つづら岩クライミング(会員山行)

日時:2025.6.28

メンバー:Iさん、Yさん、Aさん、I澤さん、Uさん、H(記録)

日程:7:30 駐車場到着→ 7:40 出発→9:10 つづら岩到着→16:10 下山開始

「いよいよ、つづら岩いきましょうか」というリーダーの声のもとに若手新人メンバーが集合!外岩マルチピッチの練習は初めてのH。ロープの扱い方、システムのこと、外岩での練習などステップを踏んでつづら岩までやってきました!

気温35度。天気快晴☀ 天気は申し分ない1日のはじまり。駐車場は1台止まっているのみ。駐車料金を払いに行っている間にバス停のところでおじいさんと立ち話。86歳なのに足取り軽く、肌のつやもぴちぴち。昔は、登山道で水を売っていたらしい…。確かにこの暑さだと山頂で水が足りなくなることもありそうです。

と話していてもなかなか駐車料金支払い組が戻ってこない。様子を見に行くと、先に行った様子。急いで追いかけ登山口で合流。今日もいい日になりそうです(笑)

アプローチは約1時間30分。この暑さでアプローチが長いのはアルパインの練習にはうってつけ。よいトレーニングになりました。みんながヒーヒー言いながら登る中、20代の若いI澤さんとYさんはこの間の講演会で聞いた海外遠征の話で盛り上がり、すたすたと進んでいきます。さすがです・・・


つづら岩に到着。

早速登り始め。今回は、I澤さんAさんペアとIさんYさんUさんHの2つのグループに分かれて練習開始。まず私たちのグループは練習コースで岩に慣れることになりました。久々の外岩なのでちょっと緊張気味なUさん。何本か登って一般ルートに挑戦することにしました。Hは一般ルートとつりあげルートに挑戦。2ピッチ目はリードもさせていただき、左ルートの支点が見当たらず木で支点をとることに。臨機応変にあるもので支点をとっていくことも学びました。ジム練習では見えてこない臨機応変さ。自然を相手にするので状況に応じた判断は的確に即時に対応していかなければならないと思いました。何か所がどういうふうに体をあげていくのか分からずロープに頼ってしまう場面もあり、今後の課題が残りましたが、登っている最中や登りきったときの景色が最高でした⛰️懸垂下降で降りる練習にもなり、木がある時のロープを下に下ろすときの方法なども勉強になりました!!

一方、UさんはYさんのスパルタ指導のもと、一般ルートと右クラックルート(途中)まで挑戦。途中までといいつつもYさんお決まりの「いけるっしょ!」というポジティブワードでUさんも果敢に挑戦!終わったあとは疲労感と達成感に満ちていました。今後は○○へ行きたいと今後の目標のために外岩練習を続けていくようです。

一般ルートに移動するとI澤さんペアの元気な声が聞こえてきました!!2人はオケラルートに挑戦中・・・”おぎゃ~”と子どもが生まれてくるような元気な声。「Aさん、ここ登れないと思います。僕がギリギリ通れるスペースなので・・・」と失言も。(笑)そこに即ツッコミをいれるAさん。名コンビ誕生です!!(おぎゃ~~!👶)

I澤さんは、ここのルート登ってみましょう。ここはどうですかね?とどんどん登っていきます。合計4本。リードもどんどんチャレンジし、今まで指導していただいた先輩方から成長したなぁとお褒めの言葉が聞こえてきました。

最後は・・・・こちら!↓

Iさんご指導のもと、男性陣がチャレンジ。見た目以上に難しく、こんな体力が余っている男性陣👏お疲れさまでした。

楽しさと学びのある1日でした。緊急連絡先引き受けていただきありがとうございました。

榛名山黒岩トレーニング(会員山行)

日付:2025.5.18

メンバー:Iさん、Tさん、H

山話会やメンバーの岩トレの場所としてよく聞いていた黒岩。

前日の昼頃まで雨予報だったので濡れていて登れないコースもあるかもしれないけれど、行ってみよう!という判断のもと黒岩へ。

24番のところから入って数分・・・

あっという間に岩場へ到着。

「あれ?○○さん?」と久しぶりに会う友人や「あれ?この間も会いましたね」と古賀志山でもクラッシックルートを登っていた友人やら世間は狭いです。(笑)

小川山に行く予定だったんだけど、雨だからこっちに来たという声をあちらこちらで聞こえました。雨が降ったら近場のここ(黒岩)がみなさんのルーティンなのでしょうか。とてもにぎわっていました!!

