【SMSCA主催】登攀技術講習会

日程:10月19日(日)

場所:飯能市

主催:埼玉県山岳スポーツクライミング協会(SMSCA)指導委員会

参加メンバー:Fさん、FDさん、Tさん、Sさん、Oさん、H(記録)

18~19日と渓稜祭で宿泊でしたが、講習を受けたい新人メンバーはこちらの講習会に参加、FファミリーとHは仕事のため、講習会のみの参加となりました。浦和渓稜からは6名の参加、全員中上級でお世話になりました。

事前に自己脱出の方法の資料を送っていただいたので、合宿で事前に予習してくることができました。が!!!!資料とは違うことが…やはり実際に参加してシステムの意味やここで結ぶ意味を理解してやらないといけないと実感しました。

今回やったことは主にクライマーが滑落した時にビレイヤーが救助を呼びに行ったり、救助をしたり何か行動するときに使う『ビレイヤーの自己脱出』

メインロープの加重を一度メインロープと支点につけたフリクションヒッチの方に荷重を移す。そして確保器を解除するというものです。言葉でいうのは簡単ですが、フリクションが滑ってしまったり、クライマーの重さを感じながらロープを固定する大変さなど体験しました。フリクションが滑ってしまったときの方法をそれぞれ教えていただき、とても勉強になりました。また、ロープの太さも荷重がかかっているときにこんなにも細くなるのかといつも見てない視点で道具について見ることができました。

スムーズなロープワーク

休憩時間にFDさんからエイト環(下降器)の使い方とカラビナでの下降の仕方を教わりました。ギアを落としてしまった時などにも活用できる知識。エイト環を使ったことが無かったTさんとHはこんなに簡単に使えるのかと感激!もちろんマイナス面もあるのでそれぞれのところでギアを適切に使えるようにしていきたいと思います。

浦和渓稜の新人育成の先生のみならずみんなの先生、Fさん

最後には、正式のやり方ではないけれどこの方が早くできるという方法を教えていただきました。こちらの方がとても速い!けれど新人は正式な方を理解しながらちゃんと覚えることから。リードが滑落した時に瞬時に自己脱出できるように復習しておきます。

雨が午後から降る予定でしたがなんとか実施することができ、とても有意義な時間となりました。終始和やかな雰囲気で教えてくださった講師のみなさま、浦和渓稜のみなさんありがとうございました。

米子沢(会員山行)

日付:2025.9.28(日)

メンバー:Iさん(L)、Yさん、T嶋さん、Sさん、H(記録)

行程:7:00桜坂駐車場(巻機山登山口)ー14:00避難小屋ー16:00下山

沢女子のT嶋さんが行きたいと切望していた米子沢。

以前、米子沢に行ったときにスズメバチの巣を踏んでしまいみなさん刺されてしまうという蜂事件があり、嫌な思い出が残るということであまり行くチャンスがありませんでした。が!今回は刺されたけれど瞬時に応急手当をして抗体も残らなかったというYさんと師匠のIさんに連れて行っていただきました。

藪漕ぎなし、開けていて解放感抜群、ゴルジュもあり、ナメ沢でとってもきれいな沢。

デート沢と呼ばれているだけあり、こんなところに連れてきてもらったらもう沢登りに心奪われてしまいます💛

駐車場に7:00前に到着しましたが、満車に近い状態。駐車場の管理人にちょうど会い、トイレの近い場所に停められました。(トイレはとってもきれいです)

米子沢の入り口には、「遭難事故多発中」という看板あり。初級の沢でデート沢と言われるほどきれいなナメや解放感のある沢なので人気で経験の浅い人が安易に来てしまうそうです。今回も気を引き締めて登ります。

駐車場を出て数分で遡行開始。ゴーロ歩きが続きます。空気はもうすっかり秋。今回で沢締めかなと思うような寒さです。

この高度感!!

登るのは難しいところは少ないですが、ナメなので滑りやすいという怖さが・・・

解放感抜群!紅葉は色づき始めた感じですが、まだ早かったです。

新人のSさん。

3回目とは思えない登りっぷり。不安なく登っていました。さすがです。

ぬめりが怖い。

最後のクライマックスもナメ!

