釜ノ沢・東俣

  • 日程:2024年9月7日~9月8日
    • メンバー
    • I澤(L) A木
    • U田(L) T橋
    • Y内(L) N山 N村 Y代

初めての泊まり沢&入会してから初めてのお泊まり山行に気持ちが高鳴ります。2日目午後から天気が崩れる予報でしたが、昼頃には下山出来そうとのことで決行となりました。   

行程 1日目                   8:25 駐車場出発ー8:50 二俣吊橋ー9:50~11:00 清兵衛沢ー11:15法螺貝のゴルジュー11:45 山の神ー12:30 乙女の滝ー12:45 東ナメ沢出合ー13:15 西ナメ沢出合ー15:00 両門ノ滝ー16:45 幕営地

2日目                     5:15 出発ー8:20 甲武信小屋ー8:50 甲武信岳ー9:25 甲武信小屋ー10:00 戸渡尾根分岐ー11:10 徳ちゃん新道分岐ー12:35 徳ちゃん新道登山口

場所は釜ノ沢・東俣以前から行きたかった念願の沢です。鶏冠山に登った時際に渡渉した事はあったのですが、沢遡行したいと思ってました。

7時30分 駐車場に到着しましたが、ほぼ満車状態。なんとか駐車出来ました。

二俣橋を渡り西沢溪谷の大きな看板へ。そこから鶏冠山方面へ

入溪 ポイント準備して行きます。渡渉してそのまま上がって行くと鶏冠山になります。

いざ入溪!

高巻をして法螺貝の前辺りでメンバーを待ちます。先頭歩いていたメンバーが見えないので、笛でコールしてみると…

おっ、いましたね。沢を歩いていたので、ここからメンバーを引き上げます。

なかなか上がって来るのも大変そう。無事に合流して法螺貝へ

法螺貝ゴルジュの入り口 エメラルドグリーンでとても綺麗です。

綺麗なので思わず泳ぎたくなるのもわかります。水は冷たそうでした。

落ちないように慎重に歩くも私はドポンしました。

千畳のナメ 

両門滝

食担のN 村さん、本日のメニューはカレー。星の王子様のルーでしたが、I澤さんが持参した謎のスパイスで辛口に…謎に美味しかったです。

焚火 ウエアの乾かし方も個性が出ますね。

夏と言えば花火。密かに持参した線香花火。何年ぶりかしら…なかなか風情あって楽しかった。

2日目朝はお茶漬けを食べ、5時に出発。直ぐにヘッテンは必要なく明るくなりました。私達の幕営より上で2グループ程いらっしゃいました。

まだまだ登りあげて行きまーす。

ポンプ小屋 冷え冷えのお水が美味しかった。

甲武信小屋 コーヒー飲みたかったのですが営業前でした。残念

甲武信岳山頂 

皆さん体力あるので甲武信岳山頂へ。私は小屋前でのんびりしてました。雲が多かったけど山頂景色良かったみたいです。天気も崩れることなくよかったです。

徳ちゃん新道で下山。下山なかなかの急登で私のガラスの膝はガクガクでした。鹿がいたみたいですが姿見れなく残念。癒されたかった(笑)

初めての沢泊で至らないところも多かったですが、皆さんのフォローで無事に終えることが出来ました。とても充実した2日間でした。ありがとうございました。

【おまけ】

  Y 内さんザック

安全ピン出して何かしてるなーーとは、思ったけど…まさかザックが縫い目が割け始めていたとは思いませんでした。スリング、カラビナと安全ピンで応急処置。帰宅後写真送ってもらったところ。綺麗に剥がれていたそうです。

大事に至らずよかった。

阿寺 岩訓練(5月会山行)

日程 2024年5月26日(日)
メンバー
 Aチーム : N村(L)、I澤、Y代、U田(記録)
 Bチーム : I村(L)、N山、A木(記録)

5月の会山行はこれからの沢/岩シーズンを睨み、いつもお世話になっている阿寺で岩&レスキュー訓練となりました。

訓練開始前に、N山さんが念入りに虫よけ対策をして下さいました。

====Aチーム====
初級Aチームは基本的なロープワーク・マルチピッチクライミングのシステム練習・レスキュー訓練を実施しました。

まずはマスト・半マストの復習から。N村リーダーが丁寧に実演・チェックをしてくださいます。続いてブーリン・ガルーダという結びを初実践。ブーリンは一生に一回使うかどうか!?とのことでしたが、全員一番熱心に練習していたと思います。