岩も濡れていて登れないコースもありましたがピラミッドフェイス(練習コース)は乾いていたのでそちらで練習。

景色よき!!

古賀志山ではリードをできるようなレベルの岩はありませんでしたが、こちらはトップロープで練習→リードという流れで登ることができました。岳友会ルートは残念ながら濡れていて断念💦

かっこいいTさん

南壁のスラブ入門のオケラへ。

右側では「トッツィー」10cに挑戦する方々。今日初めて完登したという勇者が。ナイスチャレンジでした!クライミングに没頭&挑戦する日々なのだろうな・・・大人になっても夢中になって夢を追いかけられることがあるというのは素敵だなぁと感じていました!

Iさんはサクッとリードで登りさすがすぎます👏

Tさんもスラスラ登りさすがです👏

さあ!私の番!

Hはロープを張りまくって登らせていただきましたが、スラブ系のは全くコツがつかめず、2回目のチャレンジはせずに終了。岩を登っているときの集中力の維持も課題です(笑)

新人育成のためにいろいろとお付き合いいただき、Iさん、Tさんに感謝です。ありがとうございました。

古賀志山外岩トレーニング(会員山行)

日付 2024.4.29

メンバー Iさん(L)、H(記録)

バリエーションをもっと登るにはクライミング力が必要ということで、外岩トレーニングに行ってきました。外岩は、入会してすぐに日和田山に行っただけ。私が登れるところあるのかな…?と思いながら、リーダーにマンツーマンで教えていただきました。なんと贅沢なんでしょう。

夜中まで雨が降っていたようで道路が濡れていて、もしかしたら登れないかも?と話をしていましたが到着するともう登っている方々が。さすがです。

クライミングジムとは違うなと感じたのは、岩を触りながらどこがつかめる岩なのか探しながら登ること。ここつかんで登るの?!と思うようなところも少し手にかかれば登れるということ。足をあげること、足で登る感覚が大事。5.9の課題でもクライミングジムだと11くらいのレベル感な気がしました。

・粉屋の姉さん5.8・競技会ルート5.9・クウ(・ブラックレイン)・新人クラック5.8・猫またぎ5.9

天気が良く、山日和。気持ちよく登れ、良いトレーニングになりました。Iさんありがとうございました。まだ登れるようになるには時間がかかりそうですが、リードができるように頑張ります。

春合宿(会津駒ケ岳)

日付 2025.4.26(土)

メンバー Fさん、Uさん、H(記録)

行程 7:40駐車場到着ー7:55滝沢登山口ー12:00会津駒ケ岳ー12:35中門岳ー下山15:30

鳥海山行きたい!東北の方は前線の影響で?天候があまりよくないかもしれないから、ダメだったら五竜岳。そこもダメだったら燧ケ岳周辺?といろいろな方面で予定を考えていました。GWは晴れる!と思っていましたが、なかなか天候が安定しない・・・予報では風が強い(20m?!)とのことで

結果、天候が良いであろう会津駒ケ岳に決定!

今年は、雪が多かったこともあり、交通規制がまだ解除されていないため、滝沢登山口からの往復となりました。御池から会津駒ケ岳の縦走や御池から三岩岳の縦走もできるらしい。三岩岳までの縦走は、夏は藪で通ることができないので、冬季限定ルート!今年は雪が多いのでGWも縦走を楽しめそうです。

さてさて、天候がよいからと決めた会津駒ケ岳。結果から言うと・・・

と~~~~っても良い天気でした☼ほぼ無風。雲ひとつない快晴☀

登山口までも雪が解け、登山道も乾いており、あれ?夏山?と勘違いするくらい最初は雪がありませんでした。できるだけショートカットしたいということで駐車場から最短ルートで登りましたが、最初は急登💦一気に汗がでてきました。同じくらいに登り始めたスキーヤーはさらに急登を直登!!!私たちは、楽な道へ(笑)あっという間に分岐につき、少し乾いた道を歩くと雪がでてきました。さすが残雪期。雪が締まっていたので、アイゼンは履かずにそのまま頂上へ。

雪で日の照り返しが強い!日焼け止めを塗りましたがこれは焼けるなぁ・・・と思いながら、Fさんは手作りのマスクを。Uさんは手拭いで日焼け防止。(鼠小僧のようでした)