人気の沢なのに今回は違うパーティと会うこともなく、米子沢を独り占めしてきました。ツメの前に滝の前で休憩し、T嶋さんが作ってくださったきゅうりを食べ、お昼を食べ、のんびりして藪漕ぎもなくさわやかに小屋まで到着。よき山行でした。

ツメは日本じゃないみたいなメルヘンな感じ

終始、綺麗なナメ滝やゴルジュで素敵な沢でした。

下山はトレランシューズを履いているI さんのスピードについてくので精いっぱい。3時間ぐらいかかるかな…と思っていましたが、2時間もかからず下山。これが浦和渓稜スタイルです。

締めのご飯は、長岡ラーメン🍜生姜醤油の香ばしい味わいが体に沁みました。

緊急連絡先を受けてくださったYさんありがとうございました。

おかげさまで新人のSとHはすっかり沢の魅力にとりつかれました。

小川谷廊下(会員山行)

2025.7.26(土)

メンバー:Iさん(L)、I澤さん、H

岩クライミング訓練として稲子岳に行く予定でしたが、天候が怪しいとI澤さんが天気を細かく調べてくださり、予定を変更。酷暑なので沢にすることに。Iさんの提案とI澤さんの天気予報チェックにより、晴予報の西丹沢の小川谷廊下の沢に決定!!2級の沢は、初めてなのでワクワクと大丈夫か?と不安もありました。

朝5時に集合して丹沢へ。

駐車場に7時20分ごろ到着。すでに駐車場にはたくさん車が止まっていました。沢登の服装をした人も・・・

車の外からでると暑い!!痛いくらいの日差し。これは沢登りで正解👏

車道をあるくこと1時間20分で入渓点へ。

準備をしていざ出発!

と思いきや歩き始め1秒であれ?どこで降りるんだ?と戸惑います。

堤防にあるはしごを1つ、2つ、3つ、4つと降りると入渓予定だった場所に到着。

以前、来たことのあるIさんはこんな感じではなかったなぁ~とつぶやいていました。にしても良い天気~☀

歩いて10分。

大岩が見えてきました!迫力のある大きい岩。神秘的な空間です。しかしここが核心。最初を突破できないと登ることができませんが、先行パーティも苦戦している様子。Iさんにバトンタッチして登り始めますが手も足も置く場所がない…スリングで足がかりを作って登りますが手がない・・・いろんなアイディアで試行錯誤しますがなかなか乗り越えられず、先行パーティと協力して登り、なんとか突破!!

私は登れなさそうだなぁと眺めていましたが、メインロープにプルージックを付けて、それを手がかりするとよいというIさんからのアドバイスのもと何とか登ることができました。いろんな知識をこうして臨機応変に活用していくのかと勉強になりました。

次の5mの滝も腰まで入って左から。水が冷たくて気持ちよいのですが、思ったより深い。

ヒョングリってなんだろう?と地図を見て思っていましたが、こういう滝のことをいうのかと教えていただきました。岩の回廊下状も白っぽい岩と苔の緑と水のエメラルドグリーンの色がとても綺麗でした。

余裕の登攀、I澤さん

滑り台岩も大きい!!ジブリの世界観に入ったみたいにこれを通ったら違う世界にいけるような雰囲気を感じました。

リードで導いてくださるIさん

一番最初の大岩に時間をとられ、駐車場到着が18時。

下山時も道をちゃんと確認しないとたどり着けないバリエーションのような道でした。踏み痕がなくなったり、ちょっとおかしいなと思ったらすぐに確認する重要さも改めて感じました。

そして、帰りはヒルに吸われ、初ヒル記念日🎊いつのまにか靴下や靴の中に忍び込んでいました。丹沢にいくならヒル対策必須ですね。

緊急連絡先を引き受けてくださったYさん、まだまだ未熟な若手ではいけない2級の沢に連れて行ってくださったIさん、天気予報と登るときのサポートをしてくださったI澤さん、ありがとうございました。Hは知識と経験を増やし登れる手立てを増やしていきたいと思います。

