真夏の尾瀬、小渕沢

令和5年8月12日(土)日帰り

メンバー:N村 F王子 Y下 U田 K村(5名)

07:30 大清水P ~ 09:10 小渕沢入渓 ~ 13:30 小渕沢田代 大江湿原を経由 ~ 15:30 三平峠 ~ 16:00 一ノ瀬 ~ 16:30 大清水

本来は夏合宿で南アルプスに1泊2日の予定であったが、諸事情により日帰り山行となりました。場所は何度も訪れている尾瀬の癒し沢である小淵沢となります。混雑が予想された大清水の駐車場も思ったほどの混雑もなく沢 尾瀬沼も快適な山行となりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

癒しの小渕沢はアプローチと下山が長い。沢はきれいですが短いのがちょっと。。。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いつも便りになるN村氏のおかげで新人会員も安心して滝を登ります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2年前にはなかった崩壊地。少し残念な風景です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

左岸の水流横を登ったかな。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

適度に登れる滝が出てきます。ほとんど左岸から登れるますが、安全第一でロープを出して登りました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最後の滝は登れないので、手前から巻きます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

小渕沢田代は全く人がいませんでした。この先大江湿原から尾瀬ビジターセンター、三平峠、一ノ瀬まではハイキングの人たちとすれ違います。暑いのでバスで楽をしようと一ノ瀬までは猛ダッシュ。16時の最終に間に合うように走るように汗だくになり、何とか間に合ったと思い運転手に確認をすると最終は16時30分との事でそんなに急がなくも良かったようです。新人のU田さんは入会して3回目の沢。毎回楽しんでくれているし天気にも恵まれ良い山行でした。

8/11-12 尾白川黄蓮谷右俣

夏合宿Aチーム Tリーダー、Aさん、I

今年のテーマは南アルプス。春合宿は黒戸尾根⇒甲斐駒⇒鋸岳⇒日向八丁尾根としたが、消化不良気味。冬合宿の案の一つとして黄蓮谷のアイスを考え、下見を兼ねて夏合宿で黄蓮谷右俣の沢登りをすることに。気になるグレードは3級上、どうなることやら…

前日の夜、道の駅はくしゅうでTさんとTさんの夫と落ち合う。尾白川駐車場にAさんの車を止め、Tさん夫の車で矢立岩の駐車場に送ってもらう。感謝!

1日目

当日朝は4時起き、5時出発。1時間あまりの林道歩き。尾白川と共通の序盤は水量もあり、雪に磨かれた上越の沢に似ている。よく言えばエメラルドグリーン、悪く言えばコケっぽい。岩質は花崗岩、乾いているところはフリクションが効くが、半濡れの部分はぬめりが激しい。

スラブの大きな滝が続き、フリクションで登っていく。登れない滝にはわかりやすい巻き道がついているが、まちがえると痛い目に合う。

尾白川から別れ、黄蓮谷に入ると水量も半減。

千丈の滝を見つめるTさん
圧倒的な坊主滝

水量が減ったにも関わらず、スケールが大きく登れない滝が多い。千丈の滝、坊主滝、前後する滝も巻きを選択。坊主滝はところどころ踏み跡を見失いながらも、左股を分けた先で懸垂下降。

水量が減った沢を小気味よく登っていく

沢も細くなり小気味よく標高をあげていく。奥千丈の滝あたりから登れる滝が多く、登攀的になる。水線沿いを登っていくとしぶきが跳ねる滝、どうも逆くの字の滝らしい。Aさんがロープを付け、リード。途中から右手に逃げられそうだが、取り付くとなかなか逃げにくいようで、ずぶぬれになりながら乗り越す手前で右に逃げる。続いてTさんが取り付くが、核心の水流の中で動きが止まる。5分ほど長考し、どうにか直登して突破。カッパを着るも当然ながらずぶぬれ。最後は自分の番、なるほど使えるホールドは水流の中で、安定して登ろうとすればするほどシャワーを浴びる。