春の訪れを感じさせる鳥の鳴き声。鳥笛をもっていたHは鳥たちとの会話を楽しみました(笑)

のんびりと歩いていると木々の間から燧ケ岳と至仏山が見えてきました。しっかりと雪がついていて明日登れるかな?と期待を胸に。

「あそこを登り切れば、あと少しで小屋が見えてくるはず」と思っていましたが、なかなか見えてこない。「あそこまでいけば!」まだ見えてこない。「今度こそ!!」と気合をいれても見えてこない?あれれ?雪に埋もれているのか?そんなに今年は雪があるの?!と話をしていると頂上が見えてきました。あの急登を登り切れば!!と後ろを振り返ると小屋が見えました。しっかり雪に隠れていました😊

頂上に到着~~~~!

大きな看板が・・・ない!!

今年は雪がたくさんふったため、埋もれているそうです。何度も登ったことのあるFさんもこんなに雪があるのは初めて!とのこと。中門岳の方に行ってみよう!と先を見ると雪庇が。どこで踏み抜くかわからないので慎重に進みます。雪庇もあり、今朝は早い出発だったので今回は途中でUターンして下山することに。

帰りはもちろん、ヒップスキー(尻セード)で。Fさんが私たちの分ももってきてくれました。Hは初めてでしたが、滑り方を伝授していただき景色を楽しみながら遊びながらあっという間に下山。(Uさんは途中、木に激突。大事に至らずよかったです)

今日の宿は、見通りキャンプ場。歩いて30秒で温泉。なんと素敵な場所なんでしょうか。キャンプ場で温泉の回数券?を安く購入できるので買うならそこで買った方が断然お得です。

そして、今日の夜ご飯はBBQ🍖

Fさんがたくさん仕込んできくださったので、お肉と焼きおにぎりとエビとホッケと・・・お腹いっぱいごちそうになりました。何から何まで本当にありがとうございました。余った分は明日の朝食へ。

夜空には満点の星。日ごろの仕事の疲れが山と温泉とご飯で吹き飛びました!

霧積アイスクライミング(会山行)

日付 2025.2.8(土)

メンバー N村さん(L)、Nさん、Fさん、Iさん、H(記録)

行程 9:40駐車場到着ー10:00ゲレンデ到着ー15:00撤収

今回は、アイスクライミング練習ということで群馬県の霧積へ。

ゲレンデで練習ということなので初心者のHも安心です。

JPCZの影響で日本海側は大雪。その影響で行きは渋川~はチェーン規制でした。帰りはなんと通行止め。国道も通行止めだとか…私たちはその手前だったので影響はありませんでしたが、心配です。いつもなら見える赤城山が全く見えない暗いあやしい雲。

駐車場には車が5、6台。今日は人が多いかな。アプローチは5分?!で全く歩かずにゲレンデに到着。

7パーティくらい

毎年右側のところも登れるようですが、今回は雨も少なかったのであまり発達してないよう。残念・・・

こちらは傾斜も急で混雑していたので、もう少し右にある緩やかな場所で練習開始。

①トップロープ(アックスの振り方・アイゼンの使い方)②アイススクリューセットと回収③Vスレッドの設置方法④懸垂下降 を行いました。

2か月ぶりを全く感じさせないFさん

今日は、雪山の装備チェックと寒さに順応するため~と言っていましたが、さすがFさん。最近登れていなかったのが嘘のようです。

先月の八ヶ岳ゲレンデで全く登れなかったH。今回は、ベテランの先輩方のご指導の下、少し登り方を覚えました。1本目はビビりまくりのH。アイゼンの刃を全く使えてない自信がありました(笑)

怖くて膝を氷につけてしまう=アイゼンの刃が立たなくて滑べる→怖い

頭の中では分かっていても体重をかかとにかけることができないHを見て、Nさんがアイゼンを貸してくださいました。

縦爪だと氷に刺さる感覚が分かり、登れる~~!!その感覚が分かると怖さより楽しさが湧き出てきました!アックスもNさんの研いだものを使うと軽い振りでしっかりと刺さりました。自分の道具を自分の使いやすいように手入れをして使うことも大事だなと実感。アックスの研ぎ方(Nさんの秘密の研ぎ方)を教わりました。来年に向けてアイゼンとアックスを調達したいと思います♪

アイススクリューセット

バランスを保ちながら片手でセット。ポイントは胸~腰の位置でやること。腕が伸びきった状態では全く氷に刺さりませんでした。Iさんは利き手と逆でもできるように練習しており、さすがです!!

