7月15日(木)〜20日(火)            高天原・赤牛岳・水晶岳・鷲羽岳・雲ノ平縦走

高天原の天の川

メンバー : 福・啓・政・法

土日も平日も休みの年中ヒマ人同士で梅雨明けを狙って黒部川源流域北アルプス最深部を縦走してきた。天候に恵まれ、梅雨明け直後の瑞々しい花々が咲き競う、4連休前の静かな山々を独り占め、大展望の山旅だった。

7月15日(木)                                     戸田13:00→蕨→与野→川越→21:00立山駅P(テント泊)

7月16日(金)                                    立山駅P5:00→7:00折立P→登山開始7:20→12:00太郎平→13:15薬師峠(テント泊)

意外にも満車の折立P
7:20登山開始!
前日の雨でぬかるんだ巨木の樹林帯の登山道
標準コースタイムで樹林限界へ
弥陀ヶ原と剣岳!
待ってました。夏空!
薬師岳
太郎平の山小屋が見えてきた!
初日のラストスパート、標準タイムより大分早く登れている。
山小屋物資輸送ヘリの着陸
ご褒美!(700円/本)
薬師峠のテント場・・・日が暮れるまでは暑かった。
薬師峠の天の川(byマサ

7月17日(土)                                    薬師峠4:30→薬師沢小屋8:00→B沢10:00→高天原峠13:00→高天原山荘14:00(小屋泊)

薬師沢へ向かう・・・中央の三俣蓮華、右は双六
カベッケヶ原から黒部五郎岳
薬師沢小屋前8:00
黒部川に掛かる細い・揺れる吊り橋を慎重に渡る。落ちたら大変!
左岸沿いの大東新道へ入る。新道とは言っても、所々道が不明瞭で適切なファインディングが求められる。
天気に恵まれ標高が2000mを切り水が恋しい
照り返しの河原歩きに体力を奪われる。
B沢近くのへつりポイントまで行ってから針金やトラロープが出てきて、ファインディングが正しかったことがわかる。このへつりはくさりがあっても苔でぬめぬめしていてつるっと滑って川に落ちそうになり大いにビビる。
ここまで標準タイム1時間オーバーの2時間掛かった(2倍の時間が掛かった)
ここから登山道は上方に向かってC沢、D沢、E沢を横切りながら急激に高度を上げる。ここまでの行動時間5時間経過、疲れが出てきたところでこの登りは堪える。
13時にやっとこさ雲の平からの道を合わせて高天原峠に着いた。元気は既に無い。
高天原峠の道標   あせらずに・・・その通〜り!
岩苔小谷を渡り360°山に囲まれた高天原の湿原に入る。
薬師岳東面と高天原湿原 聞こえるのは鳥のさえずりと小川のせせらぎ、そして湿原をそよぐ風だけ・・・自分の声さえも騒音となるまさしく静寂の一言

14時に9時間半掛かって高天原山荘に到着した。
お楽しみの温泉までは、下り15分 写真左が男湯で右が女湯、山荘までの帰りは汗をかかない様にゆっくり登って30分 ・・・ 岩々の山道なのでサンダルをつっかけていくレベルでは無い。
河原にも小屋掛けのない野天風呂があった。いきなりすっぽんポンになってザブン! いい湯だな〜 疲れた体がジーンとなってアブもいなくて至福の時でした。
2食付き11,000円で宿泊。完全ランプの山小屋。17時半からの飯が旨くてお代わりした。
温泉沢ルートの情報収集
2帖あたり1名でビニールで仕切られ、インナーシーツまたはシュラフ持参、小屋内は完全マスク ・・・ 時期が早いということもあるのか15名程度の宿泊だった。
高天原の天の川と流れ星(byマサ

7月18日(日)                                    高天原山荘5:00→温泉沢ノ頭10:00→赤牛岳12:00→温泉沢の頭14:00→水晶岳15:20→水晶小屋16:00(小屋泊) 