つづら岩クライミング(会員山行)

日時:2025.6.28

メンバー:Iさん、Yさん、Aさん、I澤さん、Uさん、H(記録)

日程:7:30 駐車場到着→ 7:40 出発→9:10 つづら岩到着→16:10 下山開始

「いよいよ、つづら岩いきましょうか」というリーダーの声のもとに若手新人メンバーが集合!外岩マルチピッチの練習は初めてのH。ロープの扱い方、システムのこと、外岩での練習などステップを踏んでつづら岩までやってきました!

気温35度。天気快晴☀ 天気は申し分ない1日のはじまり。駐車場は1台止まっているのみ。駐車料金を払いに行っている間にバス停のところでおじいさんと立ち話。86歳なのに足取り軽く、肌のつやもぴちぴち。昔は、登山道で水を売っていたらしい…。確かにこの暑さだと山頂で水が足りなくなることもありそうです。

と話していてもなかなか駐車料金支払い組が戻ってこない。様子を見に行くと、先に行った様子。急いで追いかけ登山口で合流。今日もいい日になりそうです(笑)

アプローチは約1時間30分。この暑さでアプローチが長いのはアルパインの練習にはうってつけ。よいトレーニングになりました。みんながヒーヒー言いながら登る中、20代の若いI澤さんとYさんはこの間の講演会で聞いた海外遠征の話で盛り上がり、すたすたと進んでいきます。さすがです・・・


つづら岩に到着。

早速登り始め。今回は、I澤さんAさんペアとIさんYさんUさんHの2つのグループに分かれて練習開始。まず私たちのグループは練習コースで岩に慣れることになりました。久々の外岩なのでちょっと緊張気味なUさん。何本か登って一般ルートに挑戦することにしました。Hは一般ルートとつりあげルートに挑戦。2ピッチ目はリードもさせていただき、左ルートの支点が見当たらず木で支点をとることに。臨機応変にあるもので支点をとっていくことも学びました。ジム練習では見えてこない臨機応変さ。自然を相手にするので状況に応じた判断は的確に即時に対応していかなければならないと思いました。何か所がどういうふうに体をあげていくのか分からずロープに頼ってしまう場面もあり、今後の課題が残りましたが、登っている最中や登りきったときの景色が最高でした⛰️懸垂下降で降りる練習にもなり、木がある時のロープを下に下ろすときの方法なども勉強になりました!!

一方、UさんはYさんのスパルタ指導のもと、一般ルートと右クラックルート(途中)まで挑戦。途中までといいつつもYさんお決まりの「いけるっしょ!」というポジティブワードでUさんも果敢に挑戦!終わったあとは疲労感と達成感に満ちていました。今後は○○へ行きたいと今後の目標のために外岩練習を続けていくようです。

一般ルートに移動するとI澤さんペアの元気な声が聞こえてきました!!2人はオケラルートに挑戦中・・・”おぎゃ~”と子どもが生まれてくるような元気な声。「Aさん、ここ登れないと思います。僕がギリギリ通れるスペースなので・・・」と失言も。(笑)そこに即ツッコミをいれるAさん。名コンビ誕生です!!(おぎゃ~~!👶)

I澤さんは、ここのルート登ってみましょう。ここはどうですかね?とどんどん登っていきます。合計4本。リードもどんどんチャレンジし、今まで指導していただいた先輩方から成長したなぁとお褒めの言葉が聞こえてきました。

最後は・・・・こちら!↓

Iさんご指導のもと、男性陣がチャレンジ。見た目以上に難しく、こんな体力が余っている男性陣👏お疲れさまでした。

楽しさと学びのある1日でした。緊急連絡先引き受けていただきありがとうございました。

榛名山黒岩トレーニング(会員山行)