長さも色々とあり、氷が薄いとき厚いとき、表面が溶けているとき等その状況に合わせたスクリューを使うことや中に氷が入っていると刺さらないなど実際にやってみないとわからないことがたくさんありました。

Vスレッドの設置方法

正三角形をつくるように氷の中に穴を作りますが・・・N村さんはさらっとやっていましたが、穴が合わさらなかったりするので難しそうです。使う捨て縄の太さによっても通りやすさが違ったり、長さが足りなかったら等応用も教えていただきました。

最後は、懸垂下降。

氷の懸垂は緊張感があります。グローブをつけて懸垂セットは一緒にグローブが巻き込まれたりするのでやりずらい。太いローブだとなおさら。一本ずつ練習をして、冷えた体を温泉で解凍して帰宅。

ベテランの先輩方に色々と教えていただき、Iさんも新人のHもとても学びのある1日でした。ご教授ありがとうございました。

朝日岳東南稜(会山行)

日程 2025.1.27(日)

メンバー Tさん(L)、Nさん、Aさん、H(記録)

8:30県営大丸駐車場ー10:00取りつき場所確認ー11:30茶臼岳ー12:40~13:40マルチ練習ー14:00県営駐車場

新月に近づいているのか薄くかけている月がとても大きく輝いていたAM4:30集合。

東北道でも朝焼けがとても綺麗でこれは風もなく登れるのでは?!と期待を胸に那須へ向かう。

Nさんは6回朝日岳東南稜を試みて登れたのは3回らしい。登頂率は50%。

以前は茶屋までも爆風で行けなかったそう。でも今日は行けそうなきがする~!

那須の街中はあまり雪が無さそう。これは岩が出ていそうだな…と話していると大丸駐車場に到着。

車は10台ほど。

やはり外に出ると寒い。ん?風が出てきた?(気のせいと信じたい)

途中で装備をつけるのは寒そうなので、すべて登攀準備をしてから登山開始。

峰の茶屋から少し進むと那須岳の登山口。

そして神社を発見。鳥居はこのぐらい雪が積もっていた。

雪が無いかなと思っていたので、少し安心。

上部では風が強いので、雪は風で飛ばされることが多いよう。

確かに雪が舞っている・・・😨

強風の中でアイゼン装着も厳しいので早めに装着していると上から下山してくるパーティーが。どこまで行かれたのですか?と尋ねると、今日は風が強いので避難小屋まで行って下山してきたそう。「撤退」という言葉が頭をよぎる。

とりあえずTさんAさんH(新人)は取付までも行ったことがないので、取付のところまでは行き、風の様子をみて判断しようとなる。

朝日東南稜の入り口となる4番看板を発見!

堰堤が見えるでしょ?あの辺りを越えて~稜線沿いを~とNさんが説明。

ですが、辺りは真っ白です(笑)

もう少し近くまで行こうとなり、堰堤の近くまで下降。

風も強いし、今回は新人もいる為、安全第一ということで茶臼岳まで登って下山することに。

新人のHは耐風姿勢を実際にやっていないので、途中で教えていただきながら歩く。

避難小屋の前は強風。

とりあえずエイドと水分補給をし、荷物を小屋にデポして茶臼へ!

追い風だったからまだ耐えられたが、風が強い強い!!

会のFさんは強風で0.5秒浮いたことがあるらしいと話をしながら途中で耐風姿勢をとりながら(練習できてよかった)頂上へ。

サクッと写真を撮って下山。

ほんの一瞬だけ青空が見えた気がします(笑)

せっかく雪山に来たので、H(新人)はNさんからフラットフッティングの指導を受けながら下山。アイゼンの刃をすべて効かせながらあるく。意識して考えながら歩かないと歩けない。足の裏が見えないように歩こうとするとロボットのような歩き方になってしまう🤖

一対一で細かくご指導いただき感謝です。

 下山したところで、今日はバリエーションを登る予定だったということでシステムの確認。簡易ハーネス、支点やシステム、ロープワークの訓練&指導をしていただきました。

寒い中、1時間も時間をとっていただきありがとうございました。

そして体が冷えたので温泉へ。

Nさんが前に行ったという幻の温泉(中はボロボロだけれどお湯が良い)へ。

温泉に行く廊下はこんな感じ・・・

今日の核心でした(笑)

朝日岳はまた晴れた日にリベンジ!!