(マサさんの特別ルート)高天原山荘→岩苔乗越→水晶小屋

今日はマサさんは一人で岩苔乗越から水晶小屋へ入る撮影日のため、3名で温泉沢ルートに行く。5時少し前に出発できた。
いったん温泉まで降りて温泉沢を渡渉を繰り返して遡行する。要所に標識はあるが道は全く無いのでルートファインディングが基本となる。沢装備なら大したことはない場所でも山靴を濡らしたしたくない思いで渡渉点を選んだりすることでロスタイムができた。
中央の大岩から左へ尾根道に取り付く。ここまでの沢登りはコースタイム1時間のところ2時間掛かった。
尾根道は樹林帯を抜けるとジグザグ無しの一直線状砂礫斜面を登るようになる。短時間で高度は稼げるが傾斜がきつい。
上方左端が温泉沢の頭・・・こんな感じで一直線です。
温泉沢の頭の最後の登り・・・中央平原が高天原湿原と小屋 背後は薬師岳
10時に温泉沢の頭に到着 5時間掛かりました。
赤牛岳へ続く稜線 背後に立山・剣、中央に黒部湖と後立山の山並み
温泉沢の頭で福さんは、ここでゆっくりしたいとのことで、大休止後は水晶小屋へ向かうことになった。
温泉沢の頭にザックをデポして最小限の装備を持って啓と法で赤牛岳へ向かう。水晶小屋の夕飯の時間に間に合う12時に引返しのタイムリミットを置いた。
なだらかな起伏が続くたおやかな稜線歩き・・・時たま雪田が出てきて天気も良くって稜線漫歩って感じと思ったらおお間違え。
とにかく遠い、歩けど歩けど中々近づかず、ゆるやかに降りたり登ったりをひたすら繰り返す。空荷なのに標準コースタイムギリギリで歩く。この区間って走らなきゃいけないのかな?
温泉沢の頭から2時間掛かって12時に赤牛岳登頂。今回山行3日目にして初の山頂です。眼下に黒部湖と読売新道、まさしく北アルプス最深部、入山3日目にして到達、遠い道のりでした。
これから戻る稜線。ここから4時間掛けて中央の水晶岳の高みを越えていく。槍・穂高の西穂まで見通せている。
薬師岳東面をバックに・・・啓は初登頂、法は40年振り再訪です。
帰路から見た温泉沢
帰路も2時間目一杯掛けて14時に温泉沢の頭デポ地点・・・この時天気が悪くなり始めやばい雰囲気が漂っていた。
再び重くなった荷を背負って水晶岳へ向かう。水晶岳って南側からくると岩稜の岩山ってイメージですが、頂上を越えて温泉沢の頭との間はカール地形もあってお花畑が広がってとても和む綺麗なところでした。
途中から雨が降り出しカッパを着てガスガスの水晶岳頂上では記念撮影もせずに小屋へ急ぐ。・・・遠くから雷鳴が聞こえてきたからです。休憩とか疲れたとか言ってられません。・・・どうにかこうにか16時に小屋へ着きました。着いた途端に大雨雷雨になりました。間一髪セーフでした。飯の時間にも間に合いました。
無事に福さんと政さんに再開しこの日は2食付き13,000円で宿泊しました。カレーライスがとても旨くてお代わりしてしました。天水オンリーの小さな山小屋ですがトイレがきれいでジャズが流れる雰囲気の良い山小屋です。我々の他に宿泊者は6名くらいでした。感染対策もバッチリで安心して泊まりました。

マサさんからの写真の報告

byマサ
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7月19日(月)                                    水晶小屋5:55→鷲羽岳7:20→雲ノ平山荘10:40→薬師沢小屋13:55(小屋泊)

byマサ
byマサ
昨日の11時間行動や入山4日目の疲労蓄積もあり本日の行動は計画の太郎平ではなく手前の薬師沢小屋素泊まりに変更しました。ゆっくり小屋で朝ご飯を頂き6時少し前に出発しました。
本日は鷲羽岳登頂後雲の平へ向かいます。
ワリモ岳分岐へ向かう裏銀座縦走路を行きます。
鷲羽岳山頂は残念ながらガスの中でした。
ワリモ分岐から見た祖父岳と黒部五郎岳 ここから黒部川の最初の一滴が始まる岩苔乗越へ下ります。
いきなり祖父岳の広い山頂です。
眼下に雲の平の山小屋とテント場が見えます。
スイス庭園
雲の平山荘
アルプス庭園
14時に薬師沢小屋に到着、戻ってきました。
残るは最終日の太郎平越えということで安堵感もあったせいか小屋の前のテラスで夕方まで宴会をしました。ドライ2L缶3000円で500mL缶/900円なのでお得です。