支点だけでなく階段の手すりも利用しながら各自練習します

さらに半マストで懸垂と、バックアップを取るロープスリングがどれだけ脆いかは体感するために、実際にロープスリングに摩擦をかけまくってみました。あっという間に簡単に切れてしまうロープスリングにぎょっとし、バックアップはあくまで補助だと実感します。

半マストで懸垂

昼休憩を挟んだあとは、マルチピッチクライミングの練習です。

どこで支点をとるか、現場にある木や岩を使いどういった支点の作り方をするかを実践します。登りながら判断するのが大変難しく、知恵熱が出そうになりました……。

最後は滑落者の事故対応。初級コースは岩稜帯で同行者の滑落(ハーネスなし)を想定しての対応手順を実施しました。バンド帯に落ちた滑落者のところまで懸垂し、シートベントを作り滑落者を仮固定するところまでを実施します。実際に滑落場面にあたった場合、引き上げるのは現実的ではないのがよく分かりました。

懸垂して滑落者のところまで下降
滑落者を仮固定。(滑落者が少しうれしそうに見えるのは気のせいでしょうか……)

訓練終了後は全員でクリーンアップ活動を実施しました。盛りだくさんで時間いっぱいまで訓練でき、N村リーダーありがとうございます!実地でフリーズしないように、復習をがんばらなければと頭ぱんぱんになった一日でした。

====Bチーム====
フレッシュなAチームとは対照的にオジサン?ぞろいのBチーム。
まずはベンチ横で滑落者救護シミュレーションを実施。
単純な技術の復習だけでなく、他パーティーの遭難救護を行う際に確認すべき事項など、N山さんの経験を交えたケース検討と救護トレーニングを行いました。
その後は駐車スペース付近に新設作業中の岩場に移動(さらに新たなクライミングエリアを開拓されている管理者さんには本当に頭が下がる思いです)。土や草を払いながら恐る恐るFIXを張ったのちに登り返し等の訓練のほか、各々バッチマンの研究や岩場整備のお手伝いなどを堪能しました。

一通りのメニューをこなした後は。。。岩を前にすると、どうしても登りたいものです。
I村さんとA木は以下のルートを登って時間終了。
充実したトレーニングの一日を終えました。

 ・ そっと立つんだ 5.9+
 ・ めたろう 5.10b
 ・ フェースメーカー 5.10bc

==クリーンアップ活動==
岩場を後にしたのち、所属するSMSCAの活動の一環として清掃活動に参加しました。
当会が清掃を行ったのは平戸の岩場~東吾野駅のエリア。
ぱっと見た感じでは判らなかったのですが、林道わきには多くの不法投棄らしきゴミが・・・昭和の匂いのする空き缶をはじめ、怪しげなDVDなどに驚きつつ、可能な範囲ではありますが多くのごみを収集。ゴールの東吾野駅でBBQ帰りと思しき大学生の群れを横目に記念撮影して活動終了となりました。(群れの移動後にまたゴミがあったのでさらに収穫量UP・・)

清掃活動終了!ゴール地点の東吾野駅にて(一部画像処理しています)

金ヶ窪沢アイスクライミング講習(会山行)

2024/2/16 曇

気温10度前後暖かい

N山、K村、F寺、N村(L)、Y内、A木、T(記)、U田、I澤

会山行でアイスクライミング講習に行きました。場所は初心者🔰も登りやすく、アプローチ短めの金ヶ窪沢です。

駐車場は閉鎖されていてゲートの手前にたくさんの車が停まっていました。

なんとか車を停めて準備開始。林道を歩きます。1400m付近から沢に下ります。ピンテがついていて明瞭でした。

沢に下りて大滝に向かう最初の堰堤は〇〇アドベンチャーチームでいっぱい。

一つ下流側の堰堤が氷結していたので、N村リーダーと相談して、ここを練習場所としました。

N村リーダーよりアイスクライミングの基本について新人さん達にレクチャーがされます。アックスの振り方や足の使い方など。その後、トップロープで何本か登り、懸垂下降の練習をしたりして過ごしました。

練習の様子

先行していたメンバー4名はそのまま大滝から戻ってこないので途中様子を見に行ったら、そのまま上に行ってみるとのこと。一本だけ登らせてもらい、私は堰堤にもどりましたが、上流はシャバシャバだったらしいです。

