日程 2024年10月20日(日)
場所 飯能市 平戸の岩場
主催 (一社)埼玉県山岳・スポーツクライミング協会(SMSCA) 指導委員会
参加 N山、Ⅰ澤(記録)
N山会長と私Ⅰ澤でSMSCA主催の登攀技術講習会に参加させて頂きました。
講師の皆様、ご一緒させて頂いた皆様、大変お世話になりました!
二人とも中上級クラスに参加させて頂き、主に、ビレイヤの自己脱出と、3分の1引き上げシステムについて学びました。
ビレイヤの自己脱出とは、
「クライマーが滑落した際、ビレイヤが救助活動を行う為などに、ビレイヤ側のロープを解除し(=自己脱出する)、ビレイヤが自由に行動できるようにする」方法のことです。
具体的には、クライマーとビレイヤ(自分)につながったロープの加重を、他の支点に移す作業です。
今まで、自己脱出の方法を知らずにビレイしていましたが、クライマーが滑落した際には、どうすることもできなかったと思うと、とても怖いことだと思いました。
今回の講習会をきっかけに、万が一の際、実際の山行で活用できるよう、良く復習いたします。
3分の1引き上げシステムについては、滑落したクライマーを引き上げする際などに活用することができます。
実際に50kgの重りを引き上げる体験をさせて頂きましたが、参加者数名で全力で引っ張っても、僅かずつしか引き上げられず、3分の1といえども、大変な作業なのだと体感することができました。(カラビナや滑車との摩擦で、実際は3分の1の重さにはならないようです。)
滑落者がある程度、自力で登り返せる場合など、「滑落者の自力+引き上げ」という形であれば、効果的なのではないかと感じました。
いずれにしても、講習会に参加したことで、登山、岩登りにおいては、アクシデント対応ができて初めて、楽しむことができるのだと気付けたことは、大きな収穫です。
引き続き、講習会に参加するなど、知識、技術習得に努めて参ります。
改めまして、講師の皆様、ご一緒させて頂いた皆様、ありがとうございました!