雲取山縦走(会員山行)

メンバー:I澤(L)
日程:2024年6月22日-23日
1日目:9:20秩父鉄道三峰口駅-11:30大血川渓流観光釣場-12:40大陽寺-14:50お清平-16:25白岩小屋跡地-16:55芋ノ木ドッケ-17:35大ダワ-18:00雲取山荘
2日目:4:55雲取山荘-5:30雲取山山頂-6:55ブナ坂-7:20七ツ石山-10:25鷹ノ巣山-14:10奥多摩駅付近

平年より2週間遅れて梅雨入り。雲取山を縦走してきました。
私は単独テント泊山行の経験がない為、その練習を兼ねています。新品のエアライズを担いで行ってきました!
ルートは以下の通りです。折角なら、バスは使わず三峰口駅から歩いて奥多摩駅に繋げてみようという目論見です。

【1日目】
初日は天候に恵まれ快適でした。秩父鉄道三峰口駅からスタート。⑤大血川渓流観光釣場までは2時間の車道歩きです。

秩父鉄道三峰口駅

出発早々、①-②の区間が土砂崩落によって通行止めになっていたので、橋を渡って対岸の道を歩くことに。
2匹のお猿さんに監視?されながら、⑤大血川渓流観光釣場に到着。やっと登山道に入れると思ったら、釣場の方から「⑤-⑥大陽寺の区間も土砂崩落で通行止めだよ。このまま車道を歩いて行ってね!」とお声掛け。車道歩きが続きます。
途中で、大陽寺への近道があったので利用しましたが、現在はあまり使われていない様子で荒れていました。

奥秩父の苔むした世界
ギンリョウソウ

大陽寺付近の登山道から入山。ここから山歩きになりました。
そのまま、大陽寺~お清平~白岩山~芋ノ木ドッケ~大ダワと経由して、18:00雲取山荘到着。(大陽寺から霧藻ヶ峰を経由する計画でしたが、工程に遅れがあった為、巻き道を利用しました。)
翌日は悪天予報でしたが、小屋泊まりのお客さんもそれなりにいて、テントは6張程ありました。
雨が降る前に、テント設営完了。天気予報通り、21時過ぎから雨が降り出し、徐々に風も強くなっていきました。持参したビールを流し込んで、就寝。明日は雨の中で撤収か…

(写真中央テント)もちろん練習しましたが、初めてにしては上手く張れたと自画自賛。

【2日目】
2:30起床し、外に出ると、濃霧で視界がほとんどない。トイレまでの道もおぼつかない程だったので、日の出後の出発に変更しました。雨は強弱を気まぐれに繰り返している。

雲取山荘

4:55雲取山荘を出発し、5:30雲取山登頂。天気がすぐれず眺望はありませんでしたが、自分で計画して踏んだ山頂は喜びもひとしおです。

雲取山山頂

ここから東京都に入り、進路を東に変えて石尾根を下山します。東京都側は南向き斜面である為、北側の埼玉県側よりも明るく、植生はシダやフキの群生があったりと、明るく開けた印象を受けました。

開けた縦走路が続く
鷹ノ巣山頂より

石尾根は七ツ石山~高丸山~日蔭名栗山~鷹ノ巣山~城山~と西から東へアップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を下げていきます。綺麗な尾根歩きで、奥多摩駅から上りでも歩いてみたいと思いました。
昨日の疲れもあって、前半はなかなかペースが上がらない…のそのそ…
城山を下りたあたりで、中学生7名くらいと引率の先生のグループに抜かされたので、くっついて行くことに。
何やら三角点や地形の話をしていたので、地理の先生のようでした。先生、お疲れ様でございます。
中学生グループのお陰で後半はペースが上がり、前半の遅れを取り戻すことができました。
無事、14:10奥多摩駅近くに下山。奥多摩温泉もえぎの湯で汗を流してから、帰路につきました。

【山行を終えて】
自分が理想とするラインを計画し自分の足で歩き切る。そういった縦走の魅力を感じることができたと思います。
まだまだ、知識・経験・体力が不足しており、行ける山は限られていますが、少しずつ自分の山を増やしていきます。
ありがとうございました!