様子を見にきて一本登らせてもらうの図
シャバシャバをリードするY内さん

新人Uちゃんがトップアウトし下降してる時、落口で足をひっかけて逆さ吊りに…

その後、もう1人の新人I澤君も同じように落口を超えるところで振られていました。アイゼンをつけて雪稜や氷結した滝をロープで安全に降りることが課題となりました。

逆さでもがくUさん

それぞれ,リードしたり、薄い氷を登る練習したり、氷壁を破壊する勢いで打ち込み練習をしたりした後、終了としました。

帰りはセブンイレブンでクラフトビールを購入し帰路につきました。

おつかれ様でした。

8/11-12 尾白川黄蓮谷右俣

夏合宿Aチーム Tリーダー、Aさん、I

今年のテーマは南アルプス。春合宿は黒戸尾根⇒甲斐駒⇒鋸岳⇒日向八丁尾根としたが、消化不良気味。冬合宿の案の一つとして黄蓮谷のアイスを考え、下見を兼ねて夏合宿で黄蓮谷右俣の沢登りをすることに。気になるグレードは3級上、どうなることやら…

前日の夜、道の駅はくしゅうでTさんとTさんの夫と落ち合う。尾白川駐車場にAさんの車を止め、Tさん夫の車で矢立岩の駐車場に送ってもらう。感謝!

1日目

当日朝は4時起き、5時出発。1時間あまりの林道歩き。尾白川と共通の序盤は水量もあり、雪に磨かれた上越の沢に似ている。よく言えばエメラルドグリーン、悪く言えばコケっぽい。岩質は花崗岩、乾いているところはフリクションが効くが、半濡れの部分はぬめりが激しい。

スラブの大きな滝が続き、フリクションで登っていく。登れない滝にはわかりやすい巻き道がついているが、まちがえると痛い目に合う。

尾白川から別れ、黄蓮谷に入ると水量も半減。

千丈の滝を見つめるTさん
圧倒的な坊主滝

水量が減ったにも関わらず、スケールが大きく登れない滝が多い。千丈の滝、坊主滝、前後する滝も巻きを選択。坊主滝はところどころ踏み跡を見失いながらも、左股を分けた先で懸垂下降。

水量が減った沢を小気味よく登っていく

沢も細くなり小気味よく標高をあげていく。奥千丈の滝あたりから登れる滝が多く、登攀的になる。水線沿いを登っていくとしぶきが跳ねる滝、どうも逆くの字の滝らしい。Aさんがロープを付け、リード。途中から右手に逃げられそうだが、取り付くとなかなか逃げにくいようで、ずぶぬれになりながら乗り越す手前で右に逃げる。続いてTさんが取り付くが、核心の水流の中で動きが止まる。5分ほど長考し、どうにか直登して突破。カッパを着るも当然ながらずぶぬれ。最後は自分の番、なるほど使えるホールドは水流の中で、安定して登ろうとすればするほどシャワーを浴びる。

滝に打たれるTさん

逆くの字の滝を超えた先で、右の草付きに行くはずが左にわたってしまう。そのまま左壁沿いに登ろうとするが、ぬめぬめのスラブで自分は突破できず。Aさんに代わり、壁沿いにカムを決め、スラブをたわしで磨きつつようやく突破。フォローで登るが全く油断できない。その後、水線に戻り、右手草付き、クラックを経て奥千丈の滝をようやく抜け出す。

水線沿いにしばらく進むが、難しそうな箇所で左巻きを選択。ルンゼを経て尾根の灌木帯を進むがどんどん沢と離れてしまう。巻き道を進むか沢に戻るか迷いつつ進み、気が付くと5時近く、いい加減疲れてきたころにAさんが右手の尾根にBPらしきところを発見。尾根から懸垂してスラブをトラバース、ようやく今宵の宿に到着。不思議なことに薪も用意されていて早速焚火。思い思いに装備を乾かす。

2日目

快晴の朝、5時起床、6時半出発。細くなった水流を遡行していくが、疲れているせいか足取り重く、巻きを積極的に選択。二股を過ぎたあたりで左に巻き、踏み跡をたどるが、Aさんはスラブに出て、壁沿いの草を頼りに進む。Tさんと自分は灌木交じりの踏み跡をたどる。途中でスラブ面を覗くとスラブを登りきるAさん。落ちるとちょっとやばそうなところであり、登り切った姿を見てほっとする。Aさんは途中からロープも出せず、相当な体力とメンタルを消耗したよう。