今年また挑戦します。

立山三山・龍王岳東尾根(会員山行)

メンバー:Yさん(L)、Kさん(SL)Nさん(装備)、H(記録)
日程:2024年11月24日(日)~25日(月)

【1日目】
 ターミナル8:00~室堂10:00~雄山12:20~雷鳥荘16:20

富士山は最も遅い初冠雪。立山も雪が降ったという情報は入っていたが、軽アイゼンでも登れるくらいかもしれない・・・?!富山県の条例に適合させるために、登山届や装備(ビーコン、スコップ、プローブ)を持ち、扇沢に向かう。

大町に到着すると山々の間から真っ白に雪が積もった山がちらり👀✨

うわぁああ~~雪山だ!と心が躍りながら立山黒部アルペンルートへ。(2024.11.30まで)電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継いで室堂へ。往復チケットなので無くさないようにどこにしまったか何回も確認(笑)

室堂に到着するとそこはもう・・・白銀の冬山

テンション爆上がり!『俺たちの季節が来た~~~!!!』と血が騒ぎます。

一ノ越まで行ってから、1日目に龍王岳に登るか周回にするか判断するということで歩き出し。にしても本当に綺麗。雲海も見れ、雲の間から見える真っ白な鹿島槍はかっこよく、エベレストのよう(笑)

雪のギュっギュっと締まる音。

見渡せば360度山。

年末合宿で行きたいと考えている剣岳や八ヶ岳も。Yさんが登ろうと考えていた剣岳の早月尾根も見え、下見バッチリです!早くも次はどこにいこうか~とワクワク。

ベテランのNさんもKさんもカメラのシャッターが止まりませんでした!

雄山頂上

周回コースの道はなかなか歩きずらくハード。雪はあるものの、締まってないためズボズボと抜け、雪の下には岩があり、ガリっとアイゼンがあたり、バランスが崩れる。そんな中でもNさんはハイペースでどんどん進んでいきます。経験値の違いを身に染みて感じます。Nさんの身体の組織はどうなっているのだろう・・・

動物の足跡を参考にするとルートが見えてくるよ!と教えていただき少しだけHも先頭へ。晴れているからできることで、これが雪が降っていたり風があると厳しいな…と。そしてすぐ先頭をKさんへバトンタッチ。バックカントリーの滑った後がありますが、トレースはあるようなないような・・・あまりにも景色がきれいで歩くのに夢中になり、軽食をあまりとらずに進んだため少しバテぎみ。

ようやく野営場のテントが見え、近くの川を渡り、雷鳥荘が見えてきました!あと少し~~!!の雷鳥荘までの登り返しがキツイ💦前に進んでいるのか?と心配になるくらい足が重い。途中でのエネルギーをとる大切さを感じました。

小屋は温かく快適。天然温泉付きで夜ご飯はお代わり自由。この快適さに慣れてしまうとテント泊には戻れなさそう。明日が小屋締め。最後に美味しいご飯をごちそうさまでした。

【2日目】
 雷鳥荘7:10~8:10~取付9:00~龍王岳13:15~デポ14:10~ターミナル15:00

6:30からの朝食に間に合うように起床。コーヒーを飲みながら早朝MT。朝食はバイキング形式だったため、昨日の反省を生かし、たくさん食べてシャリバテにならないよう準備万端👍

今日の天気も最高!

荷物が重かったため、立山室堂山荘の近くにデポ。

雪を少し掘って、ツェルトの中に荷物を入れて、少し埋める。なるほど…こうやって置けばよいのか💡荷物がと~~~っても軽くなりました!!

一ノ越を越えると見えてきました龍王岳。

これを登るのか、登れるのか!?私。

オンタイムで取付。

大きな岩壁の手前でロープを結び、登攀開始。

事前にネットで見てはいたものの、実際に見るとドキドキ。アイゼンを付けたまま登れるか!

