームが1ピッチ目を登ったところで2ピッチ目を上る前のパーティのリードが落下。緊張が走る。足をやってしまったという声が聞こえるが、どうにか登り直し、継続していく。

やる気みなぎるAさん

男子チームはどう組むかを話すが、Y兄貴からは確保器がないのでフォローで、とリードを固辞。やる気みなぎるAさんが奇数ピッチ、Iの偶数ピッチで挑む。危なげないAさんのリードに続きIが登りY兄貴が続く。安山岩のスラブは滑りにくく登りやすいが、ところどころおっという感じのムーブが求められる。何回か来たことがあるので今回ゆるめの靴を履いてきたところ、たち込みができずに焦る。

2ピッチ目、自分がリード。足元に不安を感じながらどうにか上がっていき、巨大なフレークをピンチで持って乗り越す。

3ピッチ目 離陸直後の兄貴

核心ピッチの3ピッチ目、Aさんのリード。初見では結構手こずる人が多いところだが、サクサク登っていく。ただ、登り終わって、ロープアップでトラブル。片方のロープがハンガーともう一方のロープに引っかかり動かない。動くほうのロープだけを先にあげ、Y兄貴が登って外すことに。二人同時登攀ができないので、ここで大きくタイムロス。

4ピッチ目は再び自分がリード。4ピッチ目のスラブを上ったところで先行する女子チームがいない。時間短縮のため継続して5ピッチ目に突入。ロープが重たいがどうにかテラスに抜ける。相変わらずルート取りがわかりにくい。

支点をもう少し上に作ればよかったIのビレイ

テラスに出ると女子チームは早々にハーネス、ロープをしまい、最終ピッチは登らずじまいを決め込んでいる。自分もそれに倣っていいかなと思っていたが、登ってきたAさんY兄貴は登るということで自分も連れられる。

短い最終ピッチを抜けるとすでに2時を過ぎている。グータッチで登攀を締め、道具を片付けながら遅い昼食を取ろうとしたが、食糧を車に忘れたことが発覚。気落ちする自分にAさんがさりげなく渡してくれた、ちくわパンが空腹にしみて非常にうまい。見つけたらリピートしたいもの。ごちそうさまでした。

下山後は温泉で汗を流し、長瀞の渓稜祭会場に一路車を走らせる。皆で乾杯したビールが最高に美味しく、ちょっと飲みすぎました。

10/21:磐梯山、10/22:箕輪山・鬼面山

メンバー:Fさん、Tさん、Mさん、A(記録)

磐梯山山頂

10/21、22に磐梯山と安達太良連峰の箕輪山、鬼面山に行ってきました。メンバーのMさんは、都合で2日目のみの参加でした。

10/21 天気:晴れ

裏磐梯スキー場登山口~噴火口分岐~黄金清水~弘法清水~山頂~弘法清水~黄金清水~お花畑~中ノ湯後~銅沼~スキー場

7:50 裏磐梯スキー場登山口をスタート。初めはスキー場を歩いていきます。

スキー場を抜けると登山道に入っていきます。入るとすぐに獣臭が漂っていたり、歩いていると地鳴りのようなものが鳴ったりするところがありました。樹林帯を抜けると、山の岩肌がみえてきたのですが、写真は逆光で分かりづらいです。でも実際みると凄いです。

8:50 噴火口分岐に到着。

噴火口分岐を過ぎると、また樹林帯に入り急登を登ります。そこを抜けると天狗岩(3合目)。一気に視界が開けます。紅葉も、綺麗でした。

弘法清水小屋、岡部小屋を通り過ぎると山頂まですぐ15分ほどで着きました。

10:30 磐梯山山頂に到着です。天気が良く、安達太良山、吾妻山、飯豊山、月山など周囲の山々が全部見えました。

下山は中ノ湯後、銅沼を通り裏磐梯スキー場に向かいます。途中、弘法清水小屋のところを少し遠回りをして、展望の良いお花畑と呼ばれるところを通り下山しました。今の時期はお花は咲いていませんでしたが、眺めはよかったです。

