メンバー:I澤
日程:2024年9月28日(土)-29日(日)
1日目:9:00土合駅-9:20白毛門登山口-12:45白毛門山頂-14:10笠ヶ岳山頂-15:30朝日岳山頂-17:30清水峠白崩避難小屋
2日目:5:30清水峠白崩避難小屋-6:45七ツ小屋山-7:50蓬ヒュッテ-9:10武能岳-11:40茂倉岳-12:15一ノ倉岳-13:35オキの耳-13:50トマの耳-16:45西黒尾根登山口-17:15土合駅
冬の谷川岳は何度も連れて行って頂いていますが、夏道の谷川岳を知らないなんて…ということで、以前からやりたかった馬蹄形縦走にチャレンジしてきました。秋の谷川連峰はどんな山なのか、楽しみです。

【1日目】曇り(雨は時々パラつく程度)
太平洋を低気圧が通過する影響で、今回も天気がコロコロ変わりました。
始発の電車に乗り、土合駅へ。駅前で身支度をして、9時出発。白毛門駐車場には10数台程。私を追い抜いたのは、外国人2人組だけでしたので、最後の入山だったようです。
今年1月、Ⅰ村さんに白毛門に連れて行って頂いた時のことを思い出しながら、「夏道は雪で段差が埋まっていない分、段差が大きいのだなぁ」なんて、当たり前のことを思いながら登りました。
1月に撤退した松ノ木沢ノ頭に近くなると、白毛門を登頂して下山する方々と多くすれ違いました。ほとんどの方が白毛門のピストンだったようです。松ノ木沢ノ頭から先は尾根歩きの後、山頂へ斜度が上がります。雪山だともっと急に感じただろうなと思います。
白毛門登頂。山頂では沢登り2人組が休憩していました。湯檜曽川最奥から朝日岳に詰め上がったとのこと。




続けて、笠ヶ岳、朝日岳と登頂。小ピークを何度も越える必要があり、そろそろ山頂かと思うと、まだまだ~のような感じで、焦らされました。笹が目立つようになり、いかにもクマさんの住処という雰囲気に。
朝日岳を越えると木道が敷かれており、辺りには池塘が現れました。周囲に靄がかかり、幻想的。
日の入り丁度に清水峠の白崩避難小屋に到着。避難小屋が満員だった時の為に、また雨予報だったので、テントを担いで登ったのですが、私を含め2人のみ。とても快適でした。同じくらいの年齢の方で、その方も登山を始めて2年程ということで、登った山や道具の話をして過ごしました。
その方は、道具の軽量化をうまくやっていました。今回の山行のように、出発が遅くなる場合は、荷物を軽量化して、スピードを上げられれば、もう少し早く避難小屋に到着できたと思います。安全登山において軽量化=スピードは、とても重要なことだと感じました。
夜から雨が降り始めました。





【2日目】小雨と風(風は時間が経つにつれ悪化)
日の出に合わせて5:30出発。1日目とは比べ物にならない程の笹薮を進みます。七ツ小屋山を登頂して、高度を下げて、蓬ヒュッテ、武能岳、茂倉岳、一ノ倉岳、オキの耳、トマの耳と続きます。特に、武能岳と茂倉岳の登りが斜度があってきつかったです。小ピークを何度も越えなければならない上、腰丈程の笹薮を掻き分けて進みます。また、10時を過ぎると西風が強くなってきて、気温も下がってきました。幸い、雨は弱かったので良かったです。
一ノ倉岳、谷川岳の縦走路は、所々、鎖場が出てきて、雨で濡れた岩を慎重に登りました。一ノ倉沢はガスに包まれ、何も見えなかったです。残念…





下山は西黒尾根です。この頃になると、西風が一層強くなり、早く樹林帯に逃げ込みたい一心でしたが、スラブ状の岩を下りていかなければならず、思うようにスピードが上がりません。3月にN山さんとK村さんに連れてきて頂いた時は、雪に覆われていた為、これほど岩が露出しているとは思いませんでした。ラクダのコブはかなりの斜度があり、且つ、スラブ状で、鎖を使いながら慎重に下りました。岩下りに悪戦苦闘しながらも、樹林帯に到達し、一安心。気の抜けない下山でした。無事、西黒尾根登山口に辿り着き、土合駅に帰着。
天候には恵まれませんでしたが、山深い谷川連峰を味わうことができました。
ありがとうございました!



