古賀志山 クライミング(会員山行)

メンバー:Ⅰ村(L)、A木、Ⅰ澤
日程:2025年3月20日(木)
9:30古賀志山駐車場-猪落とし-マラ岩-16:50古賀志山駐車場

古賀志山にクライミングに行ってきました。
Ⅰ村さん、A木さん、緊急連絡先をお引受け頂いたF寺さん、ありがとうございました!
しばらくクライミングを怠けていた私Ⅰ澤にとっては試練の山行?となった。

インターを降りて街中を走っていると、「あれ、古賀志山、なんか白くない?」
「気のせい、気のせい」と心を落ち着かせ、更に近づいていくと...
「うん。白いね!雪、積もってるね👍」と確信。
前日の積雪がうっすら残っている様子。

不動滝エリアに着くと、壁は乾ききっていない。
予定変更して、太陽の良く当たる『猪落とし』へ。
『猪落とし』へのアプローチは雪が乗っていたせいか、一部少し悪かったです。
不動滝エリアを素通りして道なり。『聖観音』の辺りで尾根を一つ越える。
到着すると、太陽がガンガン当たっていて岩も乾いている。
こちらに来て正解でした!

この聖観音の所を右巻きして尾根を越える

【猪落とし】11:10登攀開始-13:20?山頂-13:50取付きに帰還
洞窟の前で準備をして登攀開始。
装備は50mロープ×2、キャメロット0.5~2番。

写真中央が『猪落とし』。写真中央下部の洞窟が目印だ。

【1P目】リード:Ⅰ村さん
カンテの末端から登り始め、左上にある木が生えたテラスでピッチを切った。

1P目

【2P目】リード:A木さん
左カンテから右カンテに移る工程で、このピッチは短かった。

2P目終了点。左下の青い服がⅠ村さん。

【3P目】リード:Ⅰ村さん
露出間がある。
出だし、左フェイスにやっと届くところに支点があり、そこにヌンチャク・ロープ掛けて、一旦少しクライムダウンしてから、右フェイスへ移って登っていく。
途中、手の置き場が見つからず、クライミング初心者の私にとってはとても難しい所があり、近くのヌンチャク掴む+セルフビレイでエイドでなんとか登ったが必死だった。
あまりに進まない私を見かねて、A木さんが肩車しようとして下さった。
A木さん、Ⅰ村さん、寒い所お待たせしました...
ここを越えるとすぐに山頂。

3P目登りだし

【下山】
山頂から下山道が右奥に続いているので、そこを辿ると取付きに戻ることができる。

山頂で声が聞こえると思ったら、2月のSMSCA講習会でご一緒したⅠ上さんでした。
当会Ⅰ村さんも他の講習会でご一緒したことがあるようです。
山の世界は狭いとはこのことですね!

【マラ岩】
その後はマラ岩へ。『マライワ・キャリー』などある一番右のラインに1家族入っていたので、私たちは一番左の優しそうな所へ。
短いスラブのルートでしたが、私は必死!お二人は余裕でした。
一部、明確な足の置き場のない場所があり、スメアリングの練習になるそうです。

その後、一番右のラインが空いたので、移動。
『マライワ・キャリー』の左隣にあるルートをトップロープで登らせて頂きました。
最後の一本で、少しだけ足で登る感覚、足の置き場を探す・考えてから登る感覚が分かった気がして収穫でした!
A木さんは最後『マライワ・キャリー』を登って締めとなりました。一部、逆層になっており、難しそうでした。

帰りは『宇都宮みんみん 鹿沼店』さんで餃子を食べて帰路につきました。

【山行を振り返って】
今までは「“足で登る”とは何ぞや」と全く分かりませんでしたが、それにほんの少しだけ気付けたことは収穫でした。
自分なりに、今回の山行のテーマは「足で登る感覚を得よう」と事前に決めていました。
というのも、今シーズン何度かやったアイスクライミングで足で登ることの重要さを知り、方法を学んでいたから。
「これって岩のクライミングでも同じなんじゃない」「アイスクライミングと同じように、足で登る方法を覚えたら、もっと楽に、楽しく登れるんじゃない」と感じたからでした。
よく「点と点が線で繋がる」とか「無駄な経験はない」なんて言いますけど、今回の気付きもそのうちに入るのでしょうか(笑)
いずれにしても、更に難しい山に挑戦するためには、クライミング力を向上させる必要があります。
二子山中央稜リードを目標に、ジム練も頑張れればと思います!
改めまして、Ⅰ村さん、A木さん、緊急連絡先をお引受け頂いたF寺さん、ありがとうございました!