13:00 銅沼に到着。沼に山が写ってとても綺麗でした。

その後、裏磐梯スキー場を通り、13:40に駐車場到着。1日目終了です。

10/22  天気:曇り晴れ

2日目は、箕輪山から鬼面山の縦走です。Mさんが昨日の夜に合流して4人で登山開始です。

7:15 横向登山口よりスタートしました。初めは樹林帯を通り、スキー場の脇を通っていきます。そこを過ぎて振り返ると吾妻山や磐梯山がみえるようになります。写真で見えているのは吾妻山方面です。

反対に目指す箕輪山方面には嫌な雲が広がっていました。そして風が強かったです。

9:00 箕輪山山頂に到着です。風が強くとても寒かったです。安達太良山も見えたのですが雲の流れが速く、ちょうど撮影の時は移りませんでした。

Mさん上手に積みました。

箕輪山の山頂だと思っていたところが山頂ではないのではないかと、FさんとTさんから話がでました。山頂の位置と自分たちのいる位置が違っていると。携帯のGPSを頼りに行くと、結構なところを通りました。

はっきりとした山頂部は分かりませんでしたが、GPSでちょうど山頂にのったあたりで撤収しました。天候が良くなかったので、休まず次の鬼面山に向かいました。

9:20 鬼面山に向かいます。鬼面山方面に向かうにつれて少しずつ晴れていきました。

箕輪山から鬼面山へは、いったん下ってから最後にまた登るので、目指す先はまだ遠いです。

10:25 鬼面山山頂に到着。歩いていれば、意外とあっという間につきました。

鬼面山でも風が強かったのですが、風よけできるところで一息つきました。

10:55 下山開始。少し小雨が降ったりしてきたこともありましたが、ずぶ濡れになることはなく無事に下山することができました。

11:30 横向登山口(上)到着。

1日目と2日目で天候が全く違いましたが、紅葉は綺麗でとても良い山行になりました。アルプスの山の雰囲気とは違う感じがとても新鮮でした。皆さま、今回もありがとうございました。またよろしくお願いします。お疲れさまでした。

磐梯山

2022.10.29-30 槍ヶ岳冬合宿 ルート偵察&荷上げ山行

参加:nkym,fkoj,aok,skn,mtmr(記)

年末に予定されている槍ケ岳冬合宿に向けて、未経験者に対するルート概要の確認・偵察、資材の歩荷のため、中崎尾根を千丈沢乗越手前まで歩きました。

遠くて音が聞こえない大きな滝

偵察山行という名目でしたが、景色が素晴らしく、北アルプスのメジャールート初めての僕にはとても楽しかったです❗️

ありがとうございました。

古賀志山 岩登りの練習

2022年10月21日(土)
メンバー:S、K(記)

薄曇りの中、古賀志山へクライミングに出かけました。

古賀志山には、不動滝フェイス、マラ岩、南稜ドームの3つの岩面があり、今回はあまり人が入らない南稜ドームに行きました。マラ岩から続くとりつきまでの道がかなり悪く急登で荒れており、帰りは懸垂下降したいくらいでした。

10時頃に岩場到着、誰もおらず。。。Sさんもかなり久しぶりのため、トポ図を見るもルートがいまひとつよくわからず。スラブで細かいカチのほぼ垂直面。ボルトの流れをたどってなんとなくここかなぁ、ということでクライミング開始。

私は実力不足のうえ3ヶ月ぶりの岩場クライミングで、Sさんがリードを担当。
ロープは60m。

まずは、アニマ(5.8)だろうというルートを登りますが、3ピン目あたりの岩がややハングしていて手も悪く難しかったので、もしかしたら、ねこのねごと(10a)だったのかもしれません(どちらもトポ図では、まっすぐ上に伸びるラインで示されています。)
2本ずつ登って満足。

次にひらひら(10a) を1本ずつ登って、大満足。

古賀志山 南陵ドーム

15時過ぎになると、あたりがうす暗くなってきたので、ここでクライミング終了。
安全な道に出るまで、ずっとクライムダウンで下山。こっちの方がクライミングよりも怖かった。