滝に打たれるTさん

逆くの字の滝を超えた先で、右の草付きに行くはずが左にわたってしまう。そのまま左壁沿いに登ろうとするが、ぬめぬめのスラブで自分は突破できず。Aさんに代わり、壁沿いにカムを決め、スラブをたわしで磨きつつようやく突破。フォローで登るが全く油断できない。その後、水線に戻り、右手草付き、クラックを経て奥千丈の滝をようやく抜け出す。

水線沿いにしばらく進むが、難しそうな箇所で左巻きを選択。ルンゼを経て尾根の灌木帯を進むがどんどん沢と離れてしまう。巻き道を進むか沢に戻るか迷いつつ進み、気が付くと5時近く、いい加減疲れてきたころにAさんが右手の尾根にBPらしきところを発見。尾根から懸垂してスラブをトラバース、ようやく今宵の宿に到着。不思議なことに薪も用意されていて早速焚火。思い思いに装備を乾かす。

2日目

快晴の朝、5時起床、6時半出発。細くなった水流を遡行していくが、疲れているせいか足取り重く、巻きを積極的に選択。二股を過ぎたあたりで左に巻き、踏み跡をたどるが、Aさんはスラブに出て、壁沿いの草を頼りに進む。Tさんと自分は灌木交じりの踏み跡をたどる。途中でスラブ面を覗くとスラブを登りきるAさん。落ちるとちょっとやばそうなところであり、登り切った姿を見てほっとする。Aさんは途中からロープも出せず、相当な体力とメンタルを消耗したよう。

(残念ながら苦戦したところは写真がありません)

奥の三段の滝(取り付いたときはこれが奥の三段滝かどうかもよくわからず)の一段目、左右に岩場があるが、右は上部がかぶっていてとても登れそうにない。左も厳しそうなので間の草付きの踏み跡をたどるが、見失いつつ左上ぎみに進む。壁に突き当り上には抜けられず、左手の滝をクラック沿いに左壁までトラバース。着いた先にハーケンが数か所残されている。(3段目の滝のスタート)一段上がり灌木沿いに進んで右のスラブに出ようとするが乗り越せず。直登するがかぶり気味のクラックから右へトラバースるところがちょっと難しい。

平和な草付き、あとは歩くだけ

滝を抜けたところは平和的な草付きそのもの。もう滝が出てこないことを祈りつつ進む。踏み跡をたどっていくと山頂直下の岩にでて、11:30山頂。装備を解き、長い黒戸尾根を下りきったのは5時をまわっていた。

巻き道は割と明瞭だが、ルートを見失ったり、選択をミスるとかなり痛い目に合い、3級の沢の難しさを味わう。また、ロープを出すべきタイミングを逸してしまったり学ぶべきことが多かった。「当分スラブは遠慮したい」というAさんの言葉で山行を締めておきます。

南秋川小坂志川本流(遠い蕎麦屋)

日程 8月6日 日曜日 日帰り
参加者 T橋さん(L)、Y内さん、I村さん、A木(記録)

8月の山話会は埼玉県知事選挙のため、珍しく土曜日開催。
翌日は天気もよさそう。。有志4名で沢登り+Tさん行きつけの蕎麦屋で下山後に打ち上げ、という計画が立ち上がりました。
下山後に飲むということで、久しぶりの電車山行。めいめい最寄り駅から乗り継いで、8時ごろには武蔵五日市の駅に集合。タクシーで笹平バス停まで向かいます。

来てくれたタクシーの運転手さん、日本人離れした風貌のイケメンおじい?さん。サービス精神旺盛&トークも面白い・・ということで、幸先の良いスタートとなりました。

笹平バス停。運転手さんの若いころのエピソードトークで楽しい山行のスタートとなりました。
林道でみつけた大ミミズ。
林道を1時間ほど進むと入渓点。身支度を整えてスタート。
ほどよい滝あり
ほどよい泳ぎあり
やる気を出すと完全に泳げる。

ほどよい滝のぼりと、泳ぎで涼しい沢を満喫。短いながらも沢の要素がコンパクトにまとまっており、楽しい沢でした。

短い詰めで登山道に出たら身支度を整え、
整備された登山道を一気に下ります。すでに脳内は下山後のビールに支配されています。
目的地直前、集落で見かけた謎のオブジェ。
夜に出くわしたらかなり怖いです。
お目当ての蕎麦屋さん(陣馬高原下バス停横)に到着。下山報告を済ませたら・・
おいしい料理とお酒で打ち上げ。

