会員山行@広河原沢左俣から阿弥陀岳へ

シーズン終盤アイスクライミングに、八ヶ岳広河原沢左俣へ出かけました。

2021年2月20日(土) メンバー:N、N

5:45 舟山十字路 7:00 二股 8:50 大滝 11:00 最後の15m滝 12:00 御小屋尾根   12:30 阿弥陀岳頂上を目指すも、強風により撤退 14:20 御小屋山 15:20 舟山十字路

5時10分過ぎに舟山十字路に到着したら、出発準備をしている方が5~6名いました。歩き出しから雪上歩行でヘッデンスタート。二俣を超えて左俣に入ってもトレースは続いていました。(下山の足跡でした)大滝の下部からは先行者のトレースはなくなり、ラッセル区間となりました。大滝の突破に少々手こずりましたが、順調に高度を上げて12時に御小屋尾根にトップアウト。張り切って阿弥陀岳頂上を目指しましたが、強風のため頂上まで残り標高差約200mの地点で撤退し、下山しました。

明るくなり前方が開けた場所で 本日目指す阿弥陀岳がよく見える!
二俣に到着 小休止
小滝 ( その ① )
小滝
下部は薄氷と水流が露出している場所ありましした。
小滝 ( その ② )
小滝 ( その ③ )
大滝が見えてきました! ここからトレース無くなりラッセル区間始まり。
大滝です。雪多め。ここでロープを使いました。意欲的に氷が立っているところに取り付いたんですが、氷がもろい部分を選んでしまい苦戦‥。時間が掛かってしまいました(反省)
大滝の下で、登攀準備中
この辺りを登ったでしょうか‥ 表面の氷がボロボロ崩れました
大滝の上で。 大滝の通過に約1時間‥ (^^;
右から大きな岩を回り込む 急登部分のラッセル!
ところどころにある、側壁からの小規模な雪崩のあとです。
大滝を超えて小休止をとった次の滝。右の弱点からフリーで越えていきました
青空に向かって高度を上げていく
左俣最後の15m滝、だいぶ溶けています。人の胴体の太さの氷が雪面まで続いていましたが、中間部分の氷の厚さに不安を感じたので、ここは登らずに、右岸から御小屋尾根を目指してツメ上げました。
樹林帯のラッセルツメ上げ
この辺りは雪が締まっています
御小屋尾根に出ました! ひと安心。 
阿弥陀岳の頂上を目指して、御小屋尾根を登っていきます。
御小屋尾根の登り。
雪煙が激しく舞っています‥
頂上に向かって、ルンルンの登りとなる予定が‥
森林限界の上部で、風がますます強まってきました。身の危険を感じる程度でした。足場がクラストしていたらとても怖かったと思います。
強風で撤退判断をした辺りから。頂上まで残り標高差200mの地点。御小屋尾根を登って登頂したパーティー2名が下山中です。普通なら歩きのパートをクライムダウンしていました。
御小屋尾根を下山
風が強いので、一歩一歩慎重に歩いています。
やせ尾根
下山途中。甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳を遠望
だいぶ降りてきました。
御小屋山にて。御小屋尾根往復のパーティーも休憩中。
御小屋尾根下山中。道標は新調されているようでした。
分かりやすい道標
踏み跡をたどり、舟山十字路へ。
無事に舟山十字路に戻ってきました!
舟山十字路のゲート。出発時は暗くて気づきませんでしたが、新しい登山届ポストがありました。
帰り際、小淵沢ICそばのコンビニエンスストア駐車場からみた八ヶ岳