日付:2025.5.18

メンバー:Iさん、Tさん、H

山話会やメンバーの岩トレの場所としてよく聞いていた黒岩。

前日の昼頃まで雨予報だったので濡れていて登れないコースもあるかもしれないけれど、行ってみよう!という判断のもと黒岩へ。

24番のところから入って数分・・・

あっという間に岩場へ到着。

「あれ?○○さん?」と久しぶりに会う友人や「あれ?この間も会いましたね」と古賀志山でもクラッシックルートを登っていた友人やら世間は狭いです。(笑)

小川山に行く予定だったんだけど、雨だからこっちに来たという声をあちらこちらで聞こえました。雨が降ったら近場のここ(黒岩)がみなさんのルーティンなのでしょうか。とてもにぎわっていました!!

岩も濡れていて登れないコースもありましたがピラミッドフェイス(練習コース)は乾いていたのでそちらで練習。

景色よき!!

古賀志山ではリードをできるようなレベルの岩はありませんでしたが、こちらはトップロープで練習→リードという流れで登ることができました。岳友会ルートは残念ながら濡れていて断念💦

かっこいいTさん

南壁のスラブ入門のオケラへ。

右側では「トッツィー」10cに挑戦する方々。今日初めて完登したという勇者が。ナイスチャレンジでした!クライミングに没頭&挑戦する日々なのだろうな・・・大人になっても夢中になって夢を追いかけられることがあるというのは素敵だなぁと感じていました!

Iさんはサクッとリードで登りさすがすぎます👏

Tさんもスラスラ登りさすがです👏

さあ!私の番!

Hはロープを張りまくって登らせていただきましたが、スラブ系のは全くコツがつかめず、2回目のチャレンジはせずに終了。岩を登っているときの集中力の維持も課題です(笑)

新人育成のためにいろいろとお付き合いいただき、Iさん、Tさんに感謝です。ありがとうございました。

古賀志山外岩トレーニング(会員山行)

日付 2024.4.29

メンバー Iさん(L)、H(記録)

バリエーションをもっと登るにはクライミング力が必要ということで、外岩トレーニングに行ってきました。外岩は、入会してすぐに日和田山に行っただけ。私が登れるところあるのかな…?と思いながら、リーダーにマンツーマンで教えていただきました。なんと贅沢なんでしょう。

夜中まで雨が降っていたようで道路が濡れていて、もしかしたら登れないかも?と話をしていましたが到着するともう登っている方々が。さすがです。

クライミングジムとは違うなと感じたのは、岩を触りながらどこがつかめる岩なのか探しながら登ること。ここつかんで登るの?!と思うようなところも少し手にかかれば登れるということ。足をあげること、足で登る感覚が大事。5.9の課題でもクライミングジムだと11くらいのレベル感な気がしました。

・粉屋の姉さん5.8・競技会ルート5.9・クウ(・ブラックレイン)・新人クラック5.8・猫またぎ5.9

天気が良く、山日和。気持ちよく登れ、良いトレーニングになりました。Iさんありがとうございました。まだ登れるようになるには時間がかかりそうですが、リードができるように頑張ります。

春合宿(会津駒ケ岳)

日付 2025.4.26(土)

メンバー Fさん、Uさん、H(記録)

行程 7:40駐車場到着ー7:55滝沢登山口ー12:00会津駒ケ岳ー12:35中門岳ー下山15:30

鳥海山行きたい!東北の方は前線の影響で?天候があまりよくないかもしれないから、ダメだったら五竜岳。そこもダメだったら燧ケ岳周辺?といろいろな方面で予定を考えていました。GWは晴れる!と思っていましたが、なかなか天候が安定しない・・・予報では風が強い(20m?!)とのことで

結果、天候が良いであろう会津駒ケ岳に決定!