今回の山行のシメはTリーダー行きつけの蕎麦屋で打ち上げ。このお蕎麦屋さん、最近リニューアルされたそうで、シャワールームも完備。全員さっぱりとしたあとは、バスの出発までしっかりと楽しみました。(肝心のおいしい蕎麦の写真は、バス出発時刻が近くて撮り忘れました・・スミマセン。)
たまにはこんな山行もいいなぁと、身も心も満たされた大変幸せな気持ちで帰路につきました。

◆山行データ
 07:55 武蔵五日市駅
 08:30 笹平バス停
 09:40 入渓
 12:00 登山道
 12:50 和田峠
 13:40 陣馬高原下バス停

岩魚と焚き火の訓練山行

2023年5月27−28日 参加:nkym、fkoj、yni、skn、mtmr(記)

昨年から話題になっていて、日程調整、釣り道具の準備と仕掛けの作り方など諸々準備を整えようやく実現した。

爽やかな5月の風が心地よい、最高の天気だった。

焚き火に岩魚がいる至福の時が流れた。

山の神様が微笑み、全員、自分が釣りあげた岩魚の塩焼きにありつけた。

5/3-4 春合宿:甲斐駒ヶ岳

春合宿C隊 Nリーダー、I

GWの渋滞に巻き込まれ、登山口の尾白川渓谷駐車場をスタートしたのは11:00。18時くらいまでに七丈小屋につけるだろうと予想していたが、リーダーの体調不良と自分も足が靴に当たって痛みがあり、ゆっくり目のペース、着いたら20:30。小屋番の花谷さんに呆れられる。予定では翌日は鋸方面に進むことになっていたが、体調などを鑑み、急遽、甲斐駒ヶ岳ピストンに切り替え。

余裕のリーダー

翌日は5時起床、6時過ぎに出発。9時に山頂着、風もなく完璧な天気の下、360度の展望を望む。テン場に戻り、11:30に下山開始。やはりペースが落ちてしまい、下山は18:30。
ひさびさにゆっくり登山を楽しんだが、「山は逃げていく」という言葉が刺さる山行でした。

甲斐駒ヶ岳 黒戸-八丁周回

日程:2023/5/5-6

メンバー:yni(L),mtmr

2泊三日の予定だったけど、三日目の雨予報で1泊2日に変更になった。

ほぼコースタイムで歩いた。標高2千メートルを超えると甲斐駒ヶ岳山頂までは残雪があり、山頂直下はスパイク足袋では少々無謀だったが、一応持参したアイスハンマーで難なく歩けた。山頂から六合岩室小屋ー八丁はルーファイが必要で楽しかった。

天候の為、合宿改め日帰り至仏山

令和5年4月29日(土)

メンバー : F S(新人) K

春合宿は、奈良田から北岳の予定であったが30日の天気がどうしても悪く強風の予測の為断念。予定を会員山行に変更をして尾瀬至仏山に行ってきました。この時期だけ鳩待峠から時計周りで周遊ができるのでそれを目的に多数の登山者がいました。雪や少なく山頂までも夏道が出ていたし山頂も雪がありませんでした。天候はよく燧ケ岳等も良く見えましたがやはり雪はすくないです。尾瀬湿原への下山で春の雪を楽しめました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

仙ノ倉山北尾根(3月会山行 Day2)

参加:Nkym,fkoj,ktmr,aok,skn,mtmr(記)

