会員山行 仙丈ケ岳地蔵尾根

日程 : 2024年1月1日~2日

メンバー : N(L)・U・I

1/1(月) 柏木登山口7:50-松峰小屋12:30-2,400m地点14:30

1/2(火) 2,400m地点4:50-2,760m地点7:10-2,400m地点到着8:40/出発9:30-柏木登山口14:30 

2024年初は仙丈ケ岳1泊2日テン泊してきました。結果は、強風により、2,760m地点での撤退となりました。

双葉SAで朝食を食べるところから、初日はスタート。7時頃柏木登山口に到着し、7:50登山開始。雪不足を懸念して余分に水を持ったため、荷物が重く疲れました。
初めのうちは雪が全くなかったですが、徐々に雪が出てきたため途中からチェーンスパイクを装着。
2,400m地点で初日は終了。尾根上のキャンプ地は眺望が素晴らしく、風も弱く、とても良い所でした。

テントを張り終え、中でくつろいでいると、スマホから緊急地震速報が。尾根上だったので雪崩や落石の心配はありませんでしたが、大きく揺れました。その時は能登半島にこれほどの被害をもたらすことになるとは思いもしませんでした。

2日目は3時過ぎ起床、4:50出発。暗闇の中、ヘッドライトを頼りに歩みを進めます。
明るくなる頃に、稜線直下の斜面に到着。しかし、斜面の雪が深くラッセルになり、時間がかかりました。初日にすれ違ったお兄さんが「思ったより雪が深くて引き返してきました。」と言っていたのを思い出しました。
稜線に出ると案の定、強風で、2760m地点で撤退となりました。下から吹き上げる風に煽られながらも、慎重に下山しました。
下山時、幸運にも1羽のライチョウに出会うことができました。私たちから逃げようと飛び立ったライチョウは一瞬で風に攫われ、小丘の向こうへ。しかし、降り立った先も登山道。私たちと再会し、慌てて逃げるライチョウでした。

個人的には、下山時の岩場でのアイゼンワークに課題を感じました。全ての歯を使いながらフラットフィッティングで下りることを体で覚えたいです。

下山後は信州高遠温泉さくらの湯で汗を流しました。ヌメヌメした泉質で、気持ちよかったです。

1780m地点からの眺望。
仙丈ケ岳が見えてきました。
標高2,400mのキャンプ地。眺望が素晴らしかったです。
夕暮れ時。
2,760地点で撤退。眉毛が凍っていました。
吹き上げる風に煽られながら下山。時折、雲が切れて、良い眺めでした。
1羽のライチョウ。この後、私たちから逃げようと飛び立った。