今年は、雪が多かったこともあり、交通規制がまだ解除されていないため、滝沢登山口からの往復となりました。御池から会津駒ケ岳の縦走や御池から三岩岳の縦走もできるらしい。三岩岳までの縦走は、夏は藪で通ることができないので、冬季限定ルート!今年は雪が多いのでGWも縦走を楽しめそうです。

さてさて、天候がよいからと決めた会津駒ケ岳。結果から言うと・・・

と~~~~っても良い天気でした☼ほぼ無風。雲ひとつない快晴☀

登山口までも雪が解け、登山道も乾いており、あれ?夏山?と勘違いするくらい最初は雪がありませんでした。できるだけショートカットしたいということで駐車場から最短ルートで登りましたが、最初は急登💦一気に汗がでてきました。同じくらいに登り始めたスキーヤーはさらに急登を直登!!!私たちは、楽な道へ(笑)あっという間に分岐につき、少し乾いた道を歩くと雪がでてきました。さすが残雪期。雪が締まっていたので、アイゼンは履かずにそのまま頂上へ。

雪で日の照り返しが強い!日焼け止めを塗りましたがこれは焼けるなぁ・・・と思いながら、Fさんは手作りのマスクを。Uさんは手拭いで日焼け防止。(鼠小僧のようでした)

春の訪れを感じさせる鳥の鳴き声。鳥笛をもっていたHは鳥たちとの会話を楽しみました(笑)

のんびりと歩いていると木々の間から燧ケ岳と至仏山が見えてきました。しっかりと雪がついていて明日登れるかな?と期待を胸に。

「あそこを登り切れば、あと少しで小屋が見えてくるはず」と思っていましたが、なかなか見えてこない。「あそこまでいけば!」まだ見えてこない。「今度こそ!!」と気合をいれても見えてこない?あれれ?雪に埋もれているのか?そんなに今年は雪があるの?!と話をしていると頂上が見えてきました。あの急登を登り切れば!!と後ろを振り返ると小屋が見えました。しっかり雪に隠れていました😊

頂上に到着~~~~!

大きな看板が・・・ない!!

今年は雪がたくさんふったため、埋もれているそうです。何度も登ったことのあるFさんもこんなに雪があるのは初めて!とのこと。中門岳の方に行ってみよう!と先を見ると雪庇が。どこで踏み抜くかわからないので慎重に進みます。雪庇もあり、今朝は早い出発だったので今回は途中でUターンして下山することに。

帰りはもちろん、ヒップスキー(尻セード)で。Fさんが私たちの分ももってきてくれました。Hは初めてでしたが、滑り方を伝授していただき景色を楽しみながら遊びながらあっという間に下山。(Uさんは途中、木に激突。大事に至らずよかったです)

今日の宿は、見通りキャンプ場。歩いて30秒で温泉。なんと素敵な場所なんでしょうか。キャンプ場で温泉の回数券?を安く購入できるので買うならそこで買った方が断然お得です。

そして、今日の夜ご飯はBBQ🍖

Fさんがたくさん仕込んできくださったので、お肉と焼きおにぎりとエビとホッケと・・・お腹いっぱいごちそうになりました。何から何まで本当にありがとうございました。余った分は明日の朝食へ。

夜空には満点の星。日ごろの仕事の疲れが山と温泉とご飯で吹き飛びました!

霧積アイスクライミング(会山行)

日付 2025.2.8(土)

メンバー N村さん(L)、Nさん、Fさん、Iさん、H(記録)

行程 9:40駐車場到着ー10:00ゲレンデ到着ー15:00撤収

今回は、アイスクライミング練習ということで群馬県の霧積へ。

ゲレンデで練習ということなので初心者のHも安心です。

JPCZの影響で日本海側は大雪。その影響で行きは渋川~はチェーン規制でした。帰りはなんと通行止め。国道も通行止めだとか…私たちはその手前だったので影響はありませんでしたが、心配です。いつもなら見える赤城山が全く見えない暗いあやしい雲。