(残念ながら苦戦したところは写真がありません)

奥の三段の滝(取り付いたときはこれが奥の三段滝かどうかもよくわからず)の一段目、左右に岩場があるが、右は上部がかぶっていてとても登れそうにない。左も厳しそうなので間の草付きの踏み跡をたどるが、見失いつつ左上ぎみに進む。壁に突き当り上には抜けられず、左手の滝をクラック沿いに左壁までトラバース。着いた先にハーケンが数か所残されている。(3段目の滝のスタート)一段上がり灌木沿いに進んで右のスラブに出ようとするが乗り越せず。直登するがかぶり気味のクラックから右へトラバースるところがちょっと難しい。

平和な草付き、あとは歩くだけ

滝を抜けたところは平和的な草付きそのもの。もう滝が出てこないことを祈りつつ進む。踏み跡をたどっていくと山頂直下の岩にでて、11:30山頂。装備を解き、長い黒戸尾根を下りきったのは5時をまわっていた。

巻き道は割と明瞭だが、ルートを見失ったり、選択をミスるとかなり痛い目に合い、3級の沢の難しさを味わう。また、ロープを出すべきタイミングを逸してしまったり学ぶべきことが多かった。「当分スラブは遠慮したい」というAさんの言葉で山行を締めておきます。

足拍子岳(3月会山行 Day1)

日程 2023年3月11日(土)
メンバー FO寺、K村、N村、T橋、A木

3月会山行は2日程、初日は足拍子、2日目は仙ノ倉。関越道を挟んだ2つの山を土樽駅近辺をベースにそれぞれを日帰りで登ることに。

スタート地点の毛渡沢橋あたりから、すでに急登・・
しかしこの時期にしては雪が少ない・・

かなり急登の尾根を上がる。しかし雪が少ない・・

しばらく進むと・・

もはやただのヤブ尾根か・・

とはいえ、ところどころ雪は残っている。聞けばピークは雪がないと登れないという。
何とか望みを持ちながら進むと。。

1142m付近の平坦地より、ピークが見える!・・しかし雪がないっ!!

あー、雪が割れてるな。。こりゃダメだ。撤退!
リーダーの判断により、これ以上進むことは中止、1,142m付近には雪があるので、翌月に行うかもしれない雪訓練の事前練習を行うことに。

<このあたりに写真・練習風景を挿入予定>
※どなたか写真ありませんか?

雪上での確保技術のひとつとしてのスタンディングアックス+自己脱出の一連動作を教わりました。この方法のビレイを利かせるためのコツ、自己脱出において気を付けること・・先輩方からいろいろと教わることができ、山頂には行けませんでしたが、大変有意義な時間となりました。

その後は謎の中国拳法の使い手(西部警察風)が現れたり

突如現れた中国拳法の使い手

T橋姉さんの携帯紛失未遂事件があったり

ケータイがない!!アレ?落としたかな・・・
(数分後)携帯電話はザックの隠しポケット的な場所から発見されました。

して訓練終了。

下山は急な尾根を下る手法として、ロープを用いたゴボウの訓練。
昼頃には登山口に到着し、FO寺さんの差し入れコーラで乾杯!

最高の1杯!

下山後は翌日の登山に備えてポカポカ陽気のもと装備を乾かし、付近の温泉「岩の湯」に浸かって解散。
2日目にも参加予定のFO寺、K村、A木はコンビニで大量のお酒とつまみを買い込んで、テント泊となりました。

西黒尾根 雪洞山行

日程 2023年2月11日~12日
メンバー
<宿泊組>N山、FO寺、A木
<日帰組>N村、T橋

2月の会山行は雪洞泊を伴う雪訓練ということで、谷川岳西黒尾根に行きました。
当日はロープウェイが運休していたことによりベースプラザの駐車場が使えず、やむなく麓に車を置くことに。昔はこんなことはなかったのに・・と、時代を感じてしまいます。

初日のメインは鉄塔付近での雪洞構築とビーコンテスト。
ビーコンの距離表示がメーカーごとにばらつくこと、また、埋没者のビーコン向きによって表示距離が変わることなど、その特性についての研究を行いました。