駐車場に戻る途中、不動滝フェイスで上手な人たちが、Sさんも攻略したことのある11aのルートを登っているのを、惚れ惚れと見惚れて帰路へ。

充実した楽しい秋の一日でした。


2022.10.8-9 名取川水系大行沢・大東岳

北石橋(きたしゃっきょう)を調査するN氏

寒気が入った直後の10月の会山行は、蔵王国定公園二口渓谷の大行沢を歩きました。水が冷たくてシャワークライムはちょっと遠慮でした。天気にも恵まれ、帰途立ち寄ったスーパー「さいち」の納豆おはぎは絶品でした。

参加:nkym、fkoj、yni(L)、skn、mtmr(記) 

F氏の案内で観光名所を堪能
雨滝 30mはある絶壁の最上段から水が降り注ぐ

沢沿いの登山道をしばらく歩き沢床に降りるとすぐに滑がはじまった。

滑の合間に北石橋を視察。

北石橋を詰めるY氏
程なく避難小屋に到着

鴨のローストは美味かったです。きゅうりとお芋、ホットワイン、最高でした。

避難小屋といってもしっかり綺麗な2階建てで快適度は抜群。いびきが沢の音で消えないという。。。

翌日は5時半起床

紅葉がはじまった美しい登山道を雫のシャワーを浴びながら歩きました。幻想的な景色でした。
真っ白で鳥肌ものでした。

どこまでも続く癒しの滑滝を堪能した今季最後の沢歩き。東北の沢は秋の風が吹いていました。個人ではあり得ない素敵な領域をいいとこ取りで歩くことができ、幸せいっぱいでした。ありがとうございました。

栗駒山・秣岳(まぐさだけ)須川温泉周回ルート

日程:2022年10月6日(木)

メンバー:K子・G郎OB・A紀(記)

久しぶりのメンバーで今年でロープウェイが終了となる御嶽山に登り、紅葉を見ながらおシャンティな小屋のテラスでビール祭り♪を計画をしていたものの、秋雨前線停滞の為、山は雨&暴風の悪天候予報…。泣く泣く?諦め、天気の良さそうな紅葉真っ盛りの栗駒山に行先変更!
お手軽に登れる栗駒山ですが、本日のコースは、K子さん提案、栗駒山山頂から秣岳へ進む天馬尾根コースを歩く「須川温泉周回ルート」。沢、稜線、岩場、悪路と変化があり、なかなか登りごたえのある充実したコース♪
加えて天候が、高曇り→霙→雪(寒いっ!)→雨→快晴と七変幻。ここ数日の冷え込みから、頂上付近は一面霧氷。秋と冬を同時に楽しめた楽しい山行となりました。