駐車場には車が5、6台。今日は人が多いかな。アプローチは5分?!で全く歩かずにゲレンデに到着。

7パーティくらい

毎年右側のところも登れるようですが、今回は雨も少なかったのであまり発達してないよう。残念・・・

こちらは傾斜も急で混雑していたので、もう少し右にある緩やかな場所で練習開始。

①トップロープ(アックスの振り方・アイゼンの使い方)②アイススクリューセットと回収③Vスレッドの設置方法④懸垂下降 を行いました。

2か月ぶりを全く感じさせないFさん

今日は、雪山の装備チェックと寒さに順応するため~と言っていましたが、さすがFさん。最近登れていなかったのが嘘のようです。

先月の八ヶ岳ゲレンデで全く登れなかったH。今回は、ベテランの先輩方のご指導の下、少し登り方を覚えました。1本目はビビりまくりのH。アイゼンの刃を全く使えてない自信がありました(笑)

怖くて膝を氷につけてしまう=アイゼンの刃が立たなくて滑べる→怖い

頭の中では分かっていても体重をかかとにかけることができないHを見て、Nさんがアイゼンを貸してくださいました。

縦爪だと氷に刺さる感覚が分かり、登れる~~!!その感覚が分かると怖さより楽しさが湧き出てきました!アックスもNさんの研いだものを使うと軽い振りでしっかりと刺さりました。自分の道具を自分の使いやすいように手入れをして使うことも大事だなと実感。アックスの研ぎ方(Nさんの秘密の研ぎ方)を教わりました。来年に向けてアイゼンとアックスを調達したいと思います♪

アイススクリューセット

バランスを保ちながら片手でセット。ポイントは胸~腰の位置でやること。腕が伸びきった状態では全く氷に刺さりませんでした。Iさんは利き手と逆でもできるように練習しており、さすがです!!

長さも色々とあり、氷が薄いとき厚いとき、表面が溶けているとき等その状況に合わせたスクリューを使うことや中に氷が入っていると刺さらないなど実際にやってみないとわからないことがたくさんありました。

Vスレッドの設置方法

正三角形をつくるように氷の中に穴を作りますが・・・N村さんはさらっとやっていましたが、穴が合わさらなかったりするので難しそうです。使う捨て縄の太さによっても通りやすさが違ったり、長さが足りなかったら等応用も教えていただきました。

最後は、懸垂下降。

氷の懸垂は緊張感があります。グローブをつけて懸垂セットは一緒にグローブが巻き込まれたりするのでやりずらい。太いローブだとなおさら。一本ずつ練習をして、冷えた体を温泉で解凍して帰宅。

ベテランの先輩方に色々と教えていただき、Iさんも新人のHもとても学びのある1日でした。ご教授ありがとうございました。

朝日岳東南稜(会山行)

日程 2025.1.27(日)

メンバー Tさん(L)、Nさん、Aさん、H(記録)

8:30県営大丸駐車場ー10:00取りつき場所確認ー11:30茶臼岳ー12:40~13:40マルチ練習ー14:00県営駐車場

新月に近づいているのか薄くかけている月がとても大きく輝いていたAM4:30集合。

東北道でも朝焼けがとても綺麗でこれは風もなく登れるのでは?!と期待を胸に那須へ向かう。

Nさんは6回朝日岳東南稜を試みて登れたのは3回らしい。登頂率は50%。

以前は茶屋までも爆風で行けなかったそう。でも今日は行けそうなきがする~!

那須の街中はあまり雪が無さそう。これは岩が出ていそうだな…と話していると大丸駐車場に到着。

車は10台ほど。

やはり外に出ると寒い。ん?風が出てきた?(気のせいと信じたい)

途中で装備をつけるのは寒そうなので、すべて登攀準備をしてから登山開始。

峰の茶屋から少し進むと那須岳の登山口。

そして神社を発見。鳥居はこのぐらい雪が積もっていた。

雪が無いかなと思っていたので、少し安心。

上部では風が強いので、雪は風で飛ばされることが多いよう。

確かに雪が舞っている・・・😨

強風の中でアイゼン装着も厳しいので早めに装着していると上から下山してくるパーティーが。どこまで行かれたのですか?と尋ねると、今日は風が強いので避難小屋まで行って下山してきたそう。「撤退」という言葉が頭をよぎる。

とりあえずTさんAさんH(新人)は取付までも行ったことがないので、取付のところまでは行き、風の様子をみて判断しようとなる。

朝日東南稜の入り口となる4番看板を発見!