部屋は10人部屋個室を4人で使いました。素泊まり6500円でした。今回どこの小屋も4人だったということもあり大部屋ではなく個室に入れてもらいました。感染対策という点でもより良かったと感じています。

7月20日(火)                                    薬師沢小屋4:25→太郎平7:45→折立P11:00(下山)→吉峰温泉→20:00戸田帰着

自炊だったこともあり若干早く出発できた。途中、行きには気づかなかったが、ここ一か所だけこの時期にだけしか咲かない衣笠草が咲いていた。
途中でデポ品を回収してコースタイム通り太郎平まで登れた。今日もいい天気です。
ここを出発したとたんこの景色とはさようならです。5日間お疲れさまでした。
下山途中に白山と日本海バック
11時に折立Pに下山しました。心地よい筋肉痛と疲労感、そして充実と満足感に満ちた5日間でした。お疲れさまでした。

蝶ヶ岳〜常念岳縦走

メンバ:K・N・N

11/21(土) 三俣P8:00〜まめうち平9:50〜蝶ヶ岳12:30

11/22(日) TS 6:00〜常念岳9:30〜前常念岳10:30〜三俣P14:00下山                  

久しぶりに北アルプス縦走を楽しんできた。

11/21 あいにくの曇り空でうすら寒く
シーズンラストということもあり駐車場は閑散としている
雪を溶かして水が作れないのでここで2日分の水を補給
ゴジラみたいな木

まめうち平でやっと陽が差し込んできた
蝶沢を過ぎてうっすら雪が出てきた。スリップしないように慎重に進む
蝶ヶ岳山頂から槍穂高の稜線を望む・・・雪が少ない  平和な写真に見えるが実は立っていられないほどの強風
小屋近くの展望台から
常念岳の左に大天井岳
日の入り前 富士と南アルプス
焼岳と穂高の間に陽が沈む 
11/22 蓼科山の右から日の出
日の出 + 富士山
赤く染まる槍穂高
縦走途中から常念岳
常念岳方面への縦走路
常念岳への急登
間もなく常念頂上
常念岳山頂からの槍穂高・・・天候悪化兆しで雲に覆われしかも風が強い

立山・剣
前常念へ続く稜線
常念乗越方面への分岐点
前常念から常念岳を振り返って
前常念直下の岩小屋
蝶槍から辿ってきた稜線を振り返り、下山した

錦秋の御神楽岳

メンバー:K、N、N

御神楽岳登山口P6:30〜御神楽岳管理舎9:15〜本名御神楽9:50〜御神楽岳10:40〜御神楽登山口P14:00下山

コロナ禍で早番勤務ということもあり、前夜19時に出発し奥会津の道の駅でしっかり仮眠することができた。

初冬を思わせる季節風で降雨があったらしく肌寒く刈払いがあまりされてない登山道の登りはびしょびしょになったが、天候に恵まれて穏やかな錦秋の御神楽岳登山を楽しんだ。

6:30出発 気温3℃ びしょびしょしっとりの登山口P
八乙女滝
八乙女滝を左岸から高巻・へつる ・・・ 落ち葉と雨でびしょびしょだからスベル!
小屋手前の紅葉の鎖場

杉山ケ崎尾根の急登をあえぎ御神楽岳管理舎9:15 ・・・ 大休止
本名御神楽頂上から御神楽岳へ続く稜線 ・・・ 錦秋!
飯豊は既に冬山
蝉ヶ平登山道 ・・・ 錦秋! こんど来る時はここに挑戦かな?
雲が多く男体山・白根山は確認できず残念!・・・雲の切れ間をねばって1時間近く滞在
Nさんと雨乞峰・・・ 肉眼では日本海の海岸線が見えた!
穏やかな下山途中から見た霧来沢のスラブ ・・・ 登っている人がいた!
すっかり乾いて快適になった沢沿いの登山道・・・山の恵みをあちこちに発見!
紅葉の八乙女滝

落差は8メートルくらい?!沢登りならば前半のクライマックス!!