コース:須川温泉登山口~名残ヶ原~産沼~東栗駒山分岐 ~栗駒山(須川岳)~秣岳~秣岳登山口~(車道)~須賀川温泉登山口

9時30分に湯けむりが立ち上がる須川温泉登山口を出発!気温4℃。想像していたより寒く、高曇りの天気の為、栗駒山山頂は雲の中…でも、須川温泉の紅葉はパッチワークの様で綺麗です
標高を上げるとどんどん紅葉が広がっていきます
先日、三ツ石山の紅葉がNo.1と思いましたが、いやいや順位が付けられない美しさでした
昭和湖を経由して山頂に向かう「須川コース」は昭和湖より上部が火山性ガスのため、立入禁止。須川温泉から山頂に向かう方は産沼コースへ進みます
産沼からは遠回りをして東栗駒分岐方面へ進みました。人気がなくなり、静かな山登りが楽しめました
沢登りみたいなコースで楽しい。詰め上げているみたいです
G郎OBさんが、残雪期にM野OBさんと泊った笊森避難小屋が見えてきました
G郎OBさんもK子さんも栗駒山は数えきれない位登っています。広がる紅葉の風景に、それぞれ思いを馳せているようです…A紀は2回目。初めてのこのコースが楽しくてご機嫌でした
それにしても壮大でどこまでも綺麗な紅葉。晴れていればもっと綺麗だったことでしょう。すれ違う方が山頂は凍っているよ!と教えてくれました
東栗駒分岐からは稜線が広がります。ずっと雲の中だった山頂がどーんと見えてきました!山頂、本当に凍っています!
有名な「いわかがみ平」からのコースと合流。ここからは一気に人が増えました。道も整備されていて歩きやすい。山頂に向かいます!
栗駒山山頂に到着!標柱凍っています!風も強く、寒い!気温0℃。山頂に人、居ません。多くの人は少し下りて風が避けられる場所で休憩していました
山頂付近は霧氷だらけ。まさかこの時季にエビの尻尾が見れるとは…
余りの寒さに、飛んだり跳ねたり走ったり、無駄に動いて体を温めました。
霧氷と紅葉とのコラボは最高に綺麗~
バラバラと霙が降り始め、その後雪となりました。防寒をしっかりして、お楽しみの天馬尾根コースへ進みます
山の神様は…我々に試練を与えられました。雪は雨になり、風も強く、寒い…。ガスも広がり眺望ゼロ。
黙々と前に進んでいきます。アップダウンも小刻みにあり、草原もありで晴れていたら楽しい道だったことでしょう
試練に耐えた我々に神様はご褒美をくださいました!秣岳に到着した辺りから、徐々にガスが引き始めて、絶景がパーッと360℃広がります
ゴール付近の須川湖やスタート地の須川温泉も見えます
ガスの中はどこも満開の紅葉でした。また天気の良い時に歩きたい♪
遠くの山々も見えて絶景です。ここから悪路が続き、かなり神経使いましたが3人とも滑らず進んでいきます。
先日の沢山行で教わった技術、ここで非常に役に立ちました!
ぐっちゃぐっちゃの悪路を超えて、15時過ぎに秣岳登山口に到着!
車道を歩いて須川湖に。快晴の天気となりました(今か…)

下山後は、真湯温泉にあるコテージに移動し、冷えた体を温泉で温めました。
陽に鮮やかに染まった紅葉は残念ながら拝むことが敵いませんでしたが、紅葉と霧氷のコラボレーションという見たことのない景色に出会えました。この寒波の後、紅葉は凍ってしまったことにより、今一つとなってしまった様です。
同じ山でもコースや時期を変えることでまた違う楽しみが生まれるのが楽しい。
「須川温泉周回ルート」、再来決定となりました♪ 今回も素晴らしい山行となり、感謝です。

2022.9.27 奥秩父ヌク沢

大滝中段取り付き。

メンバー N先輩、Aリーダー、T記録               

7:20西沢渓谷入口ゲート 7:40山の神から近丸新道らくらくコース 8:20ヌク沢と近丸新道出合で入渓準備 8:40入渓開始 10:10奥の二俣(うっかり左俣に入りかける)10:40湧水のある10m滝 10:45大滝下段100m 11:00大滝中段〜11:35登攀開始13:30中段終了 14:10遡行終了 15:13登山道合流 17:48登山口

大先輩にご指導頂こうと新人2人でこっそり沢登りを計画し、先輩のアドバイスのもとまぼろしの大滝のあるヌク沢に行きました。近丸新道から登り、ヌク沢との出合から入渓。1980m地点あたりで遡行終了になり、戸渡尾根にでて徳ちゃん新道をおります。全体にとても水量が多く、特に大滝中段はトラバースで弾かれそうなため、水流脇の草つきを登りました。中段3P.(A→T→A)上段2P(T→A)

山の神に安全を祈ります。

ヌク沢の道標があります。水量の多さにのけぞるリーダー
堰堤超えの高巻きが核心です
水量多く、ナメ滝のナメ床が見えません
大滝の手前の10m滝も水量がすごいです。通常でも左から巻くんですが、リーダーは何故かせめています。
下段100m開始。右側を登ります。
下段は、簡単ですが、とにかく水量が多くびしょ濡れです。
まぼろしの滝中段どーん。ピトン打ちの練習をやっています。
右ラインから登ります
ホントは中段の真ん中あたりからトラバースするらしいのですが、この通り水流が強すぎて左岸の草付きを登ります
上段登攀開始。けっこう滑っていて、草つきを登りました。灌木やピトンでランナーをとりました。
遡行終了地点

帰りはほったらかし温泉で甲府の夜景を満喫して帰路につきました。ご一緒してくださったN先輩ありがとうございました。おつかれ様でした。