堰堤が見えるでしょ?あの辺りを越えて~稜線沿いを~とNさんが説明。

ですが、辺りは真っ白です(笑)

もう少し近くまで行こうとなり、堰堤の近くまで下降。

風も強いし、今回は新人もいる為、安全第一ということで茶臼岳まで登って下山することに。

新人のHは耐風姿勢を実際にやっていないので、途中で教えていただきながら歩く。

避難小屋の前は強風。

とりあえずエイドと水分補給をし、荷物を小屋にデポして茶臼へ!

追い風だったからまだ耐えられたが、風が強い強い!!

会のFさんは強風で0.5秒浮いたことがあるらしいと話をしながら途中で耐風姿勢をとりながら(練習できてよかった)頂上へ。

サクッと写真を撮って下山。

ほんの一瞬だけ青空が見えた気がします(笑)

せっかく雪山に来たので、H(新人)はNさんからフラットフッティングの指導を受けながら下山。アイゼンの刃をすべて効かせながらあるく。意識して考えながら歩かないと歩けない。足の裏が見えないように歩こうとするとロボットのような歩き方になってしまう🤖

一対一で細かくご指導いただき感謝です。

 下山したところで、今日はバリエーションを登る予定だったということでシステムの確認。簡易ハーネス、支点やシステム、ロープワークの訓練&指導をしていただきました。

寒い中、1時間も時間をとっていただきありがとうございました。

そして体が冷えたので温泉へ。

Nさんが前に行ったという幻の温泉(中はボロボロだけれどお湯が良い)へ。

温泉に行く廊下はこんな感じ・・・

今日の核心でした(笑)

朝日岳はまた晴れた日にリベンジ!!

今年また挑戦します。

立山三山・龍王岳東尾根(会員山行)

メンバー:Yさん(L)、Kさん(SL)Nさん(装備)、H(記録)
日程:2024年11月24日(日)~25日(月)

【1日目】
 ターミナル8:00~室堂10:00~雄山12:20~雷鳥荘16:20

富士山は最も遅い初冠雪。立山も雪が降ったという情報は入っていたが、軽アイゼンでも登れるくらいかもしれない・・・?!富山県の条例に適合させるために、登山届や装備(ビーコン、スコップ、プローブ)を持ち、扇沢に向かう。

大町に到着すると山々の間から真っ白に雪が積もった山がちらり👀✨

うわぁああ~~雪山だ!と心が躍りながら立山黒部アルペンルートへ。(2024.11.30まで)電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継いで室堂へ。往復チケットなので無くさないようにどこにしまったか何回も確認(笑)

室堂に到着するとそこはもう・・・白銀の冬山

テンション爆上がり!『俺たちの季節が来た~~~!!!』と血が騒ぎます。

一ノ越まで行ってから、1日目に龍王岳に登るか周回にするか判断するということで歩き出し。にしても本当に綺麗。雲海も見れ、雲の間から見える真っ白な鹿島槍はかっこよく、エベレストのよう(笑)

雪のギュっギュっと締まる音。

見渡せば360度山。

年末合宿で行きたいと考えている剣岳や八ヶ岳も。Yさんが登ろうと考えていた剣岳の早月尾根も見え、下見バッチリです!早くも次はどこにいこうか~とワクワク。

ベテランのNさんもKさんもカメラのシャッターが止まりませんでした!

雄山頂上

周回コースの道はなかなか歩きずらくハード。雪はあるものの、締まってないためズボズボと抜け、雪の下には岩があり、ガリっとアイゼンがあたり、バランスが崩れる。そんな中でもNさんはハイペースでどんどん進んでいきます。経験値の違いを身に染みて感じます。Nさんの身体の組織はどうなっているのだろう・・・

動物の足跡を参考にするとルートが見えてくるよ!と教えていただき少しだけHも先頭へ。晴れているからできることで、これが雪が降っていたり風があると厳しいな…と。そしてすぐ先頭をKさんへバトンタッチ。バックカントリーの滑った後がありますが、トレースはあるようなないような・・・あまりにも景色がきれいで歩くのに夢中になり、軽食をあまりとらずに進んだため少しバテぎみ。