Hに最初の難関。アドレナリン全開😃

一度ヒヤッとするところもありましたが徐々に足をかけてからの重心のもっていきかたを感覚でつかみ、楽しさ全開👍

雪があるので右にトラバースすると簡単に登れそうでしたが、そっちだとつまらなさそうだから左側からいこう!ということで難しい道へ。

途中、簡単そうなところでリードもやらせていただき、こんな経験させていただけるなんて…光栄すぎます。

先輩方に見守られながら腰がらみでビレイ。

首のところだと何かあった時におさえられなく、首ごといってしまう。安定したところに座ってやると〇

夢中になって登りましたが、10ピッチぐらい。ロープを使って安全に登りました。私がいなかったらみなさんスタスタと時間をかけずに登り切ってしまうのだろうな・・・時間をとってくださって感謝です。

支点をとるときに岩の間に入れたり、雪に埋まっているハイマツを使ったり、リードで登ってビレイをするときに時間がかかりすぎてしまうので、安全環付きカラビナにロープを通して引き上げるなど実践でしか学べないことがたくさんありました。ランニングをとらなかったため、ロープが岩に絡まってしまい、Kさんに降りてもらい迷惑をおかけしました。今回は、降りることができましたが、厳しいところだったら?1ミスが命取りになることもあるということも考えてもっと知識も経験を積んでいきたいと思います。

ロープワークも復習していましたが、いざとなるとあれ?とやり直しをしたりしていたので、正確にスピードよくできるようにたくさんロープに触っていきます!!

辺りを見渡せば絶景✨🏔

無事に登頂

ベテランの先輩方に連れて行っていただき、天気も味方をしてくれ、楽しいアルパインデビューをさせていただきました。ラッセルできる体力、ルーファイ、天気について、クライミング技術、自己管理能力と学ぶべきことはたくさんありますが、実力をつけていろんなところに安心して挑戦できるようにしたい!と思います。

こんな山行をしてしまったら、もう沼です。(笑)

帰りたくない・・・徐々に明日仕事・・・?という現実に戻されながら最後の最後まで最高の天気で最高の山行ができたことに感謝してロープウェイへ。

次はどこに登ろうかな・・・

薬師の湯で温泉に入り、近くのお蕎麦屋さんでお蕎麦と馬刺しと鮎の塩焼きセットをペロリ。

とても学びのある超~超~超~最高の山行、予約から申請等もありがとうございました。

(※どの写真も良すぎて載せきれませんでした)

鳥甲山(会員山行)

日時:2024.10.5~6

メンバー:Fさん、Tさん、Uさん、Yさん、H

浦和渓稜山岳会の女子会を開催!

以前からどこにみんなで行こうかと話し合い、第二の谷川と言われていた鳥甲山に決定。

(これでとりかぶとやまと読むのかと気になっていました)

Fさんは何度も山行計画をしていたのですが、計画倒れだったそう。

秋雨前線の影響で天気が不安定でしたが、決行できてよかったです。

帰り道で見えた鳥甲山

ムジナ平登山口8:40~万仏岩~白嵓ノ頭~カミソリ岩~鳥甲山12:30~赤嵓ノ頭~屋敷登山口15:30

ムジナ平登山口から屋敷登山口まではロードで約6キロ。歩けなくもないですが、か弱い女子なので今回は車2代で行き、車をデポしておきました。

登山口には車が1台のみ。

この天気で登ろうと思う人は少ないでしょう。

8時40分ごろ登り始め。

すぐに急登!!傾斜45度以上?!

ゼーゼーハーハーと呼吸数が上がりながら登ります。しかも雨で地面は濡れ、道は落ち葉が一面に積もり、落ち葉の下に石があるのか木の根があるのかも分からない。とても歩きずらい…

グラデーションになっていてキレイ?なキノコ

ブナが綺麗でどんぐりもたくさん。

山から「秋、始まりますよ」と言われている気がしていました。

熊さんがでないか心配でしたが誰も熊鈴を出さない女子たち💦

休憩できる平らな場所も見つからず、ひたすら登る登る登る。

少し平らな場所がありそう?と思ったらまた急登。

アップダウンを繰り返しながら、万物岩あたりまで来ると尾根歩き。

天候が微妙でしたが、天気が良ければ周りには苗場山、佐武流山など山々が見えるはず。

ちょっとだけ苗場山が顔を出していました!

鎖場あり

新しそうな鎖が設置

広そうに見える登山道ですが、土なので崩落しているような感じで少し足を滑らせたら危険かもしれません。雨が降らなくてよかったです。

カミソリ岩のところには今は使用できないはしごあり。

冒険心あふれるTさん

「あと少し、あと少し」とUさんの励ましの声をききながら進みますが、お腹がすいて力が出なかったのでここで一休み。

Fさんの枝豆とコーンとベーコンとチーズと栄養満点オムレツと絶品鳥ハムをいただいて、タンパク質を摂取。

デザートはTさんのりんごケーキ♡

みなさんの心遣いに感謝。

パワーをチャージして最後の登りを終えて頂上へ!