また、ビバーク時の対応としての雪洞も、ヤマケイの本にあった半雪洞+ツエルト型に挑戦。
構築の迅速性と居住性の良さから、かなり実践向きであることも確認できました。

構築された半雪洞たち。意外とあったかい。
今回、トライした半雪洞+ツエルトパターン。
構築には5分くらいしかかららず、かつ居住性も良いことが判明。

その後は、本日の宿となる雪洞構築に数時間・・

なかなかの出来栄えにご満悦の一行
暗くなるとムーディーに・・

雪洞構築を終えて日帰り組は下山。残る宿泊組の3名はテント脇に設置した雪洞泊監視所(テント)にて宴会・・
結局雪洞には初雪洞泊のA木1名が宿泊。静かであったかい雪洞ライフを満喫しました。

ひとりには勿体ない快適空間・・
ただ、床面が入り口方向に傾斜しており、寝ている間に雪洞外に滑り落ちていくという親切設計でもあり。。
次回の改善点も見つかりました。

翌朝は5時半出発。
快晴の西黒尾根を詰める。

雪面に写る 稜線の3人。写真をみた娘からは、絵本「3人のとうぞく」みたいだねと言われました。

途中、ベテラン2名からA木には雪庇の発達や積雪に対して地形や風がどのような影響を及ぼすのか、地形図から想定して現場でどうアジャストするのか・・というOJTが行われ、大変勉強になりました!
そんなこんなで肩の小屋を過ぎ・・

最後の詰め。青空がまぶしい!
ピーク!(トマの耳)

トマの耳を踏んだあとはしばらく景色を堪能して下山開始。
春山のように足元にまとわりつく雪ダンゴに苦心しながらも順調に進んで昼過ぎには下山。
その後はいつもの湯テルメで汗を流して帰宅しました。

2022年 9月 会山行 <那須 井戸沢>

【日程】2022年9月11日(日) 日帰り

【天候】晴れ

【コース】ゲート(駐車スペース)-井戸沢入渓、溯行-(大倉山-流石山)稜線-大峠-峠沢-峠沢・中ノ沢出合-中ノ沢-井戸沢・中ノ沢出合-ゲート(駐車スペース)

【メンバー】SR(記)、S根、N村(L)、F寺、M村、M黒、Y内(計7名)

【時程】
8:00 ゲート(駐車スペース)出発
9:30 井戸沢 堰堤(木製)
11:20 階段状の滝上部(昼食)
13:06 大倉山-流石山稜線
14:08 大峠
16:40 井戸沢・中ノ沢出合
18:00 ゲート(駐車スペース)着
(全行程約10時間)

 数日続いたぐずついた天気とはうって変わり気持ち良く晴れた晴天の下、美しい水の飛沫を浴びながら沢の遡行を楽しみました。今回は登りも下山も沢を利用するという沢づくしの山行でした。

 アプローチは、駐車スペース近くのゲートから1時間半ほど林道を歩き、井戸沢・中ノ沢出合の分岐に向かいます。本来はその分岐を右に下り木製の橋の下をくぐり左の井戸沢に入るのですが、今回私達は、橋に向かわず分岐を直進し途中より井戸沢に直接入りました。

 井戸沢は、楽しく登れる滝が適度に現れ、東北の沢にみられるような美しいナメと水で、登るのを飽きさせない美しい沢でした。詰めに見るなだらかな稜線はそれに至る最後の藪漕ぎなども苦にならず、那須の山の秩父や多摩とは異なる趣を感じさせられます。

 下山は大峠から三斗小屋温泉方面に下り、途中から峠沢に再度入渓し、中ノ沢に合流後、井戸沢・中ノ沢分岐に戻ります。
 峠沢は人があまり入らないのか流木なども散見され、本来の沢の混沌さの一端も窺えます。

 峠沢を経由しないで下山路をさらに進み中ノ沢に直接入るコースもありますが、こちらはナメが続きより容易に下れるようです。次回はこちらも歩いてみたい。

 今回の山行は事故も無く、沢をたっぷり堪能できた楽しくも濃い一日でした。
 帰りは「幸の湯」の天然温泉に入り、露天風呂の落差が大きい強引な打たれ湯に打たれた後、帰路につきました。

 今回、駐車スペースから井戸沢入渓地まで行くアプローチに三斗小屋跡なる遺跡がありましたが、江戸時代の遺跡で歴史の一端も窺えて興味深かったです。
 山に、景観に、温泉に、避暑に、歴史にと、那須のよさも満喫できた山行でした。