ようやく野営場のテントが見え、近くの川を渡り、雷鳥荘が見えてきました!あと少し~~!!の雷鳥荘までの登り返しがキツイ💦前に進んでいるのか?と心配になるくらい足が重い。途中でのエネルギーをとる大切さを感じました。

小屋は温かく快適。天然温泉付きで夜ご飯はお代わり自由。この快適さに慣れてしまうとテント泊には戻れなさそう。明日が小屋締め。最後に美味しいご飯をごちそうさまでした。

【2日目】
 雷鳥荘7:10~8:10~取付9:00~龍王岳13:15~デポ14:10~ターミナル15:00

6:30からの朝食に間に合うように起床。コーヒーを飲みながら早朝MT。朝食はバイキング形式だったため、昨日の反省を生かし、たくさん食べてシャリバテにならないよう準備万端👍

今日の天気も最高!

荷物が重かったため、立山室堂山荘の近くにデポ。

雪を少し掘って、ツェルトの中に荷物を入れて、少し埋める。なるほど…こうやって置けばよいのか💡荷物がと~~~っても軽くなりました!!

一ノ越を越えると見えてきました龍王岳。

これを登るのか、登れるのか!?私。

オンタイムで取付。

大きな岩壁の手前でロープを結び、登攀開始。

事前にネットで見てはいたものの、実際に見るとドキドキ。アイゼンを付けたまま登れるか!

Hに最初の難関。アドレナリン全開😃

一度ヒヤッとするところもありましたが徐々に足をかけてからの重心のもっていきかたを感覚でつかみ、楽しさ全開👍

雪があるので右にトラバースすると簡単に登れそうでしたが、そっちだとつまらなさそうだから左側からいこう!ということで難しい道へ。

途中、簡単そうなところでリードもやらせていただき、こんな経験させていただけるなんて…光栄すぎます。

先輩方に見守られながら腰がらみでビレイ。

首のところだと何かあった時におさえられなく、首ごといってしまう。安定したところに座ってやると〇

夢中になって登りましたが、10ピッチぐらい。ロープを使って安全に登りました。私がいなかったらみなさんスタスタと時間をかけずに登り切ってしまうのだろうな・・・時間をとってくださって感謝です。

支点をとるときに岩の間に入れたり、雪に埋まっているハイマツを使ったり、リードで登ってビレイをするときに時間がかかりすぎてしまうので、安全環付きカラビナにロープを通して引き上げるなど実践でしか学べないことがたくさんありました。ランニングをとらなかったため、ロープが岩に絡まってしまい、Kさんに降りてもらい迷惑をおかけしました。今回は、降りることができましたが、厳しいところだったら?1ミスが命取りになることもあるということも考えてもっと知識も経験を積んでいきたいと思います。

ロープワークも復習していましたが、いざとなるとあれ?とやり直しをしたりしていたので、正確にスピードよくできるようにたくさんロープに触っていきます!!

辺りを見渡せば絶景✨🏔

無事に登頂

ベテランの先輩方に連れて行っていただき、天気も味方をしてくれ、楽しいアルパインデビューをさせていただきました。ラッセルできる体力、ルーファイ、天気について、クライミング技術、自己管理能力と学ぶべきことはたくさんありますが、実力をつけていろんなところに安心して挑戦できるようにしたい!と思います。

こんな山行をしてしまったら、もう沼です。(笑)

帰りたくない・・・徐々に明日仕事・・・?という現実に戻されながら最後の最後まで最高の天気で最高の山行ができたことに感謝してロープウェイへ。

次はどこに登ろうかな・・・

薬師の湯で温泉に入り、近くのお蕎麦屋さんでお蕎麦と馬刺しと鮎の塩焼きセットをペロリ。

とても学びのある超~超~超~最高の山行、予約から申請等もありがとうございました。

(※どの写真も良すぎて載せきれませんでした)