裏岩手・八幡平と三ッ石馬蹄縦走

日程:2022年9月25日(日)~26日(月)

メンバー:K子・A紀(記)

東北で最も早く紅葉を楽しめると知られている三ツ石山、八幡平から南へ延びる稜線で畚岳、諸桧岳、嶮岨森などの山々結ぶ裏岩手縦走路コースと八幡平へ一足早い秋を楽しみに行ってきました。
9月に入ってから台風や不安定な天候が続き、当初の予定日は台風直撃の為変更し、快晴!とはいかないものの、良好な天候の中の楽しい山行となりました。

■1日目 「裏岩手連峰縦走コースと八幡平」

コース:裏岩手連峰縦走コース入口~畚岳~諸檜岳~前諸檜ピストン + 八幡平自然探勝路コース

埼玉県を2:30に出発!約7時間かけて、八幡平の駐車場に到着!東北は昨日までは結構な雨が降っていたようですが、この日は朝から快晴!で、たくさんの登山客が訪れていました
9:50に裏岩手連峰登山口から登山スタート!紅葉は…思っていた程、進んでいません。9月に入ってから冷え込む日がない天候で例年より紅葉が遅い様です
それでも、好天の中の楽しい登山。あっという間に畚岳山頂に到着。裏岩手連峰縦走コースを歩く人は少なく、静かな山行が楽しめました。
人気の三ツ石山は大渋滞で駐車場に車が停められないとの情報が。日曜日の今日、三ツ石山を外してよかったです
畚岳を過ぎると、稜線が広がります!さあさあ、今日はこんな感じで絶景を前後左右と見ながら歩ける♪と思っていました
しかし…。直ぐに樹林帯に入りました。そして続きます
諸檜岳に到着。眺望はありません。ここから先に期待!と進みます
が、長身のA紀でも全く景色を拝むことができない高さの樹林帯が続きます。足場の悪いアップダウンも続き、イメージしていた稜線歩きはどこ…。僅かな希望をもって先に進みます
全く景色が変わらない中、突然池が現れました!「岩沼」と呼ぶそうです
前諸檜に到着。ここから約2km先の諸檜岳まで歩いて引き返す予定でしたが、景色が変わる見込みはなく、ここで引き返し、八幡平の草紅葉を見に急いで戻ります!
思い描いていた道と違い、がっかりするF子さん…
引き返し進むと、畚岳の紅葉が進んだような~。F子さんは「例年と違い、葉が枯れている」と今年の紅葉がいい感じでない印象の様です
14:00前に八幡平への登山を開始!木々の紅葉はまだまだですが、草紅葉は見頃を迎えていて圧巻です!山肌を赤黄色く染めていました
八幡平の草紅葉
水面に映る景色が綺麗♪
まだ雪が残る5月に訪れた時との違いを感じながら歩くのもまた楽しい八幡平でした


■2日目 三ツ石山

コース:三ッ石馬蹄縦走コース 源太ヶ原登山口~源太ヶ岳~大深岳~小畚岳~三ツ石山~三ツ石山荘~松川温泉

この日は平日なので人出が少なく、早朝は熊さんが怖いのでゆっくりめで6:30にスタートと来てみると、そこそこの人が既にスタンバイ。さすが大人気の三ツ石山。三ツ石山登山口から三ツ石山までのピストンコースへはたくさんの方が向かいますが、馬蹄縦走コースへ行く人は少なく、時々笛をピッピと鳴らしながら進みます
高曇りの天候。樹林帯を進むと岩手山がくっきり。この辺りから人が増えて一安心
源太ヶ岳手前で樹林帯を抜け、一面に眺望が広がりました!源太ヶ岳からは360℃の大パノラマ!
これから歩く稜線をバックに、秋田の超人さんに写真を撮ってもらいました
時折青空が顔を出し、気分も上がります。この稜線、ほんっとに気持ちが良いです!
紅葉の進みは例年より遅いとのことですが、今日は稜線歩き日和だね~っと地元の方々も満足気に歩かれていました。もちろん私も大満足♪
岩手山はもちろん、秋田駒ヶ岳、笊森山、乳頭山、遠くは鳥海山まで眺望が広がります
小畚岳へ登る途中、歩いてきた道を振り返ります
小畚岳山頂。三ツ石山の全容が見えてきました
進むにつれ、紅葉の面積がどんどん増えていきます
綺麗~!前に進まない~♪と喜んでいるA紀ですが、地元の方々もF子さんも今年は赤が弱く色が薄いとおっしゃります。今年の異常気象の影響なのか…
三ツ石山山頂には平日にかかわらずたくさんの人が!
三ツ石山山頂に到着!
山頂にある岩の高台で、またもや秋田の超人さんに撮っていただきました
山頂からの景色①
山頂からの景色②
こちらは2020年の紅葉(F子撮影)鮮やかでぎっしり
こちらも2020年の紅葉(F子撮影)赤とオレンジが引き立っています
紅葉を堪能し、三ツ石山荘を経由して下山しました。三ツ石山登山口から山頂へのピストンは多くの方が利用するルートですが、悪路でドロドロ。晴れていてもぐちゃぐちゃしている様です

今までA紀が見た紅葉は、1番栗駒山、2番安達太良山という順番ですが、三ツ石山の紅葉、2つを抜き去り、栄えある?No.1に輝きました!
三ツ石山は何度も訪れる人が多く、皆「今年の紅葉はおかしい」とおっしゃります。どうやら、異常気象の影響を受けている様です。多方面の山々がこの異常気象で登れなくなっているので、来年もあると思わず一つ一つの登山を大事に登ろうと感じる時間でもありました。
F子さん、長距離の運転と素敵な山旅をありがとうございました!