当初、谷川岳東尾根を歩く予定だったが、準会員には理由も告げられず、この山を歩くことになった。当会はそんな会である。

仙ノ倉山は標高2,026mで谷川連峰の最高峰。この記録を書くために調べるまで知らなかった。参考までに、おきの耳 1960m、とまの耳 1963m

当日、01:30待ち合わせでリーダー宅へ向かう。

関越道はがら空きで快適なドライブだった。

土樽駅の北西1km、標高590mくらいの駐車スペースで前日も山に入ったメンバーと合流。4時前に歩き出す。
歩き始めて30分くらいで踏み抜きがはげしくなりワカン装着。
毛渡沢沿いは平坦で群大ヒュッテまでは歩きやすい。
山荘の少し先で立派な橋を右岸に渡った直後、標高800m付近で急斜面に対応するためワカンからアイゼンに換装。
最初の尾根に取り付くと雪崩ないところを確認しながら歩くようにリーダーから指示があった。
前日から晴天でほぼ無風。気温も5℃くらいで歩くには快適だったけど、雪崩の危険度は確実に高いと思われた。
シッケイノ頭の先には稜線上に長い割れ目があって、左右どちらを歩くべきか分からなかった。割れ目の右側は急下降する斜面。左側が雪庇方向に思えたけれど、のぼる斜度も緩く幅10m以上あった。メンバーはほとんどが右側を歩いていたけれど、僕は悩みながら左側を歩いた。
後からリーダーに聞くと右側が正解とのことだった。
11時頃山頂。記念撮影して下山開始。

下山はロープが楽しかった。

腐った雪でも安全に降りるために、先頭はロープを結び、ビレイヤーはスタンディングアックス、もしくは単純なボディビレイ。30mくらいのロープを2本繋いで目一杯降りる。先頭は必要に応じて中間支点をセット。2人目以降はハーネスにつけたカラビナにロープを通すだけでダガーポジションなどで降りた。最後尾はハーネスにロープを結び、先行者にロープたぐってもらいながら降りた。これなら最悪のことは起きにくい。雪がなくても使えるなーと思いながら、メンバーのロープ捌きに改めて感心しきりだった。

17時半頃、歩き出した駐車スペースに戻った。

行動時間13時間以上。年上の方々の体力レベルに、自分も維持できるように鍛錬せねばと思った。

行先変更でも毎回必ず、楽しくタメになる山歩きをさせてくださる会の方々に感謝です。

コースタイム

03:55 毛渡沢橋

05:35 群大ヒュッテ

05:40 平標新道入口

09:55 シッケイノ頭

11:00 仙ノ倉山

12:10 シッケイノ頭

13:30 平標新道入口

17:20 毛渡沢橋

足拍子岳(3月会山行 Day1)

日程 2023年3月11日(土)
メンバー FO寺、K村、N村、T橋、A木

3月会山行は2日程、初日は足拍子、2日目は仙ノ倉。関越道を挟んだ2つの山を土樽駅近辺をベースにそれぞれを日帰りで登ることに。

スタート地点の毛渡沢橋あたりから、すでに急登・・
しかしこの時期にしては雪が少ない・・

かなり急登の尾根を上がる。しかし雪が少ない・・

しばらく進むと・・

もはやただのヤブ尾根か・・

とはいえ、ところどころ雪は残っている。聞けばピークは雪がないと登れないという。
何とか望みを持ちながら進むと。。

1142m付近の平坦地より、ピークが見える!・・しかし雪がないっ!!

あー、雪が割れてるな。。こりゃダメだ。撤退!
リーダーの判断により、これ以上進むことは中止、1,142m付近には雪があるので、翌月に行うかもしれない雪訓練の事前練習を行うことに。

<このあたりに写真・練習風景を挿入予定>
※どなたか写真ありませんか?

雪上での確保技術のひとつとしてのスタンディングアックス+自己脱出の一連動作を教わりました。この方法のビレイを利かせるためのコツ、自己脱出において気を付けること・・先輩方からいろいろと教わることができ、山頂には行けませんでしたが、大変有意義な時間となりました。

その後は謎の中国拳法の使い手(西部警察風)が現れたり

突如現れた中国拳法の使い手

T橋姉さんの携帯紛失未遂事件があったり

ケータイがない!!アレ?落としたかな・・・
(数分後)携帯電話はザックの隠しポケット的な場所から発見されました。

して訓練終了。

下山は急な尾根を下る手法として、ロープを用いたゴボウの訓練。
昼頃には登山口に到着し、FO寺さんの差し入れコーラで乾杯!

最高の1杯!

下山後は翌日の登山に備えてポカポカ陽気のもと装備を乾かし、付近の温泉「岩の湯」に浸かって解散。
2日目にも参加予定のFO寺、K村、A木はコンビニで大量のお酒とつまみを買い込んで、テント泊となりました。