広河原右俣本流→右俣左ルンゼ迷入(会員山行)

N山(L)、K村、T橋  曇りのち雪

7:30舟山十字路〜8:20二俣−9:25大岩右俣分岐〜10:25クリスマスルンゼ〜11:40ルート変更決定〜14:20大岩右俣分岐〜15:55駐車場

今年1月、右俣本流を詰めて南稜に上がる予定がラッセル敗退。そのリベンジ山行にNさんから声をかけてもらい、前回と同じメンバーでのリベンジチャレンジ。結果は、今回も予定ルートには行けなかった。

今年1月、右俣本流を詰めて南稜に上がる予定がラッセル敗退。そのリベンジ山行にNさんから声をかけてもらい、前回と同じメンバーでのリベンジチャレンジ。結果は、今回も予定ルートには行けなかった。

アルパインルート(廣瀬氏著)より引用。オレンジのラインのとこがおそらく前回のルート。

前回はクリスマスルンゼからの二俣を右に行き過ぎてしまった。おそらく雪で埋まっていて行けそうもなかったのだと思われる。右ルンゼなるところを抜けたらしい。

前回と今回のルートの間にある本流に行きたかったの。

今回はそれを教訓に全員が「クリスマスルンゼを過ぎたら左」と思っていた。その思い込みが災いした。ガイド本にはナメ滝登りが存分に楽しめるとあるが、行けば行くほど急峻な草付きになり、氷も無くなった。

クリスマスルンゼ。上部は薄いが登った後あり。
わかりづらいが登ってきたルンゼ。氷はない。ここからルート変更。手前の雪のところは上がりきったところでロープの左でK村さんがビレイをしている。

登攀中止を決めたが、ルンゼ内は支点が届く範囲になく懸垂で降りることはできない。地図とGPSを見ながら抜けられそうな所を探す。2261m地点がある尾根にあがって、右俣の分岐まで戻る作戦とした。だけど、なかなか目指す尾根に上がれない。2万5千の地図には載りきれていない支尾根が多く、登ってトラバースしてを繰り返す。やっと尾根に乗ったと思って、進むも気づくと尾根からずれて谷に向かっていたり。地形とGPSを見ながらなんとか行けそうな所を探す。途中、崖の上にある尾根に戻れなくなり、沢に降りたところが本谷であった。凍ってはいなかったため、岸沿いを進み予定していた分岐に戻ることができた。

尾根に向かって登るN山さん

本谷。この先に⚪︎ルンゼとかがある。ここを降りて無事に分岐に戻れた

来たルートを戻り、16時少し前に駐車場に到着。小淵沢の延命の湯で暖まり、食事をしながら反省会。思い出してみれば、クリスマスルンゼを右に見ながら、左支流に向かう時に右の支流にキレイなブルーアイスのナメ滝があったのを私は見ている。左という思い込みが、見たものすら打ち消してしまうことを改めて体感した。分岐での地図の確認は大切ということを再認識した。

なんだか、探検みたいな山行だったが、NさんとKさんはとても満足気だ。ダンディ世代の男性2人が少年のようにニコニコして「また宿題になっちゃったよ」とか言っている。まさか、来年も行くのか?しょうがない、来年もお付き合いします。