頂上 2038m

少し天気が回復し、後ろには紅葉してきた山々。

下には秋山郷の集落も見え、

下山後の温泉とお酒が楽しみになってきました!

屋敷登山口まではやはり急な道が続きます。湿ったところが多いので転倒に注意しながら・・・といっても滑るときは滑る。Yさんは登山靴のソールがすり減っていることもあり、つるつると滑っていました。私たちは5人パーティーで登っていたはずが、10人ぐらいの声が。(Yさんの滑った時の声です笑)

周りはブナや笹に囲まれていたので、滑落の怖さは無かったのですが気が抜けない下山。

少し気が抜けるとつるっと滑ってしまいました。

修行の鳥甲山、温泉とお酒のために頑張りました!!

急登とアップダウンの激しい山で、

女子会の割に厳しめ?楽しい?山行でした!!

あれだけきつかったのに次の日に筋肉痛にならなかったのは、切明温泉効果でしょうか?

女子会計画、ありがとうございました。

小仙丈沢 夏合宿山行

日時 2024.8.10~11

メンバー Kさん(L)、Nさん、Fさん、Uさん、H(記録)

浦和渓稜山岳会に入会して初めての合宿。

沢登は3回目で少し慣れてきたところで、1日目は沢、2日目は登山という形での計画をしていただきました。新人の技量に合わせて山行計画をしていただきありがとうございます。

お盆ということもあり、渋滞などを考え前日出発。2時ごろ駐車場到着。すでに駐車場にはたくさん車が駐車していました。みなさん車中泊をして翌日の早朝のバス狙いか・・・6時出発のバスに乗車したかったため、バスとチケット売り場のところにザックを置いて順番取り。翌日4時ごろ明るくなってきたころに並ぶとビックリ!!長蛇の列が!!無事にバスに乗ることができましたがこの時期は入山者が多いなと感じました。ちなみに臨時バスを出していて、バスに乗れないことはない様子でした。

北沢峠を6時20分出発。

野呂川出会方面へもともとバスが開通していた車道を歩きます。道がだいぶ崩落していて、今後の復旧の見込みはないようです。晴天の中、歩くこと1時間30分。目の前には今回登る滝が見えてきました。この辺り(野呂川)は釣りをする方も多いようです。

入渓点に到着。

開けていてとても気持ちが良い。道は倒木が多め?でしたが、休憩するときの腰掛にはちょうど良く休憩をとりながら進みます。

後ろには北岳がバッチリ見えました。

この景色を独り占めできるのは贅沢!

ハーケンを打ち込みながら登ります。大滝登攀でハーケンとハンマーを使うところは初めてだったのでこういうところで使っていくのかと勉強になりました。リードのKさんが打ち込み、スムーズに登ることができました。ハーケンの回収もバッチリです。

滝の音に癒され…

最後の大滝のところまでやってきました。どうやって登るか…みんなでルートを確認。今回50mロープをもってきて大正解。Kさんのリードで最後の滝も登りきりました!最後はNさんなのでハーケンやスリングの回収もOK👍と思いきやKさんのスリングがない?!と騒ぎに。時間に余裕もあり、新しいスリングなので回収に戻ることに。結局何も回収せずに登ってきたKさん。(結局Nさんが回収していました(笑))無事にあったので仕切り直して進み始めたKさん。トラバースはこっちがよいよ!と道を選んでくれたものの、あれれ??さっき無いと騒ぎになったスリングとカラビナが足元に置きっぱなし??!お笑いを見ているかのようでした。

徐々に疲れが見え始め、会話も減り淡々と進みます。

14時20分、カールの入り口のようなところに到着。水も枯れ始めてきたので水を汲もうかもう少し先まで行くか悩むところでしたがまだ水はあると信じて進みます。

水が湧き出ているところを発見!!