下山後は源泉かけ流し湯量豊富シュワシュワして緑色がかったせせらぎの湯でまったりしてからこれまた晩秋の山里沿いの道を西那須野へ向かい22時過ぎには帰宅した。

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)

メンバー:K、N、N

法性寺(P)7:30〜釜ノ沢入口9:00〜釜ノ沢五峰10:00〜中ノ沢分岐10:30〜中ノ沢林道11:30〜法性寺(P)12:15下山

本当は巻機山の割引沢へ行く予定が、日本海側の天候不順とのことで日曜日半日程度で行けるところで探したら地元埼玉に小鹿野アルプスなるものがあることを知り行くことにした。

行った感想は、知る人ぞ知るおもしろやぶ山アスレチックぽいルートで行くなら木々の葉っぱが落葉した初冬の陽だまりがベストだと感じた。

秩父札所32番法性寺駐車場7:30

法性寺山門
本堂できちんとお参りを済ませる
こんな岩の割れ目をくぐり
奥の院へ
せっかく来たのでこんな岩を下り観音様のおまいり
最後にくさりをたどり大日如来様へおまいり
沢沿いの道を下り釜ノ沢へ一旦降りる。ここまで1時間半ぐらい
車道を100m位たどり釜の沢五峰登山口へ ここで9:00頃 
この登山道は私的に整備されたということだそうです
1峰手前の岩稜
五峰頂上に10時00 両神山の展望
五峰を更に進んで稜線まで上がり稜線を中の沢分岐へ縦走する。
途中で根回り15mくらいのもみの木の巨木を見学した。
根元から見上げたモミの巨木
中の沢分岐から林道へ下山途中でこんなトラバースや・・・
こんなトラバースもあった
電線が架かってないレアな鉄塔!! 
最後の方ではこんなのも出現(斜めになっている所を降りました)
下から見上げるとこんな感じです。傾斜が急な訳ではありません。
最後は林道に11:30着 林道を歩いて先ほどの釜ノ沢五峰登山口へ戻りそのまま歩いて法性寺駐車場へ12:15に戻る。

厳冬期の白根三山縦走

2016年12月31日〜1月3日

メンバー N、O、N

行程 12月31日 荒川発電所P~あるき沢橋~池山お池避難小屋

   1月1日 避難小屋~八本歯~北岳~北岳山荘冬季小屋

   1月2日 冬季小屋~間ノ岳~農鳥岳~大門沢小屋

   1月3日 大門沢小屋~荒川発電所P(下山)

唐松岳・五竜岳縦走

2016年3月19日~21日

メンバー K・O・N・N

行程 3月19日(土) 八方池山荘14:00~上の樺16:00(TS)

   3月20日(日) (TS)~八方尾根~ジャンクションピーク~唐松岳9:00~五竜山荘付近12:30(TS)

   3月21日(月) (TS)~五竜岳7:30~遠見尾根~五竜遠見スキー場12:00

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槍ケ岳西稜

2015年9月21日(月)~23日(水)

メンバー N、O、N、N、S

行程 9月21日(月) 前夜発上高地~ババ平BC(TS)
   9月22日(火) BC~槍ヶ岳西稜~BC(TS)
   9月23日(水) BC~上高地(下山)

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立山・雄山東尾根

2014年4月26日(土)~27日(日)

メンバー : N、O、O

行程 : 

4月26日(土) 早朝発=扇沢(P)=黒部ダム=黒部平~雄山東尾根2681m(TS)

4月27日(日) (TS)~雄山東尾根~雄山神社~雄山東尾根~黒部平=黒部ダム=扇沢(P)下山

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新雪輝く槍ヶ岳

2014年3月21日〜23日

メンバー N、N、O

行程 3月21日 新穂高温泉~槍平

   3月22日 槍平~中崎尾根~西鎌尾根~槍ヶ岳~飛騨沢〜槍平

   3月23日 槍平~新穂高温泉

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