※三斗小屋宿跡
天和3年(1683)会津西街道が地震で遮断されたため、会津藩が元禄8年(1695)に大峠経由で会津と氏家を結ぶ会津中街道を新しく開削してできた宿跡。戊辰戦争では会津軍(旧幕府軍)と新政府軍とで激しい山岳戦が展開されたとのこと。

2022年度 夏合宿 <槍ヶ岳 西稜>

2022年度の夏合宿は新穂高を出発とする<槍ヶ岳西稜チーム>と<双六岳縦走チーム>の2チーム構成でした。
ここでは、<槍ヶ岳西稜チーム>について報告いたします。

メンバー:AK(L)、YK、OF、SR(記)の4名
西稜登攀パーティー:YK=SR、AK=OF

[予定]
8月10日(水):新穂高-槍平(小屋泊)※縦走チーム3名と一緒
8月11日(木):槍平-飛騨沢-槍ヶ岳(西綾登攀)、槍ヶ岳山荘(泊)
8月12日(金):槍ヶ岳山荘-中崎尾根-新穂高温泉(下山)

当初予定は上記の通りでしたが、3日目の12日が雨天のため中崎尾根ではなく往路の飛騨沢経由で下山となりました。
天候と休憩を含めた行動時間は以下の通りです。

8月10日[入山]曇り時々雨:6時間15分
8月11日[槍ヶ岳山荘]雨のちくもり:4時間55分
   [西稜登攀]晴:5時間(アプローチ1時間)
8月12日[下山・飛騨沢]雨のちくもり:7時間50分

今回の西稜(曾孫槍-孫槍-大槍)には、8月11日の晴れ間に取り付くことができました。
先行1パーティー、後続パーティーなしで、ほぼ待ち時間もなく岩も乾き360度の眺望も満喫できた大変素晴らしく楽しい登攀でした。
ホールド、スタンス共に豊富で、登る者によってルートを選べる楽しさがあり、クライミング初心者にも楽しめるコースでした。
ただ、取り付きへのアプローチは、一般登山道からルンゼを下るルートで、浮き石が多く今回の登攀で一番気を遣った所です。
合宿の3日間、事故も無く仲間と共に楽しく登れたことが一番の収穫でした。

小菅川本谷

令和3年9月11日(土) 会山行

メンバー: Y下 N山 F王寺 Y内 S村 K西 K村(L)  

入会するかも隊 S A

08:00 日向沢登山口先の駐車場 ~ 13:15 登山道合流 ~ 15:00 駐車場

前日からの雨も上がり、遡行準備。今回は経験者の入会検討中の2名も同行し9名の大所帯。天気はいまいち、いざ出発。

小菅川は釣り師の入渓もある沢のようです。途中2パーティーの釣り師と遭遇しました。邪魔にならないよう沢中を歩かないように注意が必要です。

ゴーロ歩きに飽きてきた頃、やっと出てきた滝。

右岸を果敢に攻めてはみたが、この後・・・・

人数も多いし、ロープをフィックスし安全に一人づつ登ります。

こんな滝もあったけど、右から巻きました。

全員でポーズ

藪漕ぎもなく、登山道に出ました。

この後フルコンバから日向沢登山道を下山し、駐車場着。

大人数での山行でしたが、天候もどうにか持ったし怪我もなく皆様お疲れ様でした。

2月会山行  あづまや温泉から四阿山

2月の会山行は、ご入会検討者にもお試し参加いただき、4名で四阿山へ。

快晴無風の好条件の中、最初から最後まで眺望を楽しみながら登山ができました!

2021年2月13日  メンバー:N、F、N、K

8:10 あずまや温泉登山口     8:35 牧場地 

12:05 頂上          14:35 下山 

登山口手前の駐車スペース
歩行開始直後 樹林帯の別荘地
ここから開けた牧場地帯
牧場地帯を行く
眺望が期待できそうで、ペース上がります
広々とした場所
最初の休憩ポイント 菅平牧場方面への分岐
真っ白な北アルプスが見えてきます
高度を上げていきます
北アルプスを横目に見ながら 気分の良い登行
頂上に近づいてきました
最後の直線!
まもなく頂上
もう一息
頂上で記念撮影  日本海の水平線まで見渡せました!
360度 眺望はバッチリ
きれいに見える北アルプス
下山の光景
頂上直下 少しだけ登り返しあり
景色を楽しみながら下山
眺望を惜しみながら…
牧場地帯
最後にもう一度 ふり返って