雪が解け、山の土にしみこんでいく。しみこんだ水は木の根に吸われたりしながら下へとしみこみ水を通しにくい地層の上にたまる。こうして地層の割れ目から湧き出てくるのが川の始まり。南アルプスの水は雪解け水なのでと~っても冷たい。ペットボトルではなく、天然の南アルプス水を飲むことができ、何十年もの歳月をかけてろ過されていると思うと考え深い。おいしくいただきました。

15時40分カールに到着。

誰一人いない場所で休憩。稜線を見ると人が歩いているのが見えました。

登った後は、お酒で宴会。Fさんのザックの中からはあれやこれやと美味しいおつまみが。絶品でした(^^♪

明日も早いので早めに就寝。雨に降られることもなく、風もなく、360度山と星に囲まれ、ぐっすりと寝ることができました。

2日目は、早朝4時出発。

ヘッデンを付けて稜線を目指して登り始めます。ザレ場で傾斜も急で足元もおぼつかない。”3歩進んで2歩下がる”の言葉のような感じでした。カールから見た稜線は近く感じたのに登ってみると遠い遠い・・・ふと後ろを振り返ると朝日がとてもきれいに見えました。この景色をこの場所で見られることがなんて贅沢なんだ・・・と感動し、キツさも忘れていました。

あと少し!!というところで岩場が。ルートが見えない、足を踏み外したら危険という判断でロープを取り出して最後上り詰め。リードはNさん。なかなかOKという声が聞こえないので心配。稜線が見えたということだったので新人の私が2番目に登り始め、ハイマツを進みますが、このハイマツがなかなかの強者。進路を妨げます。3000mのところに生息する植物は本当に強い。そしてようやく到着!!

5時30分に一般道に出ました。

辺りを見渡すとあれれ??一番高いところに出ている!だいぶ予定より登りつめました。

仙丈ケ岳のピークまで数分。

一般道を下山。たくさんの人が日帰り登山を楽しんでいるようで、すれ違いが多くペースが乱れましたがそれだけ魅力のつまった山なのだなと感じました。

夏合宿前の会山行での学びを復習と実践ができた山行でした。

7月 会山行 軍刀利沢

日程:2024.7.7

場所:軍刀利沢

メンバー:Iさん(L)、Yさん、Uさん、H(記録)

10:45 矢沢林道落合橋前 ~ 11:20 入渓 ~ 12:20 15m大滝 ~ 焚火 ~ 17:00 駐車場

前日の豪雨で大丈夫かな・・・?と少し心配していましたが、

朝起きたら暑い!暑すぎる!!

「梅雨」はどこへ行ってしまったのだろうか?と心配になるくらいの青い空。

今日は天気の心配はいらないドピーカン☼でした。

7月の会山行の目的は、

   1 基本的な沢登りの訓練

   2 幕営適地の選定

   3 幕営地の構築

   4 焚火の対応

   5 焚火を使った食事 の5つを柱として訓練を行いました。

9:00 駐車場到着

「1年前に来たときは、もう少し上まで車で上がれましたよね?土砂崩れが起きているからかな…?」などと話しながら舗装された道を歩くこと40分。

ここは違うのでは?とGPSを確認すると違う谷に来ていることが発覚。

急いで駐車場に戻る。

38度近くの気温でのハイキングで高度順応ならぬ暑熱順化。

10:45 駐車場到着   再びアプローチ。

11:20 入渓

火照った体に川の水が沁みます。

新会員のHはスタスタと進むIさん(L)の背中を追いましたが、体格差があるため自分に合う登り方を探しながら登ります。今回が沢登り2回目。ロープワークはIさん、Uさん、Nさんにおんぶにだっこでしたが、前回よりもスムーズに登れるようになった気がします。

ロープの長さを確認しながら滝を上ります。

前を進むパーティーの人数が多かったため、ここで焚火訓練開始。

乾いた木を集め(折れればOK)、川の流れに沿って木を並べ(空気の流れをつくる)、上に落ち葉をのせる(燃えやすい)

あっという間に火がつきました!!

こんな暑い中、焚火の煙があがっていたら山火事と間違われるのでは?!と心配しながらも焚火訓練開始。

集めた薪はすべて燃やしきる!ということなのでここで焚火をつかった食事と休憩をはさみました。

この炎の違和感・・・

最後は水をかけ、石を上にのせて終了。

最後の滝を登り、下山開始。

軍荼利神社までが急こう配&滑りやすく、暑さで疲れがピークに。

自分のいる位置を確認する、どっち方面に向かっているのかなど随時確認する大切さを実感しました。踏み痕を頼りにすることもありますが、これは通れる道なのか?と少しでも疑問に思ったときは前に進むだけでなく、一度立ち止まることも大切。

リーダーだけに頼るのではなく、一人でも道を選択できるように経験を積んでいきたいと思います。